天童荒太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
題名が重く、なかなか手が伸びなかったが、読み始めたら5巻一気に読めた。大まかなストーリーはテレビドラマで知っていたが、原作はその何倍も内容が濃く、読み応えあり。家族のあり方、自分を取り巻く社会について、考えさせられるシリーズだった。
登場人物は家族に悩みを抱え、心を痛めている人ばかり。不器用で、格好良くなく、だからこそ親近感を覚えるし、共感できる。天童荒太はこの国の端っこにいる弱い人たちの痛み、どうにもならないもどかしさを表現するのがうまい。今でも、どこかしらで起きている紛争、大義の前で肉親を奪われたり、住むところを追われたりする一般市民、亡くなってもすぐに忘れ去られる人々…「悼む人」は、「 -
Posted by ブクログ
ネタバレ1冊目は「家族狩り」といタイトルに惹かれて手に取りました。全5冊と知らず読んだのもあり、よくわからないまま終わってしまって、2冊目を読むまでに間があいてしまい、2冊目から5冊目をまとめて買いました。
2冊目からは面白く段々とストーリーと登場人物の気持ちに興味を抱くように。
5冊目は最後なので、読み終わるのがもったいない気持ちになりました。
一連の一家心中が家族狩りというなの他殺事件に変わっていきます。
家族狩りをしていた犯人は意外な人物で、その真意もまた意外なものでした。
登場人物がそれぞれ気持ちを入れ替えて生きて行きます。
家族とは、本当の愛とは、考えさせられるものもあり、家族とは当たり前に -
Posted by ブクログ
色々考えさせられる一冊。
この台詞を読んで考えてしまった。
『非難されることに、私たちはとても弱いのです。おまえは何も考えていない、人生の目的を真剣に考えていない、政治意識も乏しい…そのとおりなのかもしれません。そんな親だから、子供がおかしくなったんだと責められたら、顔をおおって泣くしかありません。でも、本当にそれが原因なんですか?朝から晩まで働きながら家事もして、難しい事は何もわからないけれど、立派に子供を育てたという方は、昔は沢山いらっしゃいましたよ。ある日突然です、子供がある日突然、自分の考えていたような子でなくなっている…。』
→でも、やはり社会に原因があると考えてしまうのでは、良