横尾忠則のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
変な話、著者と同世代の親を持つ身として、80代の人がどんな心の動きをしているか、の参考書として、途中でもういいか、と思う気持ちを抑えて最後まで(ちょうど一年前、コロナで緊急事態宣言が発せられたあたり…2020年6月14日まで)読み切りました。もちろん、アート界のスーパースターの自我と市井の人の思い悩みの違いはありますが…思うに任せない身体の状況(著者の場合は難聴)と折り合いをつけながら毎日毎日を作っていく感じはリアルでした。その中で2019年2月16日の日記、『アトリエに行く途中、快晴の空に北斎の富嶽三十六景の「凱風快晴」の富士の背後の霊とそっくりのを見る。絵では抽象に見えるが、実は写実だったのが証明された。そのことで北斎の絵の見方が変わるかもしれない。北斎から未吸収、未消化の部分はいくらでもある。この遺産を見逃すわけにはいかない。』なんですか、このパワー!過去を生きるのではなく未来を向くこの姿勢。親の問題というより自分の高齢期の生き方にも気合入りました。
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Posted by ブクログ
2009年くらいに購入して流し読みしかしていなかった本。
この度、じっくり読んでみました。
横尾さんといえばインドがターニングポイントということが有名で、インドを知ってからの横尾さんの作品は以前とは異なり、宇宙観、宗教観が強くなりました。
この本の中に、横尾さんの心境が綴られています。
インドは、汚い、臭い、うるさい、貧富の差が激しい、などなど、インドがどのような国かを表しています。
謎が多い国であり、国民も日本人とは全く違い、宗教を軸として生活しているところも興味深いです。
2012年8月14日〜20日、私はインド旅行に行きましたが、この本に出逢っていて、インドにそこまで驚かなかったのが救いでした。
ただ、横尾さんのように、インドの美しい自然を存分に見られず、世界遺産周辺のうるさく汚い街ばかりだったのは少々残念です。
また機会があるのなら、横尾さんが体験した自然に飛び込みたいです。 -
Posted by ブクログ
禅寺で考えが強化されたのか、何も持たないミニマリズム的考え方がすき。アーティストは皆削る方向に考えがいくのか、わりと好きな思考に触れられることが多いから嬉しい。
各エッセイのタイトルが秀明。以下好きなタイトル。
第一章 あるがままに生きる
・無理に若返ろうとせずにほっとく
・人間の一番の幸せは、何もしないこと
・「諦める」「飽きる」は積極的なこと
・考えない、捨てる、何もなくなる
・偶然は人生の終わりなき法則
・未完で生まれて未完で生きて、未完で死ぬ
第二章 何も考えず、何も求めない
・絵の見方は「わからない」を「わかる」でいい
絵なんてわかる、わからないで判断するものではないのです。桃を食べて、その味を説明したいですか。林檎も絵も同じです。説明などできないでしょう。感覚は言葉を越えています。絵は感覚の産物です。だから、わかる、わからないの問題を頭か
ら消して下さい。先ず、わかろうとすることが、間違っているのです。最初から答えのないものに答えを求めることは禅の公案を頭で考えるようなものです。答えのないものに答えを求めて何が得られるのですか。
・理屈は人生からワクワクとドキドキを奪う
・遊びの究極はそれ自体が目的
・思考に左右されている間は自由ではない
第三章 病気と健康はなるようになる
・何でもすぐやる思想でストレスをなくす
この章はオカルト、スピリチュアル要素強めだった。
第四章 生と死に境目はない
・死んだ気持ちで生きていれば何も問題はない
スピリチュアル全盛。まあ、否定はできないけど実証もできないことを「ある」と断言されると疑ってかかりたくなる。本気で信じられるなら幸せなのかもしれないが。
第五章 猫という不思議な存在
第六章 芸術とは何か
第七章 人生はずっと遊び
今まで、何かそれっぽいことを言わなきゃ物事を理解できていないと思っていたけど、理解するということは「理解していない」事なのかも。「分からない」事にこそ色んな物の真髄・本質があるのかもしれないとそれっぽいことを思った、知らんけど。 -
Posted by ブクログ
コロナ後の世界というのはわたし自身にとっても明確にいろいろな意味でそれまでと変わりました。
わたし自身は50代半ばですがワクチン接種は拒否しています。
コロナウイルス自体に関しましては、日本人にとってはもともと大騒ぎをするほど大して問題ではなかったのですが、健康な人達までもがコロナワクチン注射を受けてしまうことによって、ワクチン注射を打った人たちの体内で悪いウイルス・菌が増殖をしてしまい、その悪いウイルス・菌を周り・周囲や日本中にばらまいてしまうことになるという説を信じています。
そしてコロナ以前にはわたし自身では、「何とかコツコツと学び続けてさえいけば、生きていく道はあるのではないのかな」「学び続けてさえいくことが出来たならば、道は開けるのではないのかな」とぼんやりと考えていて、毎日平均6〜8時間くらいはなにかしらの学習をし続けていたのですが、今は自分なんかがいくら何かやっていっても格差、階級とかがどんどんと開いていって固定化していき、何も希望ややる気がでないような心境です。
鎌田實
人と人との関係であれば、フィジカルディスタンシング、ソーシャルコネクティング(物理的に距離を取り、社会的につながること)が大切になってくる。どうすれば、「離れてつながる」ことが実現できるのかを考えていかなくてはなりません
まえがき
第1章 人間とは生命とは
養老孟司
福岡伸一
角幡唯介
五味太郎
第2章 歴史と国家
ユヴァル・ノア・ハラリ
情報を得て自発的に動くことのできる人間は、警察の取り締まりを受けて動く無知な人間にくらべて危機にうまく対処できます。
ジャレド・ダイアモンド
イアン・ブレマー
大澤真幸
藤原辰史
長期戦に備えよ―歴史が伝えること
中島岳志
藻谷浩介
山本太郎
伊藤隆敏
第3章 社会を問う
ブレイディみかこ
斎藤環
東畑開人
磯野真穂
荻上チキ
鎌田實
人と人との関係であれば、フィジカルディスタンシング、ソーシャルコネクティング(物理的に距離を取り、社会的につながること)が大切になってくる。どうすれば、「離れてつながる」ことが実現できるのかを考えていかなくてはなりません
第4章 暮らしと文化という希望
横尾忠則
坂本龍一
柚月麻子
あとがき