ブックライブの書店員おすすめレビュー

少女・女性マンガ のおすすめレビュー

  • ブックライブ書店員

    私の人生を変えた伝説の和風ファンタジーロマンス!
    学生時代の私はマンガ禁止の掟を破り、本作を買いに書店に走りました。

    主人公の陵がとにかくかっこいい。
    見た目草食男子・中身肉食男子のロールキャベツ男子です。普段はかわいい系でふにゃっと笑うくせに、除霊するときは意味わからんイケメンっぷりでヒロイン・未来を守り抜きます。そして未来も、普段は頼れる姉御肌なのに、陵の前でしっかり女の子なのがたまらん……友達にいたら親衛隊を買って出るレベルです。
    さらに、読む手が止まらない怒涛の展開も魅力です。前世から恋人だったがゆえに呪われている陵&未来。次々に明かされる真実が新たな謎を呼ぶストーリーに目が離せません。二人の運命に乙女心も大爆発です!
    あやかし、和服、ロールキャベツ男子のどれかにご興味あれば、是非に何卒読んでみてください後悔はさせません!
    運命の純愛ファンタジー、あやかし緋扇ワールドへようこそ!

    2023年06月27日
  • デザイナーを目指し美大に通う赤西ひばりは、真面目さ故に「普通」であることをコンプレックスに感じていました。
    ある日バイト先のラーメン屋で出会ったのは、同じ美大の油絵科に通うバンドマン・蒼生楽空(そうせい がく)。
    ひばりのパソコンを壊してしまったお詫びにと、ガクの家で課題をすることに。
    ガクの自由すぎる発想に反発しつつも意見を取り入れた課題は、今までにない評価を得ることに!
    自由で強引ではあるものの、まっすぐな言葉を投げかけてくるガクにひばりは思い切った一歩を踏み出す決心をします。

    『リビングの松永さん』で年の差シェアハウスラブを描いた岩下慶子先生。
    ひとつ屋根の下にいながら‟近くて遠い心の距離“という絶妙なきゅん加減や男子のキラキラ具合に魅了された方も多いのではないでしょうか。
    今作は美大に通う同級生同士のラブとなっていますが、キラキラ具合に拍車がかかっています。

    岩下先生の描く男子は、ここまで理想的なキャラいる!?とばかりに魅力が詰まっています。
    今作に登場ずるガクも、とにかく格好良い!!
    強引にひばりを振り回しつつも、彼が発する言葉はストレート!!
    臆面もなくひばりを褒めたり、彼女に向ける視線も真っすぐ!
    「そりゃあひばりも好きになるでしょうよ!!」と言わずにはいられません。

    特に、ライブ後にひばりの感想を聞くため強引に視線を合わせ「俺をみて言って」と言うシーンから、ひばりが照れつつも言葉を発しようとするのを待つガクの表情にノックダウンされました。
    ガク格好良すぎるだろう…!!

    ガクだけではなくひばりの表情にも注目していただきたいのですが、最初はとまどいつつもガクの影響を受け変化していく彼女の微妙な心の機微が表情として描かれていて、心をぐっと掴まれます。

    美麗な絵に魅力的なキャラクター。
    画面からあふれ出すキラキラときゅんきゅんに、悶絶すること間違いなしです!

    2023年06月23日
  • 出版社勤務のアラフォー編集者である亀山は、駅で見かける可愛い子が気になって仕方がありません。
    というのも彼女が身に着けているものがどれも亀山世代のkawaiiポイントをついてくるからです。
    髪の毛からは全人類が好きな香りと言っても過言ではないミルボンの香りがし、全身ウエスタンボーイのコーデで固め、セボンスターを集めている…。
    ストレス社会と戦いながら生きている亀山にとって、彼女は癒しの存在となっています。
    ですが、彼女は実は…!?

    おじさんが女子高生を愛でる(観察する)と聞くと危ない印象を受けてしまいますが、そういった危なさは微塵も感じません。
    亀山はジロジロと見るのではなく、あくまで“視線の中に彼女がいるだけ”な状態で詳細な分析を行っているので、むしろその姿勢に紳士感を感じてしまいます。
    逆に、その紳士感を出しながら真顔で詳細な分析をしていくアンバランスさが笑いを誘うのです。

    何故そんなにkawaiiアイテムに詳しいのだ亀山!!
    ウェスタンボーイなんて忘れていたよ亀山!!
    ミルボンは良い香りだよね、亀山!!
    読むうちに駅で見かける女子高生に夢中な亀山に夢中になっている自分がいます。

    しかもこの物語の面白さは亀山だけではなく、亀山を夢中にさせる女子高生もひと癖(?)あるのです。
    1エピソードごと、ラストの女子高生側の会話で思わず笑ってしまうので、是非ご自身の目で確認してください!

    アラフォー世代には懐かしさを感じて楽しめますし、若い世代はkawaiiもの好きなおじさんと可愛い女子高生エピソードのエモさを楽しめるので、全年齢が楽しめる作品となっています。
    何も難しいことは考えず、kawaiiコメディを楽しんでください!!

    2023年06月23日
  • ブックライブ書店員

    「愛咲姫華がこの会社、私好みに変えてみせるんで♪」
    働きながら3歳児を育てるシングルマザーのさゆり。
    昭和気質で問題だらけの職場で、毎日課長に嫌味を言われながらも仕事と子育てに奮闘する日々。
    そんなある日さゆりの前に現れたのは、元キャバ嬢で露出だらけの服を身にまとった派遣・姫華だった!?
    「こんな子産んだ覚えねーよ」
    事あるごとに「ママなんだから」でさゆりに仕事を押しつけてくる課長に、姫華のカウンターパンチがクリティカルヒット!!
    まだまだ問題山積みの職場だけど、もしかして本当に姫華が変えちゃったりして…!

    待望のアン・ミツコ先生最新作!
    今作では主人公が嫌な上司や困った問題にズバッと切り込み解決します!
    スッキリしたい人や不満があるけど言葉にできない人、理不尽が許せない人などにとってもオススメしたい1冊。
    姫華の物怖じせずはっきり言う姿に勇気をもらえる作品です。ぜひご一読ください。

    2023年06月23日
  • ブックライブ書店員

    サラリーマンの沖田誠は御年48歳のおっさん。
    このおっさんにとって、職場での女性のお茶出しや金曜の飲み会は当たり前のコミュニケーションですし、
    家庭では、自分が一家の大黒柱なんだからもっと丁寧に扱われるべきだと思っています。
    この作品は、そんな頑固でデリカシーがないおっさんがゲイの好青年・大地くんとの出会いを通じて、長年かけて凝り固まったガチガチの固定観念をアップデートしていく物語です!

    私はこの作品の中で、「性別ってのはパンツみたいだな」というおっさんのセリフがお気に入りです。

    「下着なんて個人の自由で好きなものを穿けばいい。
    何を穿いても誰の迷惑にもならないし、
    そんなプライベートなことは他人に公表しなくていいはずだ。
    性別も本来そうあっていいんじゃないだろうか。」

    本当にその通りだと思います。
    そして、それと同時に「私自身は周りの人の趣味嗜好に対して偏見をもっていないだろうか」「無意識に自分の常識にあてはめて誰かを傷つけてはいないだろうか」と考えさせられました。

    多様性が声高に叫ばれる現代だからこそ、人とかかわる中で、その人にとっての価値観に触れ、考えを知っていくことで少しずつ認め合っていかなくてはいけません。
    不器用ながらも懸命に他者を理解しようと励むおっさんの姿を、私たちも見習うべきなのでしょう。

    あなたも作品を手に取って、おっさんと一緒に自分の価値観をアップデートしてみませんか?

    2023年06月21日
  • ブックライブ書店員

    「尊い…ずっと見ていたい…」そんなラブコメを求めている人におすすめです。

    生物教師のほむら先生は、いつもダサいTシャツを着ているし、階段を上っただけで息切れしているし、ひねくれていて大人気ない、どこか残念な人。

    この作品は、そんなほむら先生と、彼を追いかける女子高生「はすみん」こと蓮見さんの日常を描いたラブコメディです。

    なんといってもはすみんが可愛い…可愛すぎる…。
    ほむら先生に会いたくて毎日生物準備室に足を運ぶはすみん。
    ほむら先生からお菓子をもらって大喜びするはすみん。
    全力で「好き」を伝えるはすみんを応援せずにはいられません!!!

    先生と生徒の関係を超えないまま物語が進んでいくので、「早くくっついてくれ…!」ともどかしくなる瞬間もありますが、それもまたいいんですよ。ムズキュンってやつですね。

    ほむら先生は自分に一途なはすみんのことをどう思っているのでしょうか?
    気になる方は是非ご一読ください!

    2023年06月21日
  • ブックライブ書店員

    コーギーちゃんは「とーたん」が大好き。
    そんなコーギーちゃんと「とーたん」の愛らしい日常ショートストーリー。

    コーギーちゃんと言えば、食パン。
    ふわふわもっちり食パン。
    (この意味が分かるあなたはコーギーちゃん愛好家です)

    とにかくコーギーちゃんのお尻ってものすごくかわいい!!
    ワンちゃんあるあるが詰まっているので、他の犬種がご家族にいるあなたにも共感シーンが沢山あるはず。

    お風呂に入ってるとき扉の前で、ちょこんと座って待っていたり。
    自分のお尻からプー出したのに、ビックリして怯えてみたり。
    ひたすらジーっと壁を見つめてみたり。

    コーギーちゃんの感情豊かな表情が悶絶級!
    (それでもやっぱり、うちの子が一番可愛い...)

    ワンちゃんが好きなに一緒に住めない方には、こんな風な生活になるのかな?が妄想できておすすめです。
    作者さんのコーギーちゃん愛が溢れてとまらない一冊です。

    2023年06月12日
  • ブックライブ書店員

    癪に障るゲームの正ヒロインを徹底的に追い詰めてほしい。
    そんな願いが叶う漫画です。

    とあるRPG乙女ゲームで「推し」ていた悪役令嬢・レミリアに転生したエミは、
    レミリアが不幸になるシナリオを回避すべく精進の日々。
    しかし、ゲームのヒロインである「星の乙女」により、
    努力空しく断罪されてしまった。
    エミの意識が途切れた瞬間、レミリアには「本来のレミリア」の魂が宿る!
    レミリアは、エミの意識の深層で、ずっとエミを見守っていたのだ。
    自分の幸せを願い続けていたエミに胸を打たれたレミリアは、
    エミを苦しめた周囲の人間への復讐を誓い、動き出す――!

    同じ体の所有者ゆえ、直接話すこともできないエミとレミリア。
    しかし、ふたりは互いへの大きなリスペクトと愛によって繋がっています。
    エミは、レミリアの幸せのために、勉学に魔法、様々な努力をしました。
    結果、最高の能力とあらゆる技能を持つ完璧な淑女「レミリア」が誕生します。
    そんなエミの努力は、もともとのレミリアから信頼を得るには十分でした。
    レミリアは、エミのおかげで身についた力を最大限に利用し、
    エミの名誉のために世界を救おうとするのです。
    「相手のため」が原動力の彼女たちの絆には、大きく心を揺さぶられます。

    異世界令嬢系かつ、バディものの新境地。
    レミリアの復讐を見届けるべく一気読み間違いなしの一冊です!

    2023年06月07日
  • ブックライブ書店員

    シンプルながらインパクトのあるタイトルに惹かれました。一児の父です。
    「自分の子供は人をいじめないって思っていますか?」
    いじめられた娘の母親が放った一言が印象的でした。

    自分の子供が?まさかそんなはずがない…
    純真無垢な笑顔で、友達みんなと仲良く遊んでる。誰もがそう信じたいと思います。
    けど、それって単なる希望的観測に過ぎなくて、事実はもっと根深く暗いのかなと。
    なぜかって、誰もそんなこと教えてくれないから。
    子供が同じ事態に直面した時に、自分だったらどんな言葉がかけられていただろうか…

    本作は、単なるいじめ問題における道徳を問う教科書などではなく、
    いじめた側、いじめられた側の親子のリアルな心情を描いた深い物語です。
    誰しもの学校で起きていた「日常」かもしれないし、
    誰しもの家庭で起きていた「非日常」かもしれない
    と、読み終わりに考えさせられるような作品でした。

    2023年06月06日
  • ブックライブ書店員

    「恋愛」に憧れはあるけれど、自分が当事者になるのは難しい。
    社内合コンからデートに発展したものの、「恋愛」がわからないことに意気投合した塚瀬清春と早見りこ。
    本人たちはいたって真面目に友人関係を築いているが、周りから見るとなんだかイイ感じに見えるようで…。
    恋愛って一体どうしたら始まるの? ラブだけどラブじゃない!? そんな不器用な2人のお話です!
    恋人が欲しいとは思うけど、現状に不満があるわけではない。
    現代を生きる若い世代が少なからず感じていることかなと個人的には思います。
    恋愛しなくても仕事に打ち込んだり、自分の趣味に没頭したり、友人との時間を大切にしたり。
    2人の不思議な関係性をコミカルに描きつつ、共感度120%の作品になっています!
    ぜひご一読ください!!

    2023年06月05日
  • ブックライブ書店員

    本気のお仕事をしたことがありますか?
    この物語を読むと、誰かと、死ぬほど面白い仕事がしたくなること間違いなし。
    仕事が続かない学歴ムキムキ男性×恋愛が続かないモテモテ女性の、
    究極の公私混同お仕事ラブストーリーです。

    32歳にして24回の転職をした北方啓介は、夢中になれる仕事を求める職迷子でした。
    ラストチャンスと思い、打ち込んだ芸能マネージャーでも、デビュー日に担当女優に逃げられて人生に絶望。しかし、21歳のOL・吉川塁に出会い、本物を見つけたと確信します。
    北方は熱烈にスカウトし、彼女もその熱意に感化されて芸能界を目指すことに。しかし突然、北方は塁に「僕と結婚してくれませんか」とプロポーズをして……!?

    芸能マネージャーと担当タレントは、恋人以上の深い関係かもしれません。
    付き合っていないのに付き合っている、もどかしい距離感が好きな人にはぜひおすすめしたいです。

    コメディ要素もふんだんにありつつ、塁の"イケメン"すぎる仕草や言葉に、北方とともにときめきっぱなしの一冊。
    あなたも二人の「死ぬほど面白い仕事」を、ファンとして見届けてみませんか?

    2023年05月30日
  • ブックライブ書店員

    人気ドラマの原作! 世話好き後輩男子との同棲生活⁉
    主人公の速見穂香は、営業部のエースで社内のアイドル的存在。しかし、家では家事が一切できないズボラ女子だった。そんな生活に会社の後輩・山本くんがお嫁(家事要員)として速見と同棲することに…。山本くんは、オカンのごとく生活へのアメとムチを入れてくる家事完璧男子。でも、彼のまっすぐな姿勢と溺愛っぷりが疲れたOLにはたまらない…そんな作品です! 主人公の速見と山本くんとのビミョーにすれ違う恋愛模様も、読者としては唸りたくなるほどキュンキュンすること間違いなし。また、その他のキャラクターもみんな個性があふれ出ていて、クスッと笑える場面がたくさんあります。特に私が推したいのは、社内の経理部である赤嶺さん! 彼女の情緒不安定さがむしろ愛おしいと思えるほど笑わせてくれるキャラです。きっとこの作品を読んだ後は「令和における理想の男はまさにオカン系男子だ!」と叫びたくなるでしょう…!!

    2023年05月29日
  • ブックライブ書店員

    女子高生のあやは、行きつけのCDショップで働く「おにーさん」のことが気になっていた。しかし、どうやら「おにーさん」は同じクラスの女の子!?!?
    キラキラを浴びたい貴方へおすすめの一冊です。
    JKの武器である制服の着こなしはもちろん、私服ではカジュアルからガーリーまで何でもおしゃれに着こなし、ヘアアレンジのレパートリーも膨大なあやはまるでモデルのよう。
    一方、実はCDショップの「おにーさん」であるみつきも、学校での真面目な制服姿とバイト時のダウナーな雰囲気漂うファッションのギャップがたまりません。また、ふとした瞬間に出るみつきのイケメンムーブには、あやだけでなくこちらの心臓も撃ち抜かれそうになります。
    みつきと仲良くなるために頑張るあやと、少しずつ歩み寄っていくみつきの様子、そして2人の葛藤などを見ていると、きっと貴方も2人のことを好きになって応援したくなるはずです!
    Twitterで掲載していた際のグリーンを基調とした素敵な表現は単行本でもそのままですし、CDショップの内装やあや達の持っている小物など作品のどこを見てもオシャレなのも魅力のひとつ。
    ストーリー、デザイン、キャラクター、すべてからキラキラを摂取できるこの作品。ぜひご一読ください。

    2023年05月29日
  • ブックライブ書店員

    娘の交友関係に揺れる夫婦、女学校の同級生の和やかな友情、
    アパートの住人同士のささやかな交流…
    この物語に描かれるのは、そういったどこにでもいそうな人々のすれ違いと触れ合いです。
    しかしそこは名手・よしながふみ先生。
    「マンガが……うまい……」としか言えなくなる心憎い間合いと展開力で
    唯一無二の人間ドラマに仕上げています。
    生きた時代も性別も状況も違う登場人物の共通点は「環(たまき)」と「周(あまね)」という名前。
    時間の流れやめぐり合わせといった言葉を連想させるところがまた素敵です。
    よしなが先生はこの作品で時代を超えた、
    名づけえないけれどかけがえのない関係性を描きたかったのでは!?と思ってしまいました。

    貫録の筆致で描かれる、シンプルなのにとびきりおいしいごちそうのような作品。
    オムニバス形式なので、あらすじで気になったものから読んでみるのもいいかもしれません。
    ひとりでも多くの方に味わっていただきたいです。

    2023年05月26日
  • ブックライブ書店員

    陽だまりのような彼女と、彼女を慕う優しい猫…?彼氏の"おデート"物語。
    少しドジだけど素直であったかい彼女。
    物静かだけど優しい愛情にあふれた彼氏。
    そんな二人が、本屋さんや水族館へ行ったり、時には彼女の友達を交えて飲みに行ったりと色々なデートをしていきます。
    表情豊かな彼女と、そんな彼女が大好きな彼、言葉はなくても仕草や行動だけで通じ合う二人の気持ち。
    つい「こんなデートがしてみたいな…」と呟いてしまいそうな二人のエピソードが盛り沢山です。
    彼等ならではの、なんだか楽しくてほっこり暖かい姿に見惚れてしまいます。
    お休みにのんびり読む本を探している方、非日常のような日常を体験したい方にぴったりな作品です。

    2023年05月24日
  • デブだのブスだのと言われ慣れてしまった…。
    だからこそ期待をしてはいけない!そう思っていたのに…。
    自分に自信がなくても恋のチャンスはやってくる!?

    周りが次々と大学デビューをしていく中、ひとり取り残されてしまった三和 穂乃香。
    寂しさを感じつつも、古墳研究会に通う日々。
    そこには、先輩の可児江さんに、飯田くんというイケメン…もとい、仲間が!!

    ひたすら古墳を愛する故か、穂乃香の事を「前方後円墳に似てる」と言って愛でてくる。
    これはもしかしてモテている…のか!?

    いやいや、まさか。そんなことあらへんやろ。

    おたけやま古墳のマスコットキャラクター「おたけやん」に穂乃香が似ていると言った後に、「おたけやん」のことを
    「かわいいなぁと思って」
    だと!?

    これはもうフラグが立ったでしょ?
    ……勘違いしてはいけない!!
    今一度自己確認を。
    そう、私は冴えないぽちゃ子。

    そう平静さを保とうとする穂乃香ですが、現状を疑うのは、恋におちかけの人なら誰しも経験した事がある感覚なのではないでしょうか。

    これは「そういうこと」ではない。
    そう自分に言い聞かせる穂乃香。
    必死に自己確認を徹底し、勘違い回避をしようとするも、サークル仲間の男子二人との距離がどんどん縮まってゆくのです…!!

    まさかのハーレム!!
    でも調子に乗るのは厳禁!!
    え、更に思わせぶりな発言するの!?
    ここまで来たら、これはアプローチなんじゃないの!?
    え?違うん!?

    読んでるこちらのドキドキが止まりません。

    しかし、全体的にふわっとした空気感が漂い、ゆるっとした関西弁が、心地よいのです。
    淡い想いが、こころの隅をくすぐります。

    思わせぶりがたまらない、ぶきっちょな恋の成長ストーリー。
    おすすめです。

    2023年05月19日
  • 30年引きこもり続けた娘を心配して父が与えてくれた吸血鬼アニメにドはまりし、脱引きこもりをしたオタクの吸血鬼・ヒナ。好きが高じてオタ活のために日本へ移住!
    偶然出会った隣室の男子・甘夏玖太(あまなつ きゅうた)が推しキャラにそっくり!
    ヒナは思わず声をかけるも冷たい態度で拒絶されてしまいます。
    ですがヒナに付き添って一緒にコラボカフェに行ってくれたり、根は優しそう…!?
    なんだかんだとヒナの面倒をみてくれる玖太ですが、実は吸血鬼に縁が深くて…!?

    『神様はじめました』『名探偵 耕子は憂鬱』の鈴木ジュリエッタ先生の新作である本作。
    どのキャラも生き生きとして、とにかく可愛いです。
    中でもメインのヒナと玖太の愛らしさは格別。
    玖太のヒナを毒舌で冷たくあしらっておきながらも、ふと見せる優しさに心掴まれます!
    なんだかんだとヒナのことを放っておけないツンデレ感が絶妙なバランスで良いのです。
    ヒナも純粋で素直。推しキャラへの熱い思いを語る表情はキラキラ輝いており、尊さを感じます。
    ただヲタク全開すぎて暴走しがちなのと天然なところが心配になりますが、吸血鬼としては最上位ランクの血統、しかも激強というギャップ!!
    ヒナのことを守っているつもりの玖太ですが、実はヒナに守られているという設定にニヤニヤが止まりません。

    エモさあふれるふたりの関係にハマること間違いなし!
    可愛い・尊い・キュンの全てが詰まったこちら、吸血鬼モノが好きな方・ツンデレ男子が好きな方はもちろんのこと、ラブコメ好きな方は必読です!!

    2023年05月17日
  • ブックライブ書店員

    犯人はあなたじゃなくて?ミステリオタクが悪役令嬢になって事件解決!

    現世で何気なく読んでいた恋愛小説の中に転生してしまった主人公。どうやら超性格の悪い悪役令嬢の登場人物・アイリーナとして転生してしまったようだ。これまた性格にひと癖ある従者・ヨルクと共に事件解決に挑む異世界転生ライトミステリー!

    推理小説オタクのアイリーナはその持ち前の推理知識で解決しようとしますが、指紋採取など異世界にはない知識を披露することで逆に疑われてしまうというのが何とも可哀想なアイリーナ(笑)従者のヨルクはアイリーナに冷たい態度をとりながらも、目的のためにアイリーナに婚約を迫るという強引さも。自分の目的のために利用しているだけ?でも、本当は好き?ヨルクは非常に謎が多い人物でそこがまた魅力的です。
    よくある悪役令嬢ものではなく、ミステリーの要素と謎があることでまったく新しい悪役令嬢作品になっています。
    キュンとしたい方、恋愛だけじゃない刺激が欲しい方、ミステリ好きに絶対的にオススメできる作品です。

    2023年05月10日
  • ブックライブ書店員

    ———思考の量が多ければ多いほど、口に出そうとすると、全部喉のあたりでこんがらがって、「言葉」になれない感情たちが涙になって逃げようとする

    皆さんは、誰かに謝りたいとき、こんな気持ちになったことはありませんか?
    私はこの一文を読んだときに、「分かる…分かりすぎる…!!!」と心の中で叫びました。

    阿賀沢紅茶先生のデビュー作である『氷の城壁』は、なんといっても悩みや葛藤の描写が圧倒的に丁寧。人に距離を詰められると、壁を作ってしまう“こゆん”こと氷川小雪を中心に、
    登場人物全員が悩みや自己嫌悪を抱えながら、人との関わりやぶつかり合いを通して変わったり、自分の価値観を再認識していったりする物語です。

    思わず涙してしまうような葛藤シーンも高校生らしい「キュンッ!」な恋愛シーンも全部詰まった『氷の城壁』。
    ただの青春漫画と思うなかれ!

    2023年05月02日
  • ブックライブ書店員

    ワンコインで販売される奴隷と訳アリ少女のあったか物語。

    周りから笑われたって一緒に手をつないで歩きたい。
    食事は一緒にテーブルで食べたい。
    家族だと胸を張って言いたい。

    純朴なタニアには「奴隷の扱い」なんて常識はありません。
    身分の差も、種族の差もなく「家族」として一緒に生活してほしいだけなんです。
    毎日を一緒に過ごす中で、二人の心が通い合う瞬間はとても微笑ましく、あたたかい気持ちになります。

    周りの目や評価は自分にとって本当に必要なのか。
    普通や常識とは何なのか。
    他と違う自分はおかしいのか。

    そう自分に問いかけたことのある人にぜひ読んでもらいたい作品です。

    2023年04月28日