朝井リョウの作品一覧
「朝井リョウ」の「イン・ザ・メガチャーチ」「正欲(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「朝井リョウ」の「イン・ザ・メガチャーチ」「正欲(新潮文庫)」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
早稲田大学文化構想学部卒。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。映画化もされた。『何者』で第148回直木三十五賞受賞、直木賞史上初の平成生まれの受賞者となる。『世界地図の下書き』で、第29回坪田譲治文学賞受賞。その他著作に『もういちど生まれる』、『少女は卒業しない』などがある。
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推し活がテーマの話。
推し活を作る側の孤独な中年男性と、推し活にハマっていく女子大生、推し活にハマっていたが陰謀論にハマっていった女性の3つの視点で進んでいく。
視野を拡げる、狭めるって何だろうと段々分からなくなってくる。
視野が狭い状態の彼らはとても楽しそうだけれど、現実から逃げているだけで。
みんな結局は辛い現実から逃げて安心するコミュニティに居たいだけなんだよね。それが家庭や近くの友人達にない人ほどハマりやすいのかもしれない。
推し活はほどほどに。ほどほどにすればきっと楽しいんだろうな。
ゾクゾクしながらも一気に読めて面白かった。
Posted by ブクログ
朝井リョウさんの『イン・ザ・メガチャーチ』をAudibleで聴き終えた。読み終えたあと、なんとも言えない「居心地の悪さ」と「救い」が同居する、まさに彼らしい作品だった。
■「やってこなかったこと」のしっぺ返し
物語の冒頭、47歳の久保田慶彦が直面する現実に、思わず背筋が伸びた。
「人生は、やってきたことと、やってこなかったことが返ってくる」という一文。
30代までは「これを頑張れば将来返ってくる」と信じて、がむしゃらに積み上げてきた。しかし久保田が直面したのは、スキルの習得といった「やってきたこと」の結果ではなく、家族との時間や利害関係のない友人関係を「やってこなかったこと」への報
Posted by ブクログ
視野が広いと物事を抽象的に捉えてしまい、具体的な行動に移せない。視野が狭くなると目標が見えて行動が具体的になる。視野の広さは良くある具体と抽象の話に落とし込める。
人はエネルギーを持て余している。エネルギーを喜んで使える道を知ったとき、それは生き甲斐になる。生き甲斐を人々は求めている。エネルギーを使うためには行動が具体的なほうが良い。具体的な指針を求めて人々はそれぞれの宗教にハマる。宗教の類は何でも良い。経典でなくとも良い。そして、信じるものは救われる。
個人的には推し活は過度にならなければ前向きに捉えたい。人生を楽しむサポートになるのであれば良いことだと思う。人間誰しも何かしらの宗教に入り
Posted by ブクログ
変化が激しく先行きが見えづらい現代だからこそ、見たくない現実には目を背け、自分にとって都合の良い物語に没頭することで、安心感を覚える。ファンダム経済を生み出す者と飲み込まれる者の対比は正に食う者、食われる者という弱肉強食な現代社会そのものであり、『何者』から続く朝井リョウの残酷なまでの精緻な人物描写と相まって、非常に読み応えのある1冊でした。
特に思い悩むばかりで行動に移せず、留学を諦めて花道というコンフォートゾーンに自ら留まることを決意した澄香と、流行を追いながらも着実に努力を積み上げ、最難関大学への交換留学をもぎ取った菜々の対比が印象に残りました。
いつの時代もチャンスを掴むのは自分に言い
Posted by ブクログ
この本を読んで良かったと思う。多様性というものは世の中に受け止めやすいものや多くの共感を得やすいものを受容することが主であり、人が嫌悪するような性質を持つ少数派は排除される。比較的受け止めやすい性質をもつ少数派や大多数の人がもつ性質に属する人たちは排除している感覚もなく、正義感で受け止めにくいものを排除している。それらを排除していることに気づかずにいると、もしもこれから先、あるきっかけで自分が排除していたものの立場になってしまったら、自分は過去の自分に傷つけられることになる。つまり、自分の知らないものや嫌悪するものを排除することは、自分をも苦しめることになるということなのだ。全てを受け入れるこ