天童荒太のレビュー一覧
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第一部と書いてあるのにラストの方になって「あれ、話が全く終わりそうにない」と思ってしまって・・・
全部で五部もあるんですね。
私が購入したのはタイトルが「家族狩り」となっている黒と青の色使いに羽のある「テレビドラマ化」と書いてあるものでした。
なので、タイトルのイメージからは家族が殺される、みたいな...続きを読むPosted by ブクログ -
ドラマを見て気になり、遅ればせながら読み始めました。
誰もが人生の中で度々躓くであろう【家族】を題材にした長編第一部。
相違点も多々ありますが謎解きも含めてドラマと並行して楽しめそう。Posted by ブクログ -
5部にわたる長編ということで、登場人物一人一人が丁寧に描かれていた。
はじめはそれぞれが軽率で自分勝手に行動しているように感じて読んでいて苛立ったが、段々その人の人となりが分かるにつれて理解できるようになった。(理解できても好きになれない人物が多かったが…)
家族だからこその難しさがひしひしと伝わ...続きを読むPosted by ブクログ -
一冊目だから、まだどうなるのかの期待が高い。
文章は読みやすく、程よいスピードで話も展開していく。
もっと暗い話をイメージしていたので今のところまだ大丈夫(*^^*)Posted by ブクログ -
全五部の大作の第一部。人物紹介的な内容だったが、続きが気になる。
ただ、登場人物に魅力が無い。今後印象が変わってくることに期待したい。Posted by ブクログ -
再読
浚介が ある事がきっかけで 変わりつつある。
馬見原が もどかしい
ちゃんと しっかり 佐和子を見てと思う。
でも、冬島親子も心配…Posted by ブクログ -
「ニュースは先進国から配信されるんだよ、ママ。だから先進国の被害は、五人でも五千人でも、ぼくたちは知ることができる。同情し、怒って、報復は仕方ないと思える。でもねママ、貧しい国にはカメラはない。大きい国に都合の悪い映像もカットされる。だから、貧しい地域で殺された子どもや、誤爆で吹き飛ばされた花嫁や、...続きを読むPosted by ブクログ
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悼む人、続篇。
静人の日記という形で進んでいくので重い重い。
今日はどういう形で亡くなった人を悼んだ、とか
どんなことを言われた、とか。
誰を愛し、誰に愛され、が悼みの基本ではあるけど
どうしても物語を進めるにあたってでてくるそういう描写。
読み進めるのつらかったな。
巻末に著者が被災地にいったとき...続きを読むPosted by ブクログ -
徐々に登場人物達の心が変わってゆくのを感じる。過去と向き合うことはひどく困難なのは十分わかっている。でも向きあわなければわからないこともたくさんあり、今自分を縛っているのが何なのかということも自覚できない。天童さんの小説に出てくる人物は皆がひどく何かを背負っていると感じるが、背負っていない人などいな...続きを読むPosted by ブクログ
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まだまだ序盤。登場人物たちがどこでどうつながるのかがまだ見えてこない。。。。
馬見原の思いの「楽しいことは裏切られたら悲しみが倍増する」という気遣いの言葉が今の私にはピッタリくるかなと。
もっとドライに裏切る人はそういう人なんだと割り切ることができればいいんでしょうけど。。。。
できないからしんど...続きを読むPosted by ブクログ -
悼む人の続編、というよりは前日譚というべきだろうか。
時系列的にはおそらく、悼む人の中では明確に表現されていない、静人が一人で旅している間の、静人自身による日記なのですが、それだけに淡々と進んでいくので前半はかなり読みづらかった。
ただ、日記の中に遥香という女性が出てくるところから次の展開が気になっ...続きを読むPosted by ブクログ -
悼む人を読んだあとだったせいもあり、日記という題名の通り一日ごとに話が変わり前後に関連性が殆どなく退屈だった。
もちろん、悼まれる人の情景や理由には心打たれるものもあったが、やはり悼む人の続編ということでいわゆる慣れてしまったせいか感動も今ひとつ。
改めて悼む人は名作だったと思わせる作品となった。Posted by ブクログ -
続編にして序章という変わった設定。主人公静人の主観で綴られる日記形式なのですが、何故か飽きない不思議な作品。それだけ人の死も色々あるんだなって当たり前のことを考えてしまいます。それにしても天童先生、凄い想像力です。Posted by ブクログ
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痛い、心が痛い。読んでいて辛かった。
「悼む人」は第三者的に読めたけど、これは静人本人の日記。感じたこと思ったことが、いいことも悪いこともストレートに書かれている。旅を続けることで、悼み続けることで、静人は救われるのかな。
作者、天童荒太はとても感受性の強い人だと思う。そして静人は作者自身なので...続きを読むPosted by ブクログ