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私は自分がそこまで凄い存在だとは思ってなかった。ほんのちょっと常人とは違う特殊な能力があるってだけで。仲間たち皆で競いあって才能を磨いていこうって。でも、あいつだけは違うのかも。控えめな癖に、妙に強気で頑固で根拠不明な奇妙な男子、才牙虚宇介だけは……。世界からすこしだけ逸脱した少年少女たちが集うNPスクール。統和機構の監視下のもと自らの置かれた危険な立場を知らずに無邪気な遊戯を続ける彼らに紛れ込む謎――エンペロイダー。それは虚空の王にして螺旋の支配者。世界の未来も過去も、希望も絶望も、勝利も敗北も、すべてを制覇するという存在が影を落とすとき、子供たちに迫るのは輝ける将来か、崩壊の足音か……。
「ブギーポップは笑わない」
2019年1月4日~ TOKYO MXほか
声の出演:悠木碧、大西沙織、近藤玲奈
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
「ビートのディシプリン」「ヴァルプルギスの後悔」につづく、「ブギーポップ」シリーズのスピン・オフ作品第3弾です。
特殊能力をもつ少年少女を集め、危険につながる芽を監視しつつ、役立つ能力の持ち主を統和機構に取り込む活動をおこなっている「NPスクール」に通う、才牙虚宇介(さいが・こうすけ)を中心とする物語です。彼の妹である才牙そらに秘められた能力と、「エンペロイダー」という謎のことばをめぐって、ストーリーが進行していきます。
シリーズ第1巻となる本書では、みずからの能力にめざめた虹上(にじかみ)みのりという少女が引き起こした事件をめぐって、虚宇介とおなじNPスクールに通うキャラクターたちがさまざまな思惑をかかえつつ活動します。つかみにくいキャラクターである虚宇介のカウンター・パートとして、ライトノベルの主人公らしい率直な性格の日高迅八郎(ひだか・じんぱちろう)が登場し、ストーリーの背景についてまだくわしいことを知らない読者に近い視点から事件にかかわっていきます。さらに、著者の他の作品とのかかわりが示唆されている流刃昂夕がNPスクールの一員としてくわわり、さらに複雑な伏線が準備されています。
本作では、「NPスクール」という特殊能力をもつ若者たちが物語の中心的な役割をになっており、本編以上に本編らしいスピン・オフ作品「ヴァルプルギスの後悔」シリーズとはちがってサイド・ストーリーらしい雰囲気になっています。他方で、ライトノベルの王道ともいうべきボーイ・ミーツ・ガール作品である「ビートのディシプリン」シリーズにくらべると、とくに中心人物の虚宇介が複雑な内面を秘めたキャラクターのためもあって、ややストーリーがつかみにくいようにも感じました。
Posted by ブクログ
『螺旋のエンペロイダー』
上遠野浩平
ブギーポップシリーズではお馴染みの「MPLS」に中心を書かれている。いわゆるスピンオフの学園モノ。
主人公はなんとなく「ペルソナ4」の主人公を彷彿とさせる容姿で、なんとなくやる気がなく、しかしその能力はすごいというなんともありがちな設定。
ブギーポップシリーズは長い。新しい読者にはハードルが高く見えるのではないだろうか。実際書店で初期のブギーポップの作品はほとんど見かけないので、新しい読者としてはこの『螺旋のエンペロイダー』は上遠野作品の入口としておすすめできるものではないだろうか。「ビートのディシプリン」「炎の魔女」などがあったように。
「誰にも共感されない苦悩を持つ者は孤独だが、その苦悩を武器に変換できなければ、鈍感な世界に対して京大な威力を行使することも可能だ。しかしそれで孤独がすくわれることもない」
霧間誠一〈世界の帝国〉(p22)
★「霧間誠一」は作者の代弁者と思えて仕方ないが、それとは違う働きもあるように思える。
「いや……思い出せるかも、って。たとえ操られていたとはいえ、命懸けの死闘を演じていたそのギリギリの感覚を、でも駄目だわ。なんかもう、すごく遠い……」(p252)
★なんでもいいが、ある一線から遠のいたことのある人には心に響くのではないだろうか。その諦めというか、受け入れる姿勢を含めて。
この作品は「Spin1」となっている。登場人物もまだ多く生存しているので、今後また楽しみにしたい。
Posted by ブクログ
統和機構によってNPスクールに集められた異能の少年少女たち、謎の存在エンペロイダーを追い始めた彼らを待ち受けるのものは。
ブギーポップシリーズと同一世界観での新シリーズ、最強さん、人間破壊兵器、〈おせっかい〉の奇蹟使い、百面相など馴染みのキャラも続々登場、新作として紹介されているが新規の人も楽しめるのだろうか。
枢機王の登場や、酸素は鏡に映らないでも登場したエンぺロイド金貨など作品間のリンクも健在、関連作品をフォローした方がより楽しめるかと。
名前で色々勘ぐってしまう才牙虚宇介、そして、たれ目のナイスガイ日高迅八郎の二人をメインに今後は進んでいくのかな、どのあたりの時系列なのかはまだ不明。
連載のペースだと1年に1冊ペースで進んでいきそうなので、気長に追っかけて行くことになるかな。イラストが連載時の緒方さんから変わってしまっているようだが、なかなかいい感じだった。
「ブギーポップは笑わない」
2019年1月4日~ TOKYO MXほか
声の出演:悠木碧、大西沙織、近藤玲奈
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
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