あらすじ
君は堕落したいかい? 自分の意志なんて面倒なものを投げ捨てて、だらしない世俗に流されて安易な満足に耽りたいかな? 先に待つのは愚鈍さだと感じつつも、ずぶずぶと暗い情熱に溶け込んでしまいたい? その湿った衝動こそデカダント・ブラック。そいつが危険か、このぼくブギーポップにも今ひとつ掴みきれなくて──二人のストーカーがお互いの監視対象を交換し、より陰に潜むと選択したことが奇妙な運命を呼ぶ。世界の命運を決する死神に取って代わろうという怪異な欲望が、関わった少女たちの心を汚染していく。事態を解決しようとする風紀委員長の新刻敬も、否応なくそのどす黒い退廃に引きずり込まれていく。あげくの果てに彼女が選択するのは容赦なき断罪か、それとも共倒れの崩壊か──?
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Posted by ブクログ
すっかり忘れていて、今さら買って読んだ。
展開が速く、飽きずに、一気に、しゅばっと読めた。
人造人間の多さよな。
こうなると竹田くんの師匠も怪しい。
ブルドックが『新世界より』のスクィーラで再生された。
なんでブルなんだろ?ちょっと考えてみるか。
あー…『エンブリオ』あたりの絵に戻らないかなー……。
Posted by ブクログ
新刻がメインの巻は珍しい。
ちびブギーは可愛かった。
表紙を見た時にホンモノかと思ったけれど、そういった現象が物理的に不可能だとは思っていたので不思議だった。
/途中
Posted by ブクログ
風紀委員長新刻さん再登場。
さらにはまさかの歪曲王の登場。
今回の敵はサバイバー+エピタフなかんじ? ベイビィトークっぽくもあるけど。
ストーカーの専門家が世界の危機を回避する、というのはなかなか。
ちびーポップ可愛かったけど、全般的に緒方先生の絵が、、
Posted by ブクログ
「ブギーポップ」シリーズの第19弾です。
塩多樹梨亜(しおた・じゅりあ)と甘利勇人(あまり・ゆうと)の二人は、統和機構に命じられて、それぞれ宮下藤花と岸森由羽樹(きしもり・ゆうき)の尾行をおこなっていました。一方、深陽学園で風紀委員長を務める新刻敬(にいこく・けい)は、藤花をストーカーしている人物がいることに気づき、その正体をたしかめようとします。彼女は、岸森のいる市立幡山高校を訪れますが、そこでゆがんだことが許せない彼女の心のスキを突かれ、洗脳されてしまうことになります。
これまで何度も物語に登場しながらも、スポット・ライトがあてられずにいた新刻敬が、ようやくというべきなのか、中心的な役回りを演じています。彼女のこれまで見られなかった魅力がえがかれていて、たのしんで読むことができました。また、これまでにくらべてストーリーの見通しがよくなっており、スムーズに読み進めることができるように感じます。
Posted by ブクログ
「おまえの心のことは他の誰のせいでもない……全部おまえが責任を持たされているんだ。……決められるのはおまえだけで、他の連中はしょせん、右から左へ舞台を歩いていくだけのエキストラにすぎないんだよ」(150頁)
Posted by ブクログ
そろそろ何が書きたいのか見えなくなってきてたり。
いろいろな自作品とクロスしてるせいか、読むこっちの視点が定まってない、というのがあるのだろうなぁと。