巡礼者たち―家族狩り 第四部―(新潮文庫)
  • 完結

巡礼者たち―家族狩り 第四部―(新潮文庫)

605円 (税込)

3pt

孤立無援で事件を追う馬見原は、四国に向かった。捜査のために休暇を取ったのだ。彼はそこで痛ましい事実に辿りつく。夫に同行した佐和子は、巡礼を続ける者の姿に心を大きく動かされていた。一方、東京では、玲子のことを心配する游子と、逃避行を続ける駒田の間に、新たな緊張が走っていた。さまざまな鎖から身を解き放ち、自らの手に人生を取り戻そうとする人びと。緊迫の第四部。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

家族狩り(新潮文庫) のシリーズ作品

全5巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~5件目 / 5件
  • 幻世の祈り―家族狩り 第一部―(新潮文庫)
    完結
    572円 (税込)
    高校教師・巣藤浚介は、恋人と家庭をつくることに強い抵抗を感じていた。馬見原光毅刑事は、ある母子との旅の終わりに、心の疼きを抱いた。児童心理に携わる氷崎游子は、虐待される女児に胸を痛めていた。女子高生による傷害事件が運命の出会いを生み、悲劇の奥底につづく長き階段が姿を現す。山本賞受賞作の構想をもとに、歳月をかけて書き下ろされた入魂の巨編が、いま幕を開ける。
  • 遭難者の夢―家族狩り 第二部―(新潮文庫)
    完結
    572円 (税込)
    あの日の光景をふり払おうと酒に溺れていた浚介は、さらなる痛みを味わう。游子は少女をめぐり、その父親と衝突する。亜衣は心の拠り所を失い、摂食障害から抜け出せずにいる。平穏な日々は既に終わりを告げていた。そして、麻生家の事件を捜査していた馬見原は、男がふたたび野に放たれたことを知る。自らの手で家庭を破壊した油井善博が――。過去と現在が火花を散らす第二部。
  • 贈られた手―家族狩り 第三部―(新潮文庫)
    完結
    572円 (税込)
    ピエロ。浚介は、生徒たちからそう呼ばれていたのだという。ふたつの事件を経て、虚無に閉ざされていた彼の心に変化が訪れていた。ピエロ。馬見原は今そう見えるだろう。冬島母子を全身全霊で守っているにもかかわらず、妻や娘との関係は歪んだままだから。また一つ家族が失われ、哀しみの残響が世界を満たす。愛という言葉の持つさまざまな貌と、かすかに見える希望を描く、第三部。
  • 巡礼者たち―家族狩り 第四部―(新潮文庫)
    完結
    605円 (税込)
    孤立無援で事件を追う馬見原は、四国に向かった。捜査のために休暇を取ったのだ。彼はそこで痛ましい事実に辿りつく。夫に同行した佐和子は、巡礼を続ける者の姿に心を大きく動かされていた。一方、東京では、玲子のことを心配する游子と、逃避行を続ける駒田の間に、新たな緊張が走っていた。さまざまな鎖から身を解き放ち、自らの手に人生を取り戻そうとする人びと。緊迫の第四部。
  • まだ遠い光―家族狩り 第五部―(新潮文庫)
    完結
    781円 (税込)
    浚介は游子の病室を訪れた。二つの心は、次第に寄り添ってゆく。山賀と大野は、哀しみを抱えた家の扉を叩く。ふたりの耳は、ただひとつの言葉を求めている。冬島母子をめぐり争い続けてきた、馬見原と油井。彼らの互いへの憎しみは、いま臨界点を迎えている――。悲劇によって結ばれた人びとは、奔流のなかで、自らの生に目覚めてゆく。永遠に語り継がれる傑作、第五部=完結篇。

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

巡礼者たち―家族狩り 第四部―(新潮文庫) のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    そして4巻目! 前巻で苦しみの沼にどっぷりはまり込み、もがく姿を見ていたと思ったらさらにどんどんと深みにはまって行く・・・
    助けて、と、助けたいが上手く合わなくてもどかしい。
    新しい生き方、救いを見つけられたと思っても、過去に引きずり戻される。
    そしてついに事件も核心に迫って行く・・・

    0
    2012年01月13日

    Posted by ブクログ

    5部作の4作目にもなると、さすがに思い気分になってくる。
    それでも読み進めてしまうのは、どこかに救いがないかと思ってしまうからなのかもしれない。
    この第四部では四国のお遍路さんが全編に描かれる。
    みな、どこかで救いを求めている。
    他の国と違って、生きることに絶対的な宗教心を抱くことの少ない日本人にと

    0
    2013年09月22日

    Posted by ブクログ

    かなりの長編だけど、一気に読むことが出来た。
    サイコな描写はあまり気にならず。人間の深い部分がよく描かれている。

    0
    2021年02月24日

    Posted by ブクログ

    とうとうシリーズ4作目。

    ここに来て淑子じゃなく游子だと知り愕然とする。
    動物殺しと一家心中事件の全貌が段々明らかになってきたが、各々の問題は更に深刻な状態に。

    変化を遂げたのは巣藤。彼女も仕事も失ったけど、1番好転した。人の手を借りながら土を作り、人の手を借りながら自分の家を整える。
    自分の手

    0
    2019年05月26日

    Posted by ブクログ

    何故こんなに腹が立つのか、自分でもよくわからない。
    馬見原の自分勝手さが嫌でたまらない。
    結局、馬見原は自分の弱さに向きあうことができずに逃げているだけだ。
    誰を守ろうとしているのか。
    馬見原のような中途半端で覚悟も何もないような人間に、誰かを守るなんてことが出来るとは思えない。
    もしも馬見原のよう

    0
    2017年03月14日

    Posted by ブクログ

    いよいよ真相に迫ってきた感じ。オープニングを含め、各巻冒頭に必ず盛り込まれる電話シーンが意味深長だったけど、いよいよそれが形になって現れてきている。各人の物語も、それぞれなりの答えを見つけられそうな気配もあって、ここからクライマックスにかけての展開に期待大。

    0
    2017年03月11日

    Posted by ブクログ

    馬見原が妻か綾女かで頭をぐるぐると悩ませるホームでの描写がやばい。高熱でうなされているときの気分を言語化するとこんな感じになるんだろう。さあ、どんな結末を?

    0
    2017年02月05日

    Posted by ブクログ

    大野甲太郎と山賀葉子に疑いを向け、彼らの過去について調べようと、馬見原は、妻佐和子と四国へ向かう。
    休暇を取ったのも、その捜査のためだった。
    馬見原が彼らについて調べる一方、佐和子は巡礼を続ける人たちの姿と行いに心を動かされていた。
    東京では、椎村はペット殺しの犯人を突き止めるべく奔走する。また、遊

    0
    2015年12月28日

    Posted by ブクログ

    数件続けて起こった子供の親殺し事件に納得がいかない刑事が独自に動く。
    そこからまた何かの線が繋がっていく。
    見た目にはわからない家族の確執も過去も、それにはきっと理由がある。
    読みながら身近な人達の顔を思い浮かべてしまう。

    2015.2.28

    0
    2015年02月28日

    Posted by ブクログ

    面白くなってきました。。
    うーん、なんか綾女が嫌い・・・。
    研司も嫌い。
    油井も嫌なので、この三人どーにかしてくれ。。
    という感じ。。

    0
    2014年08月13日

巡礼者たち―家族狩り 第四部―(新潮文庫) の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

新潮文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

天童荒太 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す