天童荒太のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
東日本大震災後、立ち入ることすらできなくなった区域の海に潜るダイバーの話です。
主人公は、東日本大震災で両親と兄を亡くした男性。あの震災から四年半という時間が過ぎて、彼はダイビングショップでインストラクターとして働いている。ただ、彼は月に一度か二度、特殊な依頼を受けてとある海に潜る。陸上では検問が設けられ、厳密に滞在時間も制限され、捜索も重機による片付けも行えず、周囲に置き去りにされた地域。月の明るい夜にだけ、彼は船に乗って海から近付き、そこに潜る。沈んだ家屋、ひっくり返った自動車、まるで誰かが集めたかのように同じ場所から見つかるたくさんの靴、そして指輪――数々の品を持ち帰り、時には写真 -
Posted by ブクログ
主人公、鞍岡は、柔道有段者の刑事課、警部補。中二女子、小六男子の子を持つ。旧知の仲である生活安全課の依田警部(女性)とともに、未成年女子の猥褻動画を撮影、販売している半グレグループのアジトに乗り込み、一斉逮捕をするところから、話は始まる。その後、管内で遺体が上がる。裸で拘束、絞殺された中年男性。尻の中からビニールに包まれたメモ『目には目を』が見つかる。男は、三年前に、集団レイプ事件を起こした四人の犯人のうちの一人の、父親だった。
「女の腐った奴、とはどういう意味です?」と、鞍岡と依田が、頭からやり合うように、全編を通して、性別における偏見、差別に対して、厳しい目が向けられている。核となるのは