あらすじ
君は世の中が間違っていると思ったことはあるかい? もし不満があるなら君は反逆しなければならない。だが気をつけなきゃならないのは、君の行動でとても迷惑する人が出ることと、このぼく、ブギーポップに殺されてしまうかも知れないってことだ――統和機構内部の勢力争いに巻き込まれてしまった織機綺と谷口正樹。若い恋人たちに科せられた試練は、自分自身をも裏切るいびつな心の影と直面することだった。お互いのためと考えながらも、決断できない弱い精神が二人を苦しめる。その中で浮かび上がってくるのは、かつて世界を滅ぼしかけた危険な呪いと、己を見失った人々の混乱した焦燥――思考に潜むオルタナティヴ・エゴという罠から、綺たちは脱出して正しい道を見出すことができるだろうか……?
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Posted by ブクログ
「ブギーポップ」シリーズの第20弾です。
スプーキーEがこの世から去って以来、一般人と変わらない生活を送っていた織機綺のもとに、統和機構の飛燕玲次(ひえん・れいじ)という人物が接触を図ります。彼は「アンチタイプ」というグループのメンバーであり、合成人間が特殊能力を発現することなく生きていくために、綺の協力を得たいと語ります。
一方で谷口正樹の前にも、やはり統和機構に所属する七星那魅(ななほし・なみ)という少女が現われます。彼女は、「アンチタイプ」と対立する「カウンターズ」というグループに所属しており、綺を自分たちのもとに取り込むために、彼女の恋人である正樹に説得させようと考えていたのです。
こうして、綺と正樹は二つのグループの抗争に巻き込まれながらも、おたがいのことを想い、自分たちの手で進むべき道を切り開こうとします。
正樹が頭脳を駆使して危機を打開していく展開で、彼の機転に驚かされつつたのしんで読むことができました。
Posted by ブクログ
統和機構のアンチタイプとカウンターズの抗争に巻き込まれるかミール、織機綺。
ミニマムとマキシム・Gも登場し、一時マキシム・Gは世界の敵となりブギーポップと戦う。
最終的に統和機構に復帰することとなった綺。監視としてメロー・イエローがつけられる。
Posted by ブクログ
ブギーポップらしい話だった。この作品に出てくる能力者は基本的にエゴイストだし、この話もまさにエゴとエゴの戦いだった。
しかし、このシリーズはどこに行き着くのかな?
Posted by ブクログ
ブギーポップ最新刊。まさかのマキシムGに妹。そして弱点が意外と臭いとかなにそれ(笑)
今後の展開がほんまよおわからん。一回全部読み直したいくらいや
Posted by ブクログ
織機綺と谷口正樹の話。谷口くんはこんなに出来た人だったかなと、記憶があやふや。とうとうロボット物になったかと思った。この先シリーズはどこへ向かうのだろう。
Posted by ブクログ
ううむ。わりと気に入ってたキャラなんだが、表舞台に戻ってきたか。
あまりに世界が複雑に広がりすぎてて、正直ついていけなくなりつつある。
誰か関連図を。