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Posted by ブクログ
少しずつ読んでいる楡さんの小説。
今回のストーリーは、
人工授精を利用したビジネスを企む悪の枢軸企業と
立ち向かう一人の日本人の物語。
彼らの対決に複雑に絡み合うのが、
過去、彼の子どもを身篭りながらも、
両親の意思により中絶された女性や
フィリピンで働く彼の同僚たちの物語。
人工授精の技術はあくまでフィクションだと思われるが、
筆者の圧倒的な筆力によって、どこまでがフィクションで、
どこからがノンフィクションなのかさっぱりわからず。
もしかしたら、僕たちの知らない世界で、
こんな怖いことが起こっているのかもしれない。。
やっぱり楡周平はスゴイと思わされた一冊。
Posted by ブクログ
流産させた6ヶ月の胎児。
その胎児は 女子であり、体内には 700万個の卵子がある。
それを人工培養させて 成熟させる。
成熟させた 卵子を 人工授精させる。
受精した卵子を 定着させ 代理母 によって 誕生させる。
それによって ニンゲンが誕生する。
胎児から 卵子を取り出して 成熟させるというのは 新規性があるが
それ以外の手法は 目新しいことではない。
『倫理』というものが 技術の進歩によって 変化してくる。
そのことが テーマとなって
現代の 生命とは ニンゲンとは ということを
問いかけるのではなく、
ビジネスとして取り組んでいる集団に対して
何らかのアクションを起こそう という話なのである。
身近で 都合がよく事件が起こりすぎている。
フーム。物語作りとしては ちょっと 安易感も否めない。
卵子および精子を選ぶ基準とは何だろう。
家柄、階層、貧富の差が どのような制約があるのか。
法的な整備が遅れている フィリッピンにおいて
違法な 臓器移植が行われている。
誘拐、拉致、そして 生きた人体から 臓器を取り出す。
フィリッピンなら やりかねないと思わせる。
貧しいことによって 売春だけでなく 臓器までビジネスとなる。
下層な貧民街で 事件の発端が 起こる。
金のためならば なんでもしてしまう。
このようなことは、
フィリピン、タイ、中国が絡んでいそうな事件でもある。
具体的な事実が分かってから セジマは 反撃に出る。
貧民街のボス を中心に 軍隊経験者が あつまり
その基地に 侵入し 奪回する。
その作戦は 楡周平の パワフルな筆力が爆発する。
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