検索結果
-
-本書は、「短歌&俳句は生物学の視点があるともっと面白く鑑賞できる!」をテーマに、人気の生物学者・稲垣栄洋氏が名歌&名句で描かれる生き物を解説していくものです。 例えば、松尾芭蕉の有名な一句【古池や蛙飛びこむ水の音】では、「このカエルとは何ガエルなのか」をテーマとしています。俳句においてカエルの定番と言えば、“カジカガエル”なのですが、ここは裏庭にいる“ツチガエル”と著者は考えます。その理由を生物学の視点で解き明かしていくのです。 このように名歌や名句には、生き物や自然について私たちが気付いていない新しい見方や楽しみ方が隠されており、本書は、短歌&俳句が好きな方はもちろん、生き物に興味がある方にも満足してもらえる一冊です。 <本書で取り上げる俳句&短歌の一部> ①古池や蛙飛びこむ水の音(松尾芭蕉) →古池に飛び込んだのは、何ガエル? ②やれ打つな蝿が手をすり足をする(小林一茶) →ハエが手足をすり合わせるには、理由がある ③ のど赤き玄鳥ふたつ屋梁にゐて足乳根の母は死にたまふなり(斎藤茂吉) →ツバメはどこから亡くなった母を見ていたのか ④ むざんやな甲の下のきりぎりす(松尾芭蕉) →カブトの中では、本当にキリギリスが鳴いているのか? ⑤ 白鳥はかなしからずや空の青海のあをにも染まずただよふ(若山牧水) →ハクチョウはなぜ白いのだろうか …全部で57の句・首を掲載。 <著者プロフィール> 稲垣栄洋(いながき・ひでひろ) 1968年、静岡県生まれ。岡山大学大学院修了。農学博士。農林水産省、静岡県農林技術研究所などを経て、静岡大学農学部教授。中学校、高校の国語の教科書に著書が掲載されている他、昨今は入試の再頻出作家として知られている。 40歳を過ぎてから、中学校時代の国語の先生の勧めで短歌を始める。コスモス短歌会会員。 主著に『身近な雑草の愉快な生きかた』『弱者の戦略』『雑草はなぜそこに生えているのか』『生き物が大人になるまで』『生き物が老いるということ』『植物に死はあるのか』『はずれ者が進化をつくる』『生き物の死にざま』などがある。
-
-巻頭カラー ●季節ごとの植物を見てみよう ●怖い!? 虫を食べる植物たち ●いつか見に行きたい! 巨大な植物たち ●最近日本で人気です! 可愛い多肉植物たち ●これ全部花なんです! 芸術作品みたいな花畑 ほか 第1章 美しい花の計算高い話 ●日本人はなぜ桜が好きなの? ●四つ葉のクローバーはどうしてできる? ●雑草、取っても取っても生えてくるのはなぜ? ほか 第2章 草木のしたたかな話 ●木はどこまで大きくなる? ●水がない砂漠でも植物が枯れないのはなぜ? ●植物と恐竜、どっちが強い? ほか 第3章 身近にあるムダがない植物図鑑 ●チューリップはなぜ球根で育てるの? ●「アジサイとカタツムリ」の絵はウソ? ●お寺でハスの花をよく見るのはなぜ?ほか
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 読むだけで野菜が好きになる! 「うちの子が野菜を食べてくれない!」 その悩み、野菜の特徴を知ると解決するかもしれません。 本書では、野菜・植物に関する多数の著書を誇る植物学者を監修に、野菜のくすっと笑える生態から自由研究に使える題材までを解説します。 生のキャベツを食べるのは日本人だけ/ウサギはニンジンが好きではない/ジャガイモは火あぶりの刑になったことがある/エダマメには赤い血が流れている/石焼きイモがあまい秘密 など、思わず学校で友達に話したくなる野菜のオモシロ情報が満載! 理科の授業、自由研究にも使える!
-
4.2
-
4.2学者が紹介する多種多様な自然の生き物の成長のかたちから、人間にとっての「学ぶこと」や「大人になること」の意味を考える。 子どものほうが大人より大きなカエルやペンギン、溺愛した子を突然突き放すキツネ、遊びから狩りを学ぶライオン、大小2つの種を持つオナモミ、踏まれたら立ち上がらない雑草――。 自然界の動物や植物は、さまざまな個性をもって「成長」していきます。 一方で、人間の「成長」は、得てして順番を競ったり、平均値と比べたりと、画一的なものさしで計られることが多いようです。 本書では、そんな人間の「成長」について、驚くほど多様で面白い生き物の成長の仕方から学ぶことを試みます。 著者は『生き物の死にざま』『面白くて眠れなくなる植物学』など、自然科学系のベストセラー著書多数の稲垣栄洋氏。 中学・高校入試問題の採用数ナンバーワンの著者による、生物学的な知的好奇心をくすぐり、“学ぶこと”や“大人になること”の意味を考えさせられる一冊です。
-
4.6
-
-植物学者・稲垣栄洋が学生時代から唱え続けてきた般若心経を、「原子」の世界から、果ては宇宙のスケールで読み解く。 日本語訳と解釈でつづる人生の道標。 「仏になるための最高の智慧について説明するお経」 観音様が智慧を身につけるために修行をしたとき、この世の中のすべてのものが、実体のない「空(くう)」であると見抜きました。 そして、すべての苦しみを消え去ることができたのです。 ―― 本書「般若心経」人間語訳より
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 植物は何千、何万という種類があり、環境に合わせてそれぞれ必要な能力を身に着けて存在しています。 私たち人間や動物とは異なり「動かない」からこそ、環境に合わせて大きくなったり、色を変えたりと体を変化させ、 ときに虫や動物を利用し、地球上のいたる場所に居ついているのです。 本書では想像がつかないような不思議な能力、ビックリの生態、面白いエピソードを持つ植物70種類を 楽しいイラストといっしょを紹介していきす。スゴい植物の世界をみんなでのぞいてみましょう。 【目次】 ●第1章 とにかく不思議な植物たち 【ベゴニア】 日光が届かぬ場所で生き残るため葉が「青く発光」 【ラフレシア】 根も葉も茎もない世界最大の花。実は「寄生植物」 【ミカン】 果実のメインは水分たっぷりツヤツヤの「毛」 …etc ●第2章 とにかくビックリの植物たち 【ライオンゴロシ】 口にガッチリ刺さってマジでライオンを「殺す」 【オジギソウ】 外敵から身を守るために垂れ下がって「謝る」 【ハンマーオーキッド】 メスのハチにそっくりな形でオスを「誘惑」 …etc ●第3章 とにかく面白い植物たち 【トマト】 果物か野菜かでもめたアメリカの「トマト裁判」 【サイコトリア・エラータ】 ジャングルに咲いた真っ赤な口紅の「赤い唇」 【ブリストルコーンパイン】 樹齢4700年を誇るアメリカの「世界最古の生命体」 …etc などなど不思議で、ビックリで、面白い植物のお話が満載!
-
-2014 A&F COUNTRY総合カタログ。直木賞を受賞した作家の高橋克彦氏、狩猟漫画『山賊ダイアリー』の岡本健太郎氏、佐藤卓氏、谷克二氏、大宮勝雄シェフ等一流の執筆陣に寄稿していただきました。 【INDEX】 〈記事〉デイナ・グリーソン/若井辰紀・山口浩康/竹内昌義(みかんぐみ)/高橋克彦/大宮勝雄/中山由起枝/小田桃花/佐藤卓/岡本健太郎/谷克二 〈カタログ〉weber/KETTLEPIZZA/CampMaid/アツボウグ/LODGE/GSI/YET/Klean Kanteen/SEATTLE SPORTS/BYER/BLUE RIDGE CHAIR WORKS/HELINOX/CRAZY CREEK/ADIRONDACK/cocoon/HENNESSY HAMMOCK/HILLEBERG/TICLA/Kirkham's/DAC/Feathercraft/Aironaut/PENDLETON/OUTDOOR RESEARCH/ibex/KAVU/Barbour/KENTUCKY ROYALTY/Woolly Pully/INTERSTELLAR/DARN TOUGH VERMONT/RUSSELL MOCCASIN/Chaco/VASQUE/CLIF BAR/UltrAspire/MYSTERY RANCH/KLETTERWERKS/ETHNOTEK/Chico Bag/pacsafe/eagle creek/TERG/遊牧舎/The SPEEDY STITCHER/Rainbow of California/PAX NATURON/みやざきタオル/The Printed Image/OUTSIDE INSIDE/Euro SCHIRM/ABITAX/NITE-IZE/COMPASS/STATIONERY/SUN/Rite in the Rain/FOX40/Merk Wares/MAKING A FIRE/LIVE FIRE/The solite stove/ULTIMATE SURVIVAL/NITECORE/WETTERLINGS/Randall Made Knives/BUCK KNIVES/晶之/佐治 鉈/HIRO KNIVES/VICTORINOX/MAG-LITE/COGHLAN'S ※本書は、2015年6月8日~2022年9月15日までCLAPより配信していた『A&F COUNTRY総合カタログ 2014』と同一の内容です。重複購入にご注意ください。
-
4.0オスが1パーセントしかいないギンブナ、オスからメスに性転換するクマノミ、ハーレムを作るゾウアザラシ、メスに貞操帯をつけるギフチョウ、一夫多妻のオランウータンと乱婚のチンパンジー、おしどり夫婦ではないオシドリ……人間が男と女で苦労しているように、実は、生物たちもオスとメスの存在に振り回されている。それは子孫を残すための熱い戦い。その悲喜こもごもの世界に迫る一冊!
-
3.9本書は、ロングセラー『身近な雑草の愉快な生きかた』の著者による、読みだしたらとまらない、すごい植物のはなし。植物は当たり前のように私たちの身の周りにありますが、けっして何気なく生えているわけではありません。植物の生態は、私たちが思っているよりもはるかに不思議であり、謎に満ちています。本書は、そんな植物の魅力を解き明かす一冊です。○本書の目次より/木はどこまで大きくなれるのか?/植物のダ・ヴィンチ・コード/花占いの必勝法/花は誰のために咲く/トリケラトプスの衰退と植物の進化/リンゴのヘタはどこにある?/紅葉はなぜ赤くなる?/植物の毒は私たちを魅了する/竹は木か草か?/植物はなぜ緑色をしているのか?/種子のひみつ/カラフルなトウモロコシの謎/台所の植物学/どうしてバナナにタネはないのか?/ねこじゃらしは高性能植物/オスの木とメスの木…
-
4.0踏まれてみたり、寄生したり、あえて枯れてみたり…どんな雑草もボ~ッと生えてるわけじゃない!雑草たちのバラエティに富んだ命をつなぐための「知的なたくらみ」をユーモアと愛情あふれる文章で紹介する本。どうして炎天下でも枯れないの?なぜ横に横にと生える?地下に花を咲かせるメリットは?――全部、理由があるのです!◇「上に伸びる」だけが能じゃない◇「均一にそろわない」という強み◇ 甘い蜜、きれいな花には「裏」がある◇ 招かれざる昆虫に“お引き取り願う”ために◇「刈られるほど元気」になる奇妙な進化◇全滅を避けるための「だらだら作戦」◇「メリットのある相手」をシビアに選別◇「図鑑の分類」に収まりきらない自由さ◇冬眠ならぬ「夏眠」で負け戦を回避◇「時代遅れの強さ」を体現……読めば「身の回りの雑草」の見え方が変わります
-
-
-
4.7
-
-雑草に学ぶ、予測不能な環境を生き抜く知恵 究極の戦略は競争を避けることである。 雑草は「踏まれても立ち上がる」たくましいイメージがあるが、じつは弱い植物だ。 なぜ弱い植物がはびこることができるのか。 競争しない、じっと我慢もしない、踏まれたら立ち上がらない。 雑草は知恵と工夫で環境に適応し、逆境を巧みに利用して生き残る。 弱者の戦略は、ビジネスにも、生き方にも通ずる。
-
4.0この夏、きっといちばんせつない本。 涙なしでは読めない、 けなげな野菜の生きざま 「メロンの模様は実は傷」「キャベツは人によって丸くさせられた」「ジャガイモは火あぶりの刑になったことがある」「トウモロコシは種を落としたいのに落とさないよう改良された」といった、思わずせつなくなる野菜のエピソードとかわいいイラストで野菜を見る目が変わり、身近な野菜にもっと愛着がわく本。 愛らしい野菜のイラストとせつない生きざまを読めば、 最後は思わず食べたくなる!? ◎実はすごい多種多様な野菜の生きざま&エピソード ◎知っているようで知らない野菜進化の歴史 ◎野菜の選び方や美味しい食べ方、栄養や保存方法、レシピなどもあわせて紹介 ◎親子で野菜の意外な一面や奥深さを知り、野菜嫌いもこれで克服できるかも!? 【小島よしお氏(ジュニア野菜ソムリエ)推薦! 】 「野菜は楽しい! 熱い! 面白い! 人類の歴史と共に歩んだ野菜達の進化に思わずおっぱっぴー! 」
-
4.3※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 みちくさ博士こと、雑草に詳しい農学博士の稲垣先生監修、ボタニカルアートの加古川利彦さんが描いた道草ビジュアル図鑑です。タンポポ、シロツメクサといったメジャーな草花から見たことはあるけれど名前が分からない雑草まで、親子に知ってほしい道草を1つずつ丁寧に、花、葉、茎、種、生え方、その草花を使った子どもへの遊び方と、似た植物までイラストと写真で紹介。手触りがザラッとして、キレイな上製本で思わず本棚にディスプレイしたくなる1冊です。学術レベルでも絵画レベルでも使えるボタニカルアートと、普段から学生や子どもたちに教えている先生ならではの解説が分かりやすいのが特徴。数多くというよりも、1つ1つをディープに紹介しています。大人の自然観察の趣味の本としてもいいですが、子どもにも教えてあげたい内容ばかり。ネイチャーガイドさん、インタープリターさんにぜひおすすめです。
-
-【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 はかなくも尊い生の躍動…命のバトンの物語。 原著は「生き物の死にざま」(稲垣栄洋著/草思社)。国立私立中学受験の国語問題に「最頻」で登場する稲垣栄洋教授の本は、ビジネス誌ほか、さまざまなメディアにも取り上げられた自然科学分野の大ヒット作である。今作は、原著をオリジナル脚本による描き下ろしでコミック化。「昆虫記」の著者ジャン=アンリ・ファーブルの名言「死は終わりではない。より高貴な生への入り口である」、「すべての生き物は平等であり、それぞれの役割がある」をテーマに壮大なストーリーが展開される。主人公のハサミムシは、働きアリと出会い、「使命」という言葉を知る。冒険の先で、他の生き物たちの生存競争、次世代への命をつなぐさま、死にざまを目の当たりにし、やがて究極の気づきに至る…。生き物の死を通して喰う喰われる意味、種の保存のため精一杯の命の炎を燃やす小さな虫たちの一生、また自然界において「支配者」とも言える人間の存在をアリとハサミムシの視点で描いていく。副題「わたしはあなたとともにある」の“わたし”、そして“あなた”とはいったいなんのことを指すのか。今、地球上に存在するすべての親子に問いかけたい一冊である。
-
3.8雑草は、抜けば抜くほど増えていく恐怖の植物だった!? 本書は、地球上にはびこる恐るべき植物の生態を、「怖い」という視点から解説した1冊です。具体的には、●百獣の王を殺してしまう、ライオンゴロシ ●なぜ幽霊は柳の下に現れるのか? ●ゴジラに登場した植物怪獣 ●絞め殺し植物と呼ばれる、ガジュマル ●除草剤で枯れないスーパー雑草とは? などなど、読みだしたら止まらない「植物のこわ~い話」が満載です。恐るべき植物の生態が明かされる1冊! 「植物には、人間には計り知ることのできない何かがあります。どこか人智の届かないものがあるような気がします。そんな植物に、昔から人々は『畏怖』を感じていたのです。謎に満ちた植物の世界は『怖い』――そして、『面白い』のです。さあ、『怖くて眠れなくなる植物学』の物語が始まります」(本書「はじめに」より抜粋)
-
3.9読み出したらとまらない、おそろしい植物のはなし。この世の中は、植物で覆い尽くされ、植物を中心に生態系が作られています。その仕組みの巧みさ。植物はどのようにして、複雑な生態系を作り上げたのでしょうか。昔から、人々は植物をさまざまに利用してきました。しかし、人間が利用してきたかのような歴史を振り返ってみると、人類は常に植物に翻弄され続けてもきたのです。人間は自分たちこそが万物の霊長なのだと信じています。しかし、もしかするとすべては植物の思惑どおりなのかも知れません。自然の営みも人間の営みも、植物たちに仕組まれたことなのかも知れません(「おわりに」より抜粋)。 ○本書の目次より/超大国を作ったイモ/トウモロコシの陰謀/除草剤で枯れないスーパー雑草/バブル経済を引き起こした花/人食い植物の伝説/植物に感情はあるか?/幽霊は柳の下に現れる/共生の真実/操られしもの/アインシュタインの予言……
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近所を歩くだけで、意外とたくさんの花々に出会うのが散歩の楽しみ。身近な100種類の花の華麗なる?!雑学を、道ばたに咲く花、学校や公園に咲く花、庭や玄関先に咲く花、四季折々に咲く花、花屋の店先に咲く花の5つの切り口に分けて写真と共にたっぷり紹介。コロナ禍で遠出が出来なくても、身の回りの花々に出会い、手帳を眺めているだけで心が癒されて面白い雑学も身に付く一石二鳥のお散歩に必携のコンパクトな1冊です。
-
3.7普段、歩いている道ばたに、こんなにもふしぎで面白い世界が広がっている――みちくさ研究家として人気の植物学者が贈る、散歩の途上で出会う草花、街路樹をめぐるエッセイ。足元の雑草や花の香りから季節の移ろいを感じたり、赤く色づく葉っぱを見て切ない気持ちになったり。少しだけ目線をそらしてみると、見慣れた景色の中にもさまざまな発見がある。毎日の散歩が楽しくなる、生命の躍動にあふれたドラマが満載の1冊。◇「パイオニア(開拓者)」と呼ばれる雑草◇なぜ雑草は「強そうに見える」のか◇太宰治、竹久夢二を魅了した外来植物◇なぜ、夏の花は朝に咲くのか◇ヒガンバナがぴったりお彼岸に咲くワケ◇キンモクセイの芳醇な香りは「オスの香り」?◇ツバキが花びらを散らさず「花ごと落ちる」ワケ◇葉っぱが赤く色づく「哀切のメカニズム」◇なぜ、すべての命に限りがあるのか
-
4.4そうだったのか! 雑草魂のほんとうの意味。 「雑草にとって大切なことはタネを残すこと。 だとしたら、踏まれても踏まれても立ち上がるって、 ムダなエネルギーを使っていると思わない?」 (本文より) 国立・私立 中学入試[国語]3年連続最頻出著者(2021~2023年 日能研調べ)であり、『はずれ者が進化を作る』『生き物の死にざま』の著者が初めて「私(自分)」を題材に、ライフワークである雑草と、イマドキな教え子たちを絡めてつづる、アンチ雑草魂エッセイ。 頑張りすぎたり、細かすぎたり、要領が良くなかったり・・・・・・不器用だけどまじめで実直な彼らとの日々は、常識に凝り固まりがちな教授のアタマと心をゆっくり溶かし、やがて気づかせる。 指示待ち学生が適確な指示を与えられたときに発揮する大きな力や、 好きなことしかやらない学生の視野の狭さがニッチな発見を生むことに。 効率を求めムダを省くのが優先される時代に、自分の武器をどう見つけるのか? 著者は苦労している割に報われない若者に、どんな言葉をかけるのか? 生きづらさに悩むZ世代、そしてZ世代との付き合いに戸惑う中高年にも、きっとヒントを与えてくれる一冊。
-
5.0「乃木坂で有名なハルジオンだよ」と伝えると、関心を示す学生たち。 「大学の先生なのにアイドルとか知っているんですか」 「よく知らないけど、AKBみたいなものでしょ」 「ぜんぜん違いますよ!」 じゃあ、名前も見た目もよく似たハルジオンとヒメジョンは、見分けられるかい? 田んぼさえ見たことがないイマドキの若者を相手に悪戦苦闘する教授にも、オヒシバとメヒシバの違いさえわからなかった学生時代があった。 「お前は破門だ!」と言われながらも“雑草戦略”で生き抜いてきた過去の記憶と、「教えない先生」として学生の成長を見守る現在が交錯する。 ベストセラー作家でもある「みちくさ研究家」がつづる、雑草学研究室の青春譜。 人生で大切な“草”知識、雑草レベルの繁殖力でボーボー育ちます。
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『雑草手帳』などで知られる著者がおなじみの身近な雑草約70種をキャラクター化 散歩中の雑草を見る目が変わります! 雑草のユニークな生き方を紹介してきた著者初のキャラクター図鑑。 都会でよく見かける雑草を、その性格や生存戦略をもとに大胆に擬人化しながらわかりやすく解説しました。 「スター性アリ」「実は性悪」「知性派」「悪役気質」などなど、各植物をキャラの特徴で章立てしている新感覚の図鑑です。 雑草の世界を新しい視点で眺めてみると、実は都会ぐらしや競争社会の人間が参考にしたい世渡り術がいっぱい。 自分に似ているキャラを見つけると、人生をしたたかに、そしてしなやかに生きるヒントが得られるかもしれません。
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 お尻を拭くのに便利なのは? 別名は「ブスの恋」? マッカーサーの置き土産? 「歯磨き粉」として使われたのは? などなど、100種類の雑草のオモシロ雑学を徹底解説! 基本データに加え、雑草の標本写真で、葉などの細かい部分まで確認できます。散歩が楽しくなること間違いなしのハンディタイプの手帳です。
-
4.3仕事や人生の成功法則は「雑草」が教えてくれる! 本書は、雑草生態学が専門の植物学者による、ビジネスや人生にも役立つ雑草の生き方、生存戦略について紹介する一冊です。 オオバコ、カタバミ、スズメノテッポウなど、さまざまな雑草の生き残り策を、「ランチェスター戦略」「ブルーオーシャン戦略」「ドミナント戦略」などのビジネス戦略と絡めて解説します。 雑草は、踏まれやすい道端や、いつ草刈りされるかわからない空き地など、過酷な場所をあえて選んで生えています。 このような場所の特徴は、「予測不能な激しい変化」が起こること。こうした環境に適応する雑草の生き方は、日々激変する世の中で生きる現代人にとっても参考になる点が多々あるはずです。 「雑草魂」という言葉があるように、日本人は雑草に対して生きる力を見出してきました。 そんな日本人だからこそ腑に落ちる、雑草のしたたかな戦略を紹介します!
-
4.1
-
3.7
-
3.0すべては〈世界征服〉のためだった!?この生きざま、知れば知るほどスリリング!動けない植物の常套手段、それは、「食べさせて殖える」こと。疲れると飲みたくなるコーヒーも、食べると手がとまらないチョコレートも……見慣れた日常の風景の裏側に隠された「植物たちの知られざるたくらみ」に迫る本。◇「栽培している」つもりが「下僕」に?◇「人の支配」から逃走して野生化◇ 植物と鳥たちの間で交わされた「サイン」◇ 動けない植物の「防衛手段」◇ こうして人は「糖の甘味」の虜になった彼らが張り巡らしている“戦略”とは……「殖えるため」「版図を広げるため」なら、なんでもあり。耳をすませば、植物たちの高らかな笑い声が聴こえてくる――?
-
4.2
-
4.5
-
4.0島の生物には島の生物の強みがあり、島の生物には島の生物の戦い方がある。 ガラパゴスはダメなのか? ガラパゴス化はけっしてダメなことではない。それは、「オリジナリティに満ちた進化」であり、「世界の常識を超えた進化」である。生物にとって「競争に勝つとはどういうことか?」「島の生き物たちの進化」を紐解きながら、「ガラパゴスが生み出す新たな『新化』」や「ガラパゴス力を磨く」発想で、ガラパゴスを強みに転換する「ガラパゴス・イノベーション」を説く。
-
4.3一粒の小麦から文明が生まれ、茶の魔力がアヘン戦争を起こした――。人類は植物を栽培することによって農耕をはじめ、その技術は文明を生みだした。作物の栽培は、食糧と富を生み出し、やがては国を生み出した。人々は富を奪い合って争い合い、戦争の引き金にもなった。歴史は、人々の営みによって紡がれてきたが、その営みに植物は欠くことができない。人類の歴史の影には、常に植物の存在があったのだ(本書の「はじめに」より)。 【本書の目次より】コムギ――一粒の種から文明が生まれた/イネ――稲作文化が「日本」を作った/コショウ――ヨーロッパが羨望した黒い黄金/ジャガイモ――大国アメリカを作った悪魔の植物/ワタ――「羊が生えた植物」と産業革命/チャ――アヘン戦争とカフェインの魔力/ダイズ――戦国時代の軍事食から新大陸へ/チューリップ――世界初のバブル経済と球根/サクラ――ヤマザクラと日本人の精神……
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ 漢字の書き取り練習がつまらない、つらい君におすすめ! じつは、成り立ちを知ると、漢字っておもしろいんです。 ☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★ ・「犬」の点の正体は「イヌのしっぽ」! ・「鶏」はひもでつながれたニワトリを表していた! ・「狸」はタヌキを示す漢字じゃなかった! など、全35種の生き物漢字の成り立ちと由来を、 生き物の生態や日本人の暮らしから読み解きます。 漢字雑学の他にも、生き物のかくされた生態や関連する慣用句まで学べる、 今までにない漢字雑学本です。
-
4.4
-
5.0
-
3.0
-
3.3
-
3.8
-
3.4
-
4.3
-
4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大ヒット「眠れなくなるほど面白い」図解シリーズに、【植物学】が登場。 色仕掛け、数学の応用など、生き残りをかけた植物のたくみな戦略を徹底解説。 図とイラストで、ひとめで植物の生態としくみがわかります。 読めば、「ふだん見かけるあの植物に、そんな秘密が!?」と驚くはず。 「花の女王はバラ、では雑草の女王は?」 「なぜ夏の木陰はヒンヤリするのか?」 「昆虫と植物は必ずギブ&テイクの関係なのか?」 「植物は数学を知っている?」 「じつは、植物によって光合成のしかたが違う?」 など身近な疑問から、花粉を運ばせるための昆虫だましテクニック、 一歩踏み込んだ光合成のしくみまでわかりやすく紹介します。 監修は、植物学者・静岡大学教授の稲垣栄洋先生! 植物たちの巧みな戦略とたくましい生き様が見える一冊です。 【目次】 序章 思わず引き込まれる 植物の世界ランキング 1章 知らないと損する? 身近な植物のすごい「才能」 2章 今さら人に聞けない 植物の「基本」 3章 見た目が9割? 植物の「形」と戦略 4章 毎日がサバイバル 植物の「環境」活用法 5章 すべてはごちそうのため 植物と「光エネルギー」
-
-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 散歩の途中に見かけるような身近な雑草から、里山や低山のハイキングで出合う山野草まで、自然の中で可憐に咲く「野の花」236種を紹介する草花図鑑。 和名や別名などの由来から花の特徴、開花期などがよくわかり、庭や鉢植えで育てられるものは育て方、野の花の摘み方、生け方も紹介。 昔から日本に自生したり栽培され、着物や器の柄のモチーフとして愛されてきた野の花も数多く、その故事来歴や花ことばや誕生花などのマメ知識など、読み物としても楽しめる。 はなやかな園芸種とは違って可憐なたたずまいの「野の花」に惹かれる人にぜひ手にとってもらいたい「野の花」の入門書。
-
4.3逃げろ。なぜ、弱くても生き残れたのか? 生物に学ぶ画期的な生き残り戦略。敗者――。この言葉に、皆さんはどのような印象を持たれるであろうか。戦いに敗れた敗者は、弱い存在であり、みじめな存在であり、憐れむべき存在に見えるかも知れない。しかし、本当にそうだろうか。38億年に及ぶとされる悠久の生命の歴史の中では、最終的に生き残ったのは常に敗者の方であった。そして、その敗者たちによって、生命の歴史が作られてきたのである(本書より抜粋)。(おもな目次)敗者が紡いだ物語/競争から共生へ/動く必要がなければ動かない/破壊者か創造者か/死の発明/捲土重来の大爆発/敗者たちの楽園/フロンティアへの進出/そして、恐竜は滅んだ/古いタイプの生きる道/哺乳類のニッチ戦略/サルのはじまり/ホモ・サピエンスは弱かった/進化が導き出した答え/結局、敗者が生き残る ナンバーワンではなくオンリーワンを目指せ。
-
4.2
-
5.0
-
3.9
-
-※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「やっと水をもらえたトマトは超音波で大喜びする」 「ルピナスは花の色を変えて『花粉、売り切れ』を虫に知らせる」 「音楽を聞いたブドウはおいしくなる」 「トウモロコシはかじられるとにおいでSOSをだす」 「トケイソウは『にせの卵』で虫をあきらめさせる」 など、「よく知っている」ような気がしている身近な植物にも、びっくりする秘密があります。この本は、そんな植物の「え? 知らなかった!」というふしぎをイラストで紹介します! なじみ深い植物でも「びっくりな秘密」を知れば、見慣れた植物が、これまでとは違って見えてくるはずです。
-
4.0
-
-本書は、NHKラジオ深夜便「花の魅力 花のふしぎ」で人気の著者最新刊。昆虫をあざむき、鳥たちを魅了する。美しい花々のすごい生き残り術とは? 植物が花を咲かせるのは、自らの子孫を残すためである。花が美しい花びらを持っているのは、花を目立たせて、昆虫に見つけてもらうためである。そして、芳醇な香りや甘い蜜で昆虫を誘うのである。花の美しい色も、複雑な形も、すべては昆虫に花粉を運ばせるためである。こうして、色とりどりの花々が咲き乱れているのだ。(「はじめに」より抜粋)○本書の目次より○バラ―綺麗なバラにトゲがある理由/マーガレット―恋する乙女たちの数学/ミズバショウ―スカンク呼ばわりされる花/スィートピー―誰がために花は咲く/アザミ―人類が初めて出会った雑草/コスモス―秩序ある花のひみつ/ポインセチア―クリスマスは似合わない/ヤドリギ―神聖なパラサイト……
-
-“雑草のクラス”の担任の先生が 61種の雑草たちを紹介する、新しい雑草図鑑! 全国各地でよく見られる雑草61種を収録した図鑑です。雑草を一種ずつ、を小学校の“クラスメイト”に見立ててイラスト化し、楽しい解説文とともに紹介します。 それぞれの雑草にどんな個性や特徴があり、人に例えるとどんな性格なのかを、「担任の先生から」のコメントとして植物学者の稲垣栄洋先生がユーモラスにわかりやすく語ります。 やわらかい文章とかわいいキャラクターイラスト、精密なボタニカルアートを掲載した、雑草の魅力がわかる一冊です。 【この本の特長】 ●キャラクター化によって雑草の特長がよくわかる ●読みもの感覚で楽しく読める ●精密なボタニカルアートやデータ付きで、図鑑としても充実 〈紹介する雑草〉 ヒメオドリコソウ、ハコベ、二ホンタンポポ、スミレ、 ハルジオン、シロツメクサ、エノコログサ、ヒルガオ、 ヒガンバナ、ススキ ほか全61種 【対象年齢】 小学3年生頃から 【著】稲垣栄洋(いながき・ひでひろ) 1968年静岡県生まれ。農学博士。専門は雑草生態学。農林水産省、静岡県農林技術研究所上席研究員などを経て、現在、静岡大学大学院教授。著書に『はずれ者が進化をつくる』(ちくまプリマー新書)、『生き物の死にざま』(草思社)などがある。
-
3.8彼らはなぜ生まれ、恐れられたのか 異形の者たちの本当の姿と人間の豊かな想像力に関する55のエッセイ 《正体をあばかれるモンスターたち》 サイクロプス 凶暴な一つ目の巨人 かまいたち 突如手足の皮膚を切り裂く 狢(むじな) 目も鼻も口もない顔 野襖(のぶすま) 顔に飛びつき窒息死させる 火車 死者の亡骸を墓場から奪う あまびえ 江戸から伝わる疫病よけ 麒麟 良い政治のときに現れる シーサーペント 鯨を負かす巨大なウミヘビ ツチノコ 1970年代に一大ブームになった ネッシー 20世紀最大のミステリー ……他、全55! 河合真維・イラスト
-
-チューリップ、クロッカス、バラ、マーガレット、カンパニュラ、パンジー、マリーゴールド ――花は、それぞれ輝ける場所で咲いている。 身近な47の花のドラマチックな生きざまを、美しいイラストとともに紹介する一冊。 ベストセラー『生き物の死にざま』著者、文庫最新刊。 『身近な花の知られざる生態』(2015年、PHPエディターズ・グループ)を改題、加筆のうえ文庫化。 (「はじめに」より) 花にさまざまな種類があるように、私たち人間にもさまざまな顔があり、個性がある。 私たち人間は、花の美しさを知っている。花の色や形は、いろいろあることが美しいと知っている。 それなのに私たちは、ときどき「たくさんあること」の素晴らしさを忘れてしまうのは、どうしてだろう。 「違うこと」の素晴らしさを見失ってしまうのは、どうしてだろう。 くらべたり、優劣をつけたくなってしまうのはどうしてだろう。 花は自分を誰ともくらべない。 そして、自分だけの花を咲かせる。 世の中には、さまざまな花がある。 花の数だけ咲き方がある。 そして、花の数だけ、物語があるのだ。 本書では、そんな物言わぬ花の物語を紡いでみたいと思う。 〔内容〕 人々を魅了してやまない一瞬の美しさ サクラ 本当ははかなくない春の妖精 カタクリ 人だけでなくハチも惑わすラブグラス パンジー バブル景気の元祖となった魅惑の花 チューリップ 今も多くの人に愛され続けるひかえめな花 スイセン 春は花、秋は香辛料として愛される クロッカス 綺麗な花にするどいトゲがある意外な理由 バラ 乙女の期待を裏切らない科学的な花占い マーガレット 虫が拒むように進化を遂げた花 スィートピー カタツムリとは実は相性がよくない花 アジサイ 夜の交友関係の意外なパートナー テッポウユリ 香りで虫を寄せつけない花 ゼラニウム 世界初の麻酔手術に使われた花 チョウセンアサガオ たった一年で三メートルの高さになる不思議 ヒマワリ アフリカ原産の太陽に恋した少女の花 マリーゴールド 宮沢賢治が愛した「小さな鐘」 カンパニュラ ピンクの語源になった花 ダイアンサス 人類が初めて出会った雑草 アザミ 可憐なように見えてたくましい コスモス 歴史上、暗躍した毒草の中の毒草 トリカブト 本当はクリスマスが似合わない植物 ポインセチア 鳥を惹きつけるために先駆けて春に咲く ツバキ など
-
4.0