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その「実(はなし)」は毒。
喰らう覚悟はあるか?
情念の指に、雑巾のごとく胸を絞られる快苦。
骨まで揺さぶる実話怪談!
生者と死者の情念が絡み合う生々しい怪奇事件、その恐怖の一部始終。祖母の代から伝わる文箱は、恨む相手を念じつつ蓋を開けると憎しみが取り除かれるというが…「覗き箱」、再婚相手の息子に寄り添う前妻の霊、真の母子になりたいと願う後妻は…「それぞれの愛」、壁中に鳥居を打ち付けられた廃屋に足を踏み入れた男たち、やがて恐ろしい一夜が始まる…「鳥居」、住人が次々と体を壊し出て行く新築マンション、その理由は…「虚ろの城」ほか、現実からもぎ取った恐怖の実話45篇を収録。柔く握られ、徐々にきつく…胸を絞られるような読後感がたまらない!
著者について
福井県出身。第2回プチぶんPetio賞受賞。実話怪談大会「超‐1/2007年度大会」で才能を見いだされデビュー。内臓を素手で掻き回す如き厭な怪談を書かせたら右に出る者はいない。主な著書に『恐怖箱 絶望怪談』『恐怖箱 厭魂』『恐怖箱 厭鬼』、その他主な共著に『怪談五色』シリーズ、『恐怖箱』トリニティシリーズ、『アドレナリンの夜』三部作など。
Posted by ブクログ 2020年09月21日
一番怖いのは「入ってはいけない家」。警備の仕事をしている語り手が、警備のために入った家は、呪われた家だった。入ったら最後、という容赦ない展開。この本は数冊読んだが、自己責任系は初めて。 家の中を撮影した写真を目にするだけでアウトとか厳しすぎる。しかもこの本最後にその見てはいけない写真が載せてあって(...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月21日
この著者ならではの厭度は相変わらず。既刊の「恐怖箱 禍族」収録の話もいくつかあったような(そっちはもう手元にないので確認できず)。
印象に残った話をなるべくネタバレにならぬ程度に。
「効果抜群」:怖いというかその男性が哀れ。なぜそんなに家族から嫌われた?
「狐と犬」:稲荷にそんなことしたなら当然の...続きを読む
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