【感想・ネタバレ】ヴァルプルギスの後悔Fire4.のレビュー

あらすじ

私の勝ちだ──すべてはこのヴァルプルギスの前に屈した。もはやアルケスティスも統和機構も敵ではない。あらゆる生命よ、次元よ、宇宙よ、我が威光の前に平伏すがいい!……果てしなく長い長い時代を経て、遂に魔女戦争が完結する。炎と氷の宿命の対立を制して、絶対的な優位で万物を圧倒し、世界を掃討する魔女を前に抵抗できるものは誰もいない。だが未来が彼女の手によって塗り潰されようとする、その境界線上の闇の向こうから現れるのはもう一人の“炎の魔女”の姿──死都アトランティスで始まり、一瞬で決する意外にして奇妙な最後の戦いが終わるとき、そこに立っているのは果たして、ほんもの、にせもの、どちらの魔女なのか……?

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Posted by ブクログ

 凪と、炎の魔女ヴァルプルギスの壮絶な戦いは最終局面を迎える。この巻にて魔女戦争集結。
 懐かしのキャラが出てくるので思わずニヤリとしてしまうが、上遠野浩平作品らしい話の纏め方で非常に楽しく読めた。
 

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2011年12月29日

Posted by ブクログ

 これほどまでに曖昧な物語というのもない気がする。
 ちなみにこれは褒め言葉である。

 このシリーズはこれまでのブギーポップからの登場人物が今昔を問わずに結構出てくるので、キャラクター名だけ読んでも「この人どんな人だったっけ?」となることもしばしば。
 けれども、本書においてはそういうキャラクター達は所詮脇役と今後の伏線に過ぎないのでわからなくても問題はない。

 「神」とか「悪魔」とか「魔女」とか呼び方はなんでもいいけれど、絶対的な存在が仮にいたとして、じゃあそれってどんな存在なんだろう?
 少しスケールの小さい話で例えば、打率10割のバッターがいたとして、確かにそれって異次元の人間かもしれないけれど、だからといってその人が絶対的な存在かというと案外そうじゃない。
 だって、必ず打たれるとわかっているならば、敬遠しちゃえばいいじゃないという話になる。
 そして、なによりもその絶対性っていつまでも続く保障があるわけじゃない。たった一回の失敗、ほんの僅かなほつれから絶対性は失われてしまう。
 そう考えると、「完全」とか「絶対」というものは脆弱な概念なんじゃないだろうか。そして逆に「弱さ」ってものは一度成功したぐらいで失われるものではなく、頑丈な基盤の上に成り立っているように感じた。

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2011年12月12日

Posted by ブクログ

らしさが出たヴァルプルギス最終巻。勢ぞろいと言う感じでしたが、まあ、落ち着き先も良かったんではないでしょうか。

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2015年11月30日

Posted by ブクログ

ここまで「運命」と「自分らしさ」ストレートに扱った作品も珍しい。なんとなく統和機構が目的を見失った感じがするけど(まあいいじゃん)。

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2013年02月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

緒方絵師が萌え絵に転向し始めたことについては兎に角、末間が美少女っぽくなっちゃったのがなんとも。沈黙ピラミッドあたりまでのリアルいそうな地味子って感じだからこそ良かったのに。今の絵柄で末間だけそれだと逆に浮くかもだけど。
というか末間は能力とかない一般人を貫いてほしかったなあ…。
などと言いつつなんだかんだで面白かったです。
熱血VSクール女子の意地の張り合い。

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2012年07月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

クールvs熱血の意地っ張りって…(笑)。

この人の話は、どのキャラにとっても、それなりにキツイことが起こったのに、
最後はなんだかんだでいっかなぁと思っちゃえるようにまとまってるところが好き。

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2012年07月01日

Posted by ブクログ

あんだけ強かったカレイドスコープをあっさり倒すなんてぱねえっす。

久々にオチにすっきりした。

でもまた大量に出てきたキャラをどうするのかと。いや、別に全て消化する必要ないけども。

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2012年04月15日

Posted by ブクログ

面白かったけど、ラストちょっと寂しい終わり方だったな。
凪は結局何かをなくしてしまったんだろうか?

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2012年04月08日

Posted by ブクログ

Message body

間をあけまくりながらこのfile4まで読みあげました。
そんな自分に拍手(笑)
ビートのディシプリンと言い、買って読まない僕には間が開くと内容把握が困って仕方ない。

それでも霧間凪を中心とした魔女戦争には終止符が打たれ、あるべきものはあるべき場所へと戻ったので一安心。
九連内さんがど~なるかだけど…
好きなキャラだから死なないで欲しいなぁ~

そろそろ一冊完結のブギーポップが懐かしいです。

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2012年03月08日

Posted by ブクログ

正直、地の文が理解できないところだらけだった。まぁ、自分の理解力が乏しいからだと思う。
物語として炎の魔女編が終わったという事ですっきりした。当然ブギーポップは出てこない。凪の心の強さが強調されてた気がする。
シリーズとしても大きく転換したんじゃないかと思う。今後どうなっていくか気になる。
2012年最初の読書が上遠野さんてのはなかなか良い滑り出しになったな

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2012年01月02日

Posted by ブクログ

魔女たちのお話はこれにておしまい。

ってかまさかのオチだった(笑)
凪はブギーでは一番好きなキャラだったので
このシリーズが読めてよかった。


この話がなくして続きはないと思う。
ソロソロ、人物とかグループが増えすぎてきたので
まとめた本とか出して欲しい。

出版社の垣根を越えてお願いしたい。。

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2011年12月26日

Posted by ブクログ

いわゆる「SF冬の時代」と現在の状況の間を一人で繋いできたという意味で、上遠野浩平には本当に感謝しないといけない、と思っている。確かに初期の切れは無くなっているとはいえ、十分に水準はクリアしてるし。(とはいえ、やはりエンブリオあたりがピークだったかなあ。)
とはいえ、これで終わりとも思えないので楽しみは続く。個人的には、イナズマとフォルティッシモの対決を是非もう一度お願いしたい。

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2011年12月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

炎の魔女と氷の魔女の、世界を終わらせかねない戦い

ブギーポップの出ないブギーポップ。
4巻やると、ずいぶんと人物が多くなって大変。
面白いのは面白かったが、ちょっとついていき切れないところがあった。
多分、もっと集中して読まないと。

小さな幸せを大切にする印象の綺さんが好きだったのだが、力を手に入れると随分ふりまわされていなすった。ちょっとびっくり。

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2013年06月25日

Posted by ブクログ

外伝完結。
いつ死神さんがでてくるかと思いながら読んでたがさすがに出てこなかった。
こういう話こそ最後の最後でぽっと出てきてけりつけるひとだろうに。

外伝なんだけど、正直本編も主人公が狂言回しになったのでどれでもいいよ、という状態。
まあ、別作品とのリンクが強いので外伝になったのだろうけど。
あとは主人公を彼女においたから、か?本編でも何気に出てくるけどなぁ。

いずれにせよ、積読山脈の一角が崩れてよかった。

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2013年05月15日

Posted by ブクログ

魔女対決完結。確かに「ヴァルプルギスの後悔」だった。ほんとに凪の内面を描きたかったんだなぁ。この巻で統和機構の中枢やら後継者候補やら出てきちゃったり。後継者候補は、やっぱり凪の近くの人物だったかと納得。神木城とか懐かしすぎる。ブギー本編ですぐ消えてしまったものの、彼女の存在は大きかったんだな。外伝的な話で、かなり事態は動いてるんだけど、本編はどうなるのかなー。

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2012年03月04日

Posted by ブクログ

これまでの統和機構メンバ総出演みたいなシリーズでしたが、ようやく完結。
よくわからず煙に巻かれる感はいつも通り。結局凪がブギーポップシリーズでは最強ってことなんかな。

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2012年01月28日

Posted by ブクログ

生物というカテゴリすら超越していた魔女がだいぶ普通の存在になってるんですけどw 因果すら操っていたくせに、なんで殴り合ってるのさ。小物感がパない。
スケールだけは無駄にでかいんだけどね。

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2012年01月25日

Posted by ブクログ

これで凪の件は終了なのかな。
シリーズ全体を通しても魔女関連の伏線を回収したって感じかもしれんが・・やはり惰性な感じをうけるな。
上遠野さんはどこに向かうのか・・。

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2011年12月29日

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