あらすじ
君にはやらなければいけないことがあるかい? そうしなくてはだめだと思い込んでいることはないかい? それは君にとって本当に大切なことなのか、真剣に考えてみたことがあるかい? もし、君がどんなことをしてもやり通すというなら、それもいいだろう。だが、それが、何の望みも願いもない、ただの暴走であるなら、君は〈イマジネーター〉の手の中に墜ちているのかもしれない。もしそうなら、このぼく――〈ブギーポップ〉は、何度でも君の前に帰ってきて、そして“対決”するだろう――。ゲーム小説大賞〈大賞〉受賞の上遠野浩平が書き下ろす、待望の新作。君はブギーポップに救われるのか、それとも……。
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Posted by ブクログ
前作から一年後。今回のテーマは「心」って感じかな。
前作と同様、時系列が行きつ戻りつの謎めいたストーリー展開。
登場する高校生たちのポジティブな部分もネガティブな部分も、恋も友情も好奇心も悩みも悶えも、読んでて一緒に熱くなったりドキドキしたり悶々としたり、とても共感できてとてつもなく愛おしい。
自分が高校生やったのは30年以上前のオッサンがである。どうよこれ。
たぶん、まっとうでリアルな舞台設定やったら、ここまでではなかったのかもやけど、日常とはちょっとズレててかなりダークな雰囲気が好みどストレートで共鳴するんやろなぁ。
あかんな…このシリーズ好きになってしもたわ。