よしもとばななの作品一覧
「よしもとばなな」の「なんくるない」「アルゼンチンババア」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「よしもとばなな」の「なんくるない」「アルゼンチンババア」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
日本大学藝術学部文芸学科卒。1987年『キッチン』での海燕新人文学賞受賞をはじめ、多数の賞を受賞している。『TUGUMI』、『うたかた/サンクチュアリ』、『アルゼンチンババア』など数多くの作品を手がける。『キッチン』、『アルゼンチンババア』などは映画化されている。
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Posted by ブクログ
【ちんぬくじゅうしい】
なんくるないと思えるのは、人からの言葉によって。その人と過ごした時間や言葉達に引っ張られていくような感覚。これから先の不安を拭ってくれ、ふと光が差し込んだ時に、ぱあっとその人の励ましてくれた言葉を思い出すんだろうな。
【なんくるない】
復活の物語。離婚した人物の心のうちの考えを、これでもかと深く掘って書かれていて、結婚している私も離婚したらこう感じるのだろうとさえ思うほどだった。
沖縄の自然に触れ、自然のエネルギーによって形成されたトラに出会い、自然と彼の言葉によって主人公の靄が晴れていく様子、傷が癒され、解放され、自分を取り戻していく姿をとても丁寧にじっくり描いていた。
"雨のときは雨のときのことをして、晴れのときは晴れたときの過ごし方をしよう。もういいんだ、つらいところはもう終わった、、私はそう確信した。
力を抜いて、きれいな水の中を流れて、流れて、ついたところがいちいち自分の場所だ。
これからは、そういう人生にしよう"
心のお天気のことを表現しているんだと思った。沈んで何もできない時はそのままでいい、できることをする、気持ちが晴れて何かできそうな時にすればいい。肩の力を抜いて、そうやって過ごしていく中で、自分が進めそうなところに歩んだところが、わたしの場所。考え過ぎず、自分を癒し、行きたいと思ったところに行き、自分のために生きたいと思った。
沖縄のパワーを、故郷の和歌山の海や、過去に旅行に行った沖縄を思い浮かべて、実際に行ったより少ないだろうが恩恵をもらうことができた。休職中のわたしは、気づかないうちに、都会で住むことで仕事に日々に心がすたれてしまってきていたんだなと思えた。今まで自分と向き合う時間をおろそかにしていたんだろうとこの本を読んで思えた。波の音を流しながら、ぬるめの湯船にじっくり浸かって、ほどけていくのがわかった。自分を大切にして、回復させようと思えた、手元に残しておきたいと思った本でした。