あらすじ
君は自分が正しいことをしてると思うかい? 何も間違ってなくて、悪いのは他のヤツのせいだと? でもほとんどの人間が君と同じように考えているから、正しいことを決めるのは絶対に不可能なんだよ。それがわからないと、逃げ出し損ねたウサギのように狩られるだけさ。その相手が炎の魔女になるか、死神になるかは君次第だけどね――街から少年少女が消える〈計画〉を巡って、九連内朱巳と羽原健太郎、二人の天才が対立する。互いの姿を相手に見せない息詰まる頭脳戦の果てに待つのは、しかし彼らの想像も及ばぬ混沌と虚無の産物“ラビット・ラン”だった。何もかも踏みにじり、一切の反省を持たない無邪気な悪意が拡散し、世界が抵抗不能の破滅に汚染されていくのを彼女らは阻止できるのか……?
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Posted by ブクログ
"フライデイ"九連内朱巳が進めているポゼストリー計画は、統和機構への建前と違ってただのダメなやつを救うという考えで始められた。
が、そこに羽原健太郎が絡んできて、集められたラビットの中に能力をもつ白渡須奈緒がいて、世界の敵になりかける。
霧間凪、ブギーボップの介入によりなんとか騒ぎは収まる。
Posted by ブクログ
能力者同士なのにパワーではなく腹の探り合いが重点な上に、シリーズ通しての主軸がもはや何処にあるのかが分からなくなって久しい。
全てが幹ではなく枝での出来事。
そもそも「私たち」の世界が主軸でその視界の隅で行われているのが彼らの世界なのかな。
Posted by ブクログ
もはやいったい誰が主人公なのか。ちょいともやもや。
群像劇ではあるし、狂言回しになってきてはいたけど
ここまで何もしないタイトル人物とわ。
このシリーズだけで世界の構造がわからなくなっている
ためもあってか全体像が見えにくくなっているせいも
あるのかなぁ。