春がやってきた
ドラマティックな展開はひとまず一休みか。名人との闘いはまだ遠いが、なんとなく前兆の気配が漂い始めている。不幸のどん底からの救いと救われ。過去を乗り越えた二人と、そんな二人を見守る人たちそれぞれの幸せが描かれた巻。登場する和菓子も、お菓子も、料理も、ものすごく美味しそう。将棋だけでなく、食もこの作品では大きな要素だったが、それが益々大きくなってきている。色んなことが起き、色んな過去が明らかになり、色んな人がいて、それらが渾然一体となって紡がれるこの作品が、今後どう進んでいくのか、楽しみでしかない。