朝井リョウの作品一覧
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早稲田大学文化構想学部卒。2009年『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。映画化もされた。『何者』で第148回直木三十五賞受賞、直木賞史上初の平成生まれの受賞者となる。『世界地図の下書き』で、第29回坪田譲治文学賞受賞。その他著作に『もういちど生まれる』、『少女は卒業しない』などがある。
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Posted by ブクログ
正欲
・つながりは抑止力だ
ただ生きているだけでこちらに迫ってくるものより、人目を忍んで世間を掻き分け突き進まないと辿り着けないものに触れていたい。
・多様性とは自分の想像力の限界を突き付けられる言葉のはずだ。
・自分を社会に引っ掛けておいてくれるものが何もない。
・マジョリティ側に生まれ落ちた故に自分自身と向き合う機会が少なく、ただ、自分がマジョリティ側であると言うことが唯一のアイデンティティとなる。特に信念のない人ほど、自分が正しいと思う形に他人を正そうとする
・いつだって幸福より不幸の方がしっくりくる
・社会の流れの市場になれている安心感
・多数派であるということに安住し自分という個体について考える機会に恵まれないのは一つの不幸かもしれない
・自分には必要だったのは、大きな目標や目的のようなゴールではなく、自分から溢れ出る情報一つ一つに耳を澄ませじっと向き合うことのできる自分だった。
・自分の奥底にある異物、自分でもよくわからないものをわからないままに晒し合える時間にしかない安心感
・自分はまともである、正解であると思える唯一の拠り所が”多数派でいる”ということの矛盾
・多数派に立ち続けることは立派な少数派だ。
・自分の幸せのためにお互いを利用している関係はふと崩れてしまう。
・自分が想像できる多様性だけ礼賛して同情求めたり同情して、秩序を整えた気になるな
・正欲は誰しも持っている。
・人それぞれ正欲が違う前提で、生きていくすべは2つ。
①異質な正欲を晒し合える関係・社会を作り上げる
②正欲をぶつけ合って対話することで.方向性は違えど一般的な模範的正欲とのギャップ度合いを思いを馳せ拠り所とする。
③正欲は人それぞれ違うとこを前提として、共感を求めず対話する
あなたが求めているのは「理解されること」より、「わからないまま一緒にいられること」なのかも
理解できないものが残っていることを、お互いに許容できる関係
理解できることを、相手を尊重するための条件にしない。
・不幸の方が楽?
幸せを感じても、別の角度からその幸福の不完全さが見えてしまう。
幸福を感じることと、幸福を正当化することが混ざってしまう。
大事なのは、幸福を感じているときに、その幸福が完全ではないことを知りながら、それでも幸福を感じていていいと思えること。