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英国生まれの白人でありながらブルースを追い求め、数多くの名作を残してきたクラプトン。その一方、薬物・アルコール依存、親友の妻への許されざる愛、幼い息子の死など、「サバイバー」と呼ばれるほど波瀾万丈の人生を送ってきた。長年にわたってクラプトンにインタビューを重ね、ブルースの聖地もくまなく歩いてきた著者が、彼の音楽世界とその魅力に迫る。(※本書は印刷書籍に掲載されている写真の一部が省略されています。)【光文社新書】
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Posted by ブクログ
音楽はラジオで聞き流すだけだった私。 プレイで夢を描く友人はいても批評で食ってる知人はいない。 これで食えると思うのはいつなのだろうか。 クラプトンに関しては、人に影響を与える人は興味深いなという感じ。 祖述だけで終わっている印象はぬぐえない。
ー世界の喜びも、失う悲しみも、クラプトンの曲にはすべて詰まっているーグレイル・マルカス クリームという偶然性の高い音楽では、アメリカの魂のこもったブルースには、演奏力で勝てても、音楽の本質、すなわち表現したいメッセージではかなわない。 それに23歳で気付いて、イギリスで築いたギターの神様の地位を放...続きを読むり投げてしまったわけだ。 結果としてそれが「レイラ」や「ベルボトムブルース」、「ワンダフルトゥナイト」を作る原動力になったのだろう。 そしてこれらの曲からは、元ビートルズのジョージ・ハリスンのこれまた元嫁であるパトリシア・ボイド(パティ)への許されざる恋の苦しみと、その後結ばれての結婚生活で満たされた喜びが滲んでいる。 ただ、クラプトンはやっぱり女性に対する恐怖がぬぐいきれない点があったのかな。結局パティとも別れてしまったわけだし。 まあ母ちゃんを姉ちゃんと呼ばざるを得ない家庭環境でそうならざるを得ないことはないだろうね。 17歳で初めてエレクトリックギターを持ってから、急激にテクニックを上げたが、その後に薬物中毒、アルコール依存症、離婚、そして愛息の死と、まさにジェットコースターな一生。 サバイバーの名前に偽りなし。 だからこそ、Rジョンソンのクロスロード伝説が重なって見えるのかも。
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