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ビートルズに触発され、三島由紀夫に決定づけられて訪れたインド。芸術家の過敏な感性をコンパスとして宇宙と自己、自然と芸術を考える異色旅行記。カラー口絵二十三ページ付。 ※この電子書籍は1977年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
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Posted by ブクログ
三島由紀夫に「インドは、行くべき時期が来た者が行くことになる場所だ」と暗示された著者によるインド紀行。 怪しいタクシーに連れ回され、不衛生と腹痛に悩み、物乞いに追われ、海外から訪れたヒッピーだかヤッピーだかに幻滅。 なのにどんどん好きになっていくインドの 不思議が怖い一冊。 同行の倉橋君のワイ ル...続きを読むドな感性も見どころ。
80年代のインドを著者が旅をした、その紀行文学。本作が他のありきたりな紀行文学と一線を画することができた、その最大の理由は、何よりも著者こと横尾忠則自身にあることはもはや自明の理であろう。何故、そこまで魅力的な内容に仕上がっているのかといえば、時に精緻なまでにインド人、インドの風土を描写し、かと思え...続きを読むば、観念的にUFOや謎の光との遭遇をエピソードとして盛り込んでくる。いってしまえば、まとまりのなさだ。しかし、それが決してマイナスに作用するのではなく、横尾自身も感じたインドの現実離れした空間と、そこで起きた様々な現実離れしたエピソードと相まって、上手く昇華されているのが、本作の肝なのであろう。 とはいえ、そういうまとまりのなさが許される最大の理由は、著者であり、日本を代表するグラフィックデザイナーにして画家の横尾忠則という存在にあることは疑いようのないということは付言しておくべき事実であろう。
欧州へ向かう飛行機のなかで読むために 何故か選択した一冊。 横尾氏の作品はずーっと大好きだったけど、 文章作品を読むのは初めてでした。 これを読んだとき、 あぁ、いつかインドへ行こう、 と漠然とおもった。 そのときはまさか本当に行くとは思っていなかったけど…
あの、横尾忠則が30年近く前に書いたインド本。再度インドに行きたくなった。なんだか、まったく昔に書かれた気がしない。今の自分の気持ちにフィットしていた。
横尾さんによる、ちょっと変わったインド旅行記です。たまらなくインドに行ってみたくなります。名著です。
これまた長ーい時間をかけて読み終わった。インド、いいなあ。前回はガイドさんに連れられて回ったもんだから車移動中爆爆睡でほぼ記憶なし。交差する道路の真ん中に牛と犬と鶏がごちゃごちゃいたのくらいしか覚えてない。 ちゃんと考えながら、自己回帰しながら、瞑想しながら、1ヶ月くらいかけて回らないと、きっと見え...続きを読むてこないんだろうな。1ヶ月でもほんのヒトッキレしか見れないんだろうけど。はあ〜横尾さんこんなこと考えてるんだな、思っていたより数倍、人間くさいひとだった。読んでるうちに、勝手に近づいてしまいました。
インド行きたすぎて苦しくなる。初めてインドに行った時、ずっとサングラスをかけていて「インドから自分を守ろうとした」という表現はとてもよくて心に残ってる。スリナガル行きたいな。私はいつでもインドに呼ばれている確信がある。中国もそうだけど、波長の合う国というのはある。 三島由紀夫が洒落込んでパリとかに...続きを読む入り浸ってないでインドの恐ろしい人波に身を置いてたのいいな。三島由紀夫がインドについて語ってるのよんでみたいな。
2009年くらいに購入して流し読みしかしていなかった本。 この度、じっくり読んでみました。 横尾さんといえばインドがターニングポイントということが有名で、インドを知ってからの横尾さんの作品は以前とは異なり、宇宙観、宗教観が強くなりました。 この本の中に、横尾さんの心境が綴られています。 インドは、...続きを読む汚い、臭い、うるさい、貧富の差が激しい、などなど、インドがどのような国かを表しています。 謎が多い国であり、国民も日本人とは全く違い、宗教を軸として生活しているところも興味深いです。 2012年8月14日〜20日、私はインド旅行に行きましたが、この本に出逢っていて、インドにそこまで驚かなかったのが救いでした。 ただ、横尾さんのように、インドの美しい自然を存分に見られず、世界遺産周辺のうるさく汚い街ばかりだったのは少々残念です。 また機会があるのなら、横尾さんが体験した自然に飛び込みたいです。
最近インドづいているので、勢いで再読。 お友達として三島さん、篠山紀信君が出てくる。 インドは人間が風景を創造している。美しい柄のサリーをまとった女性や噴水が調和する。日本では人間が風景を壊す。えらい違いだ、と言っている。 グラフィックデザイナーとしてNYから発信していたのに、インドでひととしての本...続きを読む質を悟った、ということなでしょう。 本当に美しいところなのかもしれない。湖から日の入りをずっとみて、そのまま夜には星が降ってくる。そんなインドの自然を感じられる本(UFOもでてくるけど)。 いまのインドは横尾さんが感じたときのままだろうか。そうであってほしい。
せっかく国外で暮らしているのだし、日本語の鍛錬がてら私も何か書いてみようかしらとたまに思うのだけど、どうもどこの国でもこんな風に心震えることが無いので成立しなそう。 --- 息苦しくなったぼくは、ふと空を見上げた。路地から見える蒼い空は亀裂のように細長くどこまでも続いていた。そしてそこには白...続きを読むく輝いた真昼の月が浮いていた。ぼくの心は一直線にこの月まで走った。ぼくにとってこの時の月は現実からの避難場所でもあった。月まで届く梯子でもあれば、ぼくは本当に駆け登ったかも知れない。この月が日本で見るのと同じ月であることが、ぼくをどんなに安心させてくれたことだろう、ここはやっぱり地球だった……と。 --- そんなこと思ったこと一編たりともない。インドに行ったことがないからか?
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