検索結果

  • 葬りの怖い話
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    葬儀から埋葬まで葬送と弔いに纏わる恐怖譚! 「かえせ、かえせ。お前の肉体を寄越せ」 土葬の遺言を破り父を火葬にした息子を襲う父親の影。 四体の父親が息子の手足を千切ろうと… ――「親父の遺言」より 人形供養で有名な寺の裏の公園で子供たちが掘りあてた禁忌…「人形の寺」 着物だけを棺に入れた奇妙な葬儀。火葬の炉に入れた途端、恐ろしい現象が…「着物葬儀」 通夜の晩、祖父から食べさせられたグミのようなもの。祖母の指だと言うのだが…「祖母の魂」 かつて風葬を行っていた奄美大島のある場所。祭りの晩に出逢った少女との関係は…「トフル」 葬儀の最中くじら幕の裏側に隠れて遊んでいた子供が布越しに見た奇妙な世界…「くじら幕」 他、野辺送り・風葬・骨噛み・逆さ事・両墓制・破地獄・洗骨・一杯飯など葬儀慣習の民俗学コラムもあわせ全43話収録。 葬るとは命と役目を終えたものを埋葬すること、そして時に「無かったこと」にすることである……。
  • 怪談四十九夜 今宵かぎり
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    超豪華執筆陣!超弩級怪談集!! 人気シリーズが一夜の復活! 豪華執筆陣による最恐怪談アンソロジー 怪異はつきない、地獄行きはまだまだだ! 死者の魂魄が現世にとどまる四十九日に準え不思議で怖く不気味な話を紡ぐアンソロジー「怪談四十九夜」。シリーズ11冊完結から三年、一夜かぎりの禍々しき復活には錚々たる執筆陣が登場する。 ・仕事で訪れた家での壮絶な怪異「愛知の家」(田中俊行) ・出戻ってきた隣家の娘のその理由「同じ声」(斉砂波人) ・奇妙な老婆が引いていたのは…「糸」(福澤徹三) ・イノシシやシカと違う奇妙な足跡「寄生」(若本衣織)、事故の多い坂の謎「九本目」(雨宮淳司) ・販売サイトで売られていた物は…「なつかしの品々」(平山夢明) ――ほかつくね乱蔵、小田イ輔、我妻俊樹、そして黒木あるじ。地獄行きはまだまだ、怪異の宴は続く。
  • 写真の怖い話
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    「写真」に纏わる超厳選怪談集 肩にかかる手、オーブ、黒い影、奇妙な物体―― それって心霊写真? 少年の頭はザクロのように半分しかなく、この世のものとは思えない… ――「最後の写真」(西浦和也)より 偶然か因縁か、写ってはならないものがそこにある。見つめるほどに背筋が冷える不可解な瞬間の記録、〈写真〉に纏わる怪談を選りすぐった一冊。 ・写真同好会で撮った集合写真の凶悪な異変「佐伯さん、連絡ください」(つくね乱蔵) ・心霊スポット撮影で起きた顛末「撮影に行って来た」(田辺青蛙) ・写真を撮ると必ず写る異形、彼のその後「彼のイモムシ」(川奈まり子) ・有名な宿での曰くの写真「克己復礼」(鶴乃大助) ・静止画を動画にするアプリの奇妙な暴走「夫婦の肖像」(鷲羽大介) ・オークションで手に入れた古いアルバム、その違和感とは「心霊写真百枚セット」(クダマツヒロシ) ――など書き下ろしほか全44話収録。
  • 町田相模原怪談
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    地元の恐怖が集まるマチサガの怖い話 東京都町田市、神奈川県相模原市――100万人が暮らす首都圏の一大ベッドタウンに潜む怪異譚を地元の怪談作家が徹底取材! ・駅前に建つ某ビル、そして某ホテルにも出現する赤い服の女の霊「町田駅前ビル」 ・女の幽霊の噂を聞き相模大野の某公園を訪れた若者が味わった絶望「見ると死ぬ女」 ・生者を狙い引きずり込む鶴川の危険な怪異「ホーム下」 ・淵野辺のマンションに住む学生が体験した部屋を訪れる妖「通りもの」 ・成瀬駅から生者の命を狙いつけ狙う黒い異形「ついてくる」 ・最凶心霊スポットと名高い宮ヶ瀬に棲む妖怪〈川天狗〉の恐怖「潤水都市さがみはら」 ・血塗れの男が侵入する恐怖!霊道に建つ異界の物件「玉川学園の家」 ・相模湖のとある廃墟で巻き起こる戦慄の出来事「湖畔の廃ホテル」 ・タヌキの仕業だったのか。金井の男性の身に降りかかった不可思議すぎる実体験「狸話」 ・いるはずのない赤子の声、存在しない最上階のさらに上――怪異が頻発するとある病院「津久井の病院」 ・長津田行きで寝過ごした先の車庫で目撃した異様な存在「背が高い高い高い」 ・黒い女の幽霊が佇む津久井の最凶心霊スポットで起きた怪事「三井大橋」 ・〝開けてくれよう〟そう言いながら毎夜男が窓を叩く鶴川某所の恐怖物件「うるさい部屋」 ・国道16号沿いで目撃される白い幽霊の正体と、ダム湖を徘徊する奇妙な人物の恐怖「白い奴~名手橋」 ――など、マチサガの怖い話を多数収録!
  • ヒビ怖 急に恐くなる日常
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    いつでもどこでも誰にでも怪異は訪れる―― 「隣人」「自転車」「坂」「母」「猫」「ゴミ」「忘れ物」など身近な事柄をテーマに集められた生の怪異体験談73話を収録! 通勤電車でいつも隣に座って来る男。男が唱える言葉を聞いていると異変が…「ルーティン」 盗まれた自転車が見つかった喜びもつかの間、傍らで犯人が首を吊っていて…「加速感」 男児を背負ってゴミ山に置きに行っていたという不気味な祖父の話。その真相は…「ゴミ山」 何もない場所を指さしては猫がいるという娘。猫なんていないでしょ!と強く言った瞬間、娘は…「ねこちゃ」 アパートのベランダに立つ赤い女。だがそこは空き部屋のはずで…「昨日の女」他、 怪談マンスリーコンテスト受賞者43名が聞き集めた戦慄の怪談投稿、最恐傑作選。 ★ふつうの毎日がふつうじゃなくなる22のシーン 母の怖い話 猫の怖い話 隣人の怖い話 ゴミの怖い話 散歩の怖い話 樹木の怖い話 金属の怖い話 自転車の怖い話 地下鉄の怖い話 水族館の怖い話 動物園の怖い話 忘れ物の怖い話 再会の怖い話 名前の怖い話 数字の怖い話 後から来た怖い話 運動会の怖い話 祭りの怖い話 蛇の怖い話 信仰の怖い話 坂の怖い話 異界の怖い話 ★執筆者 青葉入鹿/薊桜蓮/犬飼亀戸/雨水秀水/浦宮キヨ/大谷雪菜/岡田眞弥/おがぴー/御家時/怪談を千話集める人/隠人籠屋/影絵草子/影野ゾウ/千稀/烏目浩輔/鬼志 仁/黒野洋司/小祝うづく/佐々木ざぼ/佐藤健/瑞雲閣華千代/錫鳴奇壱/雪鳴月彦/高倉樹/高崎十八番/月の砂漠/天堂朱雀/中村朔/墓場少年/八の通り/花園メアリー/柩葉月/筆者/碧絃/ホームタウン/真合流/沫/宿屋ヒルベルト/柳下どじょう/大和かたる/肜/yuki/吉田六
  • 暗黒トライアングル 奇禍
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    危険度MAX! 踏み入れたら最後 三者三様の闇が交わる恐怖の三角地帯 近所の森に出没する老婆が吐き続ける。 「ガキ殺すガキ殺すガキ殺すガキ殺す……」 「虫取り婆」(播磨龍次)より 闇の深淵へようこそ。 血塗られた因習から人怖怪談まで、三者三様の闇を描く新進気鋭の三人が集まった暗黒トライアングル。 ・学校近くの歩道橋に佇む黒シャツの老人、その悍ましき目的「飛べじいさん」、引っ越し先のアパートの隣人に挨拶に行ったところ、玄関先で見た物の恐怖「隣人の作業」(播磨龍次) ・甘やかされ、小動物などの虐待をしてきた子供が、やがて道祖神を標的にしたその末路「悪戯」、体育座りをした悪臭にまみれたスーツ姿の男が自室に…「残骸」(渡部正和) ・供物泥棒をしていた男に降りかかる惨劇「冷気」、一族に伝わる禁忌の因習〝ハジガミ〟の謎「双子のハジガミ」(内藤駆)など収録。
  • かぎろいの島
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    3.2
    1巻935円 (税込)
    エブリスタ×竹書房が推すホラーの頂点 第3回最恐小説大賞受賞作は、孤島の怪奇ミステリ―! 天涯孤独の小説家・津雲佳人の元にある日届いた、伯母を名乗る人物からの手紙。 そこには幼い佳人と、十数年前に自死した若き頃の父の写真が同封されていた。 一度あなたの故郷へ来てほしいという伯母に、 佳人は九州南西部の孤島・陽炎島に渡る。 しかしそこは地元の者も近寄らぬ禁域、異人殺しの伝説が残る忌まわしき島だった。 島では異人の魂を弔う秘密の神事が行われており、 その神事を担うのが佳人の一族・白(つくも)家であるという。 現在は佳人のいとこにあたる、みのり、ハル、セイの3人がそのお役目を果たしている。 父はなぜ幼い佳人を連れて島を出たのか? 母は? 様々な疑念が渦巻く中、島で起きる殺人事件、奇怪な祭り。 犯人は異人の亡霊なのか、それとも……。 閉ざされた島で起きる戦慄の惨劇、ヴァナキュラーな孤島の怪奇ミステリー! 「あそこは異人殺しの島ですよ」 昔、陽炎島に鬼の一族が漂着した。 島民は金品と引き換えに上陸を許し、その夜、歓迎の酒宴を開いた。 宴は異様な盛り上がりを見せ、ついに島民達は酔った勢いで鬼達とまぐわってしまう。 翌朝目を覚まし我に返った島民は、鬼達が眠っている隙に彼らを惨殺し、金銀財宝を奪って死体を山に棄てた。 「その鬼が異人であると?」 「さあ。ただその亡霊が彷徨うんです、今も」
  • 黄泉つなぎ百物語
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    「もっと怖い譚(はなし)はあるか?」 「ならこれはどうだ」 実話怪談の名手49名が恐怖の頂を求めて紡ぐ怪の数珠。 各々が持ち寄った「最恐話」でとこしえの闇を織る実話百物語! ぱっと開けば、そこは奈落。 一分で読める空恐ろしい話、不思議な話が九十九話。 明けない夜はどこまでも深い闇に落ちていく…… ●収録話 ・第1夜「山にて」黒木あるじ ひとり分け入った山中。夜、焚き火をしていると炎の中に知らない男の顔が… ・第3夜「暗がりに浮かぶ」夜馬裕 母屋から離れた便所に浮かぶ男女の首。祖父母は死んだお前の両親だと言うが… ・第84夜「十分間」営業のK 一族の中でただ一人霊感のなかった男は、購入した中古住宅で初めて恐怖を知る… ・第96話「闇夜に跳ねる」郷内心瞳 深夜、農免道路から臨む田んぼの中でぼんぼん飛び跳ね続ける発光物体の正体は… ・第99話「朝がくる」平山夢明 寂れた山小屋で霊の調査をしていた若者たちを襲った戦慄の恐怖とは… …ほか全99話収録。
  • 「超」怖い話 辰
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    3.0
    三体の文楽人形を妻とする男 旧家に伝わる一子相伝の儀式 竜神から預かった約束の皿 新築の家に隠された呪い面 闇を覗く愉悦! 令和の聞き書き怪談集 2024年の始まりに大増ページで贈る「超」怖い話、最新刊。 ・無人の山小屋で録音した自然音に混じっていた恐怖の声…「ヒーリング・ミュージック」 ・禁じられた川で遊んでいる最中、川面に映る少年の顔が突如老人に変化して…「川遊び」 ・7歳になる前に亡くなった初孫が死ぬ前に遺した不気味な言葉…「待望」 ・旧宅の屋根裏にあった陶磁の皿。竜神様からの預かり物だというが…「老人と川」 ・紋様が老人の顔に見える楕円の石。表情が変わると凶事が…「蒐集家」 ・動物が家の周りで死に、畳が腐る新築の家。床板を剝がすと土で作られたお面が…「瘴気」 ・竜の字が入った男と関わってはならぬ。警告のお告げを破ると…「関係」 ・商家の亡くなった三人娘を象った文楽人形。一家繁栄の守り神というが…「サタメ」 他、怒涛の恐怖全36話!
  • 「超」怖い話 巳
    値引きあり
    -
    【紹介文】 市井の怪談を聞き集めて12年。 「超」怖い話 干支シリーズ完結! 「あのダム、疑似餌で人を釣るんだ」 釣り人が転落死するダムに浮かぶのはウキのような人魂で… ――「疑似餌」より 入居すると双子を孕む部屋 蛇が因縁の鍵となる忌み家 …ほか怖気だつ現代怪奇録! 東に祟られた人がいれば駆けつけ、西に呪われた人がいれば行って話を聞き、 南に取り憑かれた人がいれば心の丈を吐き出してもらい、北に力尽きた人の遺したものがあればそれをできるだけ具に拾い集めていく(巻頭言) ――本書はそうして世に生まれた聞き書き怪談録である。 ある人が臨死体験で見た世界…「問い」、古民家の庭に放置された空の檻から聞こえる唸り声…「売り物件」 母を襲う蛇を必死で殺す夢の意味…「蛇」 廃屋の撮影中に鳴る笛の音と押入れから出たリコーダー…「魔境の笛」 転居先で出会った少年に連れられて行った長屋で見た四人の不気味な母…「母ちゃん」 旅館に掛けられた動く少女絵…「日の丸構図」 他、生々しい恐怖が息づく46の怪! 午年から始まった「超」怖い話 干支シリーズが1周回り、巳年にて完結。 しかしウロボロスの蛇の如く、本書は終わりであり始まりである。 25歳以下の怪談作家を募集する大会「超-1/U-25」より見出された若い血が二人、本書にそそがれた。 ひとつの終焉とともに新時代の到来をここに宣言したい。
  • 恐怖箱 忌憑百物語
    値引きあり
    -
    異世界へ行く危険な方法… 存在しない謎の地下四階… 高層ビル40階の化け馬… 奇怪で恐ろしい、実話怪談100話 日常の脇にぼっかりと口を開ける異界の恐怖譚100篇を4人の怪談蒐集家が独自の取材で聞き綴った実話怪談集。 ・朝方に漂う異臭のおぞましい原因とは…「換気扇」 ・火災現場に佇む焼け爛れた異形の正体「立っている」 ・人ならざる存在が身投げをいざなう沖縄のとある断崖「私も。」 ・マンションに張りつく7階分ほどの巨大ナナフシ「愛撫」 ・校庭にいる全員の足に突然異様な感触が…「すねこすり」 ・数多並ぶ仏像に混じった在るはずのない生きた像「三十三間堂」 ――など、酷暑の熱を忘れるに最適な体験者の実在する戦慄の百物語。
  • 恐怖箱 呪禁百物語
    値引きあり
    3.0
    「今から人が死にますよ」 耳元で突然聞こえた囁き。 十秒後、悪夢が…(「予告」より) 人を呪い殺せる壷 仏間の地下儀式 駐屯地の祟る供養塔 日常の闇を覗き見る百怪談! 4人の怪談蒐集家が独自の取材で聞き集めた実話を代わる代わる紡ぐ百物語。 今から人が死にますよ…駅のホーム、ふいに囁かれた声はどこから?「予告」 おにぎり工場の釜の湯気に浮かぶ顔。笑っているうちはいいのだが…「飛顔」 月に一度予知能力が開花する女性。条件が二つあり…「勘がいい人」 二週間に一度クラブのママの家を訪れる霊。徐々に距離が縮まって…「通い婚」 駐屯地の敷地内にある木杭。それを蹴った自衛隊員は…「同情無用」 水回り限定で怪異の起こる家。毎年7月の同日に見る恐ろしい夢とは…「命日」 ほか、短夜にさらりと読めて深く残る恐怖譚、珠玉の百話をどうぞ。
  • 大分怪談
    値引きあり
    -
    大分在住の著者が徹底調査! 犬神憑きから異形の棲まう山まで、大分県のご当地怪談決定版。 「女の子から声をかけられても車に乗せないでください」 神楽女湖の恐怖看板はただの都市伝説なのか? 「敷地内から、とある山を指さしてはいけない」 大分県西部の施設に伝わる禁忌の真相 「木の前を通ると見えない手が首を絞めてくる」 別府市小鹿山周辺の呪われた木 などなど、大分県在住の著者が県内各地をめぐり採話した豊後国、大分県の怖い話が満載。 中津市八面山大池付近に散らばる不気味な髪の毛の瓶…「かみのびんづめ」 大分県西部の某施設に伝わる禁忌、敷地から指をさしてはいけない山とは…「山を指さす」 別府市小鹿山周辺の呪われた木の怪…「首くくりの木」 妻の亡骸をミイラにした男の末期…「妻を塗り固める」 国東半島の祟り神に纏わる伝承…「コイチロウサマ」 大分ではインガミと呼ぶ犬神使いの恐ろしき術…「犬神」 宇佐市に遺る鬼の伝承と若者の恐怖体験…「鬼のミイラ」 竹田市にある豊後岡藩の処刑場の石柱の祟り…「処刑場跡」 他、土地の歴史伝承を紐解き、現在の怪異との因果を浮かび上がらせる戦慄のご当地怪談!
  • 恐怖箱 怪画
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    3.5
    見てはならぬ。触れてもならぬ。 曰くつきの美術・骨董品に纏わる怖い話! 自殺した父が集めていた曰くつきの美術品。最近購入した品の中に自殺の原因があると考えた息子は…「全部正解」、祖父が中国で買ってきた白い陶器の猿。祖父と少年の前でだけ猿は本物になる…「お猿」、叔母の家から持ち出した遺品の風景画。その夜から不気味な老人の幻影が纏わりつき…「凋落」、小学生の息子が拾ってきたダルマの絵。以来、家では異音とともに恐ろしい現象が…「ダルマさん」、昭和初期に華族の愛人が囲われていた屋敷には開かずの間があった。好奇心からこじ開けると、中には30枚に及ぶ同一人物の肖像画が。だがそれは凶事の始まりでもあった…「開かずの扉」ほか、呪われた絵画、美術骨董品に纏わる26の実話怪談! 著者について 加藤一 Hajime Kato 1967年静岡県生まれ。O型。獅子座。人気実話怪談シリーズ『「超」怖い話』4代目編著者として、冬版を担当。また新人発掘を目的とした実話怪談コンテスト「超-1」を企画主宰、そこから生まれた新レーベル『恐怖箱』シリーズの箱詰め職人(編者)としても活躍中。主な著作に『「忌」怖い話』、『「超」怖い話』シリーズ、『「極」怖い話』シリーズ(以上、竹書房文庫刊)、『怪異伝説ダレカラキイタ』シリーズ(あかね書房)など。
  • 「超」怖い話 仏滅
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    3.0
    不思議なこと、空恐ろしいこと、あるんです…。 超戦慄、大反響! お寺の実話怪談、お坊さんの語る怖い話! 由緒正しきお寺のご住職から聞き集めた正真正銘の実話怪談、『「超」怖い話 怪仏』。 圧倒的な恐怖とリアリティでもって読者を震撼させたこの寺怪談の続編がついに届けられた。 仏も滅亡するような最悪の日=「仏滅」と冠した本書には、前作を凌ぐ摩訶不思議な話、身の毛もよだつ心霊譚がびっしりと収められている。 怨み、妬み、執着……生者死者問わず人間が引き起こす怪事件のおぞましさはまさに阿鼻叫喚もの。 もちろん中には不思議な良い話もある。 それらすべてをひっくるめて人間の業と言えるのかもしれない。 今回は「拝む」をテーマに占い師の方からも奇怪な話を伺った。 厳しい修行を積まれた僧侶の方、そして数々の悩みに立ち会ってきた占者だからこそ見えたもの……拝む人が目撃した戦慄の実話怪談をとっくりと味わっていただきたい。
  • 闇塗怪談
    値引きあり
    -
    金沢市に実在するふつうの会社の、ふつうじゃないブログ……YAHOO!ニュースにもなった噂の怪談ブログが本になった! 営業部所属の著者が勤務先の社長に内緒で、こっそり書き始めたという怪談はなんと350話以上、そのすべてが実話。今回その中から洒落にならない恐怖譚を厳選、これまで封印してきた禁忌譚、最新最恐の書き下ろしとともにびっしりと収録した。実話に拘る怪談ジャンキーならこの<本物の匂い>がすぐにわかるはず。それはどこまでも深く馨しい、甘美で危険な恐怖の芳香である……。
  • 実話怪談 毒気草
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    3.0
    隠し部屋の洋人形と一家の秘密とは…? 土地や場所絡みの怪奇から、一族に付きまとう因縁、いわくつきの物品に、人の怨みと呪いまで…… 胸が塞がる怪異、息苦しさの止まらぬ恐怖実話! 絡みつく蔓草の如く、恐怖がジワジワと胸を締め付ける神沼三平太の実話怪談シリーズ第3弾。 ・大晦日の晩に裏山に入ると、山に棲む神に食われるという言い伝え。どうなるか試すと山に入った幼馴染は…「裏山の神様」 ・更地にする予定の一角にあった井戸。蓋をずらした作業員に起きた異変。さらに井戸からは子供の足跡が続いていて…「水足跡」 ・気が付くと踏切の真ん中で座りこみ眠っている。人身事故が多い踏切には一体何が…「人食い踏切」 ・祖父の家の軒先にある飛びだし人形(交通事故防止看板)。なぜか祖父はその人形に孫の名前をつけていて…「飛び出し人形」 ・入ってはいけない屋敷の隠し部屋に並ぶ無数の洋人形と祭壇。こっそり忍び込んだ娘は昔そこで受けた儀式を思い出す…「人形屋敷」 ・父が骨董市で買った唐津焼の大壺。その日から続く不幸は父の見る夢に関連していた…「骨喰みの大壺」 ・亡くなった不倫相手の妻に呼び出された女子大生。彼女はそこで〈蛇〉の呪いを受ける…「蛇わずらい」 ……他、戦慄の26話! 著者について 神沼三平太(かみぬま・さんぺいた) 神奈川県出身、O型。 大学の非常勤講師として働く傍ら、趣味で実話怪談の蒐集を始めた。 実話怪談コンテスト超-1/2010年大会、稲川賞受賞。第8回ビーケーワン怪談大賞優秀賞受賞。 2011年『恐怖箱 臨怪』(竹書房文庫刊)にてデビュー。 主な作品に『実話怪談 寒気草』『実話怪談 怖気草』、「憂怪」四部作『恐怖箱 崩怪』『恐怖箱 坑怪』『恐怖箱 叫怪』『恐怖箱 醜怪』(竹書房文庫刊)、『恐怖箱 怪談とか。』『恐怖箱 袋小路』(Kindle)、共著に「恐怖箱 百物語」シリーズ等がある。
  • 闇塗怪談 瞑レナイ恐怖
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    4.0
    「あいつ、友達を貪り食うんだ」 友人の連続死と悪夢。 因果の種は少年時代に…。 「鬼ごっこ」より
  • 闇塗怪談 祓エナイ恐怖
    値引きあり
    4.0
    富山の住職が匙を投げた、呪われた農家。 相次ぐ不審死。開かずの間。 中にはいったい何が…… 「鏡の部屋」より 北陸最恐の怪談ハンター、最新書き下ろし! 金沢発、霊感営業マンが綴る実話怪談集。 山間を撮影した映像に映る赤い屋根の家。だがそれは今は存在しない一家殺人のあった家で…「ドローン」 著者の友人の住職もお手上げだという連続不審死のあった富山の家。霊能者のAさんと著者が現場で見たものは…「鏡の部屋」 友人と霊はいるかいないか賭けをすることになった男。自殺の名所と言われる石川県の橋へ動画を撮りに行くが…「熊走大橋」 村の火葬場で焼き縮む遺体を棒で押さえつける仕事。ある日、恐ろしいことが…「火葬」 同僚男性に誘われて行った彼の家は人形だらけ。やがて二階から妙な物音が…「人形の家」他、オール書き下ろし!
  • 闇塗怪談 断テナイ恐怖
    値引きあり
    -
    怪異は私の家の中まで入り込んでいる。 だからもう、深夜の執筆はできない… ~あとがきより にし茶屋街、山代温泉ほか、石川県の怖い話満載。 文庫書き下ろしだけの最恐譚! 断ち切れない血の因縁と地の呪縛、闇深き怪を集めた金沢発人気実話怪談シリーズ第6弾。 ・橋の上や屋上で何度も見かける娘の幻影、本物は家にいるのだが…「二人の娘」 ・ソロキャンプの焚き火に現れた山の異形。恐怖の中、男が持っていたウイスキーを差し出すと…「酒宴」 ・母親の死を切っ掛けに引っ越してきた転校生。だが下校中、母と思しき女性と手を繋ぐ姿が…「友達の母親」 ・忍び込んだ廃屋に放置されていた玩具。どこからともなく現れた子供たちが群がり無言で遊びだすが…「おもちゃ」 …他、幼少期から現在に至るまでの著者自身の恐怖体験、石川県の怖い話が満載!
  • ジョジョの奇妙な冒険 紅い遺言
    4.0
    『JOJO magazine』にて好評連載された「第5部」の暗殺チームやボス親衛隊たちにスポットを当てたスピンオフノベライズが、豪華装丁を纏って単行本化! リゾットの知られざる暗殺任務や、プロシュートとペッシのギャングストーリー、メローネとギアッチョが直面するベイビィ・フェイスの反抗期、スクアーロとティッツアーノの法廷劇のほか、ソルベとジェラートの単行本だけの書き下ろしエピソードなど全7本を収録。忠誠と裏切りの狭間で散っていった者たちの鎮魂歌を、ここに刻む。
  • 秋田怪談
    値引きあり
    -
    秋田県の最恐ご当地怪談集 北秋田市◆祭りで撮れた不可解な写真 秋田市◆飲み屋街に出る白装束の男 男鹿市◆深夜見た都市伝説のアレ 横手市◆トンネルに現れる謎の警官 仙北市◆秋田藩の公的河童目撃録 由利本荘市◆通夜の日のぴんぽんおばけ ……ほか 秋田県に所縁のある鶴乃大助、卯ちり、戦狐が秋田の各地を巡り土地の人々から聞き集めた秋田の怪異奇譚集。 ・家に続く不幸の理由は、敷地内の郷土神を祀る社が荒れたせいなのか…「みよしさん」(由利本荘市) ・大太鼓祭りで撮れた不可解な写真、その行方は…「ポラロイド写真」(北秋田市) ・座敷ワラシのいると言われる部屋に宿泊してみたら…「禍福は糾える縄の如し」(大仙市) ・歓楽街・川又で飲んだ帰りに髷を結ったいで立ちの男と目が合い…「通町橋の男」(秋田市) ――ほか、仙北の河童やナマハゲ、妖狐など、怪奇伝承から妖怪話、曰くある代物云々…奇々怪々な秋田がここにある。
  • 荒魂怪談
    3.5
    目をとる 手をとる 命をとる 神の前に 人は虫けらぞ。 圧倒的、畏怖と戦慄 荒ぶる神の祟り 原始の恐怖36怪! 和魂と荒魂。神にはふたつの顔があるが、どちらを前にしても人はひれ伏すのみ。 神は人の理の外にあり、真に恐ろしきは霊や人の生みだす呪いではなく、神仏の怒り=祟りなのかもしれない。 神輿が出る日は農作業をしてはならぬという祭りのルール。破った者は…「禁忌」服部義史 夜の散歩で拾った五十円玉で気まぐれに参拝したお稲荷様。その効果は吉か凶か…「御礼詣」ホームタウン 戦時中、炭焼き小屋の裏に密かに祀った裏靖国神社。その目的とは…「裏の靖国」鷲羽大介 原因不明の体調不良に苦しむ女性に憑いていたのは怒れる犬神。その原因は…「争いの原因」橘百花 3日間連続したある一族の葬儀。親族が抱える妖しい木箱の正体…「願いと箱、そして代償」小田切大輝 山で石を拾ってから体調が悪い女性。友人は石が山神様のものだと言うのだが…「卵石」卯ちり 新しく住職として入った寺に漂う禍々しい気。原因はどこに…「ある僧侶の死」(鶴乃大助) 山道を走るトラックに積まれていた騒がしい檻。中に入っていたのは動くはずもない木造の…「檻の中」斉砂波人 ブラック企業の社長がトイレの傍に祀った祭壇。病んでいく社員はやがて…「邪鬼」渡部正和 山中に落ちていたミニチュアの祠を入れた桐箱。気味が悪くて投げ捨てたのが悪かったのか…「まめがみさま」蛙坂須美 神像集めが趣味の祖母が古物商から手に入れた黒塗りの箱の正体…「正座する人達」つくね乱蔵 大学で肝試しをした学生に起きた異変。神が憑いていると言われる女子学生が見たものは…「Q」幽木武彦 峠の祠の祟り、神社の境内で鳥が死ぬサイン、奇怪な10の怪異譚…「らんしん」黒木あるじ 父方の里の奇妙な風習。祖母の葬儀で恐ろしい真実が…「一緒に暮らさないか?」営業のK 拝み屋のもとに相談に来た母娘。自分たちには神がついていると言うのだが…「ヨモノキさま」(郷内心瞳) ほか、36の神仏恐怖譚!
  • 異形連夜 禍つ神
    値引きあり
    4.0
    自分達を守ってくれると思っている存在は、実はとんでもないモノなんじゃないかと」 神か、異形か。里の社で祀られるモノの魁偉なる姿とは―― (「やまのかみ」より) 内藤駆が蒐める奇怪霊妙な体験談 2年ぶり待望の実話怪談最新作! 奇絶怪絶。世の怖い話のなかでも極めて異彩を放つ壮絶な体験談ばかりを蒐集する内藤駆が2年ぶりに放つ待望の最新刊。 ・台風の夜、命を取りに港町へ押し寄せる不気味なモノ達「死亡フラグ」 ・秘め事の最中に現れる毛虫の赤ん坊と呼ばれる恐ろしい異形「体育倉庫」 ・居たはずの人物が周囲の記憶ごと掻き消える…不可思議な存在消失譚の引き金とは「机の下」 ・水田のお社で出遭った神様とされる禍々しき何か「やまのかみ」 ・東南アジア某国の通称病人村で目撃した化け物の姿「ハハタン」 ・幕末から続く因果を一身に受ける少年への凄惨な祟り「霧雨」 ――など異形なる恐怖譚22篇を収録。
  • 井澤詩織の誰かに話したくなる怖い話
    4.0
    声優・井澤詩織、責任編集&作家デビュー! 推しの怪談作家7人と《最恐の怪談本》を創る! 「怖がりながらも怪談を愛してきた私の「好き」をぎゅっと詰め込みました」 ――井澤詩織 ◆推しの怪談作家7人に依頼した完全書き下ろし148頁 ◆超厳選・レジェンド級のマイフェイバリット怪談10話 ◆取材から執筆まで一人で挑戦した、自身初の怪談作品「バレた」を収録! 井澤詩織が敬愛する作家7人に、それぞれの得意ジャンルで 「誰かに話したくなる怖い話」を書き下ろし依頼。 土地の因果→怪凰ぁみ ガチ怖ヘビー級→神沼三平太 土俗の禁忌→黒木あるじ 不穏な日常→黒史郎 情念の厭怪→つくね乱蔵 奇怪な人怖→三好一平 悪意と怪の融合→夜馬裕 年間2000話以上、膨大な読書歴よりとくに心に残っている傑作怪談10話を再録。 そして取材から執筆まで、恐怖と本気で向き合ってできた処女作品「バレた」を収録! 大好きな怪談を「読む」「推す」そして「書く」へ! 恐怖と怪談愛をめいっぱいつめこんだ井澤詩織責任編集の一冊!
  • 犬鳴村 [小説版]
    3.4
    『呪怨』の清水崇監督が映画化! あなたは日本最恐の心霊スポット〝犬鳴村〟を知っていますか? 「この村の名は検索しないほうがいいよ」 「“午前二時に鳴る公衆電話”」 「トンネルを抜けた先に村があって、そこで××を見た……」 「もう会えない」 「わんこがねぇやにふたしちゃろ~♪」 午前二時、YouTuberがトンネルに入ったことから始まった不可解な事件。 全ての謎は[犬鳴トンネル]にあり。 常に恐怖体験で名が上がるほどの最凶スポットでもある「犬鳴村」。 福岡県の「旧犬鳴トンネル」の先に位置するとされ、 「近くの小屋には骸が山積みにされている」 「全ての携帯電話が圏外になる」など、 日本地図から存在が抹消された村である。 単なる都市伝説なのか、すべて真実なのか…!? 決して触れてはいけない〝犬鳴村〟が、ホラー映画の第一人者・清水崇によって禁断の映画化! 身も凍る恐怖と戦慄、古より続く血の祝祭からあなたは逃げられない。 本書は、監督の清水崇・脚本家の保坂大輔と共に、恐怖実話の第一人者で九州在住の久田樹生によって書かれた、もう一つの『犬鳴村』である。 ★巻末には、清水崇[監督・脚本]×保坂大輔[脚本]×紀伊宗之[プロデューサー]による特別鼎談も収録 映画『犬鳴村』2020年2月7日(金)公開 主演:三吉彩花 監督:清水 崇 脚本:保坂大輔 清水 崇 音楽:海田庄吾 滝澤俊輔 主題歌:Ms.OOJA「HIKARI」(UNIVERSAL SIGMA) 制作プロダクション:ブースタープロジェクト 配給:東映 (C)2020 「犬鳴村」製作委員会 〈あらすじ〉 日本には、行ってはならない場所がある―― 臨床心理士の森田奏の周りで突如、奇妙な出来事が起こり始める。 「わんこごねぇやに ふたしちゃろ~♪」 奇妙のわらべ歌を口ずさみ、おかしくなった女性、行方不明になった兄弟、そして繰り返される変死……。 それらの共通点は心霊スポット【犬鳴トンネル】だった。 「トンネルを抜けた先に村があって、そこで××を見た……」 突然死した女性が死の直前に残したこの言葉は、一体どんな意味なのか? 全ての謎を突き止めるために、奏は犬鳴トンネルに向かう。 しかしその先には、決っして踏み込んではいけない、驚愕の真相があった……! ◆犬鳴村とは? 九州に実在する最恐の心霊スポット・犬鳴トンネル。 その近くには日本政府の統治が及ばない集落“犬鳴村”があり、そこに立ち入った者は決して戻れない、という都市伝説がある。 村の入口には「この先、日本国憲法は通用せず」と書かれた看板が立てられており、犬鳴トンネル、及び周辺では、過去に事件が起きているという。またネット掲示板やSNSには村周辺を訪れた人たちの恐怖体験が今も数多く寄せられている。 犬鳴村は、犬鳴トンネルの先にあると言われているが、現在はダムが建設され、日本地図にその痕跡は残っていない。 これは単なる都市伝説なのか、現実なのか?"" 著者について 作家。 徹底した取材に基づくルポルタージュ系怪談を得意とするガチ怖の申し子。代表作に『「超」怖い話 怪怨』、『「超」怖い話ベストセレクション 怪業』、『怪談実話 刀剣奇譚』(竹書房文庫)など。
  • 牛首村〈小説版〉
    値引きあり
    3.3
    2020年『犬鳴村』 2021年『樹海村』 そして2022年――『牛首村(うしくびむら)』 実録!実在?【恐怖の村】シリーズ第3 弾は、北陸に実在する最凶の心霊スポットが舞台! 『犬鳴村〈小説版〉』『樹海村〈小説版〉』同様、 保坂大輔と清水崇の脚本をもとに実話怪談の旗手・久田樹生が小説化。 清水崇監督・Kōki主演 映画「牛首村」2月18日(金)降臨! 「ウシノクビって……知ってる? この話を聞くとみんな呪われて、いなくなるだって」 〝私がもうひとりいる……?〟 奏音(かのん)は、ある心霊動画に映った、自分そっくりの女子高生を見て驚愕する。 牛首マスクを無理やり被らされ、廃墟に閉じ込められたところで映像は途切れた。 彼女は誰なのか? 妙な胸騒ぎと、忍び寄る恐怖。 何者かに導かれるよう、動画の撮影地・坪野鉱泉へと向かう。 自分と同じ容姿の少女、消えた女子高生たち、牛の首…… 「牛首村」と呼ばれる恐ろしい場所の秘密と風習が、狂気と恐怖となり、彼女にまとわりついていく……! ◉北陸随一の心霊スポット――〈坪野鉱泉〉 坪野鉱泉(つぼのこうせん)は、富山県魚津市・史跡「坪野城址跡」の裏に位置する温泉旅館の通称で、北陸随一の心霊スポットと言われている。旅館は1982年に倒産し、経営者は行方不明になった。建物は取り壊されることはなく、廃墟と化す。以来、プールで男児が水死した、オーナーがボイラー室で首を吊った、建物内に霊が見えるなどという噂が流れ、肝試し目的の若者や暴走族の溜り場になる。心霊現象が多く報告され、地元では坪野鉱泉から無事に帰還するためのルールが存在している。また、1980~90年代にかけて数多くの心霊番組やオカルト番組で活躍した霊能力者・●保●子さんが坪野鉱泉を訪れた際には、強い危険を感じ、廃墟に入ることを拒否したほどの最恐スポット……。 ◉多くの心霊現象の報告が集まる場所――〈牛首トンネル〉 富山県小矢部市桜町と石川県河北郡津幡町牛首を繋ぐトンネルで、正式名称は「宮島隧道」。牛首トンネルという名の由来は、牛首村にある八坂神社の神様「牛頭大王」からきており、この神様は、頭が牛、体が人間の霊力の強い神様として知られている。トンネル内で男性が焼身自殺をし、更にその母親が息子を追ってトンネル近くで首吊り自殺したという噂が囁かれ、多くの心霊現象の報告が集まっている。実際にトンネル内に安置されている地蔵に纏わる怪奇エピソードが多く、「血の涙を流すお地蔵様を見た」「夜中に喪服を着た老婆が襲ってきた」などの恐怖体験の声が集まっている。現在は首のない地蔵が安置されている。
  • 推しと私の怪異調査 サトリの眼
    3.0
    高校入学後、霊視能力に目覚めた椎葉里瑠は、怪異と人間の感情が“視える”ようになった。以来、家族や周囲と気まずくなり、家にも学校にも居場所を失う。心の拠り所は推しのアイドルグループ〈アソート〉のアキさま。そんな中、相談相手の心霊系Vtuber・清原こすもに心霊調査の助手をしないかと提案された。軍資金稼ぎのために引き受けたものの、依頼主は〈アソート〉の運営会社で、しかも現場にはアキさまが!? ステージで輝く推しを見たいだけで素顔を見たいわけじゃない…。けれど推しの距離感が近くてヤバい! オバケよりもヤバい! 推し活×オカルトの新感覚オモ怖コメディ!!
  • 怪奇異聞帖 地獄ねぐら
    値引きあり
    4.0
    「あいつ、たった四日で真っ黒に溶けちまいました」 古墳から出てきた勾玉。 盗んだ作業員を襲う恐るべき呪いとは? 「黒汁」より 人柱の家、廃墟の座敷牢、全室事故物件のアパート… 禍々しさが炸裂する最凶怪談! この世の悍ましきもの、忌まわしきものを限界まで煮詰めた地獄の怪談集。 ・顧客の家に突如飾られた油絵。左耳を手で覆う少女の絵だが、以降住人の耳に異変が…「玄関先」 ・秘密の地下室があると聞いて忍び込んだ廃墟。隠し階段の奥にあった座敷牢と謎の水場は…「廃墟の地下室」 ・民俗学の調査を兼ねて訪れた祖父母の家。妙に冷える畳が気になって調べると裏にびっしりお札が…「お札の部屋」 ・建築作業中に発見された古墳。副葬品の勾玉を盗んだ作業員の行く末…「黒汁」 ・怪我人が続出する古民家の解体。開かずの間の大黒柱の下には注連縄と骨が…「贄の柱」 他、抗えぬ負の魔力に酔いしれたし。
  • 怪奇異聞帖 隙窺いの路
    値引きあり
    4.0
    怪異が隙を窺う危うき小路―― その時、ボロボロの傘が差し出され… 「入ったわね! 私の傘に入ったわね!」 (収録作「雨傘」より) 油断禁物…!怪異に心許す勿れ 日常の小さな違和感から壊れていく…体験者の実在する驚愕の怪談集! 怪異に対して普段から万全の対策をし続けられる者はいない…。 入院中、深夜の病棟で気づいた異様な気配…「何かが跡を付けてくる」 ある絵のモデルを請け負った可憐な女性はその後、病的なまでの妖艶さを纏うようになったが…「くちなわ」 海外の市場で見つけた干からびた手のようなものは土産物ではなく呪物で…「薬指」 代々、女しか喪主のできない家、それは先祖の酷い行いのせいだというが…「女喪主の家」 あるトンネル工事現場で起こった悲惨な事故の原因は…「盤ぶくれ」 他、隙あらば奇々怪々の世界へと誘われる最新恐怖体験集全19話!
  • 怪談因果 陰陽がたり
    3.0
    恐怖と絶望を煮詰めた最恐タッグ! 京都の曰くつきの家業の家に生まれた女性を縛る怖ろしき闇 「もうひとりいる」営業のK 人の心を読み生霊を操る力を母から受け継いだ娘の業 「魔女の断罪」夜行列車 血と地の「業」が生む、禍々しき二人怪談 「闇塗怪談」「怪談禁事録」で人気の営業のKと電子コミック「篠宮神社」シリーズの原作で話題の夜行列車が、 各々の取材した怪異の中から絶望と恐怖を並べ合う戦慄の二人怪談。 ルームシェアをすることになった先輩の家にある謎の物置。中には一体の人形が…「瑕疵物件の作り方」 貧困集落で生み出されたコケシの神。だがそこには禍々しい何かが…「この世の果てでコケシは嗤う」 近所の古い家に出入りする家族らしき三人と開けっ放しの大きな窓。謎めいた家に魅入られてしまった女性が見たものは…「棲み家」 戦時中のある村で目隠しをされて連れて行かれる山の怪。そこから帰った者は…「獣憑きの家」 ほか。闇×夜、どこまでも黒き世界に朝は来るか。
  • 怪談禁事録
    値引きあり
    5.0
    大ヒットシリーズ「闇塗怪談」の営業のKによる 新たな恐怖伝説が始動! 群がる首無しっ子が 私の首をもぎ取ろうと ぐりぐり捻り回す……。 「供養塚」より 行ってはならぬ村 聞いてはならぬ声 禁忌に縛られた恐怖実話27! 金沢に実在する塗料会社のブログに綴られた実話怪談が話題を呼んで書籍化、 大人気シリーズとなった『闇塗怪談』の著者がさらなる禁忌に挑む新作実話怪談。 ●山陰の村で川に近づいてはならぬとされる日。破ると船がお迎えに来るというのだが…「船が来る」 ●等身大の幼児人形を抱いてカラオケ店に来た老婆。漏れ聞こえる歌声をよく聞くと…「まーくん」 ●北アルプスの断崖絶壁に立つ不気味な母娘。登山中に彼らから囁かれた言葉の意味とは…「二歩目より三歩めがいいです」 ●雪の峠で身動きできなくなった車。夜半、握り飯を差し出してくる男らに車を囲まれ…「車中で夜を明かした」 ●近所の空き家に忍び込もうとした少年らが見た存在しないはずの家族。恐怖は20年後に…「いつから呪われてた?」 ●出張から帰宅して感じた家族の異変。夕飯に出された一枚の冷えた食パンは…「付きっきり」 ●一人っ子なのになぜか姉がいた記憶のある女性。神社でお祓いを受けてから見えなくなった姉の正体は…「姉」 ●屋敷の床下から見つかった古い塚。工事を続行しようとすると、作業員の子供達が次々と死んで…「供養塚」 他、禁断の27話収録!
  • 怪談禁事録 朝が来ない
    値引きあり
    3.3
    禁忌を暴き、恐怖を浴びる! 見てはならぬモノ。行ってはならぬ場所。 禁忌には必ず隠された理由がある。それも恐ろしい理由が……。 ◆東北の寒村で年に一度山から下りてくる狐面の行列。訪いを受けた家は…「山からやって来るモノ」 ◆朝目覚めると娘の全身に無数の噛み傷。原因は一族の血筋に…?「狗神というもの」 ◆山陰地方の入山禁止の山。人を喰うバケモノが棲むと言うのだが、騙されて踏み入った少年は…「ころがりわらし」 ◆夜、海辺でキャンプをしていると、沖のほうから無人の小舟がやってきて…「舟葬」 ◆財布の中に突如現れ、忽然と消えた白い紙。翌日、彼女の世界は光を失ってしまい…「朝が来ない」 ◆夜、出かけて行く母と入れ違いに布団に入って来る老婆の歌う不気味な子守歌…「子守歌」 ◆古民家に使われていた立派な柱を新居に使ったところ起こる怪異。実はとんでもない曰くが…「大柱だけ残した」 ◆樹上で過ごすの恐怖の一夜。不気味な女が囁く「はむか、のむか」の意味とは…「サバイバルキャンプ」 他、著者渾身の取材による本能がアラートを発する最新最凶怪談全25話!
  • 怪談禁事録 ハカが見える
    値引きあり
    4.0
    「存在しない墓が見えたら終わり」 介護施設の記憶ゲームで起きた不気味な事件。 連鎖する死のルールは… (「ハカが見える」より) 幾度も書くのを”邪魔された”曰くつきの禁忌譚! 本来触れるべきではない領域にある話、本能が忌避するような怪異ばかりを集めた怪談集。 ・介護施設で行われた複数の絵を記憶するゲーム。ある人が存在しない墓の絵があったと言い出して…「ハカが見える」 ・1枚の人身事故画像にとり憑かれた男。事故について調べるうち恐ろしい事態が…「7センチの隙間」 ・家に母親が二人いるという女性。一人は生みの親、もう一人は生きていない存在だというが…「母親」 ・水死体のあがった日は海で殺生をするな。船頭の忠告を無視した釣り人の末路…「戻り恵比寿」 ・ある二階建て家屋の調査に赴いた不動産会社の社員。家の中に入るも階段が見当たらず、同行の女性に異変が…「土地家屋調査」 他、禁忌の扉がいま開く!
  • 怪談七変幻
    値引きあり
    -
    戦慄を紡ぐ七人競作集 「あの子たち、どんな死に方をしたんでしょう」 学校に現れる異形の怪異たち 七人の怪談巧者たちが魅せる七色の恐怖! ベテランから新進気鋭までクセありな七名が集結、その奇妙奇天烈な味わいを堪能する新たなシリーズが登場。 ・解体作業の現場で出てきた物は…「仏に非ず」(クダマツヒロシ) ・中年男にいつも妙なことを言われ…「ハトのことなら大丈夫」(黒史郎) ・無人販売所に並べられていたものを見て驚愕「生首とパイナップル」(蛙坂須美) ・夜中に起きた幼い息子の異変「三月二十日」(丸山政也) ・歴史資料館で石器を見てから感じる何者かの気配「共に闇を駆ける」(雨宮淳司) ・初めて入った店なのになぜ…「常連」(鷲羽大介) ・葬儀から始まった一連の怪異「祖母の振袖」(神沼三平太)など全44話収録。
  • 怪談七変幻 漆黒
    -
    異形の恐怖 七人怪談集 強烈な個性が刻む奇想のアンソロジー 「見られたから、殺せない」 深夜の玄関で遭遇した恐ろしい化け物の姿(「顔面童子とろうろく女」より) 新鋭から熟練まで強烈な個性が光る怪談巧者7名が集結した奇想の怪談競作集第2弾! ・とある遊園地のお化け屋敷に入った者の凄惨な末路「喘鳴館」(蛙坂須美) ・深夜にクローゼットから響く咳の恐ろしい原因「養分」(藤野夏楓) ・訪れた実家で次々と炙りだされる兄の異常性と昏い記憶に彷徨う怪異が絡み合う長編「身裂き」(沫) ・山中で遭遇した異様に巨大な羽虫の大群がもたらす怪「森林管理」(クダマツヒロシ) ・田舎の物件で突如起きた凶事と明らかになる忌まわしき因果「古民家へようこそ」(つくね乱蔵) ・男に襲われる不快な悪夢。その戦慄の原因とは…「亡友二名」(郷内心瞳) ・怪奇現象が頻発する住宅地で体験した身も凍る恐怖「別海町の住宅」(匠平)など全35話収録。
  • 怪談番外地 蠱毒の坩堝
    値引きあり
    5.0
    「くちゃっ、ぐちゅっ」 棺に入った私から肉をちぎって食む音が…。 (「恥さらしの仏壇」より) 怪談界の武闘派3人が恐怖で殴り合う無法地帯。 最凶に物騒な極悪怪談! 数多の怪異の中でもとくに闇深い話を取材してくる3人が危険な恐怖を持ち寄った怪談集。 ・荷物で塞がれた使用禁止の階段。中央に供えられたコロッケは…「奥階段」 ・離島のガマで頭蓋骨を踏んでしまった男の末路…「しゃれこうべ」 ・嫁ぎ先の奇妙な仏壇。一族の恥さらしを祀っているというが…「恥さらしの仏壇」 ・部屋に井戸のある家の葬式。母は誰とも口をきいてはならぬと…「部屋中の井戸」 ・公園に一夜にして現れた不気味な木。だが周囲は異変に気づかず…「冥途」 ・水詰まりの修理に訪れた文化住宅。猫砂まみれの部屋にいたのは…「畜生部屋」 他、様々な因果が練り込まれた地獄の28話収録!
  • 忌怪島〈小説版〉
    値引きあり
    3.0
    2023年6月16日(金)公開 清水崇 監督・西畑大吾(なにわ男子)主演 映画「忌怪島/キカイジマ」を完全小説化! 恐怖は、〝村〟から〝島〟へ── バグじゃない! 呪いだ! 絶海の孤島で起こる謎の連続死 現実と仮想が交わり始める時 最恐の呪いが再起動する…… あんたらが見たっちゅう赤い女ね…… そりゃイマジョだよ。 この島が生んで、 こびりついた罪穢れさぁね…… 〈あらすじ〉 同日、同時刻、同じ死に方をした男女 全く別の場所の室内で、2人は海水に溺れて死んだ…… 未だシャーマンが棲む島。 その島でVR研究を行う片岡友彦とチーム「シンセカイ」。 突然のシステムエラー、突如出現する赤いバグ。 シャーマンは語る──「それは〝イマジョ〟じゃ」 交わり始める異世界と現実世界。 瞬く間に島を覆う怪奇と死──。 〝イマジョ〟との関係は? 彼らは謎を解き明かし、生きて島を脱出することができるのか……!
  • 恐怖箱 厭還
    値引きあり
    4.0
    庭に埋めらたぬいぐるみの腹に仕込まれた肉片…そして凶事が。 平和な日常を一瞬にして突き崩す怪。圧倒的恐怖、ここにあり! 平和な日常と家庭を突如襲う理不尽な怪。或いはどす黒い情念の花が咲く因果応報の怪。 圧倒的な忌まわしさと絶望感が胸を抉るつくね乱蔵の人気実話怪談〈厭〉シリーズ最新作。 原因不明の頭痛に悩まされる男。友人は、二週間前に行った心霊スポットが原因だと言うのだが…「何も分からない」、 子宝に恵まれぬ兄嫁を心配した妹は子授け祈願すら受けられぬ自らの一族の秘密を知る…「長男の嫁」、 隣家との境界線に埋められた肉片の詰まったウサギのぬいぐるみ。 やがて凶事が…「ぬいぐるみの肉」他、闇が闇を呼ぶ怒涛の37話! 著者について つくね乱蔵 Ranzo Tsukune 福井県出身。第2回プチぶんPetio賞受賞。 実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」で才能を見いだされデビュー。 内臓を素手で掻き回す如き厭な怪談を書かせたら右に出る者はいない。 主な著書に『恐怖箱 厭怪』『恐怖箱 厭鬼』『恐怖箱 厭魂』『恐怖箱 絶望怪談』『恐怖箱 万霊塔』『恐怖箱 厭獄』、その他主な共著に「怪談四十九夜」シリーズ、「怪談五色」シリーズ、「恐怖箱テーマアンソロジー」シリーズ、『アドレナリンの夜』三部作、ホラーライトノベルの単著に『僕の手を借りたい。』がある。
  • 恐怖箱 油照
    値引きあり
    4.7
    実話怪談は作家の頭の中で創り出された恐怖ではない。怪事の生き証人たる体験者に取材し、彼らの記憶から引きずり出してきた本物である。ゆえに一人の作家が短期間に大量生産することは難しい。よほどの人脈と運、労を惜しまぬ行動力がなければ不可能である。だが不思議と「来る時期」があるという。怪談の方から寄ってくる、気味が悪いほどに集まってくる魔の時期が……。今回、その魔が3人同時にやってきたらしい。集まった草稿はのべ850ページ。どれもこれも本物だけが持つ厭なオーラを醸していたが、その中でも特に強烈な異臭を放つ、アクの強い逸話だけを集め200ページに絞り込んだ。収録された話はまさに恐怖の精鋭たちといっていい。己が持つ毒で読者諸君を痺れさせ、不安の闇に引き摺り込む真夏のヒットマン。打たれてみるのも一興、恐怖の毒ほど馨しく甘いものはないのだから――。
  • 恐怖箱 産土百物語
    -
    痛ましいバイク事故、川底に消えた生徒、駅ホームから転落した教頭… 「校長先生、あの神社に参拝されていませんよね」(大) 新任の校長が土地の伝承を真っ向否定した結果、次々と起こる惨劇! その学校の敷地はかつて… 収録作「着任挨拶」加藤一 より 六人の怪談作家が日本各地で採話した戦慄の百話! 「恐怖箱」お馴染みのベテラン4人に加え、注目の若手2人が初参戦! 心霊スポットの帰り道、ツレを襲った異変…「相乗りドライブ二題」、ある日の台所、置かれていた人形は白い膜に覆われており…「五体投地」、部活の集合写真には仲間の右足が2本あり、その後…「ガチムチ心霊写真」、迂回した山道で撥ねてしまったのは、胴体は鹿で顔が…「野生動物を撥ねた夜」、エレベータ内で男がパニック状態で暴れている原因は…「監視カメラに映ったモノ」、新赴任の営業所長が大掃除で捨ててしまった包み紙は護符だったようで…「職務精励」など、体験者の実在する驚愕の現代百物語!
  • 恐怖箱 厭鬼
    値引きあり
    4.0
    エグいほどに恐ろしい。 内臓の襞に粘りつく、おぞまし怪談! ひと言で言えば、おぞましい。厭な話ばかりが集められている。生者の闇が、死者の無念をひきずりだし、悪意に力を与えたとでも言おうか…人心の醜さがとてつもない恐怖と惨事を引き起こしている。蔵で見つけた般若の面の曰くとは…「紙般若」、家族が順繰りに死んでいく呪われた家…「四人結界」、墓場でコックリさんをした姉妹は…「妹からの手紙」ほか、魘されること必至の35話!
  • 恐怖箱 厭獄
    値引きあり
    -
    「こいつで呪いを注入する…」 村の秘祭で使われた鬼の面と木刀。それに宿る怨嗟の因縁とは…? 陰鬱な闇から滴る怪と命の水音。暗黒ゆえに引き込まれる実話怪談! 町の観光名所を探していて辿り着いた山奥の洞窟神社。だが、そこには呪いの絵馬がずらりと…「減らない絵馬」、初潮を迎えるまで女子は赤いものを身に着けてはならない―家のしきたりを破ってしまった長女は…「唇と爪先」、廃墟マニアの二人組が忍び込んだ二階建ての家屋。ベッドの上に放置されていた拘束衣にふざけて袖を通した男は…「縛る」、差別を色濃く残した村の秘祭。祭りで鬼役を担っていた若者は村を出て、積年の恨みを晴らすべく復讐を始める…「無差別」他、無間地獄の如く救いのない闇が広がる怪談実話全40話収録! 著者について つくね乱蔵(つくね・らんぞう) 福井県出身。第2回プチぶんPetio賞受賞。実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」で才能を見いだされデビュー。内臓を素手で掻き回す如き厭な怪談を書かせたら右に出る者はいない。主な著書に『恐怖箱 厭怪』『恐怖箱 厭鬼』『恐怖箱 厭魂』『恐怖箱 絶望怪談』『恐怖箱 万霊塔』、その他主な共著に「怪談五色」シリーズ、「恐怖箱トリニティ」シリーズ、『アドレナリンの夜』三部作、ホラーライトノベル『僕の手を借りたい。』などがある。
  • 恐怖箱 厭熟
    値引きあり
    4.0
    三月六日 土曜日。 あの家が売れた…「不幸日記」より 住んではいけない家、六十六日間の観察記録! 熟成された呪情、災厄が手招く実話怪談! 家や土地の祟りから、悪行の報いとして受けた呪いまで、底冷えのする恐怖実話がずらり。 ・押し入れから続々と出る見覚えのないゴミ。最後に見つけた木箱の中を見た途端、すべての記憶が蘇る…「紗耶香様」 ・パワハラで辞めた社員らが結成する上司を呪い殺す会、その成果は…「団体交渉」 ・夜中に聞こえる赤ん坊の声。出所は背中の彫り物…「入れ墨」 ・藁人形の始末を任された集落の家。怠ると何が…「ヒトカタ供養」 ・屋根裏に座敷牢のあった家の跡地に建つマンション。事情を知る近隣住民は…「生贄マンション」 …他、熟しきった怨念が放つまやかしの甘き芳香。戦慄の全38篇!
  • 恐怖箱 厭福
    値引きあり
    4.0
    「なぁあんた、顔見せてくれよ」 空き家に出る俯いた女の霊。 どうしても顔を見たくなった男は家を借りて… 「顔を上げて」より 闇に捧げた代償。 怪が齎す黒い福。 思わず呻きたくなる実話怪談35話! 祖父の家の三番蔵。けして入ってはならぬ理由とは…「ゆらゆらと」 供えて欲しいものの匂いを醸す仏壇。ある日出てきた禍々しい匂いの正体は…「リクエスト」 コックリさんを手元で祀ることを考えた少女、果たしてその御加護は…「パワースポット」 呪われた家の解体作業で死んだ父。父の写真が一枚も残っていない理由とは…「家」 どんな店も半年もたない曰くつきの物件。関係者が皮膚病になるのだが、壁を剥がしてみると…「肌ざわりの良い壁」 木から落ちたのをきっかけに予言を口にするようになった娘。ある日改まって告げたのは…「予言、すべて的中」 他、内臓がねじ切られるような35話!
  • 恐怖箱 厭満
    値引きあり
    4.5
    「あそこは墓地なの」 三歳の娘が語る衝撃の胎内記憶とは… 「墓地」より 鳥肌びっしり、絶望がみっちり ギュウ詰めの酸鼻に首まで浸かる実話怪談 一家四人が首吊り自殺した忌み家。お稲荷様の祟りともっぱらの噂だが、そこに新たな住人が…「サイレン」 とある神社に髪の毛で結わえられた無数の絵馬。内容は全て謝罪文で…「こうたさま」 孫の初節句の写真に変な男が写っていると訴えた直後に吐血死した祖母。母親には何も見えないのだが…「七五三の写真」 豪商の家の養女になった貧家の娘。彼女が新しい家の天井裏で見た恐ろしい光景…「赤い部屋の理恵」 三歳の娘に好奇心で尋ねた胎内記憶。すると娘の口調ががらりと変わって…「墓地」 ほか、家族円満ならぬ禍族厭満な実話がぎっしり。 さて、いま貴方の隣にいる人の笑顔は本物ですか?
  • 恐怖箱 叫怪
    値引きあり
    3.5
    現役大学講師が聞き集めた絶叫実話怪談。「超」曰くつきの祟り話から、土着の神に纏わる戦慄の風習まで、強烈な忌み話を22話収録。 山深い集落に伝わる神招きの儀、その恐ろしき秘密とは…「ぼんだらぬし」、けして応えてはいけない叫び声、マタギが代々恐れる山の怪…「欲しがり」、忌み地に家を建ててしまった家族を襲う祟り…「わけあり」ほか、この現代で確かに起きている恐怖絵図!
  • 恐怖箱 坑怪
    値引きあり
    4.0
    怪談は怖いほどよい。呪いは強く、もたらす不幸はより重いほうがぞくぞくする。最後は怪異の原因を突き止め、呪縛から解放されれば一件落着。カタルシスも得られようというものだ。しかしながらこれは実話怪談、現実はそううまくいかないのが常である。つまり、ああ良かったで終わらない場合もあるということだ。本書「坑怪」は同じ読みである「後悔」を掛けている。体験者たちの後悔、無念がテーマであると同時に、読まなければよかったと思うほどに凄絶な話ですよ、という意味だ。怪談ジャンキーの期待を裏切らぬ恐怖だけは詰めこんだ。それらはすべて本物、実際に起きた事象である。ゆえに安易なオチ=救いはないことをここでお断りしておく……。
  • 恐怖箱 醜怪
    値引きあり
    4.0
    粘りつく恐怖。死を呼ぶ忌話。 手加減なしの容赦なき実話怪談! 人は誰しも醜い闇の一面を有している。妬み、嫉み、怨み、怒り…これら負の感情が煮詰まり死に際の心を占めると、魂は成仏できずに怨霊悪霊となり、呪い祟りといった怪事を引き起こす。これすなわち怪談の誕生である。そして、その怪談を嬉々として聞きたがる、読みたがるのもまた人間の性であり、闇ではあるまいか。怪の惨事が酷ければ酷いほど、我々の心は強く惹かれてしまう。本書は著者がとくに「死臭の濃い」と思われる話ばかりを30話集めた怪奇実話集である。好奇心が命取りとならぬよう心して楽しまれたし。
  • 恐怖箱 絶望怪談
    値引きあり
    -
    逃げても逃げても追ってくる凶きモノ…凄絶な呪いと祟り。容赦なき袋小路怪談! 狙われたら最後、地獄の涯まで追いかけてくる呪いや祟り。それらは因果応報の場合もあれば、理由なき無差別テロの場合もある。ある日突然感じた不吉な影が、次第に濃く、近くなってくる。異変に気付き藻掻いてももはや手遅れで、今度は異変を異変とも感じられなくなってしまう…。〈奴ら〉に取り込まれ、一足先に魂を彼岸に連れていかれてしまうからだ。そして最後、すべてを奪われる。そんな強烈で理不尽な怪に巻き込まれてしまった人々がこの世にいる。本書はその絶望の記録でもある。心臓を殴られるような実話怪談全36話。救いはない、ただ恐怖とリアルが其処にある……。
  • 恐怖箱 万霊塔
    値引きあり
    4.0
    その「実(はなし)」は毒。 喰らう覚悟はあるか?  情念の指に、雑巾のごとく胸を絞られる快苦。 骨まで揺さぶる実話怪談! 生者と死者の情念が絡み合う生々しい怪奇事件、その恐怖の一部始終。祖母の代から伝わる文箱は、恨む相手を念じつつ蓋を開けると憎しみが取り除かれるというが…「覗き箱」、再婚相手の息子に寄り添う前妻の霊、真の母子になりたいと願う後妻は…「それぞれの愛」、壁中に鳥居を打ち付けられた廃屋に足を踏み入れた男たち、やがて恐ろしい一夜が始まる…「鳥居」、住人が次々と体を壊し出て行く新築マンション、その理由は…「虚ろの城」ほか、現実からもぎ取った恐怖の実話45篇を収録。柔く握られ、徐々にきつく…胸を絞られるような読後感がたまらない! 著者について 福井県出身。第2回プチぶんPetio賞受賞。実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」で才能を見いだされデビュー。内臓を素手で掻き回す如き厭な怪談を書かせたら右に出る者はいない。主な著書に『恐怖箱 絶望怪談』『恐怖箱 厭魂』『恐怖箱 厭鬼』、その他主な共著に『怪談五色』シリーズ、『恐怖箱』トリニティシリーズ、『アドレナリンの夜』三部作など。
  • 恐怖箱 仏法僧
    値引きあり
    4.0
    恐怖箱、夏の名物=トリニティシリーズ。3人の怪談ハンターが独自のルートで集めてきた恐怖体験を披露し、怖さを競い合う怪談バトル、最凶の実話アンソロジーである。今回は人間の心の暗部から実に厭な話を引きずり出してくる妙手・つくね乱蔵、女流ならではの繊細かつねっとりした怪を紡ぎだす橘百花、そして深く沈んでいくような重苦しい怪を圧巻の筆致で描く雨宮淳司の3名がエントリーした。 はたしてあなたの心を抉るのはどの怪か。そして、3つの恐怖が1冊の中で混ざり合う時、さらなる地獄が顕現し、あなたを黄泉に招く……!
  • 恐怖箱 崩怪
    値引きあり
    -
    実話怪談における神沼三平太のイメージは、おそらく「軽妙」ではなかろうか。すなわち、怖すぎないが不思議で奇異な話を集めてくるのが得意、といったイメージである。が、今回そのイメージは鮮やかなまでに裏切られ、突き崩された。著者自ら「深刻な本」と称する本作は、最初から最後まで重苦しく、陰惨酷悪なガチ怪談で埋め尽くされている。前書きに「読んでいい話だなと思うような話は一つもない」「健康を損なうおそれがあるので読みすぎに注意」とあるが、まったくもって冗談ではない。本気の忠告である。しかしながら、それだからこそ本書は怪談ジャンキー諸君においては垂涎の作となっていること請け合いだ。この際、心優しい忠告など無視して、恐怖を求める本能のまま貪るように味わっていただければ幸いである。きっと、貴方の世界が、変わる――。
  • 恐怖箱 禍言百物語
    値引きあり
    5.0
    奇々怪々の取材記録たっぷり100話! 「幽霊なんて信じていない」 …でも、いる。少年が座っている。 「前席の中年、後席の少年」より 押し入れのびしょ濡れ老婆 箱から聞こえる恨み言 不孝を呼ぶ禁断の建築… 本物の怪が現れる現代の百物語! 「恐怖箱」のお馴染み怪談蒐集家4人がこの世の闇を浚う。 代々「控えよ」と言い含められている社で犯した粗相、その天罰は?…「代価は高く」(加藤 一) ちょうだいと繰り返す彼女が欲したのは身体か、命か。言えばもらえるとでも思ったか…「ちょうだい」(神沼三平太) ライブの打ち上げ、皆で差し入れのケーキを口にした途端、場の空気は一変し…「yes,but」(高野 真) 猟の途中、野宿での睡眠時に目にした足のようなものは大凡人間のものには見えなくて…「忠告」(ねこや堂) など、何気ない日常に禍を招く恐怖の連続、体験者の実在する怒涛の怪奇譚100話!
  • 恐怖箱 夜泣怪談
    値引きあり
    -
    「雨さんって呼んでいるの」 家族が死んだ日から物置部屋に現れた灰色の人。 その部屋から見える景色はいつも雨で……(「雨」収録) 摩訶不思議な現実。奇想天外な恐怖。 とにかく憑いてる専門学校生が綴る、前代未聞の実話怪談!! 実話怪談マニアでも類話を聞いたことがない、一風変わった話ばかりを集めてくる専門学校生・内藤駆の初単著。自殺しようと立ち入りを禁じられた高校の屋上に出た男子生徒。そこには太刀が祀られた謎のお社が…「神社」、寺の本堂に飾られた銀糸の登り竜の垂れ幕に残る傷。住職が語るその恐ろしき謂われとは…「キミ子姉ちゃん」、家の玄関で死んでいた蝶のサナギを埋葬した女子高生。その夜、乳首から不思議な液体が滲み出す…「アゲハ」、金に行き詰まって失踪した甥が突然家に現れた。だがその姿は四つん這いの獣のような風体で…「狩猟」他、奇想天外な25話! 著者について 内藤 駆(ないとう・かける) ホラー映画、ホラーゲーム、怖い話(実話、創作共に)、怖い絵と夜のランニングが好きな専門学校生。怪に憑かれているのか、摩訶不思議な現実に高確率で遭遇する。共著に『現代怪談 地獄めぐり』『恐怖箱 怪画』『恐怖箱 屍役所』がある。
  • 恐怖箱 臨怪
    値引きあり
    3.5
    霊だの怪奇現象だのにはとんと縁がない――。大部分の人間はそう思って生きているし、それゆえに見てみたい、聞いてみたいというおかしな願望を抱くものだ。だが、果たして本当にそうだろうか。幼い頃の記憶に「あれは一体何だったのだろう」と首を傾げるようなことがありはしなかったか。多くはおやつを食べれば忘れてしまうような些細な引っかかりだったかもしれない。けれどもそうした違和感という名の不思議を感じたことのある人は意外と多いはずだ。怪はけして遠い世界のものではない。我々のすぐそばで呼吸し、そ知らぬ顔で紛れている。縁がないのではなく、それに気づくか気づかないかの違いだけだとしたら?本書には気づいてしまった57人の体験談が収められている。紙面から伝わってくるのは溢れんばかりの恐怖と嫌悪。悲しみ。懐かしさ。小さな怪の一粒はそれに気づいた途端膨れ上がり、圧倒的な彼岸の魔力で我々を包み、翻弄する。あなたも本書を読めば、記憶の片隅に埋もれていた「何か」を思い出すかもしれない……。 怪と不思議に魅せられて――神沼三平太、ついに単著デビュー!書き下ろし実話怪談57話!
  • 恐怖箱 煉獄百物語
    値引きあり
    -
    「なんでそんなに優秀なの?」 天才と呼ばれる同級生。 でも、あの子といると私の骨が外れる…。(「浩江ちゃん」より) 「えっ」「ぞわっ」の百連発! 驚怖の実話怪談 加藤一、神沼三平太、高田公太、ねこや堂の4人が独自の嗅覚で聞き集めた全て実話の百物語。 何でもできる神童のような友人の秘密。彼女の周りで起きる不幸との因果は…「浩江ちゃん」 暴走族のバイクのリアシートに座る彼女が背負っていたものは…「だって俺、オヤジになるじゃんよ」 夫婦で入ったギャラリー。出てから感想を言い合うと奇妙なズレが…「絵画展」 最強の祓い師だった先々代住職の恐るべき手腕…「真似はできない」 …他、恐怖、奇怪、不思議、不気味。この世の異分子が密にひしめく地獄のごとき怪奇録!
  • 熊本怪談
    値引きあり
    -
    最恐心霊スポットから河童とアマビエ伝説まで 熊本県のご当地怪談決定版、火の国再発見の歴怪ミステリー! 天草の乱や西南戦争の激戦地・田原坂など戦火の歴史から生まれた怪スポットを数多く有する一方、河童渡来の地、アマビエ顕現の地と古くから神妖にも愛された土地、熊本県。 そんな火の国の知られざる怪を深堀りするご当地怪談ミステリー! ・自殺多発、阿蘇大橋の色をめぐる怪奇(南阿蘇村) ・五木の子守唄は呪歌だった!?(五木村) ・解いてはならぬ謎。天草の隠し財宝の呪い(天草諸島) ・何も持ち帰ってはならぬ―田原坂の禁忌(植木町) ・熊本城の銀杏と加藤清正の予言(熊本市) ・最恐心霊スポット、S病院(熊本市) ・馬を食べてはいけない一族(熊本市) ・高塚山の山頂でお百度参りをする女霊(人吉市) ・模写?祟りをもたらすもう一つの幽霊画(人吉市) ・ループ橋に浮かぶ赤い女の顔(人吉市) ・道の駅坂本で目撃された謎の光(八代市) ・アマビエを金儲けに使った男の末路(八代市) ・公式心霊スポット?遊園地のお化け屋敷(荒尾市) 他、怪と不思議の実話大収録!
  • 甲州怪談
    値引きあり
    -
    内容 甲斐国は怪ノ国! 武田信玄のお膝元、美しき山々に囲まれたフルーツ王国山梨県のご当地怪談集。 山中湖の湖上に浮かぶ白い女 白装束の亡者=七人ミサキに襲われる都留市の佐伯橋 県東部のリニアの工事現場で起きる怪事件と山に棲む猿に似た異形 昇仙峡で聞こえる不気味な呻き声、自殺志願者が樹海で迷い込む幻の病院 あの世への誘い?忍野八海に現れる謎の怪婦人 武将団の魂が宿る最強スポット飯富八幡神社 車のトランクにつめた着物が濡れる花魁淵の怪現象 清里高原のペンション入口に立つ祟り地蔵 身延山久遠寺の枝垂桜の下で袖を引く童の霊 夜叉神峠で連鎖する家族の死 異界の廃村に通じる道が出現するフルーツ農園 大菩薩峠で車を取り囲む亡者の群れ ほか、オール実話書き下ろし全32話収録!
  • 獄盛怪談
    3.0
    大餓鬼様は血縁の者に取り憑いて食べたい物を訴え、用意できないと酷く祟るという… 「エケチェンを食べたいよう!」 赤ちゃん? 何の赤ちゃん?  子猫? 子犬? まさか――。 ――「大餓鬼様」神沼三平太 より 二人の怪談シェフが厳選ガチ怖素材で腕を振るう! 極 上の最恐メニュー、胸焼け必死の怖い話! 巨漢作家二人が東西を奔走し、究極の恐怖体験談を聴き蒐めてじっくり調理した最恐ヘビー級怪談集!  監禁された廃墟の押し入れ、開いていた穴から差し出される食べ物で命拾いしたという幼女の不思議な体験…「赤いマニキュア」 母の知り合いの中年男が持ってくる奇妙な弁当のようなものを食べさせられた少女の記憶とは…「暗闇丼」 深夜ふらりと入った定食屋での厭な出来事は後の運命と大きな関係があって…「交換定食の夜」 子供の頃、あの田んぼで取れた米は食べてはダメだと教えられたその理由とは…「にえたにえた」 など、食に纏わる怖い話と土地や家に関わる怪異譚、全22話収録!
  • 社畜怪談
    値引きあり
    -
    〈お前はいいよな、生きてて…〉 最近、急に痩せ始めた先輩社員の家で聞こえたのは…「ガリガリ」より パワハラに呪詛返し――弱者たちの復讐がいま始まる。 ブラックもブラックな、職場の実話怪談! 社畜――それは会社の奴隷と化した哀しき大人たち。セクハラ、パワハラ、超過労働に集団イジメ…ストレスフルな職場で生まれた怨み辛みがやがて怪異となって立ち現れる! ・先輩パワハラ社員の家に呼びつけられた後輩二人。部屋に最近突然死した取引先の社員の霊が出るというのだが…「ガリガリ」 ・初の女性管理職と期待される社員が産休に。後輩のOLたちがくれた安産守りの中身とは…「おめでとう」 ・狙った女性社員を奇妙な術にかけるセクハラ経理課長。その黒い秘密は創業社長が勧進したお稲荷様の祠にあった…「認知の歪み」 ――他、久田樹生、黒碕薫、佐々原史緒の異色トリオがそれぞれの嗅覚で集めたおぞましくも恐ろしい職場の恐怖実話全15話!
  • 瞬殺怪談 業
    値引きあり
    -
    すぐ読めて、あっ! 怖い 恐怖が連続する152話の実話怪談 人気シリーズ第5弾! 1~2ページの怪談を詰め込んだ恐怖度MAXの一冊。ホラーの鬼才・平山夢明を筆頭に、黒木あるじ、黒史郎、我妻俊樹、つくね乱蔵、神薫、小田イ輔、伊計翼、鈴木呂亜、小原猛ら実話怪談の名手が集い、全152話をすべて書き下ろした。瞬きする間もなく、押し寄せる恐怖の濁流に吞まれる―― 著者について 平山夢明 (ひらやま ゆめあき) 神奈川県生まれ。『SINKER 沈むもの』で小説家デビュー。短編『独白するユニバーサル横メルカトル』で日本推理作家協会賞短編賞、『DINER』で日本冒険小説協会大賞、大藪晴彦賞を受賞。著作に『或るろくでなしの死』『暗くて静かでロックな娘』『ヤギより上、猿より下』他。実話怪談では『「超」怖い話』『東京伝説』『平山夢明恐怖全集』『怪談遺産』などシリーズ多数。
  • 湘南怪談
    値引きあり
    -
    暴走族が恐れる霊障・江の島病 茅ヶ崎海岸に漂着する呪いの瓶 異界と繋がる鉄砲通り 湘南モノレールに憑くモノ オチョバンバの石碑の祟り 平塚新港の霊道マンション サーファー、暴走族、恋人達の聖地「湘南」のご当地実話怪談集。 海の聖地の闇スポットと実際に起きた怪事件を茅ヶ崎出身の著者が徹底取材! 本当は怖い湘南怪岸! (目次より抜粋) 第1章 稲村ヶ崎から江の島 「稲村ケ崎公園」」…公園でプロポーズをすると地面から黒い手が… 「江の島病」…湘南を走る暴走族の間で実しやかに語られる謎の霊障 第2章 鵠沼海岸から辻堂海岸 「先輩達の部屋」…鵠沼海岸のサーファー専用アパートに棲みつく女の霊 「駐車場」…辻堂海水浴場近くのスーパーの駐車場に出る溺死者の霊 第3章 茅ヶ崎海岸 「漂着物」…海岸に漂着した呪いの瓶。中にはある女性タレントの名前が 「潮の井戸」…茅ヶ崎海岸の屋敷の古井戸の周りに出現する河童の足跡 第4章 茅ヶ崎市内陸部 「茅ヶ崎駅」…線路にいた子供が忽然と消えた事件と人身事故を招く白い手 「オチョバンバの石碑」…触れる者は祟りに遭うと書かれた供養塔の恐怖 第5章 平塚 「堤防通り」 ランニングをしていると、腕のない子供の霊が背後から… 「平塚のアパート」殺人事件があったというアパートで撮られた恐怖の心霊写真 ほか、戦慄の全45話!
  • 職罪怪談
    値引きあり
    4.0
    “その道”の人だけが知っている禁忌。 専門職の人が語る本当にあった怖い話! 整体師/能楽師/博物館学芸員/美術館学芸員/華道家元/動物園飼育員/特殊清掃人/ 大工/設計士/塗装業/建築業/介護職員/医師/看護師/保育士/保育園調理師/ 幼稚園教諭/小学校教諭/中学校教諭/市役所職員/伝統楽器職人/ピアニスト/ ヴァイオリニスト/バンドマン/劇作家/小説家/カメラマン/美術モデル/漫画家/ クラフトアーティスト/デザイナー/編集者/フリーライター/バスガイド/客船乗務員/ 客室乗務員/タクシードライバー/トラックドライバー/デリバリー業/シェフ/ バーテンダー/キャバ嬢/電気メーター検針員/保険外交員/プログラマー/眼鏡屋/ 鍵屋/美容師/警備員/霊能力者/僧侶/農家/造園業/猟師/漁師/畜産業/林業ほか 92業種から恐怖の106話! 一風変わった専門職など様々な業種に携わる人々が語る、その道の人ならではの実話怪談集。 【整体師】施術した相手に憑いていた悪いモノが移ってくる。 【能楽師】舞台では使えない吉凶を告げる「報せの面」。 【動物園飼育員】リス舎に潜む得体の知れない目玉。 【電気メーター検針員】行くのが恐ろしい山奥の犬屋敷。肉片が散乱する中にいたのは? 【伝統楽器職人】師から譲り受けた鑿に表れる異変。同時に師の奥方の霊が出て…。 【華道家元】生けた花が一夜にして首から落ちる明の壷。中から奇妙な音が…。 【美術モデル】異常に喉が渇く洋画家のアトリエ、その戦慄の理由 …他、奇怪な職業怪談106話!
  • 実録怪談本当にあった怪奇村
    完結
    -
    “犬鳴村、樹海村、牛首村……あの恐怖の村は実在するのか? 体験者が語る、忌まわしき土地で遭遇した本当にあった怖い話!” 〈あらすじ〉 実話怪談作家が日本各地から蒐集した「村」にまつわる封印されたエピソードをマンガ化!! 禁断の18話を収録! 呪われた冥地の村の伝説に戦慄せよ!!! 心霊スポットで起こる恐怖の事故!? 『新犬鳴トンネル』 漫画 三ノ輪ブン子/原作 戸神重明 頭蓋骨を復元したら、それは……。 『泥顔』 漫画 森野達弥/原作 つくね乱蔵 樹海で気の触れた青年が食べたものとは!? 『干瓢』 漫画 くろふーど/原作 平山夢明 祭りに隠された虐待が招く狂気 『無差別』 漫画 加藤礼次朗/原作 つくね乱蔵 不気味なミニチュアに秘められた謎!? 『山の中で』 漫画 井下サトシ/原作 久田樹生 樹海に呪われた大学生の末路――! 『「こっくりさん」に纏わる話』 漫画 了春刀/原作 営業のK 生首の落ちる幻――その真相とは!? 『ろくでもない土地』 漫画 柏屋コッコ/原作 小田イ輔 ほか。 ★単行本カバー下画像収録★
  • 実録怪談 本当にあった怪奇村 奇妙なライダー
    完結
    -
    映画「牛首村」公開を記念した、オムニバス形式の実録怪談コミック「本当にあった怪奇村」犬鳴村編。 犬鳴村、樹海村、牛首村……あの恐怖の村は実在するのか? 体験者が語る、忌まわしき土地で遭遇した本当にあった怖い話! 科学部所属の高校生・川原。自身の通う高校の新たな顧問になった教師・西野にツーリングスポットとして旧犬鳴トンネルを紹介する。興味を持って向かうことを宣言した西野だったが、後日川原に話した感想は素っ気ないものだった…。その後ある噂話が流れ出す…。
  • 実録怪談 本当にあった怪奇村 「こっくりさん」に纏わる話
    完結
    -
    映画「牛首村」公開を記念した、オムニバス形式の実録怪談コミック「本当にあった怪奇村」樹海村編。 犬鳴村、樹海村、牛首村……あの恐怖の村は実在するのか? 体験者が語る、忌まわしき土地で遭遇した本当にあった怖い話! 大学のミステリー同好会で持ち上がった「青木ヶ原樹海でこっくりさんを行う」企画。一部の反対を押し切って実行する。男女計7名のメンバーは樹海でキャンプを始める。その夜、彼らが張ったテントに奇怪な現象が次々と襲い掛かり始め…。
  • 実録怪談 本当にあった怪奇村 隧道事故
    完結
    -
    映画「牛首村」公開を記念した、オムニバス形式の実録怪談コミック「本当にあった怪奇村」犬鳴村編。 犬鳴村、樹海村、牛首村……あの恐怖の村は実在するのか? 体験者が語る、忌まわしき土地で遭遇した本当にあった怖い話! 高校最後の夏休みに九州1周のバイクツーリングに出かけたカズヤら一行。旧犬鳴トンネルを通過し福岡へ抜けるが、あっけなさを感じ再度向かうことに。そこで仲間のリュウがヘルメットごと首をもぐ凄惨な事故を起こす。その後カズヤの周りで次々と怪事件が…。
  • 実録怪談 本当にあった怪奇村 泥顔
    完結
    -
    映画「牛首村」公開を記念した、オムニバス形式の実話怪談コミック樹海村編。 犬鳴村、樹海村、牛首村……あの恐怖の村は実在するのか? 体験者が語る、忌まわしき土地で遭遇した本当にあった怖い話! 樹海探検が趣味だった少年はある日、埋まっていたほぼ完全な頭蓋骨を発見する。頭蓋骨に粘土で肉付けをして顔を復元する事を思いつき、その作業に没頭する少年。その頃、少年の妹が見知らぬ森で頭蓋骨に遭遇する悪夢を頻繁に見る事を告白するが…。
  • 実録怪談 本当にあった怪奇村 無差別
    完結
    4.0
    映画「牛首村」公開を記念した、オムニバス形式の実録怪談コミック「本当にあった怪奇村」怪奇村編。 犬鳴村、樹海村、牛首村……あの恐怖の村は実在するのか? 体験者が語る、忌まわしき土地で遭遇した本当にあった怖い話! 華やかな祭の裏で行われていたもう一つの祭。村の中で序列が固定され下層とされた「下のもの」が鬼役となり、それを上層の者たちが打ち据えて厄払いとする因習だ。その時の傷が元で兄を亡くした青年は役目が最後の年に村の者たちへ復讐を決行する…。
  • 実録怪談 本当にあった怪奇村 山の中で
    完結
    -
    映画「牛首村」公開を記念した、オムニバス形式の実録怪談コミック「本当にあった怪奇村」牛首村編。 犬鳴村、樹海村、牛首村……あの恐怖の村は実在するのか? 体験者が語る、忌まわしき土地で遭遇した本当にあった怖い話! 登山サークルのメンバーである村野、澤、戸田山は登山訓練中に奇妙なミニチュアに出くわす。その気味の悪さにミニチュアを壊して帰宅した彼らに次々と不審な怪我や事故、原因不明の高熱に遭う。お祓いも効果無く謝罪のためにもう一度その場所へ訪れるが…。
  • 実話怪談 虚ろ坂
    値引きあり
    5.0
    鉄塔を這い登る生首 三人連続で店長が首を吊るコンビニ 写る人が次々死んでいく家族写真 上るも地獄、下るも地獄。 薄ら寒さがとまらない恐怖譚獄! 薄ら寒い恐怖譚! ・幼い頃、庭の物置小屋を異常に恐れていた弟。 だが三十年後、弟は全く別の記憶を語り出す…「入れ替え坊主」 ・鉄塔を蝸牛のように這い登る生首。 ある日、首が飛び立つ瞬間を目撃した男は恐ろしい事実を知る…「屋根首」 ・一年で店長が三人連続で首を吊ったコンビニ。 原因は土地の祟りかそれとも…「コンビニ」 ・女子生徒の飛び降り自殺があった廃校で肝試しの女性が行方不明になった怪談を聞かせると、 俄かに夫の様子がおかしくなって…「オニハラレイカさん」 ・二段ベッドを拾ってきて以来大学に来なくなった友人。 上の段に何かがいると言うのだが…「二段ベッド」 ほか、薄気味の悪い奇怪な怪異譚ばかりを32話収録。怪の虜囚ふたりが紡ぐ出口のない恐怖!
  • 実話怪談 怨環
    値引きあり
    4.5
    「禍いは、とても美しい姿をしているの。 だから魅入られてはいけない」 人魚を見たという女性。 井戸の底を揺蕩うそれは、恐ろしき凶兆だった… 「人魚」より 静かに心揺さぶる、聞き書き実話怪談。 子供の頃に見た忘れられない街の景色。だが、再び訪れるとそこは墓場で…「景色」 酒蔵が神社に奉納する酒を選ぶ秘儀。酒樽に耳をつけると歌が聞こえてきて…「歌声」 行き止まりの道の先が見えてしまう少年。行って確かめてみたい衝動にかられるが…「行先」 水音を流しながら見えない何かに質問して録音する交霊実験。すると奇妙な声が…「名前」 喧嘩した兄弟。やがて兄はある夢を見始め、弟は不眠に。奇妙な符合の真相は…「監視」 突然家にやってきた従兄。黒子の位置に違和感が…「偽者」 椿柄の着物に異様な執着を持つ女性。祖父の遺品整理でその理由が…「振袖」 幼い頃に人魚を見たという女性。以後恐ろしいことが…「人魚」 錫杖を持った不吉な僧侶の影。父も祖父も僧侶の祟りによって死んだというのだが…「怨環」 ほか、魂に深く食い込む珠玉の35話収録!
  • 実話怪談 怖気草
    値引きあり
    -
    死ぬ。消える。終わる。 3択しかない恐怖。シンプルに恐ろしい「超」ヘビー級怪談! 屋根裏に掛けられた襖の絵の掛け軸。集落に伝わるそれにはある役割が…「掛け軸」、屋上にある社に生贄を捧げているという噂のビル。オーナーは何を隠しているのか…?「蛇塚」、山で偶然見つけた石碑、その写真を撮った男はやがて…「Kヶ岳の写真」他、ヘビー級のガチ怖25話を収録。風にざわざわと鳴く草葉のように、厭な予感が聞こえてくる。姿は見えないが、それはもう皮膚の上を這っている。やがて手足に絡みついた怖気は、絶望的な重さとなって貴方を闇の底へと引きずり込む。どこまでも深く、深く。圧倒的な負の重力――この怪はとてつもなく重い。 著者について 神奈川県出身、O型。大学の非常勤講師として働く傍ら、趣味で実話怪談の蒐集を始めた。実話怪談コンテスト超-1/2010年大会、稲川賞受賞。第8回ビーケーワン怪談大賞優秀賞受賞。2011年『恐怖箱 臨怪』(竹書房文庫刊)にて単著デビュー。主な作品に〈憂怪〉四部作『恐怖箱 崩怪』『恐怖箱 坑怪』『恐怖箱 叫怪』『恐怖箱 醜怪』(竹書房文庫刊)、『恐怖箱 袋小路』(Kindle)、共著に「恐怖箱 百物語」シリーズ等がある。
  • 実話怪談 怪奇島
    値引きあり
    3.0
    主家の正妻にいびり殺された美貌の奴隷、イマジョ。 遺族は彼女の墓に竹を逆さに刺し、呪詛の念を唱えた。 「呪え。祟れ。仇をとれ……」 やがて娘は甦り、すべてを根絶やしにしていく…… その名を口にしただけで祟られる! 最恐の怨霊「イマジョ」他、奄美・琉球のマジムンを大特集。 余所者にはわからない掟や禁忌の場所が存在する日本の中の異界、島 全国28島の本当にあった怖い話を大紹介! 踏み入れてはらなぬ禁域――村より怖い島怪談! 【粟島】近海に浮かぶ恐怖のいかだ 【伊豆大島】人格を変えてしまう宿 【三宅島】雄山に浮かぶ赤い火の玉 【神津島】二十五日様の禁忌 【父島】海岸を彷徨う幽霊の足 【硫黄島】消える水筒の水 【答志島】不気味な数え歌の真相 【犬島】六つ目の化け猫の怪 【情島】奇怪な七不思議伝説 【向島】煮干しを仏壇に供える理由 【高島】すすり泣くお伊勢岩 【志々島】ご神木の祟り 【奄美大島】口にしてはならぬ名前 【久高島】悪夢を呼ぶ流木 【宮古島】来訪神パーントゥの呪い 【与那国島】口減らしの崖の祟り 【壱岐島】荷物に紛れ込む傷人形 【屋久島】森に現れる光るシカ 他、タブーを覗き見る全28島の恐怖譚!
  • 実話怪談 玄室
    値引きあり
    5.0
    「堪忍してください」 地中から出てきた九つの犬小屋と、「マエダ」と書かれた木片。 見た作業員は突如、発狂し… 「犬小屋」より 記憶の石棺に封印すべき禁忌の怪! 二度と開かぬ石棺に封印するのが相応しいような、重苦しくも忌まわしい体験ばかりを集めた実話怪談集。 どん詰まりに観音開きの扉がある廊下の端にビスケットが供えられた叔母の家。その恐ろしい理由は叔母の体に…「ビスケットかりかり」 駐車場の解体作業中、地中から出てきた9つの犬小屋。直後、作業員らが錯乱し妙な言葉を…「犬小屋」 妹への加虐衝動を抱える姉。ある日見知らぬ老人に蛇が憑いていると言われ、口に手を突っ込まれた姉は…「いじめっこ」 死んだ息子の霊に苛まれる父親。原因は家族関係の根深いところに…「呪い」 他、異色コンビ初の共著にして最高にヘビーな1冊!
  • 実話怪談 寒気草
    値引きあり
    4.0
    旧家の仏壇と庭の隅に隠された穴とのおぞましき関係とは? 死ぬ、消える、終わる。呪われた実話全23話! 怪異が原因で人が死んだ話、失踪した話、人生が狂ってしまった話――すなわち凶悪なレベルで呪いや祟りが発動した実話ばかりを集めた実話怪談集。後継ぎが触れると家が絶えてしまう旧家の仏壇の秘密…「仏壇」、廃寺の床下に封印されていた箱。中には縛られた人形が…「廃寺の人形」、刑場跡に作られた学校の職員室。そこには座ると死ぬ席が…「職員室」、道路拡張のための立ち退きを渋る一人暮らしの女性。二階のものが反対しているからと言うのだが…「能面の家」ほか、容赦ない力があなたを闇に突き落とす衝撃の23話! 著者について 神沼三平太(かみぬま・さんぺいた) 神奈川県出身、O型。大学の非常勤講師として働く傍ら、趣味で実話怪談の蒐集を始めた。実話怪談コンテスト超-1/2010年大会、稲川賞受賞。第8回ビーケーワン怪談大賞優秀賞受賞。2011年『恐怖箱 臨怪』(竹書房文庫刊)にてデビュー。主な作品に『実話怪談 怖気草』、「憂怪」四部作『恐怖箱 崩怪』『恐怖箱 坑怪』『恐怖箱 叫怪』『恐怖箱 醜怪』(竹書房文庫刊)、『恐怖箱 怪談とか。』『恐怖箱 袋小路』(Kindle)、共著に「恐怖箱 百物語」シリーズ等がある。
  • 実話怪談 凄惨蒐
    値引きあり
    -
    内相紹介 「阿修羅みたいな首がみっちり…」 幼児三人が死亡した事故物件。 毎晩九時に割れる花瓶。 ミルクの哺乳瓶を供えると…(「瓶」より) 熟成された恐怖が毒のように全身を廻る… 瘴気漂う不穏な怪異13篇! ●山賊の末裔だという元・絵のバイヤーが語る自身の業と、持っているだけで死ぬ絵の話…「虫のしらせ」 ●子供の白骨遺体が出た廃墟に棲みつく老婆の噂。探検に行った子供らが見たものは…「化け婆の家」 ●蔵から出てきた大小2つの木箱。中には300年に亘る一家繁栄の秘密が…「約束」 ●夜9時になると花瓶が割れる事故物件。水のペットボトルを置くと中に恐ろしいものが見えて…「瓶」 ●インド人の霊が出ると聞きつけた廃墟に夜行ってみると、テーブルの上に熱々のナンが。だが昼間訪れるととんでもない事実が…「チーズナン」 ●手首に2本の数珠をつけた男。彼の周りでは数珠が切れるたびに人が死んでいく…「数珠の主」 ほか、阿鼻叫喚の奇怪な13話を収録。
  • 実話怪談 吐気草
    値引きあり
    4.0
    「入って入って…」 九州の廃病院の地下で 迷い込んだ奇妙な世界。 自ら幽霊と名乗る男女二人に 誘われた先は… 「廃病院」より 死ぬ・消える・終わるの果て。 絶望の底を覗く終末怪談! 「草」シリーズ最凶の最終巻。 怪異の関係者が「死ぬ」か「消える」。もしくは人として「終わる」。そんな最凶の障り話のみを集めた実話怪談集。 ・自殺した彼女の遺品にあった絵葉書。「○○が迎えにきたから行きます」と書かれたそれは半年前に自死した己の母の筆跡で…「パーカー」 ・もみの木に赤子を捧げよ…夢のお告げで家業繁栄のため根元に人柱を埋めたという庭の大木。粗末に扱うと…「もみの木」 ・バイク仲間数人に贈った愛車そっくりの手製プラモデル。だが、貰った者が事故死する連鎖が…「続いている」 ・古屋を購入した同僚を襲う異変。家を訪うと、部屋の四方の壁にお辞儀をしろと言われ…「禍跡」 …他、闇の全26話。
  • 実話怪談 揺籃蒐
    値引きあり
    5.0
    さくり。ぽとん。 母の首が落ちる。 白装束の首なしは、両肩の間にそれをに載せ、くいくいと… 「首斬りさん」より 一生消えぬ怪の記憶。 一読で伝染する恐怖。 脳にねじ込む地獄の烙印、全18話収録! 幼少期から青年期に遭遇した怪が一生を左右する、烙印のごとき忌み話。 ・白装束の首なし女が、寝ている母の首を落としてすげ替える悪夢…「首斬りさん」 ・マンションの廊下に出没する黒い玉。ドアの前で止まると住人に不吉なことが…「黒いボール」 ・実に顔が浮かぶ柿の木。実をもがれると顔の人物が死ぬというのだが…「柿の木」 ・山のあやかしに憑かれた男児。祓い師の大伯母と祈祷小屋に籠った恐怖の4日間…「妖颪」 ・母の実家に伝わる謎の棒。家が絶えた元凶だというが…「お守り棒」 ・購入した二世帯住宅が建つ土地と嫁の血筋には怖ろしい因果が…「祟る土地」 ・北海道で起きた6年にわたる怪事件の一部始終を記録した長編「神居古潭」など全18話収録!
  • 実話奇彩 怪談散華
    値引きあり
    5.0
    「目が合ったんです。飛び降りる前の男と…」 一〇〇九室の前で起きた投身自殺。 死の連鎖はその後、意外な法則で―― 「ギリギリ」より 異色トリオの最凶化学反応。 百花繚乱の実話怪談! 駅で発券中に感じた強烈な視線。視線の主は旅行先で待っているはずの…「件の剥製」 便座で突如感じた肛門の違和感。見るとオレンジ色の毛束が刺さっていて…「オレンジの髪」 ショッピングセンターで見た犬の死体。その後、見えない何かの気配が近くに…「犬の死骸」 一人暮らしの家で起きた冷蔵庫荒らし。ビデオカメラに映っていたのは謎の大蛇…「密室」 初恋の彼氏を事故で亡くしたホステス。店の同僚も目撃した怪現象とは…「散らない華」 飛び降り自殺が出たマンション。そこから始まる不気味な死の連鎖…「ギリギリ」 親戚中が同時に見た亡き祖母の夢。握手をするように手を差し伸べてくるのだが…「厭な話 二編」 空襲で多くの犠牲者が出た地域に立つ病院。深夜に出る黒い看護師の正体は…「黒看・赤看」 ほか、異色トリオが綴る禍々しくも神々しい極彩色の恐怖譚!
  • 実話拾遺 うつせみ怪談
    値引きあり
    5.0
    「はよ舐めんと死んでまうち。 ムシに憑かれたら……」 九州地方のある集落の禁忌。 辻に潜むヒイムシとは… 「ムシが憑く」より 田舎の奇怪な習俗と郷土史に絡む因縁。 底冷えの土着=ヴァナキュラー怪談! 実話怪談コンテストで地方の習俗に根差したヴァナキュラーな怪を描き一躍注目された著者が放つ待望のデビュー作。 ・九州のとある地方に存在する魔の辻。突然息ができなくなるのだが、その原因は…「ムシが憑く」 ・集落で人が亡くなると初七日まで女性が手鏡を隠し持たねばならない風習。 鏡を他人に見られると恐ろしいことが…「鏡の中のパクパク」 ・中国地方のトンネルを出たところに立つお地蔵さま。 交通事故の慰霊に建てられたというが、異様に劣化が速く…「増えていく」 ・田んぼの畦で孤独な転校生と遊んでくれた青年たち。 だが、そこは旧日本軍の霊が出ると噂の一帯で…「竹とんぼ」 他、大分県をはじめ各地で採話された土俗的な怪談全27話話収録!
  • 樹海村〈小説版〉
    4.0
    「お姉ちゃん知ってる? この箱が置かれた家はね、 みんな死んで家系が絶えるの」 人々を戦慄させる禍々しい古くから伝わる強力な呪いを、 歪な木々や地を這う根が生える、 不気味で壮大な樹海の奥深くに封印した。 ――13年後。姉妹の響と鳴の前に、あれが出現。 そして、樹海で行方不明者が続出する。 自ら向かったのか?それとも魔の力に吸い寄せられているのか? 恐怖が、いま再び解き放たれる。 実録!実在!?東映が贈る【恐怖の村】シリーズ第2弾! 次なる舞台は…アノ富士の樹海。 樹海に封印された呪いの箱が、今解き放たれる! 2020年2月に公開し、非常事態下において異例の興収14億円、110万人を震撼させた映画『犬鳴村』。 続く【恐怖の村】シリーズ第2弾の舞台は、令和の時代となった今もなお禁足地として存在する富士の樹海。 木々の生命力がみなぎる美しい場所である一方、 「コンパスが効かない」「一度入ったら迷って出てこられない」「本当に死体が多数ある」 など様々な話題が絶えず、人生の最期を迎える場所としてこの地を選ぶ者の多さでも有名。 そんな森の奥深くには、何者かが暮らす村が存在した。 そして、封印されし凶悪な呪いの箱……! 「絶対に検索してはいけない」とインターネットの怪談スレで語り継がれる、通称“コトリバコ”。 逃げても逃れられない箱の恐怖と「SUICIDE FOREST」として世界的に有名な富士の樹海がもたらす負の引力。 〈小説版〉は、『犬鳴村〈小説版〉』に引き続いて久田樹生が手掛ける。
  • 呪術怪談
    値引きあり
    3.0
    怪談の中の怪談…それは「呪い」。 「跡取りを六人あの世に連れいてく…」 ある家を絶やすための呪詛掛け軸。 不自然な絵の空きスペースに何が… (「六仙図」より) 憎いと思った瞬間から呪いは発動する。 最恐にして最凶、禁忌の実話怪談! この世でもっとも恐ろしい怪談、「呪い」に纏わる怖い話を集めた実話集。 ・六人の仙人を描いた掛け軸。だが、それは跡取り候補を六人あの世に連れて行く呪術絵…「六仙図」 ・白い裏面に白インクで印刷してくれと依頼された謎の図案。それには恐ろしい仕掛けが…「ステッカー」 ・亡き娘の日記に残されたいじめの事実と復讐のための呪法。母の決断は…「引き継ぐ」 ・山中で偶然縊死体を発見した男。警察から見せられたのは<私を見つけた者を呪います〉と書かれた遺書…「呪います」 ・ある児童の机の中に入っていた手紙。その子を褒めちぎる内容だが、翌日から異変が…「悪筆と達筆」 他、ズシンと36話収録!
  • 呪物怪談
    値引きあり
    4.0
    「五つで忘れる」 親族の背後に子供が並び立つ夢。 白装束の女が囁く呪いのお告げとは… 「絶対に忘れない」より 危険と知りつつ覗かずにはいられない、禁断の書。 呪いづくし実話怪談! 「呪い」「呪物」に纏わる実体験、体験者への聞き書きを集めた実話怪談集。 南東北の村で我流の呪願を続けた女の末路…「かしりのはて」黒木あるじ 山間の村を訪れる呪い屋が授けた禁断の呪具…「簪」嗣人 不審死を遂げた伯父宅の床下から出てきた甕…「醤油の家」蛙坂須美 除霊の儀式中に出てきたモノが発した呪いの予言…「鬼行」八木商店 樹海で拾ったロープに宿る呪力…「例の箱」住倉カオス 按摩師兼拝み屋の男に送られてきた呪いの風…「言呪」営業のK 異様な太り方をするようになった原因は謎のしゃぶしゃぶ店の肉…「豚王の呪い」 乗る者すべてを不幸にする風俗店の曰く付き送迎車…「理不尽な呪い」夜行列車 母の遺品から出てきた呪い日記に綴られた呪法…「知らぬ間に」 人死があった祟りの井戸水を飲む男…「呪恋」他、全23話収録。 業の深い話ばかりを封印した本書こそ、すでに一つの「呪物」なのかもしれない。
  • 呪録 怪の産声
    値引きあり
    4.0
    怪談新世代、誕生。 歪ゆえに、悍ましく 粗削りゆえに、鋭く 防御0、攻撃100 直球で攻め込む恐怖 思考が止まる変化球 先人への崇敬と野心 踏襲改造目指せ斬新 欲しいのは恐怖だけ まずは読め、聞いてくれ! 新時代の恐怖60話! 怪を愛し、怪にとり憑かれ、日々怪を求めて尋ね歩く。 何か恐ろしい話、不思議な体験はありませんか、と。 助産師だけに聞こえる出産前の妊婦の腹から響く声…「産声」 社員食堂の排水に浮かぶ生き人形…「油まみれの紙人形」 閉館する写真館に保存してあったある女性の写真群。それには奇妙な点が…「家族写真」。 限界マンションに暮らす不気味な住人たちの共通点…「ご縁があったら」 母と息子の数奇な人生を繋ぐ怪…「日曜日のパンケーキ」 他、自身の体験または取材による聞き書き怪談の公募 「怪談マンスリーコンテスト」から生まれた、 新時代の作家らによる鮮烈な怪の記録60篇を収録!
  • 仙台怪談
    値引きあり
    3.0
    怖いのに、惹かれる! 歴史ロマンと美しき自然に宿る怪、杜の都のご当地怪談 地元を知り尽くした仙台出身在住の著者と 怪談を集めて全国行脚するルポルタージュ怪談作家が徹底調査! 【青葉区】仙台藩刑場跡、お化けトイレの魔 【宮城野区】謎の耳鳴りに襲われる与兵衛沼 【若林区】津波で流された地に残る狐塚の怪 【太白区】秋保大滝の遊歩道に出る父子の霊 【泉区】一家惨殺の噂から生まれた幽霊屋敷 東北地方唯一の政令指定都市、仙台市のご当地怪談集。 五区それぞれの怪奇スポットや本当にあった怪異事件、恐怖体験談を大収録! 仙台藩刑場跡にあった琵琶首公衆便所で頻発した水の怪(青葉区) 江戸時代に六道の辻があった北目町ガード付近。 トンネルを東側に向かって潜ると、霊が背中に乗ってきて…(宮城野区) お狐様の結界か?津波から唯一守られた狐塚の怪(若林区) 秋保大滝の遊歩道で聞こえる霊の会話。 不動尊の絵馬に書かれた戦慄の内容との因果(太白区) 一家惨殺事件の噂が先行し心霊スポットになってしまった空き家。 だが、やがて噂通り霊が現れ家族を形成していき…(泉区) 他、歴史ロマンと豊かな自然に抱かれた杜の都の怪を徹底調査!
  • 千粒怪談 雑穢
    値引きあり
    5.0
    「路上に座り込んでいる少女がいた。 全身が真っ黒で、肌は爛れている。 女性が前を通る度に顔を上げて、「お母さん?」と訊ねている。 「見ちゃ駄目だからね」との友人の忠告にも拘らず、横を通るときに横目で少女の方を見た。 そこには誰もおらず、小さな靴だけが落ちていた」 10秒で読める怪奇譚が1000話。 1日1怪、2年8ヶ月分の恐怖詰め! 3行に凝縮された恐怖。 体験者から語られた本当にあった怖い話を1,000話記録した膨大なる実話怪談集。 失踪した友人が最後に残した奇怪な言葉。 死者の魂が飛び交う不思議な壷。 霧の遊歩道を引きずられていく縄で縛られた女。 硯箱の二重底に隠されていた謎の写真。 ベランダに落ちていた青い卵の恐ろしい中身。 海岸で拾った呪いの石。死んだネット友達の母と名乗る女からかかってくる怪電話。 母が亡くなる直前、自宅の廊下に現れた異形。 飼い猫がテレビの裏で一心不乱に齧るモノ…。 1日1話読むとして、2年8か月分のゾクッがこの1冊に封印されている。 お休み前に一服の闇をどうぞ――。
  • 絶厭怪談 深い闇の底から
    値引きあり
    -
    〈厭系〉開祖による新シリーズが始動! 決して抜け出すことのできない忌まわしき闇の沼… 「絶望。そう絶望だ。ここには絶望が住んでいる。」 (「結果待ちの話」より) この世の理から完全に外れてしまっている不幸の数々…厭怪談の妙手・つくね乱蔵の「絶厭怪談」シリーズが始動! ・妹が連れてきたのは驚くほど丁寧に作り込まれた赤ん坊の人形で…「新しい家族」 ・妻子を失う不幸に襲われた夫、それでも幸せだと言う理由は…「石田家の幸福」 ・義母への対抗心から始めたお盆の段取りは何かが間違っていたようで…「完璧なお供え」 ・入ってはいけないと強く感じたにも拘らず侵入した結果が招く恐怖…「結果待ちの話」 ・生活の全てに罪の可能性があると言う娘を襲った悲劇…表題作「深い闇の底から」 ほか全30話。 何が起こっても落ち着いて対処するか、或いは静かに諦めるか…明日の絶望がここにある。
  • 旅の怖い話
    -
    旅館の客室で目にした不気味な面… 「重岡様は、こちらが何かの面に見えるのですか」 女将が言うには、それは面ではなく鏡で… 恐ろしさのあまり狂死した死者のようなその顔は―― 収録作「無貌の面」若本衣織 より 「旅」に纏わる最恐怪異譚38話! 最恐最悪の旅! 良き思い出となるはずだった「旅」に容赦なく降りかかる禍の数々…。 趣味の離島キャンプ、深夜海中から伸びたロープを引く裸の男の姿が…「浜へ来る」 母との旅の車中、乗り合わせたのは死んだ夫と父にそっくりな二人組で…「東京見物」 ある安宿、ノックに続き「そんなんしたらあかん」という男の声が…「関西」 無断放浪癖のある元彼が送ってくる写真に写っていたのは…「元彼独り旅」 着物姿の女性が描かれた土産物の菓子を爆食した彼女は一月も経たないうちに出奔し…「竈食」 など、最恐の旅・最悪の旅38話収録!
  • たらちね怪談
    値引きあり
    3.0
    「最愛」にして「最恐」。 母に纏わる怖ろしい話、不思議な話。追憶の怪異蒐集録! 母より優しきものはなし、恐ろしきものもまたなし。 世に賢母あれば毒母あり。 すべてが母の胎から生まれるように、怪もまた母より生まれいづる。 ・母の愛を求め想像の世界で生み出した理想の母。いつしかそれに魂が…「三母の似 創母」(郷内心瞳) ・一枚の心霊写真から紐解かれる母と家の怪…「出窓」(川奈まり子) ・父の暴力から物置で一生を終えた母の遺志…「夫婦水いらず」(つくね乱蔵) ・怪と縁の深い女性が占い師に告げられた自身と母と運命…「糾える」(久田樹生) ・人生のハレの日に現れ踊る裸婦。その正体は死んだ母?…「狂女乱舞」(蛙坂須美) ・彼女の隣に立つ首吊り自殺で死んだ母の霊。彼氏にしか見えないその意味は…「帰り道」(内藤駆) ・龍を見ることができた母。さがそれは凶事の先触れ…「天を駆ける龍」(服部義史) ・子を殺された母猿の怨念が本懐を果たすまで…「母猿」ひびきはじめ 他、怪談作家20名が競筆、母に纏わる追憶の怪異談集。
  • 血反吐怪談
    値引きあり
    3.5
    現在進行形の厭ナ話、絶望まみれの恐怖譚39話! 「何故、肉片が動くのだ。」 今も肉片は新鮮なままで現れる。いっそ、食べてしまおうか―― 収録作「新鮮」より 決してスッキリとは終わらない〈厭〉がいつまでも後を引く…。 家族二人ずつで居間に出入りするという奇妙な日常生活、その理由とは…「村越家のルール」 移住した古民家の屋根裏にある謎の引き戸は…「猿専用」 回収しても何度もゴミ集積所に現れるフランス人形はかなりヤバい代物で…「ギロチン人形」 正式な手続きを踏まずに神像の身を削り取ってお守りを作ってしまった結末は…「聖域」 自慢の娘の衣服にある時から血痕が付くようになり…「血の娘」 ほか、血反吐を吐くほどの救いようのない絶望が次々と襲う最凶怪談全39話を収録!
  • 「超」怖い話 怪罪
    値引きあり
    -
    秘めた過去を、隠さねばならない真実を抱えた人たちがいる。彼らが遭遇した怪異の原因がその“閉じ込めたもの”にある場合、その体験談は誰にも語られぬまま、朽ちることもできずに胸底に仕舞われていく。多くは生々しい恐怖といまだ消せぬ未来への不安とともに…。実話怪談、またの名は聞き書き恐怖譚。誰かが体験した恐怖を聞き取り、書き残したもの。今回収録することができた話は、著者・久田樹生の人間性に負うところが大きい。けして秘密を暴くのではない、体験者自らが打ち明けてもいいという気持ちになるのは、彼らが抱え続けた痛みを共に背負う覚悟が久田にあることが分かるからだろう。固く閉ざされた心の禊を久田が解く時、恐怖は堰を切って溢れだす。そう、これは禁忌の解放なのだ。 秘められた過去、匿された因果、噴き出す怪とこの恐怖。禁忌の域に挑む聞き書き実話怪談!
  • 「超」怖い話 怪賊
    値引きあり
    -
    悪意が生みだした呪い、“怪”としか呼びようのない何か。それらは容赦なく全てを破壊し、根こそぎ奪っていく。平穏な暮らし、愛しい家族、時には未来をもいたずらに傷つけ、笑いながらももぎ取ってゆく。なぜ自分が――それは体験者の中で気が遠くなるほど繰り返された問いだろう。嘆きと言ってもいい。果たしてあなたはその問いに答えを見出すことができるだろうか。本書を読み、震え、いま一度考えてみていただきたい――。ある家に伝わる壊れた面をめぐる話「シメン」、隣家とのトラブルに始まる恐るべき怪「隣禍」、震災後の町で起きた怪を真摯に取材した「東北より」ほか、土を噛み泥を飲み込むがごとき暗鬱な恐怖譚を収録!
  • 「超」怖い話 怪罰
    値引きあり
    -
    些細な事で恨みを買い、とんでもない仕打ちを受けることがある。時には何の非もないのに、逆恨みから地獄に突き落とされることもある。生きている人間が相手ならまだいい(対処のしようもある)が、それが得体の知れない何かであったならば……?この世ならざるモノに因縁をつけられ、家族もろとも、時には数十年にわたって呪われ、執拗に攻撃され続ける人たちの恐怖体験を記録した中編「さる」「住まう人」「半生」の3本に、切れ味鋭い短編を挟んだ究極の実話怪談集。行間からも溢れだすその禍々しさ、果てのない恐怖の連続に、怪談ジャンキーならずとも奇妙な昂揚感にうち震えるだろう。怖ければ怖いほど、忌まわしければ忌まわしいほど、人は魅せられ惹かれてしまう――それが“他人事”であるうちは。
  • 「超」怖い話 怪福
    値引きあり
    -
    それは神か仏か妖(あやかし)か……人はときに説明のつかぬ存在、現象に遭遇する。総じてそれを怪と呼ぶならば、「福をなす怪」と「禍をなす怪」とがある。夢のお告げで思わぬツキを得た、亡き人の霊に窮地を助けられたなど、羨ましいような不思議譚が確かに存在する一方で、怪との遭遇を切っ掛けに恐るべき凶事が次々と降りかかった例もある。祟り、神罰、なにがしかの禁忌に触れてしまった者たちが辿る戦慄の運命……。吉を3とすれば、凶は7。本書はその中でも両極端と言うべき強烈な実体験のみを厳選して収録した。奇跡としか思えぬような幸運から、最悪の惨事に見舞われ、転がるように不幸のどん底に突き落とされた陰鬱な事件まで、怪のもつ二つの側面をリアルに炙り出す。禍福あざなえる縄の如しというが、それは違う。吉の紐を引くか、凶の紐を引くか――怪との遭遇はそのどちらかでしかない。本書を紐とく時はくれぐれもご注意あれ……。 その怪、吉か凶か?怪がもたらす3割の幸運と7割の惨事。まさに戦慄、紙一重の実話怪談!
  • 「超」怖い話 怪仏
    値引きあり
    4.5
    死者=仏(ほとけ)の引き起こす恐るべき怪奇、戦慄の実話怪談! 死んだ人のことを「仏さん」と言う。言葉を変えるなら、魂、霊体と言おうか。肉体を失う代わりに、彼らは時に信じられないパワーを宿す。それは生きている者に吉にも凶にも働く。「超」怖い話のガチ怖担当してシリーズを牽引する久田樹生が数多くの寺のご住職、僧侶から聞き集めた仏に纏わる「超」怖い話! ●久田樹生 1972年九州生まれ。超‐1/2006年大会に1位入賞し、冬の「超」怖い話執筆メンバーに参入する。2007年『「超」怖い話 怪歴』(竹書房文庫刊)で単著デビュー、以後長編実話を含む数多くの戦慄作品を送り続けている。圧倒的な取材力と体験者の心に寄り添う姿勢から生み出される恐怖は他の追随を許さない凄みがある。
  • 「超」怖い話 怪牢
    値引きあり
    4.0
    過去の怪奇体験がトラウマとなり、その時の恐怖から逃れられないでいる者。血と地の因果、祟りともいうべき影に付き纏われ続ける者。はたまた己の内から這いずる恨み、憎しみの念に縛られ、自らが異形と化してしまう者。彼らはすべて、怪という名の牢獄に心を囚われてしまった犠牲者だ。怪と出会ってしまったその日から――時間は止まり、魂は無間の闇へと落ちていく。どこまでも深く、どこまでも遠く……。だが、落ちゆく魂を蝕むのは恐怖ばかりでない。時に恍惚とした何か甘いヴェールとなって恐怖を包んでいる。それこそが、最も恐ろしい怪の罠なのかもしれない。数々の戦慄譚を発掘してきた久田樹生が満を持しておくる最凶実話怪談23話!
  • 「超」怖い話 死人
    値引きあり
    -
    體に纏わりつく死醜、心に沈殿してゆく死界…絶対恐怖の実話怪談! 徹底した取材から綴られる最新恐怖実話! 怪異に遭遇するというのは事故に遭うようなものなのかもしれない。忌まわしき死人たちの戯れを前に、人は叫ぶことを忘れるほど慄く。防ぎようもなく備えようもない暗黒の陥穽に嵌った人間たちの恐怖譚を、丹念に取材し記録した28編を収録。あの世とこの世の間に仕掛けられた【「超」怖い話】というブラックボックス、覗き見れば――もう抜け出せない。
  • 「超」怖い話 憑黄泉
    値引きあり
    -
    怪異とは正体不明の恐怖である。それはちょうど地中にあって見えない不気味な植物の根のようなものだ。人には謎を明かしたいという本能がある。怪はどこから生えているのか、その根源を見たいと思ってしまうのだ。だが、明かされた謎に恐怖が消える場合もあれば、なおいっそう深みにはまる場合もある。ここに納められた13章の怪はどれも根深く、忌まわしい。闇からずるりと手繰り寄せるその先にあるもの……それは「見てはいけない何か」なのかもしれない。

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