平山夢明のレビュー一覧

  • ミサイルマン

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    粗筋:「俺」ことツヨシは、相棒のシゲとたまに「うっぷん晴らし」をしていた。「うっぷん晴らし」ってのは、テレクラで引っかかった女を二人で惨殺することだ。惨殺する時は、いつもバックでシゲの好きな、HIGH-LOWSの「ミサイルマン」がかかっている。しかしある時、シゲは殺った女が自分の財布を掏っていたことに気付かずに、女を埋めちまった。俺達は腐った女の屍骸を掘り出し、財布を取り戻した。だがその日から、シゲの右半身は腐った様に変色し、膿の出る肘からは、得体の知れない文字の書かれた紙も出てくるようになった。シゲが「呪いをかけられたんだ」と主張したから、俺達は再び女の屍骸を掘り出しに行ったが――『ミサイル

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    2010年02月28日
  • ふりむいてはいけない

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    2007.5.8 2刷 ¥580
    ”しゃりしゃりしゃり……。女は手首を齧っていた。胸元まで赤い血で濡れていた”“ふっふっふっ……女は赤ん坊の身を床に擦りつける”――十年以上、怪異、狂異を蒐集している著者の元に、次々と”ほんとにあった”怖い話が集まってくる。「もう止めて〜」と読者が絶叫した「Popteen」連載の怪談十九本と、本書のために書き下ろされたとっておきの十七本を収録した文庫オリジナル。あなたはラストまで読み通せますか?

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    2009年10月04日
  • ゆるしてはいけない

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    2006.7.18 1刷 ¥580
    あの人が、今日壊れた……。恋人や友人に、気を、心を、許してしまったばっかりに、身も凍る体験をしてしまった人々がいる。自分の血を冷凍して食べる彼、どこまでもつきまとってくる友達、実の子供の命を狙う父親――この世でいちばん怖いのは、人間の心の闇だった。「Popteen」連載の二十本と、本書のために書き下ろされたとっておきの十六本を収録した、超恐怖体験満載の一冊。あなたは、簡単に人を信用しすぎていませんか?

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    2009年10月04日
  • つきあってはいけない

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    2004.7.18 1刷 640
    携帯電話を媒介にした気軽な出会いや、合コンで知り合った男の子とのはじめてのデート。だが相手には恐ろしい本性が隠されていた。異常に嫉妬深い男、傷付いた女が好きな電波男、逆恨みしてくる元カノ、偏執狂的なストーカー。予想もつかなかった恐怖の日々が開幕する……。『ポップティーン』に連載され、話題を呼んだ恐怖の実録怪談が登場。これを読むとあなたもパートナーを信用できなくなる。

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    2009年10月04日
  • 東京伝説 呪われた街の怖い話

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    【目次】
    水の滴る音/次は殺す/隣組/消えたいじめっ子/確かに誰かがいる/死のピアス/サークル募集中/世紀末ラブホテル/象がやってくる/針を刺す男/罠/呻く老婆/コクのある苺/お気に入りの顔/森の恵み/肉粥/呪われた手紙/猫ピザ/まだ気づかないの/一円硬貨に刻まれた数字/いつもと違っている部屋/自動販売機便所/濡れた千円札/転移/治らないニキビ/エレベーターの先客/張り込み取材/観覧車は止まらない/怪しい店長たち/位牌のプレゼント/人間の缶詰/愛犬家の謎/超金属アレルギー/やめられないんです/よく当たる占い師/報われなかった親切/脳内ドラッグ/不幸のチケット/カウンセラー依存症/ガングロ願望/

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    2009年10月04日
  • 怖い人1

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    【目次】
    怖い人いますよね
     恋心/監禁マスク/怖い人/わたしのあかちゃん/思い出? 思い出なの?/酒癖/バス停/ご挨拶/おばさん/贈り物/ポスト/油泥/夜道/募金/アガペー/デスり/シャドー/便所の落書き/粗品/ジャム/だくしょん/四つめ/追っかけ/まよねず/弁当繚乱/B地区/冬虫夏草/絆/東京のおかあさん/FM/勧誘/復讐パパ/田代,今日は/レディースデー/山賊/ツレコン/溺れ溺られ/思いつき/待っている

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    2009年10月04日
  • ゆるしてはいけない

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    【目次】
     みなさんゆるしてますか?
     決意/冷蔵庫/キレないカレ/おすそわけ/ずれてる/ごめんねタクシー/クレーム/ビルダー/手錠/ひきこもり/登山/山賊らぶほ/血文字/カネコ/部室/デパート/おつかい/モロッコ/家族ハイク/クラッシュ/とびのり/押し入れ/夜道/好条件/ゲー男/お泊まり/リバウンダー/赤白シャツ/おこめ/過激なBabee/エコー/別れの時/三輪車/ナンシー・ブルース/ともだち中毒/AYU

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    2009年10月04日
  • つきあってはいけない

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    【目次】
     当主口上
     リモコンデート/命の次に……/行きだおれ/伝票/狂気的な彼女/ひき逃げ/オーディション/カラオケホイホイ/最終デート/もし俺が死んだら……/遺伝子愛/いきなり心中/海賊ゲーム/夢の廊下/バイト/キムタク/管理人/おにいちゃん/俺様大洪水/子持ちの男/元カノ/かなしみ袋/影/不注意な人/狂愛/霊能志願/つきまとわれて……/夜のバス/脳内恋人/チャクラ屋さん/シェアの女/糸/食事会

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    2009年10月04日
  • ふりむいてはいけない

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    【目次】
     まえがき
     映画館/ドライブ/人形/おすそわけ/Wデート/ラブホ/ 自主トレ/洗面台/バス/けだもの/夜警/トンネル/階段の子/携帯/あかずの部屋/ひっかくもの/きな粉の女/居残り/雑巾のように……/コーヒーカップ/峠の出来事/こおろぎ/キャップの子/傷/ドビンちゃん/ほくろ/赤黒いぐちゃぐちゃしたもの/ノン/試着室/百物語/割れる舌/秘密/ブログ/予感/埋葬/あのぅ

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    2009年10月04日
  • 怖い本1

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    50の怖い話しを盛り込んだ一冊。
    サクッと読める。
    島田秀平のお怪談巡りの様な怖い話し。
    初心者怪談好きには、良いかもです。
    マニアには物足りないかもです。

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    2025年12月15日
  • ミサイルマン

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    『Necksucker Blues』
    極上の血を求める美しい吸血鬼の女と快楽に溺れた醜い男の話。
    オーガズムに身を震わせ吸血を行う男女の様が異質。
    男の執念が凄まじい。

    『ミサイルマン』
    ユーモアに富んだ会話と嫌な比喩が効いている。

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    2025年11月11日
  • 他人事

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    心が健康な時にしか読めない(称賛してる)
    手元に置いておくのも嫌なくらい(称賛してる)
    日常生活では到底思いつかないほど、どんな想像力や思考があればこんなことが書けるのかと思うくらいのサイコ

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    2025年09月29日
  • 他人事

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    人の暗部を描くのが上手い作家さんだと思う。奈落の底というか、そっち側を見たことがないと書けないんじゃないか。そういう表現が多い。お気に入りのエピソードは、他人事、たったひとくちで…、定年忌、しょっぱいBBQ、クレイジーハニー。

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    2025年08月16日
  • 怖い本1

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    あまり1人ではこういう本を読みたくない。けれど、単話で話数も50と少ないため、さっくり読めてしまった。

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    2025年10月11日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーのジャンルを5W1Hの6つに大まかに分け、それぞれのテーマに沿った短編が8つ収録された本。中学生向けらしく読みやすく、各話ごとに解説まで付いている親切心。こんなの読んだらホラー好きになっちゃうよ。
    特に良かったのは怪異を通して自ら立ち向かうことを覚える平山夢明氏の「さよならブンブン」そして、アンソロジーといえど面白さは変わらない雨穴氏の「告発者」ラストは梨氏の「民法第961条」で締めくくってくれる。

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    2025年07月11日
  • 隣人悪夢 怖い人②

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    2.3ページ読むだけで、こんなに濃縮された怖さをいくつも感じることができる。たまらん。

    中でも「ホタル族」「微調整」「ごちそいさま」が印象強かった!

    見えない怪異にも怯えるけど、やはり人間が一番怖い。特に言葉が通じないやつら。

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    2025年06月20日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    タイトル通り、こう名付けたジャンルと分類のホラーはこんな感じですよ、と例を出している本。

    いくつかの作者の異なる短編から成り立っており、長編小説が好きなせいか短兵急な感じがして、イマイチ怖さは感じなかった。

    今後の分類に役立つことを願って星3とします。

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    2025年06月17日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    ネタバレ

    角川ホラー文庫ベストセレクションの第二弾。今回も8名の作家の8作品だった。特に印象に残ったのは以下の3作品。
    「骨」小松左京
    なにかに突き動かされるように庭を掘り続ける主人公の姿が最後に悲しみを誘った。何かを思い出しかけているという描写がよかった。
    「或るはぐれ者の死」平山夢明
    こんなにも悲しい話だとは思わなかった。自分だけでも死者を埋葬しようとしたその清らかな心は悪意に踏み躙られる。
    「人獣細工」小林泰三
    この作品が最も衝撃だった。自分と父の秘密を探らずにはいられない、そのはやる気持ちが痛いほど伝わってくる。凄まじいラストだった。

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    2025年05月23日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    心霊系が好みかなと漠然と思っていたものがこの本では細分化されていて、ホラージャンルの多種多様さに驚きました。
    恐怖の対象によって5W1Hで分類するのはわかりやすいし、面白かったです。
    短編が書かれた8ジャンルの恐怖の種類や、そのジャンルに付属する要素の解説は確かにそこが好きなポイントかもしれないなと納得しながら読む事ができ、短編自体の解説もあり答え合わせをすることもできました。
    ホラーについて深掘りしつつ漠然と思っていた好み以外の好みも知る事ができました。

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    2025年04月10日
  • ジャンル特化型 ホラーの扉 八つの恐怖の物語

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    ホラーの本に興味があり読みました。
    色々なジャンルがあることが分かりました。

    やっぱり人が1番怖いです。

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    2025年03月12日