高杉良のレビュー一覧
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ネタバレ会社の維持・発展のために欠かせないものって何かを考えたとき、会社の組織体制とそれを支える人材だと自分は思っているし、上司からもそう教わったことがあります。
この本では、そうした組織の在り方を公平適正に評価されずに苦闘する役職職員の葛藤が描かれていた。
官民問わず、人事評価に伴う人事異動の時期。
今、まさしく密室会議で人事異動(辞令交付)の打ち合わせが行われていることと思います。
人事を評価し、辞令を発する担当も御苦労なことだけど、私は個人的に、「人事」ほど公平適正なものではないと硬くなに疑ってやまない(これはあくまで私見です)。
ともかく、この本を読んで、苛立ち反面、適正公正な評価を職業人全て -
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東大経済⇒長銀⇒ハーバードMBA⇒GS(VP)⇒中小証券会社⇒製薬会社(ラストは上級取締役)といったエリートキャリアを送る主人公。
転職を繰り返してステップアップする点や、コンプライアンスに問題があると思えば入社後、間もなくても退職する点は、これぞ米国エリート、といった感じか。
プライベートでは、ヒステリックな元妻や、思春期の娘、不倫相手に振り回されているところもあるが、ご愛嬌。
小説のなかに特段メッセージ性を感じないものの、主人公の目を通して、小説仕立てで分かり易く日本経済の変遷を見れる点に、本書の価値がある。
リップルウッドによる長銀の買収に関しては、外資による国税の集金システムといった -
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東京オリンピックを読んだ男、というテレビドラマが、2014年の10月頃に放送されました。そのドラマに感動して、その原作を買い求めたのが、今年(2015年)の初めころです。
普段は読みたい本がどんどん出てくるので、海外出張の飛行機の中で少しずつ読み進めました。映画を先に見ているからでしょうか、途中から読み始めても、すぐにその映画を見ている気分になれる、不思議な体験をしました。
この本は、フレッド和田という太平洋戦争が始まる前から米国に移民していた日本人が、自らの苦しい経験をバネにして事業を成功させるだけにとどまらず、自分の時間や資産を割いて、焼け野原になった東京へオリンピックを誘致した男の物 -
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和民の渡邉社長を描いた「青年社長」に似ているスタイル。
今回はホダカとイトーヨーカドーが主な登場人物。
ベンチャーからバブルを乗り越え会社を大きくしていく
サクセスストーリーの姿を叙述に描いている。
成功へと導くまでの失敗談や裏切りなどもリアルで
勉強になるが、やはり重要なのはキーとなる人との
出会いとその後の付き合いの仕方。その部分を
非常に強く主張しているような作品だったかなと。
ただこういったノンフィクション作品は登場人物の
功績などの要約が通常よりも増えて、小説としては
ストーリー展開も踏まえあまり読みやすいものでは
なくなってしまうのが少し残念。 -
Posted by ブクログ
燃ゆる時の続編。東洋水産がアメリカに進出し、インスタント麺市場でNo1メーカーになるまでの軌跡をつづったもの。苦労を跳ね返し、成果を上げて内容に、元気をもらえる一冊。
文化や考え方が異なる国で、いかにして東洋水産は快進撃を進められたのか、それは「人を大事にする」という日本企業が持つ強みを十二分に活かしたから。理解に苦しむ出来事に七転八倒しながらも、失敗した人にもチャンスを与え、人を信じ、人に任せることが成長に繋がる。文化の壁はコミュニケーションで乗り越える。文字にすると当たり前なことかもしれないが、この当たり前のことを非凡なレベルで愚直に追い続けたことが、成功の要諦。
組合対策の詳細記述何かは