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Posted by ブクログ
「魔女の宅急便」の著者・角野栄子氏の子ども向け自叙伝。「おばけのアッチ」シリーズで育ち、映画「魔女の宅急便」公開当時は主人公のキキと同じような年齢だった私も母となり、親子二代に渡る著者のファンである。
キキの成長物語は、作者が60年代にブラジル移住した時の心境が反映されているという。未知の世界に踏み込んで行く好奇心と勇気。どうにもならない孤独と閉塞感。キキは大人になるに連れて失われていった多くのものを私たちに思い出させてくれる。
角野氏が魔女のことをもっとよく知りたくて、本物の魔女に会いにルーマニアまで探求の旅に行くエピソードが面白かった!
Posted by ブクログ
幼い頃の感覚や思い出をとても大切にされている方で、
大人になるにつれ忘れてしまうことを思い出させてもらいました。
私も角野さんと同じく、 いつもワクワクと「扉」を待ち望んでいて、 あの角を曲がれば… このドアを開ければ…って 見えない世界の不思議を敏感に感じていた。
ある時点で自分の生きる場所はここなのだと決心してから
その世界は急に遠のいてしまったけれど。
寂しいけど、誰しもその世界に別れを告げて大人になっていく。
だけど、今でもたまに、後ろを振り返ってみることも…。
『魔女も明かりのある壁の内側で、みんなと同じ暮らしをすれば、
魔女なんていって引き摺り下ろされたり、
突き落されたりしなかったかもしれない。
でもそんな想像の喜びのない生き方なんて魔女は嫌だったのだ。』
Posted by ブクログ
作家になるまでの「自伝」。
父のこと母のこと、どんな子ども時代だったか、どんな本に夢中になったか。早稲田では米文学の龍口ゼミ、就職・結婚後、ブラジルに移住、そこで2年、その後ヨーロッパを旅して帰国。出産と子育て。しかし、気持ちはふらふら、自分がほんとうになにをしたいのかがわからない。すでに30代も半ばになろうとしていた。
そこに龍口先生から一本の電話。本を書いてみないか。最初は躊躇したが、書き出してみると、おもしろくてたまらない。子育てしながら、首から下げた画板の上で書く。水を得た魚のよう、天職に行き当たる。
ただ、自虐的に「効率の悪い人生」と言っている。このことばは聞きたくなかったかな。
(p.s. イギリスの作家、「グリーン・ノウ物語」のルーシー・ボストンを訪ねる話も出てくる。リンボウ先生が下宿していた先、上橋菜穂子が高校の時に訪ねた先。なんだか聖地みたいだ。)
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小説・文芸
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