平山夢明のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
平山夢明のグロ多めホラー短編集
以下、公式のあらすじ
------------------
タクシー運転手である主人に長年仕えた一冊の道路地図帖。彼が語る、主人とその息子のおぞましい所行を端正な文体で綴り、日本推理作家協会賞を受賞した表題作。学校でいじめられ、家庭では義父の暴力に晒される少女が、絶望の果てに連続殺人鬼に救いを求める「無垢の祈り」。限りなく残酷でいて、静謐な美しさを湛える、ホラー小説史に燦然と輝く奇跡の作品集。
------------------
読むんじゃなかった……
私は以外とグロ耐性が低かったようだ
とりあえず、収録は6遍
・ニコチンと少年-乞食と老婆
・Ωの聖餐
・無垢の祈り
・オペラントの肖像
・エッグマン
・すさまじき熱帯
・独白するユニバーサル横メルカトル
・怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男
・ニコチンと少年-乞食と老婆
街の有力者の息子で、学校で虐められているたろう
そんなたろうが〇〇◯が二個ある乞食に出会う
何だろう?権力構造のヒエラルキーに関する話なのだろうか?
ま、権力というか力関係?
虐められておるたろうにも優しいパン屋のおじさんは乞食には厳しい
シンパシーを感じて最初は優しくするたろうもやがて乞食を虐げるようになる
うーん、よくわからん
・Ω(オメガ)の聖餐
象のような姿で、ヤクザの死体処理の仕事として死体を食べるオメガ
その世話をすることになった主人公と、見た目に反して知的レベルの高いオメガの会話とその結末
汚くてグロい
でも、オメガとの会話には高尚な雰囲気が漂うというギャップ
オチまでの過程も不思議な設定の中での納得感がある
大食というスキルが受け継がれるものなのか……?
・無垢の祈り
虐待を受ける少女と、連続殺人犯のお話
子供の虐待シーンというのはフィクションであっても心苦しい
最終的には救いがあったけど、果たしてそれも本当の意味で救いなのだろうか?
・オペラントの肖像
芸術が禁忌となった世界のお話
規制されているものは違えど、「華氏451度」のようなディストピア文学と同じ構造ですねぇ
ものを考えない人達の世界の方が幸せを実現できるというのもある意味で真理なんでしょうけど
人類の発展は飽くなき欲望の追求の末の進歩ですからねぇ
やはり、SFの題材としては面白い
そしてラストの展開
まぁ、色々な前フリがあったので何となく予想はできるけど
どこまで仕組まれたものだったんでしょうねぇ?
・卵男 エッグマン
死刑囚に自白させるために、牢屋の隣にアンドロイドを収容して心理状態を操作しようとする試みがされている社会のお話
これもまたSFとして面白そうな設定
だからこそオチが「そうなりますよねー」という感じ
・すさまじき熱帯
音沙汰のなかったダメ親父から連絡があり、熱帯地域に怪しげな仕事に連れて行かれる話
いやぁーグロいですねぇ
途中で明かされる事情も、「そんな理由で?」という肩透かし感というか、むしろそんな事情も関係ないと思えるくらいの後の展開
・独白するユニバーサル横メルカトル
地図の視点で語られる連続殺人犯の親子の物語
本の表題作となっているだけあって構造が面白い
紙の地図としては、カーナビは地図ではないのですねw
だとしたら、スマホの地図アプリも同様な現代だと尚更成立しない物語になってるなぁ
・怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男
被虐趣味のある女性と拷問専門の男
マジ無理
気持ち悪い……
切断のシーンは、自分も体の一部を失ってしまったらと想像してしまって恐ろしい気持ちになる
最後の最後でここまでグロい話がくるとはねぇ
総じて、自分がグロいものはあまり得意ではないということを再認識できた
ホラーでも非科学的な霊や呪いを扱ったものだったら冷静に一歩引いて読めるんだけどなぁ
スプラッタは現実と地続きに感じられてしまうなぁ
有名作なので読んでみたけど、読まないほうが良かった……
それにしても、京極夏彦の作中で描写される平山夢明とイメージが合ってるのは、流石は京極さんといったところでしょうか -
Posted by ブクログ
気鋭の若手からベテランまでが一堂に会した「最恐」の物件怪談アンソロジー。
家や土地をテーマにしたホラーアンソロジーです。
作家陣が豪華で、個人的には外れなしでした。どれを読んでもじっとりと湿度のある話が楽しめます。
珍しい方だと、事故物件検索サイト「大島てる」の管理人・大島てるさんのお話なんかも掲載されています。サイト自体は見たことがありますが、文章も書いているとは初めて知りました。
実際に届いたメールや、自身が本を出すための取材で回った際に見聞きしたものについて書いているお話や、伝染する呪いを扱ったような作品も多く、虚構と現実が曖昧になる感覚がしてそれもまた良かったです。現実に侵食してくるような話は不安になる感じが好き。
個人的に気に入った2作は、その土地に憑く”ナニカ”の不気味さが存分に楽しめる平山夢明さん『ろろるいの家』と、恐ろしくも耽美な化物の話、郷内心瞳さん『トガハラミ』。
でも、それ以外のどの話もそれぞれ味わいが違っていてどれも面白いですよ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレグロい系の話は良かったが意味不明な話は意味不明でなかなか読むのに時間かかった。
無垢の祈りが1番良かった!
・C10H14N2(ニコチン)と少年一乞食と老婆
★★★
よく分からない話だった。
その町に住んでる人たちは何故かすごく残虐な一面がある。
読んでた時はそのホームレスのおじいさんに対してだけかと思ったけど、人間は誰しも優しい面と残虐な面を兼ね揃えているって事なのかも。
・Ωの晩餐 ★★★★
平山さんっぽいグロ描写が良き!
始めはオメガが人間なのか、化け物なのか不明だったが読むにつれてその存在を普通に受け入れられていく。むしろ色んな人の脳を食ったから頭良いので知的な存在として受け入れてた。
・無垢の祈り ★★★★
いじめられっ子の主人公ふみ。かと思ったらしっかりやり返して好感度アップ。
かと思ったら家庭環境が最悪。母は宗教にハマり、義父はDV糞野郎。
義父に殺されレイプされかけるが、連続殺人鬼に助けられる。
もしかしたら殺人鬼が殺した人達は糞野郎達を殺してたのかも?!
・オペラントの肖像 ★★★
ちょっと奇抜な設定で、設定を理解するのに少々時間がかかった。
世界平和と秩序を守るため洗脳?されコントロールされた世界。
芸術がコントロールを解き美術品を所有する事は大きな罪になるという話。
罰せられた人達の状況が過酷で1番印象に残った。
・卵男 ★★
世界観を理解するのに時間かかった。
・すまじき熱帯 ★★
なにがなんだか分からないクレイジーな話だった。
・独白するユニバーサル横メルカトル ★★
期待し過ぎたかも。
地図が主人公の話。地図の1人語りで話が進むが読みにくかったー
・怪物のような顔の女と溶けた時計のような頭の男
★★★★
タイトルからして好みのグロい話。
拷問の話やって読んでて足の指が痛くなった〜
砕いたり切断された足の指を焼いて、さらにそこに釘打ってその釘をバーナーで焼いて、、
良かった!笑
-
Posted by ブクログ
物件、つまり家や土地にまつわる怪談集。
表紙に並んだ著者名を見てほしい。
どれもこれも怪談の名手じゃないか!
一作品既読があるだけで、他は全て初めて。
なんだよー全然怖くない、なんて思っていたが、やっぱり夕暮れ時から夜にかけて思い出したり読んだりするとぞわぞわする。
「牢家」は、座敷牢というキーワードに引っかかってしまうと、最後にひっくり返される。
そして、ホラーにはお決まりの(作中でも言及されているが)地元の老人が「はいっちゃいかん!止めろ!」という。
もう絶望しか無いフラグが立つ。
そしておそらくその通りになる。
が、みなまで言わず余韻を残すところは作者の技量。
大島てるの「旧居の記憶」は、ほんとうに大島てるにこんな手紙が届いたんじゃないか、と思わせる。
だが、職業作家と比べると、ちょっと怖さは弱め。
「ろろるいの家」はさすが平山夢明。
意味不明の言葉が不気味さを増長する。
そして意味を知った時、背筋が凍る。
これは今が冬だから、じゃないよな。 -
購入済み
ショートショート怪談
ショートショート怪談である。ショートショートだからまずはオチの部分の切れ味が生命線なのだが、まずまずのレベルの作品が多い。怪談につきもののグロテスクな場面が比較的少なめなのがいいかな。読み手の好みもあるだろうが、もう少し精選してもいいかなと感じた。
-
Posted by ブクログ
全力の悪ふざけが詰め込まれた短編集!
下の下の下ネタ(とにかく汚い)が多いので、そういうの本当に苦手!という人にはオススメできないw
いやそもそも、そういう人は手に取らないかw
主人公や登場人物はことごとく悲惨な目に遭っていくのだが、下品、不謹慎、糞みたいなジョークのオンパレード(褒め言葉です)のお陰で、陰鬱さがあまり感じられないのが面白い。
とにかく軽妙というのか…ものすごくあっさりと、大変な事態が進行していく感じ。そしてその全てを全力で馬鹿馬鹿しくお下品おふざけしていく感じ。
短編集なのがまた合っているのかな。
内容的には不条理…ミステリ?なのか?
有名な「世にも奇妙な」アレをとことん下品にしたような印象。読み終わったあと、「何だったんだよコレは…」という気持ちになれる。
そういうのが好きな方にはぜひ!読みやすいです。
食前食後はやめた方がいいですがw -
ネタバレ 無料版購入済み
平山さんのシュミ全開ですね
イカサマブラックジャック等、話は続きますが、正直そんなに面白くはないような……スフレ好きなスキン、どうなるのか、気になりますね。
カナコさん、確かにかなり人間的なんですが、残念ながら学習能力、あまりないですよね。
グロいホラーものっぽい作品で、まぁ自分では買って読んだりはしない作品ですね。 -
無料版購入済み
デルモンテ平山さんが原作です
TVで「ペキンパークの男」は見ましたね。その後、小説なども書かれていたとは知りませんでした。
平山夢明名義の原作小説を青年漫画誌で連載しているようですが、ヤンジャン、読んでいないんでこの作品は知りませんでしたね。
まぁ導入部とかは正直ありがちで、作画担当者の画力は高いんでしょうが、作風、読者を選ぶでしょうね。
とりあえず期間限定無償提供されている1〜3巻までは読んでみますよ。
ちょっとB級映画のにおいはしますね。 -
Posted by ブクログ
一応、「家」にまつわる怪談、ということになるのかな。(読んでいる最中それが強く意識されるという感じでもないのだけど。)
全体的にはきちんとそれぞれ「作品」になっているので、素人っぽいノリで集めた聞き書き怪談、みたいな雰囲気ではなく、しっかり読み応えがあるものが多かった。
ただ、なんというか、「物件」と冠されたタイトルと内容とはちょっとズレがあるように思う。「怖い家」くらいの方が適当なんじゃないだろうか。あんまり、不動産としての物件にまつわる怪という方向性ではないので、いわゆる事故物件怪談みたいなのを期待していると「およ?」となるかも。
個人的に印象に残ったのは、福澤徹三『旧居の記憶』、黒木あるじ『牢家』、平山夢明『るるろいの家』あたりだろうか。
『旧居の記憶』は、大きな山場のある話というよりも、文章とその時代背景から浮かび上がる全体の雰囲気に独特のグロテスクさとノスタルジックな空気感があって、妙につらつらと惹き込まれるように読み進めてしまう。
『牢家』は、黒木さんらしいといえばそれまでなのだけど、地方に伝わる民間伝承や土俗的な風習を現実とからめてエンターテイメントに仕上げた感じ。
『ろろるいの家』は、純粋に怖い話。どこかで聞いたことのあるような設定が色んな角度から登場して、最初は「あれ?この設定、どこかで…」と思って怖いというよりは「きたきた!」と楽しみながら読んでいる感じなのだけど、トータルでいうと楽しいというよりジワジワと怖くなっていく。
秋の夜長に楽しませてもらった。 -
Posted by ブクログ
第三話の「自殺名所の管理人」の話が怖いとどこかで聞いて、読みたくなり購入。
有名な断崖絶壁の自殺の名所で、自殺者が入ってきたら止めるという泊まり込みの高額アルバイト。10日で20万だけど、途中で辞めたら一銭も入らないという条件なのは、どうも今までのアルバイトが続かなかったゆえの苦肉の策らしい。
……と舞台装置だけで十分怖いけれど、日に日にエスカレートしていく怪異が恐ろしすぎた。
ほかの実話怪談本はゾッとするのは一冊に2、3話ほどなのに、著者のはどれも怖いのだ。たぶん描写が細かいからだと思う。全てが実話だとは思わないが、それでも読んでると背中を壁につけたくなると言うか(笑)、背後が怖くなるので、それは著者の筆力だと思う。
「覗かれている」「おじぎ人」「後ろの少年」「二階のないマンション」「小包」「五右衛門屋敷」「プライベートテレカ」「唄うゴミ袋」が個人的に怖かった。
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。