天童荒太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「永遠の仔」に描かれた主人公たちの運命が痛ましく、強烈であり、天童荒太が書いたものを何年も手に取ることを避けていました。
本書の主人公たちも過酷な運命を負うものなのですが、真摯な姿に共感に似た思いを感じ、「永遠の仔」の時のように文字を追う度に心が軋むようなことはありませんでした。
忘れて生きてしまう、大切なこと。気に留めず過ごしても、生活を回して行くには大過のないこと。でも、すべての人にとって当たり前な、生きること、死ぬこと、愛すこと、愛されることに心を寄せ大事に思うことで、無駄な力みがなくなり、背筋伸びやかに生きられるのでは。本書を読みそう思うことができました。
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Posted by ブクログ
「家族」というものへの思い。
それはきっとひとりひとり違っていて当たり前なのだろう。
現実としての家族をしっかりと見据えて生きていくか。
それとも、幻想の中にある家族を追い求めて生きていくか。
答えはそれぞれの中にあるようで、実はどこにもないかもしれない。
親になりたくて親になる人ばかりではない。
親を選んで子どもになったわけではない。
もしも運命というものが本当にあるのなら、きっと親子になったことは運命なのだろう。
登場人物たちはみな一つの結末を迎える。
その結末を幸せだと受け止めるか、不幸だと嘆くか。
きっとそれも人それぞれだ。
生きていくことの意味。
家族である意味。
そして、ひとりであ