角野栄子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
山の中の小さな町の飴屋さんの階段に、おばけのソッチは住んでいます。
ソッチは、小学校1年生になりたくてたまりません。飴屋のおばあさんと一緒に小学校に入学のお願いにいきました。
先生方は、おばけが入学なんて!!そんな馬鹿な話は聞いたことがないと反対されましたがソッチが皆の先生になれることもあると入学ができるようになったのです。
『みんな、一緒に学校にきていろいろなことをおしえあいっこしたら。』という考えです。新学期が始まりました、犬も、猫もおばあさんも、皆で1年生です。
と、こんな感じの童話を私が6歳くらいに買ってもらい何度も何度も繰り返し読んでいました。
今、読み返してみるとなんだかとっても -
Posted by ブクログ
紫式部文学賞
星3.5
角野栄子の自伝的小説だが、ブラジルに渡った動機などはwikiの経歴とはだいぶ異なり、自発的に自分の生きる道を探した結果というように書かれている。
戦後の東京の復興する様子が細かく書かれており、例えば繁華街の表通りでは少女が憧れる華やかな物品が並んでいるが、そのすぐそばでは、雑多な闇市に人々が群がっている。
そして、好奇心旺盛だが、何事にも一生懸命になれず、難しいことをすぐに放り投げてしまう中途半端なイコの心情が私自身を見るようで親近感がわく。
また、良家の子女が集まる私立の女子中、高の少女たちのふるまいや言葉遣いが時代を感じさせて興味深い。
今日マチ子さんの表紙が好み。