永井愛作品一覧
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3.0『ザ・空気』3部作で知られる人気劇作家と、「ご飯論法」の考案者でもある国会ウォッチャーが、この国で起きている諸問題を見つめながら、逆戻りしつつある民主主義について考察した対談集。国会での答弁や記者会見などをつぶさに観察し、言葉を手がかりに、問題をわかりやすく「見える化」し、「解きほぐ」し、わたしたちができることについて具体例を挙げて語りあう。書き下ろしコラム全6篇を収録。
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3.81巻1,166円 (税込)あいちトリエンナーレ2019、日本学術会議 会員任命拒否、検察官定年延長、加計学園問題……今、起きている出来事の本質を見抜くための論考集。 「百人組手で知性を鍛え、不当性に抗う訓練になる一冊」――荻上チキ(評論家) あらゆる「自由」が失われつつある中で、研究者・作家・芸術家・記者などが理不尽な権力の介入に対して異議申し立てを行う。少しでも声を上げやすい世の中になるようにと願って26名の論者が集い、「自由」について根源的に掘り下げる。 批判的思考を養うための書! 【本文より】 表現の範囲がどんどん狭まっている――ヤマザキマリ 批判精神に欠けた学者に囲まれた政府は、端的にいって災厄――藤原辰史 アーティストやタレントが政治的な発言をするたびに、猛バッシングを受けますが、彼らも市民の一人です。政治的発言をしてはならない理由がわかりません――上野千鶴子 私たち日本人は「自由は取扱いの難しいものだ」という実感に乏しいように思われる――内田樹
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-【戦後日本社会の抱えてきた問題、実に大きい問題が、たとえば天皇の戦争責任が問いかけられている――大江健三郎】【東日本大震災で私たち劇作家が何より痛感したのは、井上ひさしさんの不在なんです――平田オリザ】【井上ひさしが生きていたら、その目には、この日本の状況がどう映っていただろう。――没後10年。いまこそ読み直したい、井上ひさしの文学。】大人気テレビ番組「ひょっこりひょうたん島」の脚本をはじめ、岸田國士戯曲賞を受賞した『道元の冒険』、直木賞受賞作となった『手鎖心中』、さらには日本SF大賞や読売文学賞に輝いたベストセラー小説『吉里吉里人』など、多彩な活躍を見せた作家・井上ひさし。本書は、井上に共鳴する人々が、生前の交流を明かしながら、その作品を論じる初の論考集。井上に刺激を受けながら創作活動を行ってきたと明かす作家・大江健三郎をはじめ、国内外から評価の高い劇作家・平田オリザなど、錚々たる創作者がそのメッセージを読み解く。
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-1967年に秋浜氏自身の作・演出により第1回紀伊國屋演劇賞を受賞した記念作! 東北地方のある寒村。春になるとほらんばか(ほら事語り)になってしまう工藤充年(くどうじゅうねん)が廃屋となった牛舎の前で、白樺の木の間をわきめもふらず、往復している。工藤は、昔、仲間と集団農場を経営していて、不在の間に牛をすべて伝染病で死なせたことで、ほらんばかになってしまった。野間さち、なちの姉妹が、今年の春もほらんばかになっているのか確かめにやって来る。工藤とさちは愛し合っているが、工藤がほらんばかのために結婚できない関係。東北弁で繰り広げられるユーモラスで、はかなくもせつない物語。 【著者】 秋浜悟史 1934年、岩手県生まれ。早稲田大学文学部卒業後、岩波映画製作所を経て、1962年に劇団三十人会代表となる。1967年「ほらんばか」の作・演出で、第1回紀伊國屋演劇賞受賞。1969年「幼児たちの後の祭り」で第14回岸田戯曲賞受賞。元大阪芸術大学大学院教授。前宝塚北高等学校演劇科長。前ピッコロ劇団代表。前ピッコロ演劇学校参与。2005年逝去。