天童荒太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
感想がまとまらずA4サイズの紙に箇条書きしてみました。2枚びっしり書いても足りないくらいで本は上下巻とも付箋だらけ笑
あまりにも考えさせられることがたくさんあるので
ストレートに刺さった言葉から。
⦿人生はしんどいなあ。
⦿人物の分析よりも、その人と会って自分が何を得たかが大切。
⦿失われてゆくものをなげくより、残されているものを慈しもう。
⦿同じ事実でも立場が違えば見えているものが違う。
⦿疑うことなんてない。誰かのために、そのひとのためになら、自分が少しくらい損をしてもいいって思えたらそれはもう愛でいい。
天童さんのとてもキレイな言葉の表現に感動しました!もちろん号泣こみです(TT)
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Posted by ブクログ
だいぶだいぶ以前に『永遠の仔』は読んだことあるけど、そのときも何だかあざといというかこれみよがしなストーリーのような感じがして、それは「“荒”太」なんて名前のイメージに影響されていたのかもこのたび思ったりもしたんだけど、とにかくこの本で知った天童さんとは違う人物像を描いていたのでした。
ふと手に取ってみれば、そんな以前のイメージだった天童さんがいわゆる社会起業家的な人たちにインタビュー(対談)している本で、ちょっと興味をもって読み始めてみたらなかなかの本だった。
そもそもは単発のインタビュー企画だったのを天童さんの申し出で連続ものにしてもらい、サンケイリビング紙上で掲載した後、この一冊になった -
Posted by ブクログ
悼む人の静人がずっとつけていた日記を元にした小説。
日記形式の前日譚に近いのかもしれない。
悼む人では第三者目線で静人のことが描かれており、家族や出会った人々によって静人の印象が変わって行き、その人々によって読者の心も動かされていた。
今度は静人自身の主観で描かれているため、彼の心の動きに合わせて読者側も心動かされるのだけど、あっち行ったりこっち行ったりせず一本通ったものが背景にあるので、悼む人以上に気持ちが入って行き、その決心や迷いに共感させられる。
悼む人では考えさせられることが多かったが、今作は本能的に涙させられた。
自分にはその気がなくても、自分が静人と同化したような感覚に陥 -
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ネタバレ死者を悼む旅を続ける青年の物語。
ここで言う「悼む」とは、弔うことでもなく冥福を祈ることでもない。
忘れずに覚えていると言うこと。
とても単純なことのように思えるがこれがものすごく心に突き刺さった。
確かに死んだ人とは二度と会えないが、覚えてくれる人がいる限りその人の存在が消えることはない。
そこにスポットを当てた作品だと感じた。
死ぬとはなんなのか、生きるとはなんなのか、存在するとはなんなのか、その全てに一つの導きを与えてくれているような気がする。
どれが正しいなんて分からないが、主人公は全て分かっていて、母に会いに行かず、倖世に託しのではないか、誰かが覚えてくれていればその存 -
Posted by ブクログ
ネタバレ死者を悼む旅を続ける青年の物語。
ここで言う「悼む」とは、弔うことでもなく冥福を祈ることでもない。
忘れずに覚えていると言うこと。
とても単純なことのように思えるがこれがものすごく心に突き刺さった。
確かに死んだ人とは二度と会えないが、覚えてくれる人がいる限りその人の存在が消えることはない。
そこにスポットを当てた作品だと感じた。
死ぬとはなんなのか、生きるとはなんなのか、存在するとはなんなのか、その全てに一つの導きを与えてくれているような気がする。
どれが正しいなんて分からないが、主人公は全て分かっていて、母に会いに行かず、倖世に託しのではないか、誰かが覚えてくれていればその存 -
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天童荒太『ムーンナイト・ダイバー』文春文庫。
主人公自身が震災で生き残ったことへの贖罪への訣別と新たなる未来の光を感じた素晴らしい震災小説であった。
震災から四年半が経った地で月夜に海に潜り、被災者たちの遺留品を回収するダイバー・瀬奈舟作。彼は或る人物の依頼で、金品目的ではなく、震災で大切な人を亡くした人びとのために海に潜り続ける。
書下ろしエッセイ『失われた命への誠実な祈り』も収録。
あれから8年余りが過ぎようとしている。東日本大震災の津波により沿岸地域は壊滅的な被害を受けた。国道に無惨に転がる家屋、海から打ち上げられた船、建物の上に持ち上げられた自動車、流された多くの人びと……誰が -
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ネタバレ誰でも、生きている中で「傷ついた」経験を持っていると思います。はたから見れば大したことが無いものであったとしても、本人にとってはとても大きな影響を与えていることもありますし、「他人を思いやっている自分」という立場を自覚したことで自身のおごりに気づいたということもあるかもしれません。
主人公の「ワラ」は女子高生。中学までの友人とは進学する高校がちがったことで少しずつ疎遠になり、両親は離婚し、彼氏とも別れ、「生きている意味」を見失っていました。
ひょんなきっかけから出会った「ディノ」と呼ばれる青年との会話から、「自分が傷ついた場所に包帯を巻いて治療する」とう行動をとることになります。
次第にメン