天童荒太のレビュー一覧

  • 昭和探偵物語平和村殺人事件

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    昭和の時代解説が入るのがいいような悪いような。流しのギター持ちの探偵鯨庭が推理を働かせて事件解決。シリーズ化もあるのかどうか、ただ登場人物にそこまで魅力がないのが残念。

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    2025年09月14日
  • 昭和探偵物語平和村殺人事件

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    昭和の解説を挟みながら物語がすすむので、途中まではなかなかテンポ良く読めなかった。
    戦後のミステリーはやはりその時代の作品が良すぎて比べてしまう。

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    2025年08月29日
  • 昭和探偵物語平和村殺人事件

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    昭和41年、ある田舎の村で起きた事件。それは高度経済成長の中、戦争の影を色濃く帯びた悲しい事件だった。

    レトロと謳うだけあって、昭和の匂いを色濃く感じる探偵もの。復員兵、戦争の影、旧態依然とした村など、横溝正史のミステリを彷彿とさせる作りがたまらない。
    時折挟まれる昭和のあれこれへの注釈はミステリの本筋とは直接関係ないものの、それがまた昭和クロニクルという感じで楽しい。

    主人公の探偵・鯨庭(いさにわ)のキャラもいいし、警視庁の国生警部補の淡々とした語りも心地いい。
    「お国のため」という大義のもと、愛する息子を戦地に送り出した母たちが後悔と自責の念に壊れていく姿が哀しい。最後まで読んで再度プ

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    2025年08月18日
  • 昭和探偵物語平和村殺人事件

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    1966年、ビートルズがコンサートを開いたこの年にこっそりと片隅で起きた事件を流しのギター弾きをしている鯨庭がサクッと解決する。

    そのあと19歳の女優・華井乃愛の出身地である尽忠村に同行することになった鯨庭。

    その村で殺人が起こり、鯨庭が推理をして解決していくのだが、昭和の村で不可解なことが起こる理由が戦争によってこのようなことに…となるのがなんとも辛い話だった。





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    2025年08月15日
  • 昭和探偵物語平和村殺人事件

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    今までの作風とはまったく異なる探偵もの。
    戦後の色濃い昭和41年。
    日本の片隅にあるとある村で起こった事件。

    面白くはあったが後半ちと仕掛けがしつこく感じてしまった。
    シリーズ化しそうなので読み慣れてくれば更に楽しめそう。

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    2025年07月29日
  • 昭和探偵物語平和村殺人事件

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    身体の中からの慟哭を持って読み終えた「家族狩り」や「永遠の仔」とは全く違った作風のミステリー。横溝正史をリスペクトした作品と謝辞に書いてあったが、違っててちゃんと天童荒太氏の出来上がりになってた。ギターを担いだ鯨庭青年が爽やかで良かった。

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    2025年07月26日
  • 昭和探偵物語平和村殺人事件

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    ネタバレ

    天道荒太が探偵小説ってどうよ、って感じながら期待を持って読みました
    結論的には普通
    ストレスなく読めるのは作者の力量ですが、設定や背景はそうだよねー的なレベルの少し上

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    2025年07月12日
  • 昭和探偵物語平和村殺人事件

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    天童作品は永遠の仔以来大概読んでいるが、今回はこれまでと経路が違った探偵ものだった。
    しかも舞台は現在ではなく昭和。
    私が生まれるよりも少し前の時代なので、実際に経験はしてないのだが、話には聞いていた部分もあって懐かしい気持ちで読んだ。
    流しのギター弾き鯨庭の推理が冴え渡り、事件が解決に導かれる。
    続編もありそうなので今後も鯨庭の活躍に期待したい。

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    2025年07月04日
  • 孤独の歌声

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    ネタバレ

    孤独とは何か。3人の孤独の捉え方。
    幸せ、寂しさ、共存すること。

    犯人は母親に何度か成長過程で反論しているが、母の狂気じみた愛情表現に逆らえず、吸収していったため、人とのつきあい方がわからず毒されていった。彼のそばには最初から誰もいない。みんなが間違っていて、僕がちゃんと教えてあげる…さぁ、これが正しい愛情、幸せなんだという歪み。

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    2025年05月25日
  • 君たちが生き延びるために ──高校生との22の対話

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    好きなことをとことん突き詰める、人生これに尽きる、と改めて思いました。高校生からの質問に真摯に答える様子を自分ならどう答えるかな、と思いながら読みました。作者の人となりもわかる一冊でした。
    愛するのところでは、「その人のために損することをいとわない」はなるほどそういうものかも知れないと思いました。

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    2025年05月17日
  • 青嵐の旅人 下

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    1862年から1868年の正に幕末の伊予松山藩を舞台に、坂本龍馬はじめ歴史上の人物達に創作の登場人物であるヒスイと救吉が絡んでの物語。
    人々の命も、土地も、平穏な暮らしも奪う戦を憎み、竜馬と交わした約束である「戦をしない」、避けるべく奮闘するヒスイと救吉。
    流石にうまく史実に絡めて物語を紡いでいくが、逆に少し都合が良すぎるというか、2人の働きが大き過ぎる感がどうしても拭えず、今一つ入り込めず残念。
    ヒスイに対する辰之進と救吉、怜に対する辰之進の想いも、匂わせながらも進展がなく、こちらも残念。

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    2025年04月03日
  • 包帯クラブ ルック・アット・ミー! ──The Bandage Club Look At Me!

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    前作は出版された直後くらいに読んでいまして、映像版は未視聴。そういえばあの本おもしろかったよな、と調べたところ続編が出ているとのことで購入しました。ちょっと自分が求めていた方向性の物語ではなかったことに加えて、社会問題のテーマがてんこ盛りで、読んでいてすごく疲れました。また、過去と現在の話が章ごとで入れ替わる構成、語り手が変わったり、一人称だったのに突然三人称が混じったりと、やはり疲れる要素が多くしんどかったです。これを読む前に前作も読み直したのですが、昔、子どもだった時分には特に感じなかった細かいことが気になってしまい、何というか自分も汚れて擦れた大人になってしまったなぁ、と……。この物語に

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    2025年03月26日
  • 青嵐の旅人 上

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    幕末の伊予松山藩、お遍路宿の翡翠と救吉姉弟が医師見習いや看護師として成長していく姿を描く。坂本龍馬、新撰組など歴史上の人物と出会うのは都合良すぎ!

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    2025年03月03日
  • 包帯クラブ

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    宮地尚子さんの「傷を愛せるか」で紹介されていたので読んでみた。
    高校生が自分達の傷を癒すために始めた「包帯クラブ」の物語。
    「心の内と外の景色はつながっている」
    なるほどなと思った。
    心に負った傷に包帯を巻くことで、傷がそこにあるものとして浮かび上がってくるし、他者の目にも見えるようになる。それを手当てしてもらったという事実がはっきりすることで、心が軽くなるというのは確かにあるかもと思った。
    包帯クラブ、カウンセリングと似ているな。

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    2025年01月28日
  • 青嵐の旅人 下

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    ネタバレ

    伊予松山藩から見た幕末の風景状況が新鮮だった。幕府側、長州、薩摩藩側からの歴史とはまた一味違った視点。負け戦とわかっていても親藩のため抜け出せない悲劇。
    戦のない世を望むヒスイと救吉二人のナイチンゲールのような姿勢が尊い。

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    2025年01月21日
  • 青嵐の旅人 下

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    幕末に活躍した偉人たちが、それぞれどの藩でどんな事情や理想を掲げて動いていたのか、ヒスイと救吉の旅を通じて学ぶことができる。戦わない、殺さない、の理想を実現するには、何をすればいいのか、どう動けばもっともお互いの被害を最小限にできるのか、どの時代でも追求していくべき永遠の課題だと思う。

    お題はいいのだと思うが、話のテンポがどうも自分の性に合わず、すっきりしないことが多かった。この会話はいつまで続くのか、この場面をここまで長く語る必要があるのか。この本、同じ場面でも単に改行ではなく一行空けて話が続くことが多く、「あれ、中途半端に終わって別の話に行くの?」と思ったら「あ、続くのか」ということが続

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    2025年01月19日
  • 青嵐の旅人 上

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    幕末に活躍した偉人たちが、それぞれどの藩でどんな事情や理想を掲げて動いていたのか、ヒスイと救吉の旅を通じて学ぶことができる。戦わない、殺さない、の理想を実現するには、何をすればいいのか、どう動けばもっともお互いの被害を最小限にできるのか、どの時代でも追求していくべき永遠の課題だと思う。

    お題はいいのだと思うが、話のテンポがどうも自分の性に合わず、すっきりしないことが多かった。この会話はいつまで続くのか、この場面をここまで長く語る必要があるのか。この本、同じ場面でも単に改行ではなく一行空けて話が続くことが多く、「あれ、中途半端に終わって別の話に行くの?」と思ったら「あ、続くのか」ということが続

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    2025年01月19日
  • 孤独の歌声

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    第6回日本推理サスペンス大賞受賞。
    7回で終了したらしいですが。
    そして、カバーの写真は先日亡くなった彫刻家の船越桂さんの作品です。これが、この小説ととてもマッチしています。

    確かにサスペンス。
    事件は二つ。コンビニ強盗事件と一人暮らしの女性を狙った連続猟奇殺人事件。
    中学時代に親友を見殺しにしてしまったと思い続ける女性刑事。
    コンビニでアルバイトをしながら音楽を続ける孤独の歌声を持つ青年。
    病んだ母親の束縛の下、家族という形態に執着するサイコパス会社員。
    喧騒な都会の中の寂然な孤独。
    孤独を望む中で、出会って別れるまでの刹那に繋がりを感じる女性刑事と青年。
    偽りの家族の中で孤独であり続ける

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    2024年04月04日
  • ペインレス(上)―私の痛みを抱いて―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    職場の先輩と恋愛の話をしていたとき「私さ、自分よりレベルが下の相手じゃないと、自分らしく振る舞えないんだよね」と言う上から目線な発言に失笑したのだが、これは恋愛におけるあるあるなのかもしれない。

    レベルが高い素敵な相手には”好かれたい・嫌われたくない”という気持ちから、相手に気に入られようとするあまり、自分らしく振る舞えない。
    でも、レベルが低いどーでもいい人にはどう思われたって構わないから、自由奔放に自分らしく振る舞えるの。
    って意味ですよね。

    「ペインレス」では、”自分よりレベルが下の相手じゃないと、自分らしく振る舞えない”なんて上から目線を遥かに凌駕するサイコパス女性が、思うがままに

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    2024年03月20日
  • ペインレス(下)―あなたの愛を殺して―(新潮文庫)

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    2024.01.12〜01.15
    身体的苦痛、心的苦痛。
    どちらの苦痛も嫌だと思うのは、こちら側だから。
    心的苦痛を感じなければ、世界は変わるのか。
    そうなれば、いいのに。
    そう思う一方で、不安がある。心的苦痛を感じない人達だけの進化した世界って、どうなのかな。

    身体と心の苦痛の対比、苦痛と無痛の対比によって、鮮明に、そして深く思考させられる物語。

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    2024年01月15日