楡周平の作品一覧
「楡周平」の「限界国家」「TEN」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「楡周平」の「限界国家」「TEN」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
慶應義塾大学大学院修了。1996年『Cの福音』でデビュー。『プラチナタウン』、『再生巨流』がTVドラマ化された。その他作品に『猛禽の宴』、『朝倉恭介シリーズ』、『有川崇シリーズ』などがある。
Posted by ブクログ
とある百貨店の人に「うちは富裕層ターゲットなんで庶民は相手にしていません。きちんとした格好じゃない人に来られるとブランド価値が下がります。」と言われたことがある。自分に対する評価ではなかったがもう二度と行くまいと決めた。信用は瞬間に消え失せる。
その真逆に信用第一で企業を育て上げたのがSEIKOの創始者服部金太郎だ。この小説は彼の一代記だ。信用以外にも、知と技術、そして盟友を大切にする姿に心を打たれる。資源のない日本が近代化し経済成長を遂げられたのは学問と技術を大切にしたからだろう。福沢諭吉に蒙を啓かれ、SEIKOに夜学をつくる様はそれを物語る。辻や渋沢栄一からの薫陶、鶴彦との二人三脚は大事
Posted by ブクログ
近い未来ほぼ確定しているであろう未来の残酷な現実に強制的に目を向けさせられる作品。
なんとなく知っている未来の日本の姿に皆さん真剣に向き合っていますか?と問いかけられている。
誰かが何とかしてくれる、何とかなるではなくて、
きっとこうなるし、この未来を変える力もアイデアも出てこないからその上で僕たちや子供たちの世代でどう生きていくのか考えていきましょうと。
ネガティブな未来をそのままネガティブに捉えるのではなくそれを知った上で一人ひとりが考えていくことが大切ということで。。
これまでの常識や経験が一切通じず役に立たない時代がここまで来ている。
目を瞑りたくなるページも多々あったけどこのタイミン
Posted by ブクログ
子育て世代に読んで欲しい。
日本の未来はどうなるのか?日本人の未来はどうなるのか?
日本の未来を憂える人生の勝利者が、コンサルタント会社に「日本の20年後、30年後の姿を予測してくれ」と頼む。小説の形で語られるが、限界集落と言われるように日本の限界国家の姿が語られていく。
高齢者の高齢者による高齢者のための政治。
まさしくその通り。野党は与党を叩くためだけに四苦八苦し、与党はいかに自分たちが長く政界に留まり力を持つかだけに汲々とする。
日本の優れた頭脳も、日本の未来のためではなくない、自分の未来のためだけに使われている。
この世界の中で若者はどうやって生き残っていけば良いのか?
すでに本当に優
Posted by ブクログ
限界国家、確かにそうかもしれないと思った
ただ、どの視点で見るか、どの立場で見るかによって大きく見え方が変わるのがこれからの世界であり日本だとも思った。
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本書の文中より抜粋)
「現代は先を読めない者にとっては悲劇。先を読めるものにとっては喜劇」今日本が直面している状況がこのまま続けば、悲劇につながることは間違いない。しかし、その先に開けるであろう未来に想いを馳せると、一時的なことに過ぎないように思えてきた
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少子化という未だかつてなかった問題解決を日本のみならず多くの先進国が取り組んでいる。
しかしそもそも画期的な解決方法などはなく、長期視点で