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ワールドワイドに活躍する美術家が80歳を超えてなお創作する心の軌跡を、想定外の半生を振り返り綴ったエッセイ集。講談社エッセイ賞受賞作。
【目次】
1 宿命に気づく時
2 肉体が感得するもの
3 鍵の在処
4 観察の技法
5 波乱の始まり
6 想定外の連続
7 買書の心得
8 三島由紀夫の冷静
9 地獄と天国のジェットコースター
10 インドからの呼び声
11 小説と画家宣言
12 「ディオニソス」の饗宴
13 ラウシェンバーグの軽やかな芸術
14 滝のひらめき
15 運命を手なずける
16 映画の手がかり
17 少年文学の生と死
18 言葉を離れる
19 自分の中の革命
Posted by ブクログ 2023年01月25日
横尾忠則さんの半自伝のようなエッセイ集で、考え方や死生観に物の見方までが分かる。受動的でありながら縁と運にも恵まれて躍進していく姿が痛快。絵を描くことに主題や思索、感性まで無くそうとしているという話が興味深かった。いい加減に生きてきたと説明しているが、考えることがやめられず大真面目に遊んできたように...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年01月17日
横尾忠則さんの半生、思考のエッセンスがギュッと詰まったエッセイ。横尾忠則さんが語る波乱万丈な半生はまるで何か見えない力(それこそ運命や宿命と言いたくなる程の)に導かれ、突き動かされてきたようで、この人は芸術家になるべくしてなったのだと強く思いました。また綴られる横尾さんの絵画に対する揺るぎない信念、...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年04月08日
画家の横尾忠則によるエッセイ。
まず、最初に彼があまり読書をしないということに驚いた。自身の哲学を持っているように思ったからだ。
感覚的な芸術家ゆえか、言葉を信用していないところがあり、言葉にすることですべてが嘘になってしまうとすら考えている。
とにかく、言葉に対して否定的な価値観を持っていることが...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年09月06日
横尾忠則(1936年~)氏は、著名なグラフィックデザイナー、版画家、画家、作家。ニューヨーク近代美術館(MoMA)で現存のデザイナーで初めての個展開催、パリはじめ世界各地のビエンナーレでの受賞、ベルギー国立20世紀バレエ団のミラノスカラ座公演での舞台美術担当など海外でも活躍し、毎日芸術賞、紫綬褒章、...続きを読む
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