角野栄子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
幼い頃の感覚や思い出をとても大切にされている方で、
大人になるにつれ忘れてしまうことを思い出させてもらいました。
私も角野さんと同じく、 いつもワクワクと「扉」を待ち望んでいて、 あの角を曲がれば… このドアを開ければ…って 見えない世界の不思議を敏感に感じていた。
ある時点で自分の生きる場所はここなのだと決心してから
その世界は急に遠のいてしまったけれど。
寂しいけど、誰しもその世界に別れを告げて大人になっていく。
だけど、今でもたまに、後ろを振り返ってみることも…。
『魔女も明かりのある壁の内側で、みんなと同じ暮らしをすれば、
魔女なんていって引き摺り下ろされたり -
Posted by ブクログ
作家になるまでの「自伝」。
父のこと母のこと、どんな子ども時代だったか、どんな本に夢中になったか。早稲田では米文学の龍口ゼミ、就職・結婚後、ブラジルに移住、そこで2年、その後ヨーロッパを旅して帰国。出産と子育て。しかし、気持ちはふらふら、自分がほんとうになにをしたいのかがわからない。すでに30代も半ばになろうとしていた。
そこに龍口先生から一本の電話。本を書いてみないか。最初は躊躇したが、書き出してみると、おもしろくてたまらない。子育てしながら、首から下げた画板の上で書く。水を得た魚のよう、天職に行き当たる。
ただ、自虐的に「効率の悪い人生」と言っている。このことばは聞きたくなかったかな。
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