あらすじ
どん底に落ちる──人生で必ず一度や二度は起きることよね。それは尖った杭を胸に突き刺されるようなもので、とても苦しいけれど──でも忘れないで。苦しみの中にこそ突破口が開けているのよ。あなたはそのための犠牲を払えるかしら。未来をすべて捧げる覚悟が──熾烈な魔女戦争で致命的な一撃を受けた霧間凪。ビートと浅倉朝子の助けを借りての逃避行中にも統和機構の刺客は容赦なく襲いかかる。織機綺は葛藤に苦しみ、勝っているはずの氷の魔女アルケスティスも不安に駆られる……封じられたはずの炎の魔女ヴァルプルギスが企む大逆転が既に始まっていたのだ。超未来の『奇蹟使い』をも巻き込む謀略が世界を歪ませるとき、弱り切った凪は己の正義を取り戻すことができるのか……?
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Posted by ブクログ
このシリーズ、作者の他の作品に比べて妙に読みやすい。
ストーリー的には、ココに来て遂に属性反転とかすげー展開になってきた感じ。
ようやく敵が誰なのかはっきりしたし、クライマックスに向けて盛り上がっている。
キャラクターもマキシム・Gやフェイ・リスキィなど魅力的な新キャラも出てきたし、釘斗博士が何かみなぎってきていて良い。
個人的には釘斗博士もMPLS化して世界の敵になるんじゃないかと期待していたけど、最後の最後で小物的にやられちゃいそうな気もしてきた。
引き続き、彼の運命に注目していこうと思う。
Posted by ブクログ
深みに嵌る第3幕。
凪、綺、正樹の3人が別々の立場に分かれる。
自らの意思など皆無に。
ブギーポップとは違って外伝の話は熱い!
"炎の魔女"ならぬ"氷の魔女"となった凪と合流した綺、凪に殺意を抱き始めたビートと合流した正樹、ヴァルプルギス率いる統和機構の集団。
あー次の最終巻が気になる!
ただし今回はここまでー
Posted by ブクログ
久しぶりに読んだので、最初は全然覚えていなかった。そういえばそんな設定あったなーとか。
異様なまでにスケールがでかくなった魔女編第三巻。枢機王出てきちゃったよ。
何が何だか分からないけど、なんだかすごそうな雰囲気を作るのは相変わらず上手いので、結構楽しく読めました。
一時期は本当にひどかったけど、最近はちょっと面白くなってきたかな。
てか、魔女たちが強すぎて、統和機構もういらねーんですけどw
Posted by ブクログ
時空や世界をも超え、戦いを続ける2人の魔女。こちらにほぼ説明なく新たな世界観が現れるので、読む側としては分かりにくい。SFのような感じ。でも、電撃文庫の上遠野作品を追っている人は読まなければならないだろう。
Posted by ブクログ
これはまだまだ続く??
一見、終わったような気もするのですけれど・・・。
内容は嫌いじゃないし、凪は好きなキャラクターなんだけど
緒方さんの描く絵がどんどん幼くなっているような。
もっと、大人な凪を書いてほしいのに。
ネタバレで凪の叔父さんがスゴイいい味を
出してると思う。
っていうか彼らは何処から来たんだろうか。
EDの居る世界ってのが一番高い可能性かな。
どうなるのかな。
Posted by ブクログ
もう人間関係がごちゃごちゃです。
困ったものだw
意外な人が意外なところでピックアップされたり登場したり、
えーと、あなた誰だっけ?www
ある意味ブギーポップシリーズの流れの話だったが
最早ブギーポップが絡む話ではなくなっている気もする。
ビートシリーズにも深く関わっているはずだが、ここまでピートを
絡めるとその後あちらの話はどう展開するのやら。
色々な話が絡みすぎてどうなっていくのやら。
今回の展開的にこれからは凪の逆襲が始まりそうですけどね。
統和機構の世代交代等の展開もありそう。
個人的に好きな「冥王と獣のダンス」がかなり関わって来ていて
ちょっと楽しくなってまいりました。
色々においてどう決着付けるのやら。
Posted by ブクログ
ブギーポップの凪編というか、魔女戦争のお話の第3巻。
2巻まではややアルケー優勢でしたが、今回はヴァルプの反撃という感じ。この話は、2人の魔女や合成人間など強力な力を持つキャラが目白押しですが、その中でもただの人間のはずの凪の強さが光る。強さってなんなのか考えさせられるシリーズではある。
Posted by ブクログ
話はどんどんスケールがでかくなってきてます。何となく予想はできてても「そこまで広がるか!」と。
ちなみにちょっとネタバレにもなりますが、今作は『冥王と獣のダンス』を読んでると話が少しだけ分かりやすいかもしれません。
Posted by ブクログ
元々異能の人というか人外の人たちの物語の中で唯一の人としてがんばってきた炎の魔女(通称)と炎の魔女(本物の魔女)、人として抗うことができるのかと心配していたけど、なんとか…。最終的に後悔するのは人としての資質に対してなのかどうか、攻守が入れ替わった気配の次巻からも期待大です。
Posted by ブクログ
急速に世界のバランスが変化していくなかで、統和機構の中枢の座に就こうと画策するマキシム・G(ゴーリキー)は、事件のカギとなる綺にねらいを定め、彼女の身柄を捕らえようとします。しかしビートと朝子の反撃を受けて、マキシム・Gはいったん手を引くことを余儀なくされます。
ビートたちは、凪の身体に打ち込まれた杭をとりのぞくため、統和機構に所属する研究者の少女フェイ・リスキィのもとを訪れます。そこへ、綺を追ってきたアルケスティスが登場し、奇蹟の能力にめざめたフェイとの戦いがはじまります。
どんどんストーリーが壮大になっていって、スピン・オフ作品ながらむしろ本編よりもこちらのほうが「ブギーポップ」シリーズの世界観の中軸にかかわる物語になってしまっている印象がありますが、著者がどのようなしかたでこの物語の結末をつけるのか、興味があります。
Posted by ブクログ
結局のところ、「やっぱり凪が最強!!」って話?
魔女をも恐れず、魔女にすら恐れを抱かせる…!
どこまでもマイペースで己を失わない凪が格好良い^^
次は『氷の魔女』になった凪の反撃が始まるのかな?
ちょっと楽しみ♪
それにしてもw
ブギーポップ以外のシリーズにまでリンクしてくるとは思わなかったなぁ…。
このシリーズ以外は未読なのだが、読むべきかどうか…とても悩むところだ(-"-;)
Posted by ブクログ
えー
人生ってやつは基本的に決断の連続である。あらゆる場面で決断を求められると言っても良い。
仕事の八割は決断と言われたりもするぐらいなので人生と決断は切り離せないものである。
しかし、決断とはその文字の通り、何か断つことを決めることなのだが、人間というものは何を持って決断しているのだろうか。
動物の場合は生死が基準となるかもしれないが、人間の場合は多くの選択肢に恵まれている。
多くの選択肢の中から一つを選び、未来を掴みとっていくわけだが、その未来を掴みとるという過程は本当に自分の意志で決定したものだろうか?
自分の決断を他人に支配されると言うのも不思議な話だが、実際のところそういうことが多いように思える。自分で決めたように見えて実は全体の総意を代表しただけとか。
そういった場合、人間はどこに自分の意志を見出しているのだろうか。
ぶっちゃけた話、自分の意志なんてものはなく、単に自分よりも上位な存在に決定づけられているだけも知れないが、そんな中でも自己の意志を見つけ出す方法があるとしたら、それはもう最初から決断しておくしかないんじゃないだろうか。
何かの意志が入り込む前に決断しておき、それを決して曲げないようにすることで、自らの意志というものを見出す。それは困難な話かもしれないが、善とか悪とかに挟まれた時にどちらか一方に偏るのではなく、自らをしっかりと持って決断していくという意志。それこそが自分の意志であり、善や悪を撥ね退けて自分の道を自分で決断していくというのが大切なことなのかもしれない。
まぁ、それによって大火傷するかどうかは炎の魔女にも分からないっていうことで。
しかし、この話、どう考えてもヴァルプルギスの部屋だよなー。徹子の部屋みたいに。
Posted by ブクログ
あ…あっぶな~
物語中盤でやっとおぼろげに物語の全容を掴みました。
登場人物がどこの誰かなんて瞬時に出てこないし前巻までの展開なんてハッキリとは覚えてないよ。
ブギーポップを読み始めてもう九年…長いなぁorz
たくさん登場人物が出てくるからどこの誰かまですぐには出てこない。
いい加減読み返さないとヤバいなぁ~
『ハートレス・レッド』辺りから読み返さないと。
ビートのディシプリンでは凪が出てこなくて寂しかったけど、こっちではフォルテッシモが出てこなくて寂しい(泣)
ブギーポップも出てこないしね。
このシリーズは『レイン・オン・フライディ』こと九連内さんが出てくるから嬉しいww
九連内さんの名前を『ハートレス・レッド』と間違えてる自分がいるけど。それは本の題名…
さて、炎の魔女が氷の魔女になってしまいました。
正樹と綺は幸せになれのかなぁ?
綺はまだリキ・ティキの力あるのかなぁ。
正樹はビートと合流してちょっと凪と対立しそうだし。
羽原くんは炎の魔女陣営だしなぁ。
なんか『奇跡使い』って出てきたけど、これって上遠野さんが講談社ノベルスで書いてるシリーズの人たちかなぁとか思ったり。
繋がってたら凄いぞ。
さてFile4が出たころに僕はまだ話について行けるかしら?
そこがもっそい不安です。