天童荒太のレビュー一覧

  • 孤独の歌声

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    はじめまして…天童荒太さん!

    1997年の作品

    主要な登場人物は三人。

    深夜のコンビニでアルバイトをしながら
    音楽の道に進んでいる 《オレ》

    コンビニ連続強盗事件を担当しながら
    若い女の子ばかりを狙った…
    猟奇連続殺人事件を密かに追っている
    女性警察官の… 《わたし》

    そして猟奇連続殺人事件の犯人 《彼》

    …と、区別しているんだけど

    結構短い間隔で
    画面がそれぞれ3人の視点で切り替わる
    手法を使っています。

    それぞれの描写がじつに丁寧に描かれていて
    その光景を覗いてるみたい…
    だから余計に…猟奇殺人の描写が凄かった。

    本当に『あまちゃん』だわ ಠ_ಠ

    これからも怖いの

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    2024年11月26日
  • 孤独の歌声

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    最初文章が読みにくく感じたけど、面白く読んだ。
    コンビニ強盗事件と連続女性殺人事件が絡まって、グロさはありつつも一気読み。

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    2024年11月01日
  • 青嵐の旅人 下

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    幕末、伊予松山藩が親藩がゆえに長州と戦う様を医療で奉仕する若者から描く。

    すごく良かった。幕末を描く小説は色々あるけれど、ベストの一つ。幕末のスターが登場するのも良かった。

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    2024年10月30日
  • 巡礼者たち―家族狩り 第四部―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    馬見原がずっと追っている、子どもが両親を殺して自殺するという複数の事件。
    彼はそれを、家族以外の他者がそう装った連続殺人事件ではないかと疑っている。
    しかし、四部を読み終わった時点でも、犯人らしいものの姿は見えない。

    いや一人、実行可能な人物(複数の可能性も?)が出ては来たのだが…。
    全くの善人かと思いきや、相手がいない時の見下し方がえげつなくて、ちょっと引いたわ。

    馬見原が部下に調査させている、小動物を殺して他人の庭先に放り込むという、これまた連続事件も、容疑者が浮かび上がってこない。

    油井に凌辱される綾女。
    佐和子を置いて綾女のもとに走る馬見原。
    おいていかれた佐和子の精神状態。

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    2024年07月07日
  • 贈られた手―家族狩り 第三部―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    主要な人物たちの状況に大きな変化はない。
    ただ、游子は児童福祉の仕事に行き詰まり、両親も彼女の大きな負担となっている。
    そしてさらに近所に住む祖父までが…?

    馬見原はいったい何をしているのか。
    家族に対しても、職場に対しても、自分の理屈だけをごり押ししているだけのように見える。
    そして、目こぼしをする条件で暴力団から金をまきあげる。
    多分彼の中では、自分のために使うわけではなく、綾女と研二を守るためのお金だと整理されているのだろうけれど、バレたときに家族が負うショックについては、まったっく考慮していない。
    昔は腕利きの刑事だったのかもしれないけれど、視野が狭くて独断的で、今となっては敏腕とは

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    2024年06月24日
  • 遭難者の夢―家族狩り 第二部―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    登場人物の多くは、第一部からほとんど進展がない。
    ただ、高校の美術教師をしている浚介は、第一部でほとんど接点のなかった教え子に冤罪を着せられ、殺人事件の発見者となったあと、酒に酔って家に帰る途中若者たちに暴行を加えられ、心に大きな傷を負うことになる。
    高校教師が若者集団恐怖症というのはもちろん仕事に支障をきたすだろうし、通勤電車に乗るのも怖いとなると、これは相当なトラウマといえる。

    私は刑事の馬見原の、家族に対する不誠実な態度が好きになれないのだけだけれど、あとがきで作者が、幼い頃宮崎県の馬見原という地名に救われたと書いていたので、どこかで家族を救うことになるのだろうか。
    自分の都合のいい家

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    2024年06月10日
  • ペインレス(下)―あなたの愛を殺して―(新潮文庫)

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    むちゃくちゃエロい小説だった。どM心に刺さりまくりw ノンケ臭がいいっぱいで、亜黎も全然タイプじゃないんだけど、シチュエーションに興奮しちゃいましたw

    。。。って、そんなことはどうでもいいですがw 「痛み」について、さまざまな角度から分析されていて興味深かったなあ。無痛症患者の体験から、生物として痛みがどのように防衛機能となっているのか。整形外科通いの高齢者の肉体的な「痛み」、鬱やPTSDのような精神的な「痛み」、失恋の「痛み」など考えさせられる。

    肉体で感じるのではなく脳で痛みを感じているのだと思える治療法など、面白かったです。もう一度読んだらもっと気がつく点も出てくるんだろうなあ。

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    2024年03月25日
  • 孤独の歌声

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    潤平の周りからの評価と内面での自我のギャップに魅力がすごい。
    一人を好むけれど高を心配したり風希を思ったり。潤平と風希のように自分の中の保身の気持ちを認めて自己嫌悪する場面は多くの人が共感する部分だと思う。人に言えない心の内を風希は誰にも言えないまま。潤平は風希に打ち明けたことで、風希は誰にでもあると潤平に言ったけれど風希自身が潤平もそうなんだと安心した気がする。

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    2023年10月21日
  • 悼む人 下

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    死(自殺)と生き抜く力
    末期の癌の母が思う息子の帰宅、娘の出産、更に編集者の出会いなど、最後の最後に意識の中で出会うことの喜びは最高の人生だったと、思いたい。「死に悼む」と「愛と生きる」が生死の人間が思う極まりではないかと感動した作品だった。

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    2023年05月14日
  • 幻世の祈り―家族狩り 第一部―(新潮文庫)

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    幼児虐待、家庭内暴力、警察、児童相談所、学校などがテーマになっている小説。
    たんなる小説なんですが、現実にありそうで非常に怖い。
    全5巻のため、あと4冊もあるんですが、自分の気持ちを支えきれるか不安になるぐらいに重たいです。

    天童荒太の小説は、以前に「永遠の仔」を読んでいたが、これも同じような感じ。

    どちらも面白い、ってか、子を持つ親なら読んでみて…と思います。

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    2023年05月01日
  • 遭難者の夢―家族狩り 第二部―(新潮文庫)

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    登場人物の一人一人がそれぞれ問題を抱えている。
    それらが、微妙に絡み合ってる。
    おもしろいぞ。

    重いけどね。

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    2023年05月01日
  • まだ遠い光―家族狩り 第五部―(新潮文庫)

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    家族狩りシリーズも完結。家族問題を扱った小説なんだけど、サスペンスものとしての側面もあって重厚な作品だったなあというのが率直な感想。長すぎたような気もするが、3巻くらいまでサスペンス要素を感じなかったので、殺人事件なの?という意外な展開になった驚きは良かった。

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    2022年12月21日
  • 贈られた手―家族狩り 第三部―(新潮文庫)

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    3冊目。游子も、寝たきりの父の介護に疲れて、登場人物それぞれに悩みを抱えていて、なんだか重い話だなあと思いつつも読み進んでしまう。

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    2022年11月14日
  • 悼む人 下

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    生と死、愛、感謝、さまざまなテーマがこの作品の中にはある。話の筋を追うだけでも、興味深く楽しく読めるが、静人が悼むのはなぜだろう、朔也と倖世はなぜやりとりを続けるのだろう、といちいち考えながら読むと、さらに興味深く読めた。結局、悼む人とは何か、答えは出ないが、この考えさせる時間が尊いのは間違いない。

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    2022年08月08日
  • 悼む人 上

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    一般的には存在しないであろう「悼む人」が、何かのメタファーになっているのだろうと思って読んでいたら読み終えていた。「悼む人」の真理とは何かが気になると同時に、死=悲しいとは違う何かを考えさせてくれる作品で、下巻を早く読みたくて仕方がない。

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    2022年08月06日
  • 悼む人 下

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    不慮の死を遂げた方々のもとへ訪ねる静人。一見あまりに異常に見える行動も世間から非難されようと癒される人もいる。だいぶ前の作品だけれども今の時代にも通じるメッセージがある。当然、静人自身にも過去があり…。天童荒太さんは重いけどどこか救いがある。

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    2022年07月06日
  • ペインレス(下)―あなたの愛を殺して―(新潮文庫)

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    上巻では、これまでの作風からかなりエンタメ系に偏ったとの印象だったが、下巻では本領発揮、内面の深いところまで追求した展開となった。戦争や世紀末は大仰ながら、心身共に痛みに関して示唆を与えてくれることに間違いない。2022.6.11

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    2022年06月11日
  • ムーンナイト・ダイバー

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    ネタバレ

    東日本大震災から4年半、海底に沈んだままの遺留品を回収するために夜の海に潜る舟作が、遺族の一人、透子と出会い、彼女の元夫の結婚指輪を探そうとする。

    海水の放射能汚染のリスクや、夜の海に潜ることのリスク、さらには見つかったら罰せられるかもしれないリスクがあるなか、ダイバーとして協力する舟作も、会費を払ってでもこの取組を進めたいと考える遺族たちも、津波の被害者である。それだけでも理不尽なのに、それぞれが、遺品が見つかってほしい気持ちと、見つかるとその持ち主の死を認めざるを得ないから、出てきてほしくないと思う気持ちの間で揺れている様子には、心を揺さぶられた。

    そして、物語自体もよかったが、文庫版

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    2021年09月18日
  • 悼む人 下

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    生きる、死ぬ、愛について、たくさん考えさせられる一冊。
    たくさん考える本なだけあって疲れる。
    でも、たしかに読んで良かったと思えた。

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    2021年06月21日
  • ムーンナイト・ダイバー

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    思ったより内面の描写が濃くてびっくり
    重いテーマだからこそだとは思うが、難しく時間がかかってしまった。

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    2021年06月10日