あらすじ
★ブギーポップ 4年ぶりの最新作★
君は自分が呪われていると思うかい?
ああ、残念ながらそうなんだよ。誰もが理不尽で不条理な圧の数々を受けずには生きられないのが世の定めさ。例外はない。
陰口ばかりの娘も、悪を気取る男子も、このぼくブギーポップだって、当然――
県立深陽学園で「この学校は呪われている」と奇妙な噂が流行し、生徒のうちに潜む底なしの不安と苛立ちが暴かれて暗闇へ変わっていく……
統和機構も、炎の魔女さえ無効化する圧倒的な呪詛が完成して、最後に残るのは歪んだ超越者か、子供たちのささやかな想いか……
死神ブギーポップが混沌と無情の渦中に消えるとき、少女の影はすべてに牙を剥く――
感情タグBEST3
待ってました。
このシリーズはほぼ読破してます。
次の巻を心待ちにしてました。
主要な人物が登場して満足でした。
スリリングであり、青春が描かれていて
堪能できました。
Posted by ブクログ
久々の新刊。ボリューム的にはやや控えめ?
内容はもはやよくわからんことも多いけど、世界観は相変わらず好きやな。
完結したら全部読み直せばよりわかるのかな
Posted by ブクログ
これまでブギーポップシリーズを読んだことはなかったけれども、これを機にシリーズを読みたくなりました!それは『ブギーポップは呪われる』を読んで学生の頃の暗澹とした部分を思い出し、当時の自分なら共感しまくりだなと思ったからなのです。
今作はとある県立高校で流行する「この学校は呪われている」という噂が生徒たちの持つ不安や苛立ちを表立たせ学内は混沌の渦に向かってしまうのが核となっていました。
私の学生のときは将来に対する漠然とした不安や、周囲とうまくやるためのプレッシャーなど負のエネルギーが多かったです。そういう負のエネルギーが自分はこういう人間だとかこうあるべきだと決めつけていたんだなと感じるところが本作で登場する人物から感じられました。そして、そうなったことを責任転換して心を楽にしようとする逃避も見られました。
こういう学生の頃の心の機微を改めて想起できたのは良かったです。他の作品もこんな風にあの頃の心の混乱を読み解けるのかもしれないと感じ、より他の作品も読みたくなりました!