田舎はいやらしい~地域活性化は本当に必要か?~

田舎はいやらしい~地域活性化は本当に必要か?~

990円 (税込)

4pt

3.9

「私も都心で暮らしていたころは、過疎地域の活性化は正論だと考えていた。そうした思い込みのようなものが、過疎地域での暮らしを通して少しずつ変わっていった。なぜなら、そこには変わらないことを望む人びとの姿があった。何一つ変わることなく、どこにも飛び立たず、廃れ、寂れ、衰えていくことを望む人びとの姿があった」(本文より)過疎地域在住12年の著者が調査をもとに過疎地域の“本音と建前”を鋭く描き出す。

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田舎はいやらしい~地域活性化は本当に必要か?~ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    この本を読んで膝を打ってしまうアナタは、登場する「田舎のヒト」に似たキャラクターの人物に日々悩まされていて、「そう、そのとおり。やっぱり思っていたとおりなんだ」と溜飲を下げるカタルシスを感じているだけかもしれない。
    田舎者は、自分たちのしきたりやルールを教えないことによって外部の人を藁人形扱いする。

    0
    2022年03月10日

    Posted by ブクログ

    田舎の出で上京した身としては首肯する部分も多々あったが、もう少し個々人の主観ではなく客観的データに基づいた論の展開を見たかった。

    0
    2022年12月01日

    Posted by ブクログ

    都会から距離的に離れた過疎地域では、住民自身が変化を望んでいないので、都会からの視線で活性化を図ることは無駄である。そのような過疎地域は自然のままに廃れ、寂れ、緩やかな後退を目指すべきだという。

    0
    2022年10月01日

    Posted by ブクログ

    ■ Before(本の選定理由)
    気を引くタイトル。地方出身の自分としても、そういう面はあると思う。さてどんな内容だろう。

    ■ 気づき
    文化人類学的な視点というか、実際にそこに住んでいる著者が語るから説得力がある。

    "大勢に紛れることができず、常に「表」でいることの環境は、中学生以降に

    0
    2022年08月31日

    Posted by ブクログ

    著者は、様々な技能を持つ有資格者。 鹿児島の過疎地に住む。
    都会人がイメージする田舎、調査した田舎と実際に住んでみた田舎には大きな違いがある。 政府が掲げる「地域活性化」を、過疎地の人達は本当に望んでいるのかがテーマ。 都会に住む知識人が見た田舎は、ある意味理想郷に見えるので、称えたりポジティブな評

    0
    2022年08月15日

    Posted by ブクログ

    この本を読むだけだと限界集落は閉鎖的で新しいものを取り入れないが、役所だけが儲かるシステムになっているようで、もう限界みたいです。
    これだけが千葉と鹿児島を比較しているように、この本の全てが過疎地域ではないでしょうが、ある一面を見た気がします。

    0
    2022年07月25日

    Posted by ブクログ

     本書は世間一般にいう田舎のポジティブなイメージに苦言を呈している。田舎は穏やかで落ち着いたものだというイメージが都会では一人歩きしているが実際はそうではない。田舎は変化を嫌い、全てが内側に向いている世界であるというのが本書の主張である。本書のテーマの一つである地域の活性化について、田舎を外側に持っ

    0
    2022年04月02日

    Posted by ブクログ

    田舎(過疎地域)を活性化させるべきだと主張するなら、実際に田舎で暮らしてみてはどうか。田舎を理想化して高見から語るのではなく、田舎の保守性と閉鎖性を押し付けられることを通じて、そこにある”いやらしさ”を知る努力をしてみてはどうか。p.259

    田舎(過疎地域)を扱う研究者のほとんどは、都市にある大学

    0
    2024年05月18日

    Posted by ブクログ

    外国や東京で暮らした後、両親の住む過疎地域へ戻ってきた著者が抱いた違和感を明け透けなく書き留め、地域活性化への疑問を投げ掛ける。
    スローモー、変化を嫌う、独自性や生産性を求めない、情感に価値を置くなど、著者はこれでもかというほど「田舎のいやらしさ」を列挙する。
    地方に住む自分にも確かに思い当たるとこ

    0
    2022年06月05日

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