角野栄子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
角野栄子さんのライフスタイル本。
貴重な写真やお手紙、ご自宅の本棚の写真などがたくさん載っていた!
結婚されたご主人とともにブラジルへ渡航し、そのまま海外をたくさんめぐったエピソードが素敵だった。
そして帰国のための二か月間は、船の上から毎日水平線を見て暮らしていたとのこと。
"それ以来わたしの心の中には、いつも水平線があって、それをはずしては、自分が考えられないようになっていました。わたしにとって水平線というのは、いつもなにかが始まるところでした。"
"本を読んでいると、ページごとに、水平線があらわれる。"
創作の話もたくさん。
"まず、日 -
Posted by ブクログ
自分の好きな色を一つ決める。
その色を軸に、家も服も小物も考える。
角野栄子さんは自分の色をいちご色に決めた。
真っ赤よりも少し落ち着いた、けれども目に飛び込んでくる明るい色。
ワンピースやバッグやアクセサリーなどよりも私が気になってしょうがないのは、もちろんいちご色の本棚に並んでいる本たち。
一冊一冊の背表紙を眺めながら、この本棚の持ち主について考える。
本棚の本って、持ち主の心の中のようだものね。
ちなみに『魔女の宅急便』が生まれたきっかけは、当時12歳だったお嬢さんが描いたイラスト。
魔女がまたがった箒に引っかかっているラジオと、ちょこんと乗っている黒猫。
それを見てあの物語を考えつ -
Posted by ブクログ
74歳になったイコさんが導かれるように出会った少女は、5歳の時に死に別れた母親だった。そんなプロットを聞いて読む前からグッときていたというのに、読み始めてどんどん期待というか予想は裏切られていく。決して悪い意味だけでなく。
角野栄子さんという人はとことん陽性の人なのだろう。
イコさんの一人語り的なスタイルで軽妙に話は進み、クライマックスで遂に母として向かい合う場面。なんとイコさんの母への思いは軽く裏切られるのですが...
それにしてもなんて前向き!
でも、やっぱり母は母として見送った方がよかったのでは、と少し思いますが、どうでしょう?角野栄子作品、初めて読んだのでこれがこの方のテイストなのでし