角野栄子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
魔女の宅急便 特別版
1985年に一巻が出て、そして2009年〜それぞれの旅立ち〜で完結した魔女の宅急便。
もう新たなキキたちに会えることはないと思っていたので本当に嬉しかった!
あとがきによるとシリーズ通じて24年という時間をかけて書かれたものだということを知り、改めて驚きました。
今回はその特別版。
キキの周りの人々に焦点をあてて描かれています。
おソノさんの青春、町長さんのないしょごと、ヨモギさんに起こった不思議な出来事、ある青年がキキを見て思ったこと…。
もう一度、キキの物語を読み返したくなりました。
考えてみたら、まだまだ知りたいことはいっぱいあります。
キキのその後、双子のこどもたち、キキがいなくなった後のオキノさん(だったっけ?)夫婦はどんな風に過ごしていたのか…。
またキキとその仲間たちに会えることを願っています。 -
Posted by ブクログ
74歳のイコさんが人生最後の大冒険を決意。
真っ黒なライダースーツに身を包み、
真っ赤なオートバイを走らせる。
250CCのオオタで、イコさんのラストランの始まり、始まり。
で、どこへ?
はたと困った時、目に着いた母親が12歳の時の写真。
そうだ!
幼い頃に死に別れてしまった母親の生家がある岡山をめざそう。
元気としかいいようのない高齢者のイコさんの姿に
そうだ、そうだ、残り少ない人生楽しまなきゃ。
頑張れ、イコさん。と応援しながら読める作品だ。
めざす母の生家は現在もあったが、
そこで、12歳の少女の姿をした母親の幽霊と出会う。
なぜか気があった二人は、そのまま一緒に旅に出ることに。
イコさんと幽霊のお母さんは、
この世に心残りがあってあちらの世界へ行けない
幽霊たちに次々と遭遇し、
幽霊たちの心残りを解決してあげるはめに・・・。
でも、自分たちはいつまでも一緒にいたいと思うようになる。
『魔女の宅急便』の著者が贈る自伝的小説ということだが、
ミステリー感がいっぱいで、
それでいて、心があたたまる不思議な作品だった。
ほうきがオートバイに変わり、
魔女が高齢のイコさんになったような・・・。
ほんわかとした読後感、
最後まで魔女宅の世界感が楽しめた。 -
Posted by ブクログ
ヤアくんにちょっといらっとしてしまう私はそうとう子どもかも。
アイロンかけの上手なぴんぴん屋さんの話、ジジの気持ちに同感でした。おばあちゃんがせっかくぴんぴんにしてくれたのに悪いなあと。
でもきっとぴんぴん屋さんのおばあちゃんは気にしないんだろうけど。
ウイさんの話もいい子だけではないキキの複雑な感情が書かれていてよかったです。
黒い手紙も複雑な気持ちになりますね。個人的にはありそうな話で共感し好きな章です。そして、そんな傷ついた気持ちで出会うりんごのおばあさんの話。心が温かくなるいいおばあさんですね。
そして、再びモリさんとヤアくんに会い、友達になる。
ジジにも好きな猫ができますね。
そして最後にくしゃみの薬を作れるようになる。
楽しく読めました。