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私の勝ちだ──すべてはこのヴァルプルギスの前に屈した。もはやアルケスティスも統和機構も敵ではない。あらゆる生命よ、次元よ、宇宙よ、我が威光の前に平伏すがいい!……果てしなく長い長い時代を経て、遂に魔女戦争が完結する。炎と氷の宿命の対立を制して、絶対的な優位で万物を圧倒し、世界を掃討する魔女を前に抵抗できるものは誰もいない。だが未来が彼女の手によって塗り潰されようとする、その境界線上の闇の向こうから現れるのはもう一人の“炎の魔女”の姿──死都アトランティスで始まり、一瞬で決する意外にして奇妙な最後の戦いが終わるとき、そこに立っているのは果たして、ほんもの、にせもの、どちらの魔女なのか……?
「ブギーポップは笑わない」
2019年1月4日~ TOKYO MXほか
声の出演:悠木碧、大西沙織、近藤玲奈
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Posted by ブクログ
これほどまでに曖昧な物語というのもない気がする。
ちなみにこれは褒め言葉である。
このシリーズはこれまでのブギーポップからの登場人物が今昔を問わずに結構出てくるので、キャラクター名だけ読んでも「この人どんな人だったっけ?」となることもしばしば。
けれども、本書においてはそういうキャラクター達は所詮脇役と今後の伏線に過ぎないのでわからなくても問題はない。
「神」とか「悪魔」とか「魔女」とか呼び方はなんでもいいけれど、絶対的な存在が仮にいたとして、じゃあそれってどんな存在なんだろう?
少しスケールの小さい話で例えば、打率10割のバッターがいたとして、確かにそれって異次元の人間かもしれないけれど、だからといってその人が絶対的な存在かというと案外そうじゃない。
だって、必ず打たれるとわかっているならば、敬遠しちゃえばいいじゃないという話になる。
そして、なによりもその絶対性っていつまでも続く保障があるわけじゃない。たった一回の失敗、ほんの僅かなほつれから絶対性は失われてしまう。
そう考えると、「完全」とか「絶対」というものは脆弱な概念なんじゃないだろうか。そして逆に「弱さ」ってものは一度成功したぐらいで失われるものではなく、頑丈な基盤の上に成り立っているように感じた。
「ブギーポップは笑わない」
2019年1月4日~ TOKYO MXほか
声の出演:悠木碧、大西沙織、近藤玲奈
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