【感想・ネタバレ】ブギーポップ・オーバードライブ 歪曲王のレビュー

上遠野浩平 / 緒方剛志

“ぼくは歪曲王。君の心の中にある歪みに君臨するもの。君が歪みを黄金に変えることができるまで、ぼくはずっと君の側にいるだろう――”二月十四日の聖バレンタイン・デイ。 都市のど真ん中に屹立する異形の高層建築〈ムーンテンプル〉の観覧イベントに集まった人々を巻き込んで世界が歪んでいく。人々に甘く囁きかける歪曲王は、すべてがねじ曲がったその世界こそ天国にいたる階段だという。そして、そこにはもうひとつの奇妙な影がまぎれていた。“やはり来たな、ブギーポップ……!”人の心に棲む者同士が相まみえる時、終わりなき一日が、幕を開ける。

[ブクログ · ★★★★★]

パンドラの感想で誰かが「前作より読みやすくなってる！」って褒めてたけど、現状作品を重ねるごとに表現が上手くなってる！新刻敬の失恋の件感動しちゃった！

[ブクログ · ★★★☆☆]

相変わらず話が進まないし、ブギーポップが活躍しない。
ブギーポップは今巻では最初から最後まで登場しているのに、存在意義は何なんだ。
いつも通り新しい不思議な概念が登場し、それに対する解決を見る話。今までのブギーポップが楽しめたなら今巻も十分に楽しめるものだと思う。