あらすじ
書くことで救われてきた。書くことが人生を変えてくれた――。〈エッセイ=パーソナルな心の様子を描いた文章〉を書き、見つめつづけ、考えつづければ、おだやかな暮らしが手に入る。エッセイスト松浦弥太郎が、考え方、書き方、読書、SNSとの付き合い方までを案内する、新しい思考のレッスン。
...続きを読む感情タグBEST3
Posted by ブクログ
エッセイの書き方について知りたくて読み始めました。
読みやすく、ほとんど一気読みできました。
前半は、エッセイストとしての生き方について。
抽象的ですが、どれも本質のように感じました。
ただ、タイパを求める人には、エッセイストとしての生き方は合わないかもしれません。
後半で書かれていたエッセイの書き方は、いま自分が知りたかったことがぎゅっと詰まっていました。
そもそもエッセイの書き方を教えてくれる本は多くない気がするので、手元に置いて何度も読みたい一冊です。
Posted by ブクログ
本屋でふと目に入って手に取った本。著者の他作品はまだ読んだことないのだけど、優しい人柄が伝わってくる文章で読みやすかった。
趣味でエッセイを書いている中で意識していたことが共通していたり、まだ考えたことがなかった指針などが盛りだくさんで読んでて「タメになる」と感じた。エッセイの書き方が分からなくなった時、改めて再読したいと思う。何度も読み返して自分の血肉にしていきたい本だなと感じた。大切にしたい。
Posted by ブクログ
情報過多の時代で「知る」ことの重要性が低くなってきている。インプットを意図的に減らして、自分の中の感性と観点を磨いて「分かる」ことを増やしていきたい。
スマホの画面上で次から次へと流れる情報を摂取して、良い時間をすごせたなぁと思うことはほとんどない。一年後の自分にとって必要な情報なのか?と考えるとスマホから離れられるようになった。
Posted by ブクログ
嫁さんの大好きな著者である松浦弥太郎さん。
どれでもいいから是非読んでほしい、ということで手に取ってみた。
なるほど、たしかに、おすすめする理由が分かった。
というよりも、嫁さんの人となりとか、暮らしに対する考え方とか、物事の捉え方とか、少なからずこの弥太郎さんの考え方に通ずるものがあるなあと。
嫁さんのことをより本質的に理解する一助になるかもしれない。と、同時に自分のことをより深掘りするきっかけとして、この本はこれからも大切にしていきたいと思った。
教養!教養!教養!の波に巻き込まれて、いたずらに「知る」ことだけの読書をしていたのではないかと少し反省。
「分かる」ことが自分の武器になるし、幹を太くすることである、ここが抜けていたなと。
エッセイ、書いてみようかな。
Posted by ブクログ
とても共感できる点がいくつかあって嬉しかった本。
自分の感情が動くことを生きる上でかなり重要視しているので、そういう場面に出会えたらその感情を深く掘り下げる時間を長くとるようにしている。その結果、ただぼんやりとした感覚でしかなかったものが明確な思想として言語化できるものに変化することがある。それだけでも楽しいが、その思想が自分の様々な行動に繋がっていたことがわかると更に楽しい。
これは大発見だ!と興奮して、見つけた宝物をコレクションするかのように文章に残している。それを数年後に読み返すと自分の変化が感じられて楽しいことも経験済み。
なので、この本を読んで思ったのは、私って無自覚エッセイストだったの?だった。他者に向けてではなく自分のなかで完結しているので、分類としては日記なのだろうが、、いや、エッセイをそのまま文章として放出するのではなく、物へ形を変えて放出しているだけか。
(私はものづくりをするので)
これも今新たな発見になったのでまた文章に残して大切にする事にします。
共感もあれば、一方で自分と違っておおらかで許容の広いところや、興味が他者へ向いているところなどが羨ましく、もう少しこういう箇所も似ていきたいものだと勉強になるところも多かった。エッセイに興味が持てたので、紹介にあった本も読んでみたい。
Posted by ブクログ
改めて考えさせられることが多く、良かった。
最近日記を書き始めたので、手帳とペンを持ち歩くのも実践してみたい。
・何になりたいかではなく、どんな人間になりたいかを問い続ける
・計算しないで生きる。タイパを重視しない方が、リターンは大きい
・スマホを手放す(暮らしが豊かになるアプリだけ使う)
・ぼんやりタイム(≒瞑想)を作る
・毎日読む。どれだけ本に没頭できるかが自分のコンディションのバロメーターになる
・同じものを何度も読む
Posted by ブクログ
松浦弥太郎さんの本は、仕事術を超えて人生を豊かにする方法について教えてくれる内容でした。
特に印象に残ったのは、彼が「書くことで救われ、人生が変わった」という言葉です。
文章を書くことが自己表現や自己発見の手段となり、個人の成長に繋がることを実感しました。
また、マインドマップやプロット、メモについての具体的なテクニックが紹介されており、知的生産活動の質を高めるヒントが詰まっています。
さらに、松浦さんが提唱する「ドクターユアセルフ」や「人生全肯定」といった考え方は、まさに人生の指針としても取り入れたいものでした。
この本を通じて、自己肯定やセルフケアの重要性を改めて感じ、日々の生活に役立てたいと思いました。
Posted by ブクログ
エッセイストのように生きるということは、物事を立ち止まって考えることの出来る生き方だと知った。
深く考えることで自分の解像度を上げる、これは思っているより難しい。
自分が何を好きで嫌いか、大切にしたいことは何か、社会の価値観に翻弄されずに生きるためのヒントがこの本にはたくさん書かれています。
まずは自分の心にひっかかりのあるテーマがいくつかあるので、マインドマップも書きながら考える習慣を続けてみます。
Posted by ブクログ
私もエッセイストのように生きたいと思えた。
いろいろなことを考えてしまう自分だからこそ書ける文章があると思えた。その感じたことを大切にしながら生きていきたい。
けど、今は適応障害になり思考がネガティブなので考えることが苦痛、かなしー
Posted by ブクログ
一気に読んだ。一つの事柄、ものについてゆっくり向き合いたい。そして、書き記したいと思いました。
今日からさっそく「3つのうれしかったこと」日記を実践します。
Posted by ブクログ
エッセイストのように生きる
帯の一文。
書くことで、救われてきた。
書くことが、人生を変えてくれた。
え、私のことじゃん!
と思って手に取らずにはいられなかった。
本は好きだったけど、文章を書くことが好きなわけではなかったと思う。
でも何でだか「書きたい」という感情が沸々と沸いた2023年。
背中を押してもらう出来事もあり、私は自分が日々思っていることを文章にして外に出すことを始めた。
その行為が、私にとっては「浄化」みたいなもので、書くことで自分の感情が整理されていき、とても生きやすくなったと感じている。
この本を手に取り、読み進めていくうちに
その謎はサラリと解き明かされた。
考えること、悩むことが趣味みたいな私にとってエッセイを書いて、その胸の内を明かすことは、自然の流れだったのだなぁ。
今までは考えるだけで外に出してないので
詰まらせて流れないトイレのようだったのだよ。
そしてそのまま、忘れていってしまうのだけど本当は私のどこかに蓄積されていってるんだと思う。
なんだか不健康そうじゃん!笑
書くことって聞くと、構えてしまう方や自分には関係ないって思う方も一度読んでみてほしいなぁ。
弥太郎さんの文章は柔らかくて丁寧だなーって思うのだけど、YouTubeでしゃべっているのを見たらイメージそのままでした。
Posted by ブクログ
エッセイストのように生きるには、物事をただ「見て」「知る」だけでなく、「見つめて」「わかる」ようになるまで考える続けるとことが必要。
考え続けて「わかる」という領域まで行けると、そこに隠れた秘密が姿を現すそう。
さらにその秘密を見つけていく過程の中で、「自分はどんな価値観なのか」というのが浮かび上がってくるよという話でした。
「さみしい夜にはペンを持て」を読んで、それから自分を知るために毎日日記を書いています。
書いているけど、未来の自分が楽しめる文章はまだ書けず、これで合ってるのかなと不安になりがち。
上手く書けるかはそんなに大事ではない。どれだけ秘密を見つけられたか、それを読者にぶつけたいと思っているかの方が大事、という考え方を読み、もっと丁寧に自分の心に向き合ってみたいと感じました。
書く営みを続けて、自分を無理なく理解できたら良いなと思います。
Posted by ブクログ
出会うべくして出会った本。
「文章を書く仕事がしたい」と行動するなかで、SNSで"バズる"とされる文章やキャッチーなタイトルに疑問をいだいていた。わかりやすく簡単で目を引く言葉や、一瞬その気になれるような言葉に価値はあるのだろうか?本当に読み手の心に残るのだろうか?と。
本書を読んで、そんなわたしのモヤモヤはスッキリと晴れた。そしてエッセイを書いてみたいと思った。自分の人生で起こるできごとを自分の視点で見つめ、自分なりの答えを見つける。自分が発見したとっておきの秘密を、自分の言葉で伝える。バズる文章とはちがうけれど、自分らしい文章を書きたいと思った。
Posted by ブクログ
エッセイについての本であるけども、「考える」ことを、自分のあたりまえにする。寝る前に、その日の「よかったこと」を3つ思い出して書く。など、日々の習慣に取り入れたいことがたくさん見つかった!
全肯定で生きていく‥そんな自分でありたい
Posted by ブクログ
読む前は、エッセイストになりたいわけではないが、、、と思っていたが、読んでみると面白い。特に、自立とは自分を知ること という言葉がとってもしっくりきた。これからの生き方を考えるきっかけになって本だ。ありがとう、弥太郎さん。
Posted by ブクログ
エッセイをほとんど読んでこなかった私が、エッセイというものに興味を持ち、書いてみたいとまで思わせてくれる内容でした。あらゆる物や出来事、人、そこから自分が見つけた秘密を丁寧に伝える。なにか、エッセイを読んだり書くことで、人生が豊かになると感じさせてくれました。
Posted by ブクログ
いつもながらそっと寄り添うように届く文章。エッセイストって作家?と思ったけれどそんなことはなく、自分の中で今一度噛み砕いて噛み砕いて自分の答えを見つける作業。すぐに消化できてないけれど何度か読み返してみたいと思う。
Posted by ブクログ
人を選ぶ。私は合わなかった。
でもエッセイの書き方や紹介されている作品は参考になるし、平易な文章で読みやすかった。エッセイを書いてみたい人にはいいと思う。
広辞苑を読むのはやってみたくなった。
Posted by ブクログ
A book by Matsuura Yataro that offers guiding principles for living as an essayist. It makes me feel like writing essays is something I could do myself, and I genuinely feel inspired to give it a try when I grow older.
Posted by ブクログ
エッセイストになれという本ではなく、日々の出来事をまっすぐに見つめて、自分をゆっくり知って行くにはエッセイストのように生きるのがどうでしょうか という本。
検索は最終手段というところに、おもしろさを感じ、実行しています。とても時間がかかるけれど、ブレずに遠回りを楽しめています
Posted by ブクログ
松浦弥太郎氏の書くことの意味を考え、人生の生き方を問うエッセイ。エッセイストと言うふうにある意味型にはめてしまったからか、やや薄っぺらい印象を持った。エッセイストである自分は、物事を見てその背景にあること、真実やティップスを考えることができる。そのために、いろいろやっているんだと気がついた、という流れになっている。読者がエッセイストである必要はないが、エッセイストである筆者の満足と、人生に役にたつ、感情が奮い立つような感覚、こうやってみようと自分の意思で生き方を少し変えてみる、そんなふうに感じていたのだが、エッセイストである必要がない読者にとって、ある種のティップス集的な趣に仕上がってしまったかなと。
もちろん、良いところもたくさんあって、①やっぱりぼんやりする時間を意識的にとってみよう②あれこれ考えて、手帳に書いてみよう③1杯の水を飲む時、ゆっくり味わいながら飲んでいるか?自分に問いてみよう④いい本は何度も読んでみよう(美味しいラーメン屋に何度もいっていると、より美味しい、と感じることがある。毎回発見がある)⑤
Posted by ブクログ
エッセイストのように生きるというのは外向きではなく、内向きな生き方の概念のこと。
起こった事象を書き留めるのではなく自身に矢印を向け、そこでどう感じたかを書き留め整理する。
いわば自分の秘密を外に出すことがその生き方である。
どう感じたかを出すには知るということが大切であり、エッセイにたくさん触れろって書いてました。
Posted by ブクログ
何も考えずに過ごす時間も大切だし、
出来事に対して分析して、自分に向き合う時間も大切
読んだり書いたりしながら、
日々変化するオリジナルの感性で
これからも人生を選択していきたい。
Posted by ブクログ
エッセイのなんたるかが少しわかった気がします。
逆に言うと、どういうものでなければエッセイとして価値が薄いのか、どういう態度でいるべきか、ということをやさしくていねいな語り口で教えてくれます。
・自分なりの視点をもつ
・自分の変化を歓迎する
・自分の内側に目を向けてみる
・いやな気持になったときも学びがあるものと肯定する
・自分が詳しいテーマはエッセイに向いていない
・できるだけ具体的に書き、結論は提示しない
なんとも、有意義なエッセンスがふんわりどっしり詰まっていました。
Posted by ブクログ
「エッセイストのように生きる」というタイトルの割に、しっかりと親切にエッセイの書き方についても指南してくださっている一冊です。
実は松浦弥太郎さんでも仕事を抱え過ぎて、睡眠障害になっていたとか、エッセイの内容を少し盛っていたとか、意外な告白がありました。ここまで正直にご自分の経験を語っていた著作はこれまでなかったのではと思います。