松浦弥太郎の作品一覧
「松浦弥太郎」の「もし僕がいま25歳なら、こんな50のやりたいことがある。」「愛さなくてはいけないふたつのこと」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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Posted by ブクログ
とても良かったです。
心が苦しくなったときは、こういう捉え方をすればいいのか!という内容が具体的に書かれているからです。
例えば、
自己嫌悪に陥ったときは、すぐにできて、自分が得意で好きなことをすればいい。
自信がもてないときは、自分の長所は他人からみると案外羨ましいものかもよと思う、そして、それらをもっと「味わう」
臆病になって動けないときは、行動すると絶対になにかしら発見がある、次のステップが見つかると自分に言い聞かせる。
見た目のコンプレックスで悩んだときは、
見た目についての責任を、自分が負う必要はないと思う(自分がつくったものではないから。逆に自分でつくれるもの、すなわち自分の言動や態度、生き方には責任を持つ)
といったことです。
心にそっと寄り添ってくれる、やさしい本でした。
弥太郎さん、ありがとうございます。
Posted by ブクログ
お金、順位、そういうものにとらわれないで生きよう。肩書き、出世、そんなちっぽけな話はどうでもいい。また、そこにこだわれば自分らしさをときに失う。自分を裏切らない生き方が大事だ。他人にコントロールされている状態を忙しいという。確かにその通りで、実際に自分で自分の足取りをコントロールすれば、それは自分のペースになる。ただ、それが早いか、遅いか、世界とどう関連していくか、である。休暇が好きなのは、休暇によって無になる瞬間があって、その瞬間は、自分にとって仕事のモチベーションや、前に進める原動力となっているからだ。休みばっかり優先して仕事がおろそかになっている、そんな人は評価されるはずもない。休暇をとっているのに休んでたんですね!存在感ありすぎて、休んでないかと思ってましたというくらいがいいのかも。主体的に生きていれば忙しいなんてことはない。ただ、いろいろな人のエクスペクテーションってあるわけで、それを満たそうとして忙しくなることってあるわけで、そういう忙しさを楽しめるかだと思う。
遅刻したら素直に謝る。遅刻は、相手の時間を奪っていることだからだ。というのは本当にわかる。上司と合わなくても、ちゃんと言葉にすること。慎重にとかいてあるところが松浦弥太郎さんの真骨頂と言えるだろう。素敵にやったらいいじゃないと。仕事と家庭のバランスも、完全にうまくはいかない。いまはこれを選択するということをしっかり決めて、もう一方にも心配りを忘れずに。いま、大切なのは何か?に集中する。好奇心と行動力。氏の英語を聞いたことがないのだけれど、ニューヨークに渡ったエピソードがあるくらいだから、喋れるのだろう。英語で大事なのは、気持ち。拙い英語でも何度も伝えることが大事。英語が堪能でも気持ちが伝わらなければ意味がない、彼の持っている気持ちが通じること、の意味を語学にも当てはめている。
きちんとしている日もあれば、そうでない日もある。それを含めて、人は生きている。
何もしない休日だって、人が生きていく上で必要なんじゃないのか。活動することが常に正ではない。確かに、コンドの部屋から外を眺める。素敵な曲をラジオで聞いたので、耳コピでちょっとギターを触ってみた。コーヒーを淹れる道具を変えてくれた。めちゃくちゃ美味しくなった。サラダを作って、レコードをかけ、体を揺らしながら、レタスを洗い、アボカドをきる。ドレッシングはいつものライムとオリーブオイルと塩だけのシンプルなもの。夕暮れ時、思う。幸せってのはこういうことなんだろうなと。松浦弥太郎さんは、村上春樹の小説にすごく感性が似ていると思っている。日常のキラリと光る瞬間を捉えて、そして教えてくれる。ニューヨークの街はいつもそうだったから、意味がすごく良くわかるんだ。55と54の間、8アベを抜けたところに夕暮れが差し込み、美しい街並みが浮かぶ。セントラルパークの手前で、うっとりと眺めた夕日を、松浦さんの文章を見ていると思い出す。何かをしないといけない、というこの強迫観念を捨てるべきというのが本書の趣旨の一つのようだ。アメリカでは、安全とお金以外は、固定観念を捨てられたように思う。相手をぶちのめすことが正で、ぶちのめされたら負けて、マンハッタンから退出する。それだけだ。固定観念なんか最初から必要ない。本を読むことは、自分の世界を少しずつ広げること。本当にそうだと思う。
人と価値観が合わない、空気が読めない、人間関係で悩んでいる人がおおいのだろう。価値観が異なる人と、感性が会うことで一緒にいたいと思えるようになる。つい、自慢してしまいたくなる人、自分にコントロールできることは、感情・行動・対応であり、それ以外は捨てる。
あとがきにあるように、自分の選択したことが、自分の中から出てきたものなのかが大事だ。自分という唯一無二の存在が選んだ選択、きっとそれは今日何もしなかったとしても、1日だからであって、それが悪いとか、えらいとかえらくないとかも関係ない。おそらく、ありのままを受け入れる仏教的な思想にも通じるところがあるなと思った。杉本博司さんのエキシビジョン、Form is Emptinessもおそらくそういう思想があるんだと思う。未来、将来、そこへの一歩は自分で決める。積み重ねたそのさきに、自分がいるんだろうからね。