ブックライブの書店員おすすめレビュー

少女・女性マンガ のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    純度100%の胸きゅんが味わえる!!!

    8年ぶりに兄のいる地元に帰ってきた女子高生の唯。
    唯は数年ぶりに会う兄の隼人に対して、いけないとは思いつつも恋をしてしまいます。
    数日後ふとしたきっかけで、幼なじみのイケメン律に隼人への恋心がバレてしまいます。
    唯は気持ちを隠すため、モテる律は女除けのために、なんと2人はお付き合いをするフリをすることに。
    しかし、隼人に付き合うことを伝えたところ、何だか様子がおかしい…?3人の関係は果たしてどうなるのでしょう!

    少女マンガの定番テーマ「兄妹もの」。
    禁断の内容なだけに、1人でひっそりと読みたい作品かと思いきや、
    この作品は純度100%のピュア恋愛作品!!!
    コマの場面1つとっても全て情景が美しく、全ての登場人物が愛おしく感じるはずです。

    実力派作家の野切耀子先生だからこそ描ける秀作だと思います。
    全ての少女マンガ好きに読んで欲しいです。

    2024年03月26日
  • ブックライブ書店員

    優しくて物語の騎士のように完璧な夫・ザイラスと楚々として従順な淑女である妻・リナレーアのレイデ伯爵夫妻は、社交界で評判の「理想の夫婦」。しかし二人には、誰にも(お互いにも!)言えない秘密があるのでした…と始まる本作は、人気ライトノベルのコミカライズ版で、かっこよくて口の悪いザイラスとかわいくてやんちゃなリナレーアが目でも楽しめます。お互いにお互いをわかっているようでわかりあえていなくて、気遣っているようでちょっとズレていて、近づいたり離れたり、突き放したり囲い込んだり。そんな不思議なバランスの二人をお楽しみください。
    人には誰しも秘密があるし、思わぬギャップにはやっぱり萌えてしまうもの。コミカライズ版を満喫された方には、ぜひ原作ラノベにもトライしていただきたいです!

    2024年03月25日
  • ブックライブ書店員

    身悶え必至、4つの甘い「ファーストキス」はいかがですか?

    先輩、後輩、同級生、幼馴染……。
    さまざまなヒーローと、片思いのその先へ向かう至極のラブストーリー。
    圧倒的な画力で描かれるイケメンヒーローと、彼らに惑うヒロインの可愛らしさから目が離せません!

    眼鏡萌えな私のおすすめは、もちろん「めがねとめがね」。
    クールかと思いきや優しくて、照れ顔も可愛い、表情豊かなヒーローに骨抜きにされること間違いなし!
    眼鏡男子にはうるさいあなたにも、逆に全く興味のないあなたにも、ぜひ読んでほしいです。

    『恋せよまやかし天使ども』卯月ココ先生の初短編集。
    あなたはどのキスがお気に入り?

    2024年03月22日
  • ブックライブ書店員

    田舎の治療院で男性と偽り医学を学んでいた董胡。彼女の夢は薬膳師となって5年前に出会ったある人のもとで働くこと。
    そんなある日、領主邸に呼び出された董胡は自分が領主の娘であると告げられ、新しい皇帝陛下に姫として輿入れすることを要求されてしまう…!
    性別を偽り医師の試験を受けたことと、治療院の仲間の命という弱みを握られた彼女は、断るすべもなく王宮に向かうことに。
    彼女を待つ新しい皇帝は、人々から「うつけ」と呼ばれており、気に入らないと平気で人を斬りつけるという恐ろしい噂まで…。
    目まぐるしく変わり始めた董胡の日常。彼女の運命やいかに…!!

    董胡が薬膳師になりたいと強く思うようになったきっかけは、天人かのような美貌を持つある人との出会いでした。
    彼は当初、とても衰弱していながらも董胡に対し傍若無人に振る舞い、診察も鍼治療も食べることさえも拒絶していました。
    そんな彼に対し董胡は強引とも取れる手法で無理やりご飯を食べさせ、少しずつ2人の距離は縮まっていきます。
    彼が高貴な生まれであると思った董胡は、「身分を問わず誰もが夢を叶えられる世」に変えてほしいと彼に願います。
    彼はその願いを叶え董胡を薬膳師として自分のもとに呼ぶため、そして彼女は彼の立派な薬膳師になるため、
    2人お互いのために生きることを決意し、彼は董胡のもとを去っていったのでした。

    そんな決意とは裏腹に皇帝陛下に輿入れした董胡は、この先一体どうなってしまうのか?
    真っ直ぐで芯の強い彼女と素直になれない不器用な彼が、この先どう再会するのか、2人は願いを叶えられるのか、気になる方は是非本作を手に取ってみてください!!

    2024年03月06日
  • ブックライブ書店員

    自ら断罪されるエンドを選ぶ悪役令嬢、気になりませんか?

    主人公のウェルミィはもともと平民でしたが、ある日、後妻として迎えられた母とともに伯爵家の一員となりました。伯爵家には前妻の娘である義姉がおりました。当初は義姉とも仲良く暮らしていたウェルミィですが、ある出来事をきっかけに、家では両親とともに義姉を奴隷のように扱い、学校でも虐げ、ついには、冷酷な人物として人々から恐れられている魔導卿に義姉を無理やり嫁がせました。
    それからしばらくして、魔導卿から夜会の招待状が届きます。ウェルミィは両親とともに夜会に参加しますが、そこでは義理姉を虐げたとして伯爵一家への断罪が始まったのです。

    断罪されたことに対して絶望するのかと思いきや、なんとこれはすべて彼女自身が仕組んだこと…!!
    彼女は、義姉を虐げる鬼畜のような両親から義姉を守るために、両親もろとも断罪される道を選んだのでした。

    彼女がどうやって自身の断罪を仕組んだのか、なぜ彼女は義姉を守ろうと思ったのか、気になる方は是非本作を手に取ってみてください!

    2024年03月06日
  • ブックライブ書店員

    堅物公務員×モテ男教師のすれ違いドタバタラブコメ!

    文科省職員の浅尾モモは、とある問題教師の身辺調査のため高校に派遣される。しかし、ターゲットの森野青は容姿端麗で飄々とした男、しかも「メルアド教えてくれますか?」とやたらとモモに興味がある様子。堅物のモモは彼の問題行動を摘発すべく、躍起になって厳しい調査を続けるも、森野からのアプローチは止まらず…。

    この作品の魅力は、やっぱりモモと森野のキャラクターです。モモは真面目だけれど本当は天然な部分もある女性。彼女自身は虚勢を張って周囲に舐められないように振舞っているものの、やっぱり周囲には全てバレている、一生懸命で可愛らしい女性です。森野はなんといっても…圧倒的な王子様キャラ。人たらしな部分はありますが、空回り気味なモモのことをサラッと助けてくれる完璧な王子様! モモへのアプローチも直球で、潔くて、それが様になっているのも彼の魅力。
    モモが森野に追い回されている…かと思いきや、今度は立場が逆転したり…。そんな彼らが素直に想い合える二人になるまでの物語。読めば絶対ファンになること間違いなしです!

    2024年03月01日
  • ブックライブ書店員

    スパイとアサシン、ライバルなのに偽装夫婦に! しかもターゲットのアサシンに溺愛されてます…!?
    スパイの寧々子の任務、それはライバル組織のターゲットであるアサシン・甘井の恋人を演じて、彼の弱点を暴くこと。しかし、スパイであることが甘井にバレてしまい、「殺される…」と思いきやまさかの求婚! しかも溺愛してくる!
    完璧な朝ごはんを用意してくれたり、服を買ってくれたり、守ってくれたり…アサシンなのに、スパダリとして寧々子を甘やかす甘井のギャップがとてもたまりません!
    陰のあるタイプなのに、寧々子への愛情は100%全力投球な甘井と、そんな彼にすぐ流されちゃうちょっぴりツンデレ気質の寧々子のカップリングが可愛すぎていつまでも見ていられます…。
    ちょっぴりエッチなイチャイチャもあってツンデレ寧々子の最っ高のデレを見られるので、可愛い女の子大好きな人は絶対読んでほしいです。
    二人の禁断(?)ラブコメ、ぜひご堪能ください~!

    2024年02月13日
  • ブックライブ書店員

    心の奥底の感情を、しっかりと見つめなおしてくれるストーリー。

    自殺してしまった友人の子ども達の面倒を見ることになった、心理学者の清子。しかし人の心が分からず、いつも歯に衣着せぬ物言いで人を怒らせてしまう清子は、友人の子ども達への扱いに戸惑うばかり。
    清子が、心に傷を負った2人の子ども達にとって母親という役目は果たせずとも、
    唯一の頼れる大人として真摯にまっすぐ子ども達と向き合う姿は、読者であり大人の私にとっても、じんわりと心に響きました。
    本作は心理学がキーポイントとなって展開していく物語です。
    人間の行動にはそんな深層心理があったのかという発見はもちろんですが、
    そこから読み解くことのできる人の弱さを、私たちが思っているよりもずっと豊かに捉えることができるのだと教えてくれます。
    そして、「母・友人の自殺」という受け止めきれない事実を背負うとはどういうことか。そんな死の淵に近い立場にいて「生き続ける」とはどんな苦しみがあるのか。
    決して穏やかではないテーマですが、家族ではなく他人だからこそ補い合うことができる関係もあるのかもしれないと考えさせられました。
    「ファミリー・ストーリー」の指す"ファミリー"とは何か、ぜひ本作を読んで感じてほしいです。

    2024年02月13日
  • ブックライブ書店員

    『鷲尾組』若頭の金城健(39)。
    命(タマぁ)張って仁義を尽くしたいモンができやした。それは…
    人気急上昇中のK-POPアイドルグループ!?
    やくざの『推しごと』が始まります。

    この作品を読んでまず、あれ?自分の日常?となりました。
    トレカの交換やすぐ死ぬオタク(「ヤバイ死ぬ」のような語彙力)、聖地巡礼など、
    推しごとをしていれば一度は経験したことありそうなあれこれがふんだんに、いやもうずっとちりばめられています。
    そしてやくざとオタクの生態・言葉が上手い具合に絡められていてギャグとしてもめちゃくちゃ完成されている…何回笑ってしまったことか…

    読んでいると、めちゃくちゃ生き生きして人生楽しそうだな幸せそうだなと思うのですが、多分自分も同じような感じなんだろうな、自分の人生も推しに彩られて輝いているんだなと感じて、推しにさらに感謝を捧げたくなりました。いや本当推しって最高…ありがとうございます…(泣きながら)

    推しがいる人には絶対読んで欲しい!
    推しがいなくても、新たな扉を開くきっかけになる!(&オタクの生態ってこういう感じなんだと知れる!←)
    ぜひ読んでみてください!(こちら側でいつでもお待ちしています。)

    2024年01月26日
  • ブックライブ書店員

    優しさがしみる百合マンガ、いかがですか?

    私が人生で初めて手に取った百合マンガです。
    書影に惚れ惚れしてめくり始めた本作は、
    女子が女子と出会う5つの物語を集めた短編集です。
    どのお話も、素朴で生命力あふれるキャラクターが魅力的です。
    表情やセリフに思わず口角が緩んでしまうくらい、誰もが人たらしで憎めません。

    中でも、私のお気に入りは「さらば人間」。
    舞台は、吸血鬼と人間が共存してはいるものの、いまだ吸血鬼差別が残る世界です。
    最近彼氏に振られたばかりでツイてない主人公・キツネは、バイト先でじゃんけんに負け、寝こけている吸血鬼に閉店の声掛けをすることに。
    恐る恐る声を掛けたはいいけど、全然起きない吸血鬼。
    起きてもらわないと困るキツネが吸血鬼をつついてみたら、なんと指を噛まれてしまった!?
    どうしよう、これじゃあ吸血鬼になっちゃう!
    思い悩むキツネが目にしたのは、夜空を舞う「幸せのハンカチ」で……。

    いつ人間でなくなってしまうのかと焦るキツネが、能天気な吸血鬼のペースにだんだん巻き込まれていく様子には、思わずくすっと笑ってしまいました。
    そして、吸血鬼が語るハンカチの秘密を知ったとき、この愛おしい世界に泣きたくなりました。
    なんだか、ちょっと人に優しくなれそうな予感がするお話です。
    どこかぬるくて寂しい夏の夜に、ぜひご覧ください。

    2024年01月26日
  • ブックライブ書店員

    この話だけは聞き逃せない!
    ドキドキワクワクだけじゃない、ちょっとブラックなガールズトークで、スカッとしませんか……?

    OLの奈緒・保育士のあや・あやの従姉妹の佳央梨は仲良し女子トリオ。
    3人が集まれば、身近にいるイヤ~な人たちについての愚痴が止まりません。
    「自称サバサバ女」や「二股男」以外にも、「保育園のモンペ母」や「伝説の派遣社員」など、個性豊かなキャストが勢ぞろい。イラッとすること間違いなし!の彼・彼女たちを待ち受ける「オチ」とは一体……?
    気になってページをめくる手が止まりません。
    私は第2話から出てくる新井ちゃんの男前っぷりを楽しみに読んでいます。二股彼氏に言い返すだけじゃ終わらず、あんなことまで……。かわいくてカッコイイ「女子の味方の女子」新井ちゃんには、ぜひ相談に乗ってほしいところです。そして私の尻を叩いてほしい……。
    こんな人イヤだな~と感じるキャラ以上に、身近にいてほしい頼れるお姉さんキャラに出会える物語です。

    2024年01月26日
  • 強い異能を用いて神々を喜ばせる巫(かんなぎ)の名家に生まれた令嬢・小夜(さよ)。
    父の再婚をキッカケに優秀な異能をもつ異母妹や継母に使用人のように虐げられていました。
    ある日、小夜は濡れ衣を着せられ異界へと売り飛ばされてしまいますが、ひょんなことから火の神である鬼灯(ほおずき)のもとへ、花嫁という名の掃除人として嫁ぐことに。
    特別な異能を持たない小夜でしたが、唯一物の声を聞くことができる「蝶の耳」の力で鬼灯の役に立てるよう頑張りますが、あくまで自分は「掃除人」。しかし鬼灯は掃除人としてではなく「花嫁」として接したいようで…!?

    呪われたワケあり神様と、虐げられ令嬢の溺愛生活スタートです。

    浅木伊都先生によるラノベ『火の神さまの掃除人ですが、いつの間にか花嫁として溺愛されています』を原作とし、『君がブルーバード』や『恋人は旦那さま』の山田こもも先生がコミカライズ!!

    とにかくどのページも絵が華麗!!
    ページをめくる度にうっとりしてしまいます。
    大正時代の世界観にファンタジー要素が加わり、画面からキラキラが溢れ出れてきそうです。

    小夜を娶ることになった鬼灯は周りから「醜い」「穢れている」と忌み嫌われていますが、小夜の目には美しい男性にしか見えません…。
    「俺の顔は醜いだろう?」と顔面アップで迫る鬼灯に、「そんなワケあるかーい!!」とツッコミを入れてしまったのは私だけではないハズ。
    しかし彼の本当の姿はどうも違うようで…。そのあたりは今後少しずつわかってくるようですが、気になります!!

    さらに注目シーンは1巻で鬼灯が着替えをするシーン。どう見ても「ムー●・プリズムパワー・メイクアップ!」状態。キラキラが迸っております。
    何を着ても似合う鬼灯。今のところほぼ和装ですが、洋装も見てみたい…!!

    鬼灯がいかにカッコイイかを語ってしまいましたが、小夜の健気さと可愛らしさも是非お伝えしたいところ。
    主人公の小夜は虐げられてきた令嬢のため自己評価が低いのですが、それでも自分にできることを…と一生懸命掃除をしたり料理をしたりする姿をに、応援せずにはいられません。
    「私なんて…」となりがちな彼女ゆえ、鬼灯が小夜を溺愛をしていることも気づいていません。
    鬼灯の思いが空回りしている姿も可愛いし、無意識に振り回している小夜も可愛い!!

    “可愛い”と“キラキラ”と“きゅん”が詰まった虐げられ令嬢の大正ファンタジー作品の新星誕生です!!

    2024年01月25日
  • 主人公は、3人の女性。
    死に物狂いの努力で垢抜けて初恋をやり直す美容女子、彼氏からモラハラを受けて過激なダイエットに走るぽっちゃり女子、美容系インフルエンサーとして活躍するバリキャリ女子。
    一人目の主人公、馬場 茜(ばば あかね)は、高校時代の初恋の人ノアくんを未だに想う23歳OL。
    ですが、高校時代の彼女は「バケモンの馬場さん」と呼ばれていました。
    それが悔しかった彼女は死に物狂いでお金を貯め、ダイエットや歯列矯正、肌治療、メイク、美容医療とできる限りの努力をし、見事誰から見ても美しいと言われるまでになりました。
    そしてノアくんと再会するのですが、高校時代の同級生であることを隠し初対面として接するのです。
    しかし、ふとしたキッカケで彼女が「バケモノの馬場さん」であることがバレてしまい…

    VOCEウェブサイトで連載され大人気となった今作。
    描くのは山科ティナ先生。
    女性の心の些細な機微を鮮烈に描きます。

    「バケモノの馬場さん」であることが周りにバレ、「整形した?」と揶揄された時に茜が言った
    「化粧して課金して綺麗になる努力をして ようやくマイナスを0に戻していってるの」
    「わたしの容姿をとやかく言う筋合いはない!」
    というセリフに、よく言った!!!と思わずにはいられませんでした。

    他にも茜の友達のブリちゃんは、モラハラ彼氏のせいでダイエット沼へ…。
    ノアくんのビジネス繋がりで茜と知り合った白鳥 エレナは美容インフルエンサーとして活躍する女社長。あらぬ噂により中傷を受けることに…。


    登場する女性陣が、女性が憧れる女性でありつつも、自分と照らし合わせて「ありえる…」と思うシチュエーションばかり。
    そんな彼女たちが必死に生き、幸せを掴もうとする姿に励まされます。

    エレナの「誰もが自分自身を愛せる世界にしたかった」というセリフは、全女性に贈りたい言葉です。
    この作品を読んで救われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    美しくあることが全てではありませんが、自己評価を他者にゆだねないことの大切さを教えてくれる作品です。

    2024年01月25日
  • 大和皇國の陰陽五家のひとつ白蓮寺家 次期頭首である白蓮寺 麗人(びゃくれんじ れいと)の許嫁であった菜々緒(ななお)。
    ある日、猩猩という猿の姿をしたあやかしに攫われ妖印を刻まれてしまいます。
    傷モノとされてしまった菜々緒は婚約を解消され、里の人全員から虐げられることに。
    猿の面をかぶり粗末な身なりで飼い殺しにされる日々でしたが、嫁探しに訪れていた紅椿家 新当主頭首に見初められ、紅椿家に嫁ぐことに。
    しかし“皇國の鬼神人”と呼ばれる紅椿家の当主 夜行は呪われた体質で…。

    加熱する令嬢ブーム。中でも“虐げられ令嬢”は鉄板の人気ジャンルです。
    今までは西洋風の虐げられ令嬢に注目されがちでしたが、ここのところ“和風虐げられ令嬢”への人気が高まってきています。
    そこにきて登場した今作!注目しない手はありません!!

    注目していただきたいのが、キャラクターの表情です。
    菜々緒の可憐でありながら悲壮感が漂う儚げな表情、夜行の自信に溢れながらもどこか切なげな表情…!!
    ふたりの目線にドキっとしてしまいます。
    さらに美麗な絵で描かれる怪しげな世界にうっとりすること間違いなし!

    虐げられ令嬢系のだいご味と言えば、不遇な境遇からどう幸せになっていくのか…!?というところですが、夜行は割と最初からトップスピードで菜々緒を溺愛します。
    ただこの物語は恋愛要素に加え異能ファンタジー要素があるので予想外の障害が発生し「菜々緒はどうなってしまうの!?」と先が読めません。

    菜々緒と夜行 ふたりがどう支えあうのか、これからの溺愛展開に注目です!!

    2024年01月25日
  • ブックライブ書店員

    広告代理店に勤めている剣崎七菜は、偶然みつけた居酒屋「白熊」でクラフトビールと出会います。
    店主の野波隆一がつくる料理とクラフトビールの美味しさに感動した七菜ですが、「白熊」は閑古鳥が鳴く状態。
    広告プランナーとしての性か、お客として居合わせた芦刈鉄雄と「白熊」が繁盛するための改善点を挙げていたところ、隆一から「白熊」のアドバイザーを頼まれます。
    3人は白熊を繁盛店にできるのか!?

    作品の舞台である京都の食材を使った隆一の料理と様々な種類のクラフトビールがとても美味しそうで、お腹がすくこと間違いなし。
    また、作中に登場するクラフトビールは、飲食店でしか飲むことができない特別なものだけでなく、コンビニエンスストアで売っているものもあるので、この作品を読んでクラフトビールが飲みたくなっても大丈夫!
    各話の間にあるコラムも興味深く、どんどんクラフトビールに詳しくなれます。
    方言好きな私としては、店主の隆一が話す土佐弁とお客の鉄雄が話す京ことばも推しポイントの一つ!
    ビールが好きな方はもちろん、これからビールに挑戦してみたいという方にも、是非読んでいただきたい作品です。

    2024年01月24日
  • ブックライブ書店員

    亡き母との「綜の国に仕える」という約束を果たすため、科挙の合格を目指していた沙夜は、小さな頃から勉学に励んでいた。
    しかし、試験が終わった後になって、科挙の受験資格があるのは男子だけという衝撃の事実を知ることに。
    それでもなお夢を諦めきれない彼女は、後宮で宮女として下積みをし、女官を目指すことにするのだった。

    ある日、九嬪の1人である香妃様から夜のお勤めの手伝いを頼まれた沙夜。
    しかし、その様子をそばで見ていた沙夜の教育係である蘭華の態度が急変し、いつもは優しく姉のような存在である彼女に追い出される形で沙夜はお手伝いから外されてしまう。
    その夜、歴代の皇帝が寝所兼書院として使用していたという白陽殿に迷い込んだ彼女は、そこで不思議な美青年と出会う。
    どうやらその青年は「人ならざる者」であり、彼女の母である陽沙のことを知っているらしいのだが…。

    翌朝沙夜が目を覚ますと、なんと香妃様の部屋が火事になり、香妃様と侍女たちが亡くなったという。
    生き残りの侍女として疑いをかけられた彼女は、後宮で起こる不可思議な事件に次々巻き込まれていくことに。
    ストーリーに引き込まれすぎて一瞬でも目が離せない、あやかし中華ファンタジー開幕…!

    沙夜は、田舎の里から科挙を受けるために都へ出てきた、頭はいいけど少し常識外れの女の子。
    そんな彼女が「人ならざる者」と出会い、彼らの力を借りながら後宮で起こる様々な事件を解決していく本作。
    ときには水鬼の退治を命じられたり、妖鳥の捕獲を命じられたりと、妖異が関係した事件の調査をすることで「あやかし」という非現実的な存在に振り回されながらも、愛憎うずまく後宮の闇を祓っていく。

    彼女の関わる事件1つ1つの謎が面白く、どれも目が離せないばかりか、彼女には出生の秘密もあって…というミステリーがもりだくさん!
    中華ファンタジーが好きな方、ミステリーが好きな方、一気読みしたくなる作品を探している方にオススメ!
    ぜひご一読ください。

    2024年01月17日
  • ブックライブ書店員

    犬好きなOLと甘えん坊なワンコがワンルームで暮らすワンダフルライフ!

    OLの六条ひとみは、六畳一間のアパート(中庭ドッグラン付き)でサモエド犬のぽてまると暮らしています。
    雨の日に散歩をした際には水たまりを踏んで泥だらけになるなど、ちょっとやんちゃなぽてまると、ぽてまるを愛してやまない六条さんの日常を描いた、ほのぼのとした作品です。

    この作品の魅力は、ぽてまるの可愛さ! これに尽きます。
    もふもふで大きくて、笑顔がとても素敵なぽてまるは宇宙一カワイイ!
    他にも、コリーやダルメシアン、スピッツなどいろいろなワンコが登場します。犬好きにはたまりませんね…!
    そして、ワンコを飼ったことのある人なら「うちの子もやってた!」と共感できるシーンがたくさんあります。
    ぽてまるが毛布に潜りたがったり、段ボールをがじがじと噛みちぎって遊んだりするシーンがあるのですが、私が飼っていたワンコも同じようなことをしていたのを思い出して、懐かしくなりました。
    もちろんワンコを飼った経験がない方も、ぽてまるの可愛さにメロメロになること間違いなし!
    癒しを求めている方に是非おすすめの一作です!

    2023年12月27日
  • ブックライブ書店員

    人々を救いたい気持ちは強いのに、ミストリア王国の修道院で10年過ごしてもまだ修練女見習いのエステラ。ある日、父であるバークワース伯爵が突然修道院へやってきて言った…「陛下のもとへ嫁いでもらいたい」。陛下って、あの「5年前の内乱をおさめた英雄」のヴィクリス陛下? 内乱中に命を狙われ続けて極度の人間不信になってしまわれた陛下は、今では「猜疑王」と呼ばれており、誰のことも信じられず、現在は妃が不在だという。しかし、3月から9月の間に女王または王妃が不在だと災いが起こるという<カミラの呪い>と呼ばれる言い伝えのため、毎年交代で王妃を立てることを陛下に承認させたので、半年だけ力を貸してほしいと父に頼まれ、国民の役に立てるのなら…と期間限定の契約王妃を引き受けたものの、想像を超える陛下の猜疑心に翻弄されるエステラは、無事に契約結婚を務め切ることができるのか?
    信じなくて傷つく人が出るくらいなら騙されてもいいと言い切るエステラと、疑い深すぎてむしろトンチキだけど本当は優しいヴィクリスが、近くなったり遠くなったりするほんわかラブストーリーをお楽しみください。

    2023年12月06日
  • ブックライブ書店員

    庭で雪だるまを作り、両親に見せようと室内へ呼びに入ったら両親が殺されていた。そして、父の身体に刺さった剣を抜き取り、私に向かって手を伸ばしてきたのは隣国・フィーリス王国の王子、レオン=ギルバートだった。逃げる私を追ってくるレオンに追い詰められ、足を引っかけて屋上から落ちて死んだ…はずの私、アクシア王国の王女であるミラ。しかし、気づけば2ヶ月に戻っており、両親は健在で、何も知らない様子。フィーリス王国は、同盟を結んでいるアクシア王国にレオンとミラの婚約を申し入れてくるはずで、前回は断ったけれど、今回はあの悲惨な未来を回避するために受け入れて、Xデーまでに確実にレオンを殺して未来を変えてやる!という、今となっては1つのジャンルを作った感のある“死に戻り”ラブストーリー。
    がんばってレオンを暗殺しようとするミラ、やたらとミラに甘くて距離が近いレオン。あーもうっ、レオンは私たちを殺すんじゃないの!?とドタバタするミラ視点でお話はまず進んでいきますが、少しずつ過去のあれこれが明らかになったり、登場人物が増えたりして、どうしても先が気になって読み進めてしまいました。根っからの悪人がほぼ出てこないのが、個人的には◎。そして、ミラが赤くなったり青くなったり右往左往したりする様子をぜひ楽しんでほしいです!

    2023年12月06日
  • ブックライブ書店員

    母の不義により、青い瞳を持って生まれた雪(せつ)。不義の娘として家族に暴力や暴言で虐げられ、ただ起きて、女中のように働いて、ただ寝る…を繰り返す毎日を過ごしていたが、ある日、おじから持ち込まれた柊男爵家との縁談で、元軍人で「鬼」と呼ばれる宗一郎(そういちろう)のもとへ嫁ぐことになる。しかし雪は、初夜に「私は妻など不要だ!」と叫んだ宗一郎をこわいと感じたものの、雪の荒れた手を気にしてくれたり、重い荷物を高い棚へしまうのを手伝ってくれたりする様子にあたたかさを感じ、少しずつ二人の距離は縮まっていくのだが…と始まる、大正時代を舞台にしたラブストーリー。
    どちらも心ない噂で傷つけられ、つらく悲しい思いをしてもなお、他人にやさしくできる人なので、主人公2人がゆっくりひかれあうのも自然でいい…!と思いながら、当然のように登場する宗一郎の元婚約者や宗一郎の心の傷につながる関係者などに、きっと最後はうまくいくよねとわかってはいてもハラハラさせられます。それでも、ハッピーエンドのやさしくあたたかいお話を読みたい人には絶対おすすめです!

    2023年12月06日