平山夢明のレビュー一覧

  • 他人事

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    表題作を含む14編の短編集。
    そのどれもに何とも言い難い恐ろしさが潜んでいる。あり得ないのだけど、すぐ側にあるような…。
    お薦めは「たったひとくちで……」と「れざれはおそろしい」です。

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    2024年01月22日
  • 【電子特別版】あむんぜん

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    強引な設定にリアルな世情を組み合わせると「なんかどうにでもなるかもな!」と就活でクヨクヨ悩んでいるオレの悩みも吹っ飛びました
    読んで良かったですわ〜

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    2023年12月20日
  • 独白するユニバーサル横メルカトル

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    どれもが全てが、独特で個性的でユニークな作品でした。平山さん特有のきつい表現もそれが故に話に溶け込んでました。
    私は、オペラントの肖像が一番でした。

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    2023年10月03日
  • 超怖い物件

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    家にまつわる、呪い・人の怖さが盛りだくさん。
    どれも怖い話だけれど、群を抜いて、ゾワゾワしたのは澤村伊智の『笛を吹く家』・芦花公園の『終の棲家』。
    自分自身の「先入観」も怖いと感じた。

    人の家の怖さは、医療職で訪問をしていた時によく味わったので、その時の怖い経験も思い出して、余計怖かった。
    開かずの部屋のある家、どこからか監視されているような家、どうしても気分が悪くなる家、、、いろいろあったなぁ。

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    2023年08月17日
  • 恐怖の構造

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    恐怖とは何なのかを平山夢明さんなりに分析された一冊。平山作品のルーツや仕掛けを見ているようで、ファンブックとも言えます。恐怖の根源は不安。そこにいろんな要素が加わるようです。

    文化:特に宗教感。キリスト教ならでは日本ならでは。
    年齢:若者は老人よりも将来が未知つまり不安要素。なので若者は老人よりもホラーを好む傾向かある。なるほど。
    集団:孤独だと生じないことが集団だと起こる。
    人の形をしている:不気味な人形やロボット
    緊張と緩和:恐怖は緊張を生む。弛みがあることで何度も緊張する。

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    2023年08月06日
  • 超怖い物件

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    11人の作家さんによる短編集

    心霊系から人怖まで様々な怖い話が盛り沢山の超お得な本

    糸柳さんのは簡単な日記で怪談社で活動する日常が面白かった

    澤村さんのは捻りが効いていて最後辛くなる話

    芦花さんのはやっぱり狂気を感じる話

    私が1番絶対嫌な家は平山さんの話の家です

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    2023年08月01日
  • 超怖い物件

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    家にまつわるホラー短編集。
    様々なホラー作家の作品が読めるのもいい。
    物件も町おこしのための古い家や事故物件、マンションなど様々。
    一つ一つが短いためサラリと読めるが、短い中に怖さは凝縮されていてとても良かった。

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    2023年07月30日
  • 独白するユニバーサル横メルカトル

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    グロテスク&汚物&残酷描写のオンパレードな短編集(この作者だから平常運転ちゃあ平常運転)胸糞系やバッドエンドな話も多いのだけれど、どことなく耽美というか、爽やかな読後感なんですよね、これも作者の文書力のなせる技ってことかな?

    いじめ&虐待を受ける少女が連続殺人鬼に救いを求める「無垢の祈り」
    グロいけど空耳アワー的なネタのせいで半分ギャグに突っ込んでる「すまじき熱帯」
    苛烈な拷問描写が続いてめちゃエグいのに同時に美しさも感じてしまう「怪物のような顔の女と時計のような頭の男」が特に面白かった。

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    2023年07月18日
  • 「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ

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    違和感になっとく。
    一見正しいことをいっている(字面にすると正しい)がやっぱり人としてこいつなあーみたいな人が最近多い気がする。とても愉快な対談でした。

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    2023年06月25日
  • ミサイルマン

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    ネタバレ

    グログロだけど、どこか幻想怪奇小説のような味わいがある7話の短編集。屈折した愛だったり、タダでは死なない執念だったり、どの話にも強い怨念が溢れている。

    ■テロルの創世:クローンの悲哀と純愛を描いたSF
    ■Necksucker Blues:旨い血を求める女とデブ男と純愛
    ■けだもの:400年越しの父の意思と約束。
    ■枷:猟奇的コレクションの怪。
    ■それでもおまえは俺のハニー:純愛ロックンロール。ただし相手はババア。
    ■或る彼岸の接近:墓場の隣への引越、カルト宗教にハマる妻、不気味な人形、雰囲気タップリのホラー。
    ■ミサイルマン:ハイロウズの名曲がBGMになっている。デブ女に呪われた男はミサイルになった。

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    2023年06月12日
  • 恐怖の構造

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    ネタバレ

    ホラーや怪談が好きすぎる作家・平山夢明が、フランケンシュタイン、エクソシスト、ゴッドファーザーなどを例に挙げながら恐怖を考察。“恐怖よりも、不安のほうがむしろ恐ろしい”や“自分以外の人間、集団を意識した瞬間から不安は生まれる”という考えになんとなく同意。正直、私は同じ種でありながら理解しがたい「人間」のほうが恐ろしい。エクソシストの映画より監督の所業に怖さを覚えた。恐怖は奥が深い。

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    2023年06月02日
  • 恐怖の構造

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    ネタバレ

    2つの理由から読む事になった『恐怖の構造』(平山夢明)。
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    ❶『世界一ゆかいな脳科学講義』(アンジェリーク・ファン・オムベルヘン)。

    恐怖症の話になった時に、「これってどんなものがあるのか」と気になりました。

    ❷『ホラーの哲学』(ノエル・キャロル)。「ホラーに関して外国人と日本人の視点に共通点又は相違点があるとすればどんな事なのか?」が気になった。

    「欧米文化由来の映画&小説に馴染みがなく理解しにくいと感じてしまった」という事が大きかったですね。

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    ❶について本書においては、クラウンフォビア(ピエロ恐怖症)、高所恐怖症、閉所恐怖症、先端恐怖症、飛行機恐怖症などが紹介されていました。

    その他も気になりネット検索という禁断の手を使ってしまった結果、

    何と70種もある事が判明(一部をあげると……暗所、細菌、集合体、血液、注射、対人、醜形、女性、男性、新型コロナウイルス、動物、雷、階段、薬物
    、鏡、水、化学製品、色、発言、意見、嘔吐、学校、カエル、癌、孤独、失敗、新奇、赤面、ハチ、爬虫類、雪、笑われ、失笑、クモ、病院、電話、体重増加、悪魔、宇宙、幽霊、死、ガラス、アリ、キノコ、洗浄、風船、美人、夢、野生生物、低所、結婚、口臭、13、4、etc…)

    まぁ、こんだけ読むと本人が何かしらのトラウマを抱えれば恐怖症という名の付く症例になるんだろうなという気はしてきた。

    続いて❷に関する事も本書の中に書かれており、スッキリしました。

    内容としては「根っことなる文化が違えば感じる恐怖の質も変化してくる」というもので、それを最も大きく左右するものが宗教観であり、

    『エクソシスト』(ウィリアム・フリードキン)が例として出された時には、「仏教や神道がベースにある日本人とキリスト教を規範にして生きる欧米の人々が感じる恐怖は全く別物かもしれないと。

    YouTubeで海外の方が日本のアニメを見て、私たち日本人と同じように怖がったとしても…

    その内容が異なるかもしれないとすれば、なかなか興味深いお話です。

    『鬼滅の刃』(吾峠呼世晴)も感じ方が違うのかな。

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    今回では自身の疑問の解明だけでなく、「これはッッ」と思う情報もゲットできて楽しめました。

    それが以下8点。

    ❶ホラーでストレス発散

    人は「得体の知れない怪異/モンスターの正体を知りたい」という好奇心でホラーを見るだけだなく、ホラーで劇的な体験をしてストレス発散をする。

    ❷不気味の谷

    日本のロボット工学者が提唱した「ロボットの造形や動作を人間に似せる際、ある一定の領域になると強烈な嫌悪感をおぼえる」という理論。

    ❸恐怖と笑いは薄紙一枚の差

    【人間には過剰な恐怖にさらされると、目の前の現実を受け止めきれず、笑いで処理しようとする性質がある。

    バナナの皮で滑って転ぶという笑いは、転倒した人の頭から血を流し始めた瞬間から恐怖に変わる】

    すんごくわかりやすい。ストレス発散方法である笑いが一変すると恐怖になる可能性があるとは。

    ❹中国のホラー作品事情

    「昔はいっぱいあったけれど、現在の中国では中国共産党が幽霊を認めておらず、その関連の映画は上映どころか制作さえ許されていない」とのこと。

    厳しい…。

    ❺(厄介レベル)恐怖<不安

    「恐怖は対象とそれに対する対策方法が明確だけど、不安は何をどう克服すればよいのかがわからない」という話は興味深かった。

    過去に【不安が原因で起こった事件】としては

    ・関東大震災時の朝鮮人虐殺
    ・オイルショック時のトイレットペーパー爆買い
    ・冷戦時のアカ狩りと呼ばれる密告と迫害の横行
    ・1967年デトロイト黒人差別をめぐる暴動

    などが紹介されてました。

    ❻若者がホラーを好む理由

    「「未知」や「無知」に対して備えておきたいし知っておきたい。でも注意書きやお説教では面白くないので、ホラーで知ろうとする」とのこと。

    手段がホラーっていうところがビックリした。

    ❼ホラー映画が流行る時

    ホラー映画が突出して流行る場合は、その背景に社会不安がある傾向が強いとのこと。

    深い。

    ❽ホラー作家の「恐怖と緩和」意識的コントロール。

    人間はずっと緊張していると神経が疲れてかえって集中できなくなるので、途中に緩和を入れる事によって無意識のうちに来るべき次の恐怖へ備えてもらうんだそうです。

    いろんな工夫があるのね。

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    …という具合に学ぶ事はいっぱいありました。

    ただ、【お稲荷さんの祟り】や【市松人形怪異】、【ドラッグ依存の人へのチョッカイ】などの話では

    「なかなかすごい事やってんなこの人」と思っちゃった。

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    2023年04月30日
  • てのひら怪談 見てはいけない

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    年を取ると子供が死ぬ話は辛い

    表紙や挿画は可愛らしい絵で、だからこそ作品内で子供が犠牲になっていく結末が胸につまされる。
    と言っても、怪談を読んで辛い気持ちになるのは正当なので文句じゃなく評価している。
    怪談やホラー小説で有名である作家陣も、いつもとは違った筆致で児童向け怪談に挑み概ね成功しているように感じた。

    『横断歩道にはワニが棲んでいる』が、怪談以上に幻想小説のようで特に気に入った。

    #切ない #怖い #ドロドロ

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    2023年05月03日
  • 「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ

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    中間線があるとしたら、そこを跨ぐように激しく波打って動く放物線なんだけど、そこから大きく飛んでいかない。過激なようで、どこかまとも。この人たちがぶっ飛んでるのはフリなのか、いやフリではないけど、狂ってはいない。楽しく読めました!

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    2023年04月13日
  • 「狂い」の調教 違和感を捨てない勇気が正気を保つ

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    精神科医である春日武彦さんと、独特の小説を書く平山夢明さんの対談。狂気について考えている。人間という生物は、非合理的な行動をとるもので、その行動をとる時の心理は、どんな状態なのかを知ることができる本。
    精神科医の経験談を聞けるのは、とても興味深い。

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    2023年04月02日
  • DINER ダイナー 3

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    ボンベロに、名前で呼ばれているかなこに嫉妬する炎眉の乙女心がかわいい。
    髪飾のヒントでボンベロを助けようとする、そんな所も良い。
    花言葉をちゃんと知っているボンベロ流石。知識が豊富。全て分かっていて炎眉を助けるボンベロにキュンときた。

    #ダーク #怖い #ドキドキハラハラ

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    2023年03月29日
  • DINER ダイナー 2

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    スキンのスフレまでは、そんなに嫌いではなかったかなこ。でもこれで嫌いになった。何故ボンベロがわざわざ異物入りスフレをスキンに食べさせるか。何か理由があるって分かるでしょうに。

    #ダーク #ドキドキハラハラ

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    2023年03月28日
  • DINER ダイナー 1

    無料版購入済み

    あっしには関わりのねぇこって と知らん振り出来ないオオバカな子。でもそれがかなこの良い所でもある。
    ダイナーのルールを破る奴は、絶対に許さないボンベロが、殺し屋よりもずっと怖い。でも、なんとかしてくれそうな頼もしさも感じる。

    #怖い #ドキドキハラハラ

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    2023年03月28日
  • 他人事

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    人の黒い部分が見えた気がする短編集。
    タイトルにもなっている他人事、面白かった。
    グロい所もあるが、それがまたいい。

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    2023年03月23日
  • 恐怖 角川ホラー文庫ベストセレクション

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    小林泰三『人獣細工』、怪奇趣味的でもありSF的でもあり。
    すごいなこれ。惜しい人を亡くしたって改めて思った……

    他の作品もどれも良かったけど恒川光太郎『ニョラ穴』が特に好き。
    程よく謎が謎のまま残ってて余韻のゾワゾワ感ヤバい。やっぱホラーはこういう読後感が残ってこそですよね!

    ジワジワ怖い、ゾッとする不気味な印象の話が多め。
    同シリーズの『再生』とは毛色の違ったアンソロジーに仕上げてきたなーって感じ。

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    2023年03月20日