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Posted by ブクログ 2020年01月26日
“実話”に着想を得ている物語で、非常に興味深い内容であると思う。
「歴史」とでも言えば、「遠い昔」というように思ってしまうと思うのだが、そういうモノに限らずに「自身の人生の時間」の中で、後から振り返って「あれば歴史上の大きな動きということになるかもしれない…」という動きは起こっているモノだ。
本作『...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年05月07日
題名の意味がよく判らなかったのだけれども、”象”とは、巨大な組織、ということだね。
コダックがモデルになっているそうで。結末を知っているだけに、ドキドキしながら、苦しみながら読みました。
十数年前、富士フィルムがフィルム製造をやめる、というニュースを聞いて、「え、社名に入ってるのに⁉」と驚いたけれど...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年08月09日
コダックをモデルにしたメーカーがデジカメかの波に乗れずに凋落する物語。
あまりにも図体がデカすぎる組織で、すでに完成されて収益構造の中で利益を稼いでいたが、デジカメが銀塩カメラに取って代わられることが分かっていても、しがらみにとらわれてうまく転換できず、凋落の一途を辿る話だった。組織とは何か、新しい...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月10日
ソアラ(コダック)の物語。
コダックの社員だった楡周平が 物語にするのは、
自分の中に 大きな葛藤があったのだと思う。
自分のやって来たことの意味が 問われるからだ。
それでも、冷静に 客観的に とらえる努力をして
大企業が崩壊していく過程を書いたのは、すばらしいことだと思う。
コダックは、フィル...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年01月20日
【感想】
デジタルカメラというテクノロジーの普及や進歩に目を背け、「フィルム(銀塩)産業への固執」によって破綻したコダックがモデルの小説。
コダックの破綻はフィルムからデジタルへの写真産業の劇的なテクノロジーの推移・変化によってというよりも、結局は大企業ならではの腰の重さが大きな原因となったようだ...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年01月28日
2012年、フィルム業界で世界に君臨していたコダックが破綻した。
この物語は、1992年から2004年まで、映像のデジタル化がじわじわとフィルムを浸食していき、他に追随を許さなかった大企業が崩れていく様子を描いたものだ。
写真は紙で楽しむもの。そんな常識が昔はあったわねと、デジタルの歴史はまだ浅...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年12月18日
20161218
500ページを超える大作。写真がフイルムからデジタルへと変わり、大企業コダックが破綻して行くまでの、社内での詳細なやり取りを再現した長編小説。
実際に作者の楡氏がコダックの社員だったため、リアル過ぎる社内での社員同士の会話がほとんどなうえ、特に面白い事件や出来事も無いため、読...続きを読む
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