【感想・ネタバレ】螺旋のエンペロイダー Spin3.のレビュー

あらすじ

人として生まれることは、それ自体が呪いよね? 親を選べないし、場所を選べないし、運命を選べない。どんなに裕福だろうと、悲惨だろうと、それらはすべて自分の選択ではなく、押しつけられた借り物の未来。たとえそれが世界をその手に握る皇帝となる継承であっても、結局はまがい物のエンペロイダーになるだけ。そうでしょう? 才牙虚宇介……呪われし我が息子よ――奇妙な能力を持つ子供たちが集められたNPスクールに忍び寄る破滅の影。理不尽な命令に分裂しそうになる彼らに虚宇介は「僕がなんとかする」と宣言するが、それは彼を奈落の底に誘う危険な罠だった。すべてに背かれて、遂には己自身さえ信じられなくなったとき、少年が遭遇したのは真実の絶望か、それとも虚偽の栄光か……?

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Posted by ブクログ

他のシリーズを含め、背景はおぼろげにしか覚えていないのですが、意外に?面白く読めました。ブギーポップ本編よりもいいかも。次巻で完結でしょうか?

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2016年01月21日

Posted by ブクログ

ダイアモンズのパールが、NPスクールの生徒である三谷文(みたに・ふみ)のすがたになって、統和機構の内部に入り込みます。統和機構の合成人間であるカチューシャから生徒たちに対して、侵入者を見つけ出すように命令がくだされ、生徒たちは虚宇介に猜疑の目を向けるようになります。彼らは、伊敷芹香(いしき・せりか)の特殊能力である「フォレスト・フラワー」を駆使して、虚宇介のゆくえを追います。

そんななかで迅八郎は、一連の事態のなりゆきに疑問をいだくようになり、虚宇介がかかわっている謎にしだいにせまっていきます。一方流刃も、枢機王としての彼の運命に今回の事件が大きくかかわっていることから、NPスクールの生徒たちの背後に身をかくしつつ、ひそかに事態の進展をコントロールしようとします。

虚宇介は、母親である才牙真幌(さいが・まほろ)と直接対峙することになり、虚宇介とそらの兄妹にかんする謎がしだいに読者に明らかにされます。それは、「牙の痕」と呼ばれる、統和機構が以前から注意を払っていたある場所が、兄妹の出生と二人の能力に深い関係があるというものでした。

本編ストーリーの『ブギーポップ・バウンディング ロスト・メビウス』で登場した「牙の痕」をめぐる謎が、本シリーズで明らかにされることになるとは思いもよりませんでした。ほかにも、記憶があいまいになっているいくつかの謎があったように思うのですが、それらも今後の展開のなかで伏線が回収されることになるのでしょうか。

0
2023年10月01日

Posted by ブクログ

うむ、もはやわけわかんねぇ。
別作品の情報が中途半端に覚えているもんだから余計に混乱。
骨格はこのシリーズだけで収まってはいるんだろうけどなぁ。
でもまあ、クライマックス近いのかな?

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2016年01月31日

シリーズ作品レビュー

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