【感想・ネタバレ】シェイクスピア全集 マクベスのレビュー

あらすじ

滑稽、悲哀、苦悩、歓喜、陶酔……。奇蹟としか言いようのない深い洞察力によって人間のあらゆる感情を舞台の上に展開させたシェイクスピアの全劇作を生きた日本語に移した名翻訳。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とても面白かった。
古典というとテンプレートなキャラクター設定のイメージがあったけど、良い人が悪事に手を染め転落し狂う様、野心家のマクベス夫人が王殺しを迷いなく積極的に勧めるのも、意外性があって面白かった。
最後、王の息子が王位に戻ると思われるも、魔女のお告げでは最後はバンクォーの息子が王座に着く。この後も血みどろの争いが続くと匂わせる終わり方も良かった。

0
2021年12月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の持っていたイメージより遥かに面白かった。
全体的に詩的で、短いながらも読み応えがある。
興味深かったのはマクベスの葛藤の描写。
オセローが比較的単純な人物だったのに対し、マクベスは相反する感情と願望に引き裂かれそうになっている。
魔女の甘言があっても、妻の導きが無ければ多分永遠に王の座を奪う事は無かっただろう。この点、なんとなく以前読んだ「白い巨塔」の主人公を思い出してしまう。
しかし最後は少しあっけないように思えた。マクベスの最期をもう少し描いて欲しかった。

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2013年01月20日

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