天童荒太のレビュー一覧

  • 悼む人 下

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    生と死、愛、感謝、さまざまなテーマがこの作品の中にはある。話の筋を追うだけでも、興味深く楽しく読めるが、静人が悼むのはなぜだろう、朔也と倖世はなぜやりとりを続けるのだろう、といちいち考えながら読むと、さらに興味深く読めた。結局、悼む人とは何か、答えは出ないが、この考えさせる時間が尊いのは間違いない。

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    2022年08月08日
  • 悼む人 上

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    一般的には存在しないであろう「悼む人」が、何かのメタファーになっているのだろうと思って読んでいたら読み終えていた。「悼む人」の真理とは何かが気になると同時に、死=悲しいとは違う何かを考えさせてくれる作品で、下巻を早く読みたくて仕方がない。

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    2022年08月06日
  • 悼む人 下

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    不慮の死を遂げた方々のもとへ訪ねる静人。一見あまりに異常に見える行動も世間から非難されようと癒される人もいる。だいぶ前の作品だけれども今の時代にも通じるメッセージがある。当然、静人自身にも過去があり…。天童荒太さんは重いけどどこか救いがある。

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    2022年07月06日
  • 包帯クラブ

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    Look at meを先によんでから、これ読んだ。Look at meはこれなくても十分おもしろい。

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    2022年06月26日
  • ペインレス(下)―あなたの愛を殺して―(新潮文庫)

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    上巻では、これまでの作風からかなりエンタメ系に偏ったとの印象だったが、下巻では本領発揮、内面の深いところまで追求した展開となった。戦争や世紀末は大仰ながら、心身共に痛みに関して示唆を与えてくれることに間違いない。2022.6.11

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    2022年06月11日
  • 包帯クラブ ルック・アット・ミー! ──The Bandage Club Look At Me!

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    ネタバレ

    前作、包帯クラブから16年目の本作だそうです。
    クラブのメンバーも前作と同じもしくは追加メンバーもいますが、すべて忘れています。
    その彼らも大人になって、社会人になって、医療現場だったり、報道カメラマンだったり、外交的仕事についたり、国際的に動いていて、包帯クラブもバンテイジ・クラブとして、その活動は世界的なものになっています。
    痛みや悲しみや辛さは世界共通どこにでもあって、彼らの活動はとどまることがないのです。

    もしこの作品が映像化されるとしたら、BGMはスピッツかなと思いましたが、やっぱりあいみょんだなと、頭の中であいみょんを流しながら読み終えました。

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    2022年05月15日
  • 包帯クラブ ルック・アット・ミー! ──The Bandage Club Look At Me!

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    この世に生を受けたすべての生き物は、命の危険にあるときには、〈 ここよ、わたしはここ。わたしを見て。わたしに手を差し伸べて。〉と助けを求める権利…いえ、義務がある。
    「助けて」や「わたしを見て」の代替としての役目が包帯にはあるんですね。

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    2022年05月12日
  • 包帯クラブ ルック・アット・ミー! ──The Bandage Club Look At Me!

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    傷そのものに包帯を巻くのではなく、傷ついた場所に包帯を巻くという小さな行動から始まった「包帯クラブ」。
    その活動は、いつの間にか反響を呼んだが、理解できないことや反発があった事により、自粛させられた。
    その後、六人の高校生は、包帯=「バンド」という意味合いから、音楽の「バンド」を始めるようになった。
    そして、成人した彼らは、世界の紛争の現場へと活躍を拡げていく。


    前作が発刊されたのは、2006年。あれから16年なので、読んだ時の記憶は曖昧でしたが、雰囲気は蘇ってきました。

    映画化もされていて、ちなみにそのキャストは、

    ディノ:柳楽優弥
    ワラ:石原さとみ
    ギモ:田中圭
    タンシオ:貫地谷し

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    2022年03月19日
  • ムーンナイト・ダイバー

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    ネタバレ

    東日本大震災から4年半、海底に沈んだままの遺留品を回収するために夜の海に潜る舟作が、遺族の一人、透子と出会い、彼女の元夫の結婚指輪を探そうとする。

    海水の放射能汚染のリスクや、夜の海に潜ることのリスク、さらには見つかったら罰せられるかもしれないリスクがあるなか、ダイバーとして協力する舟作も、会費を払ってでもこの取組を進めたいと考える遺族たちも、津波の被害者である。それだけでも理不尽なのに、それぞれが、遺品が見つかってほしい気持ちと、見つかるとその持ち主の死を認めざるを得ないから、出てきてほしくないと思う気持ちの間で揺れている様子には、心を揺さぶられた。

    そして、物語自体もよかったが、文庫版

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    2021年09月18日
  • 悼む人 下

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    生きる、死ぬ、愛について、たくさん考えさせられる一冊。
    たくさん考える本なだけあって疲れる。
    でも、たしかに読んで良かったと思えた。

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    2021年06月21日
  • ムーンナイト・ダイバー

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    思ったより内面の描写が濃くてびっくり
    重いテーマだからこそだとは思うが、難しく時間がかかってしまった。

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    2021年06月10日
  • 悼む人 下

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    ここまで死と向き合った小説に初めて出会った。
    読むのも大変だけど、これを書き上げるのも本当に大変だと思う。足掛け7年もかかったそうです。
    さまざまな意見があると思うけど、僕は主人公に感情移入できた。

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    2021年06月06日
  • 悼む人 下

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    ネタバレ

    上巻は悼む描写が多く、なんだか読んでて暗い気持ちになったが下巻は暗いながらも光がさしてきた感じで引き込まれた。

    ゆきよの肩の亡霊を通して、気持ちがよくわからなかった静人の本音も聞けてスッキリした。
    「自殺をする代わりに、他人の死を悼むようになったのかもしれないなって」言葉が印象的。
    生きる為にそれをするしかなかったんだと思うと気持ちはわからないが納得できた。

    生と死、愛は何かとか一生のテーマで難しいけど、考えさせられる物語で一読の価値あり。
    いつかはみんなも自分も死ぬわけだし。
    最後の巡子が見たシーンの描写は美しく、死ぬ時に見えるのがそういう光景なら死も悪くないと思う。

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    2021年05月09日
  • ペインレス(下)―あなたの愛を殺して―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    初めて読む作者。短編小説のようにストーリーの積み重ねから構成されている。唐突に話が変わっていくが、最後には繋がる。構成が上手いと思う。下巻まで読み進めるか迷ったが、後から思えばこの構成の所以かもと思った。
    主人公は医学的には先天的な病なのだろう。病を克服するためか、或いはアイデンティティのためか医者になり、無痛症の患者を探し、探究していく。精神ではなく肉体的な痛みを感じない人との共通性、親和性を。主人公の万浬の探究に答えは見つかるのか、見つからないような気がする。万浬は生まれながら心の痛みを持たない。理性的であり、冷静である一方で冷淡な人。人間は痛みを感じれるからこそ生きていけるし、人への愛(

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    2021年04月11日
  • まだ遠い光―家族狩り 第五部―(新潮文庫)

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    ネタバレ

    第三部をすっ飛ばしましたが何とか読み終わりました。ひとまず第五部はいろいろと考えさせられるところもあったりして面白かったです☆…ただ、ちょっと5冊は長過ぎるかなあ^^;。

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    2021年03月27日
  • 巡礼者たち―家族狩り 第四部―(新潮文庫)

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    かなりの長編だけど、一気に読むことが出来た。
    サイコな描写はあまり気にならず。人間の深い部分がよく描かれている。

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    2021年02月24日
  • 遭難者の夢―家族狩り 第二部―(新潮文庫)

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    かなりの長編だけど、一気に読むことが出来た。
    サイコな描写はあまり気にならず。人間の深い部分がよく描かれている。

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    2021年02月24日
  • 悼む人 下

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    上巻は、私にはなんだか重くて暗くて…下巻はみんなそれぞれに重いものを背負ってることには変わらないのだけれど、希望を見出せる感じで楽しくよめた。

    とうとう最後まで静人という人がよく分からなかった。重松清さんの書評に、そういう読者もいるでしょう。とあったので私だけではなかったかな?と少し安心した。

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    2021年01月28日
  • まだ遠い光―家族狩り 第五部―(新潮文庫)

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    かなりの長編だけど、一気に読むことが出来た。
    サイコな描写はあまり気にならず。人間の深い部分がよく描かれている。

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    2020年11月21日
  • ムーンナイト・ダイバー

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    明記はされていませんが、3.11から4年半後の福島を描いた作品です。

    そろそろ震災から10年を経ようとしています。この間、震災をテーマにした沢山の物語を出版されましたが、これまで積極的に手を出しませんでした。そんな本は多くないと思いますが「ブームだから」とか「売れるから」なんて思いで書かれた本だとすれば辛いだけですから。
    この本はテーマを知らずに借りたのですが、10年を経て生き残った本なら今後は読んで行こうかと思います。

    サバイバーズ・ギルト(生存者の罪悪感)がメインテーマです。ただそれをシンプル・ストレートに表すのでは無く、罪悪感と違和感の中間の様な、普段は表面に出ないのだけどある瞬間に

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    2020年10月02日