小川高義のレビュー一覧

  • アウルクリーク橋の出来事/豹の眼

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    武骨というのか、男は黙ってラガービールというのか。。

    まだ近代化しないアメリカの広大な見果てぬ土地。
    3D的に人間の距離感がきちんとしていて、人情を味わう余裕がある。

    開拓途中だから、変な見栄張ったり恥ずかしがったり、自分だけズルしようとしたり、信頼関係が壊れるようなことをしたら、全てを失うことになるかもしらん。常に誠実に地に足つけ、
    生きてることに感謝、こういう不器用軍団の冗談通じない感が出てるな、と思った。

    自分は「豹の眼」にグッときた。こういうハッピーエンドが全くない作品はいい。

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    2018年09月03日
  • 魔が差したパン―O・ヘンリー傑作選III―

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    O・ヘンリー傑作選第三巻。冒頭の「魔が差したパン」は読んだことがあった。西部の物語も混じり17の短編。2017.12.30

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    2017年12月30日
  • ねじの回転(新潮文庫)

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    ネタバレ

    私は、「幽霊は出なかった」派かな…。
    何も具体的な証言や証拠は得られないまま、家庭教師が「そうしようとしている」と勝手に判断しているだけだし。
    そのまま幽霊譚やホラーとしても読めるけれど、心理的なものと解釈出来てしまうのも面白い。

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    2017年09月17日
  • グレート・ギャッツビー

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    アメリカ小説の古典。1920年頃のニューヨークを舞台とする謎の多い男ジェイ・ギャッツビー。日本でも有名でディカプリオ主演で映画化もされている。

    正直全体を通して読みにくいと感じた。随所に上流階級と下流階級、東部と西部の比較が表現されている。当時のアメリカ富裕層の華やかな暮らしを垣間見ることが出来、一途な恋のせつなさも有り。

    再読したい。

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    2017年08月30日
  • 賢者の贈りもの―O・ヘンリー傑作選I―

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    著名な作品のわりに内容を知らなかったので読んでみた。短編集で最後にどんでん返しのあるパターンがあり、それを予想しながら読み進める、というのが習慣となりそう。2017.7.20

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    2017年07月20日
  • アッシャー家の崩壊/黄金虫

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    アッシャー家の崩壊の映像的な衝撃に恐怖を感じ、最後の黄金虫では不気味な中にどこか冒険めいた面白さが一番あった。

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    2017年06月14日
  • 魔が差したパン―O・ヘンリー傑作選III―

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    傑作選3冊読み終えてしまった。O・ヘンリーの短編を読むと、質素で貧乏でも本当の幸せってあるんだなぁと考えさせられます。そして時代を超えてこの作品が読み継がれているこの世の中もまだまだ捨てたもんじゃないなーと思ったりします。この本では「魔が差したパン」と「第三の材料」が印象的です。過去に映像化もされている作品もあるようなので、機会をみて映像の方も観てみたいと思います。なんだかこの幸せな余韻にしばらく浸っていたい気分です。

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    2016年04月14日
  • 最後のひと葉―O・ヘンリー傑作選II―

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    何十年ぶりかに再読してビックリしたのは「最後のひと葉」の記憶が違っていたこと。しかも肝心な陰の立役者の存在がすっぽり抜けており、恋人同士だけで構成されたお話だと思ってました。実はこんなにも素敵なお話だったとは!就寝前にホロリとしちゃいました。他には「心と手」「更生と再生」が印象的。世の中まだまだ人間捨てたもんじゃないな〜と思わせてくれます。引き続き3冊目を読みます〜。

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    2016年04月14日
  • 賢者の贈りもの―O・ヘンリー傑作選I―

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    昨年、赤塚不二夫自叙伝を読んで、赤塚さんが影響を受けた作家さんとしてO・ヘンリーが挙げられており、このたびようやく積読本の中から拾い上げて読むことができました。新潮文庫の新訳版3冊組の1冊目。表題作の「賢者の贈りもの」をはじめ、すっかり児童書で読んだつもりになっていたのですが、初見のものも多く、ホロリとしたりニヤリとしたり、時には心清らかに(?)素直な気持ちで読めました。どれもひねりが効いていて傑作ではあるのですが、今回の収録の中では「ハーグレーヴスの一人二役」が個人的にお気に入りです。

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    2016年04月11日
  • 緋文字

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    私に宗教の観点が欠けているので、
    牧師の苦しみがもどかしく感じる。
    そこまで罪の意識に苛まされるのだったら手を出すなと。

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    2015年11月05日
  • バージェス家の出来事

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    「オリーブ・キタリッジの生活」と
    ガラッと違う登場人物たちの心理に
    最初は、入り込めずにいたけれど中盤以降の
    それぞれの思いが、じんわりと胸に来ました。

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    2015年01月23日
  • 若者はみな悲しい

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    私も一応「若者」に属するので気になって読みました。

    20代の登場人物がでてきます。
    20代って一番、色々な変化がある時期だと思います。
    そういう悲しさっていうか、切なさっていうのか、そういうものが集まった短編集です。

    とにかくみんな性格が激しいというか、心の浮き沈みが激しいというか…これも20代特有の不安定さなのかもしれません。

    訳もとても読みやすくて、理解もしやすいです。

    フィッツジェラルドはフィルム、映像を見ているような文体なので、ワクワクさせられました。

    さらっと読めたのであまり心には残る感じはしなかったので、星3つです。
    私は少し難読なぐらいの方が、じっくり読めるのですきだな

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    2014年10月24日
  • グレート・ギャッツビー

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    久しぶりの海外文学。読みやすく訳されてるが、最近易しい日本小説に慣れ過ぎて、1行に凝縮された文が多く感じた。背景を理解しないと、置き去りにされる感。

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    2014年04月30日
  • グレート・ギャッツビー

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    しょせん、デイジーも含めお金に群がっただけの人達だったな、と。ギャッツビーはとても可哀想な人だったとおもう。

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    2014年01月03日
  • 若者はみな悲しい

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    夢から覚めてゆく若者たちの話。
    大人になる悲しみってやつなのかな。

    男性が読んだ方が共感できる本だと思う。

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    2014年01月07日
  • 緋文字

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    愛と苦悩
    (実際に読んだのは角川版)
    古典の名著といえば、そのうちの一冊にホーソンの『緋文字』があげられるだろう。
    なるほど、清教徒入植間もないアメリカで、姦通の罪で晒されたへスター、その夫、姦通した相手の若い牧師のそれぞれの心のうちを巧みに描いている。
    また、罪の子、パールの無邪気な姿が、その無邪気さのために光源となってそれぞれの姿に影を作っている。
    たしかに、たしかに文学作品としては素晴しいのであろう。

    ただ、私の感想はそうではない。
    まずは『緋文字』の序として『税関』という物語が併せて掲載されているのだが、これが淡々として、43頁まで読むのに、酷く苦労した。
    ここで少し面白くなってくる

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    2015年03月18日
  • アウルクリーク橋の出来事/豹の眼

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    短編集ですが、すべての物語が生と死、生者と死者の狭間をテーマに描かれています。中でもやはり表題作の二編が心に残る。ところどころに挿入される「悪魔の辞典」にもニヤリとさせられます。

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    2012年04月16日
  • アウルクリーク橋の出来事/豹の眼

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    とにかく死と幽霊に取り憑かれたビアスの短編集。
    あの世とこの世が交差するちょっと奇妙な物語。
    短いし、味わいがあって悪くはないが、読むべき優先度からしたら☆3つ。

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    2012年01月27日
  • 若者はみな悲しい

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    「お坊ちゃん」「冬の夢」「子どもパーティー」「赦免」「ラッグズ・マーティン=ジョーンズとイギリスの皇太子」「調停人」「温血と冷血」「常識」「グレッチェンのひと眠り」を収録した短編集。仕事に打ち込むあまり家庭で不和を引き起こしたり、恋する人にのめり込む青年が描かれている。


    個人的には「温血と冷血」が一番好き。短めの話の中に教訓めいたものが織り込まれており、日本人にあっている。

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    2011年09月06日
  • アウルクリーク橋の出来事/豹の眼

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    摩訶不思議な短編集でしょうか。
    何の先入観も無く、ビアスについての知識も無く選んだのだが、サラリと読める手軽な本でした。

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    2011年06月18日