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凄絶な死の瞬間、破裂する電球、捻曲がる銀食器……。〈顕現〉と名付けたそれを蒐集するため、男は女たちを惨殺し続ける。愛娘を手に掛けたときに現れた究極の顕現とは?(「枷」) オンナをさらっては殺して埋めていた俺とシゲ。ある日、証拠回収のため掘り出した死体には、とんでもない罠が仕掛けられていた。(表題作) 魂を鷲掴みにされる、史上最凶の7編を収録。
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Posted by ブクログ
“鬼畜系”作家・平山氏の初体験本。まさに鬼畜。矢鱈とディティールにこだわる人体破壊は、その風景だけでなく、音や匂いまで詳細に伝えてくる(伝わってくる)。まさに鬼畜。 でもなんだろ、これだけ人でなしのキチガイ話なのに、読み進めていくにつれ、妙に気分が研ぎ澄まされていく。不思議なくらい心地好い読後感。こ...続きを読むの感覚は初めて。そしてクセになる。 その鬼畜っぷりがいかんなく発揮される「枷(コード)」や表題作「ミサイルマン」もいいが、オープニングを飾る「テロルの創世」は短編SFとしても秀逸。グロ描写苦手な方でも読めるので、まずはここから鬼畜系を始めてみませんか。
彼はミサイルマンになれて良かった。主人公がその思いを汲んで旅に出るみたいな謎ラストが意味不明すぎて記憶に残ってる。
平山夢明は、"生理的にイヤな話を書かせたら日本で三指に入る小説家"なんだそうです(解説より)。もう本当に気持ち悪い。小説の悪いところは、描写を わりとリアルに想像してしまうことですね。この作品の強烈な描写を、私の脳は律儀に映像変換してくれて、参りました。まぁ、そうと判っていて読ん...続きを読むだんだから、ある意味 充分楽しんだ ということでしょう。
こちらも短編集です。っていうか平山さんの長編作品って『ダイナー』しかないのかなあ。相変わらず好き嫌いがはっきり分かれる作風ですが、もちろん自分は大好きです。そもそも小説って、安易に可視化できずに想像力を掻き立てる類のものほど輝いていると思いませんか? 近未来を舞台にした異色のハードSF「テロルの創世...続きを読む」に始まり、女吸血鬼への愛が哀しい「Necksucker Blues」、こちらも血の物語「けだもの」、コレクター心理を殺人鬼に重ねた「枷」、これこそが本当の純愛と言っていいのか、電話の中で愛を叫ぶ「それでもおまえは俺のハニー」、ありがちなホラーだけどラストが悲しい「或る彼岸の接近」、ハイロウズの名曲をバックにした表題作「ミサイルマン」と、どれも面白く読めました。一番良かったのは表題作かな。ドライブ感が心地よく、穴を掘りにいったシーンなんかは最高に笑えました。
"短編集。 生きる意味を改めて考える。 少なくとも私の日常とはかけ離れている世界で起こるメロドラマの数々。"
バイオレンス、グロテスク! 鬼畜系と言われるこの作家。でも、無性に読みたくなる。 強烈な刺激が欲しい方、オススメです!
平山夢明だなぁ~って言うエグさ全開。 タイトルが曲名とは知らなかった。 なんだか癖になるグロさ。
『鬼畜系』というものらしいです。 生理的嫌悪感があるグロさ。 でも意外と心理的ダメージのあるエグさはない。 気持ち悪さがそれほど後を引かないのです。 どの話も物語の終わりには何だか爽快感すらあります。 不思議な感覚ですね。 グロをエンタメした作品集です。
―――凄絶な死の瞬間、破裂する電球、捻曲がる銀食器…。 “顕現”と名付けたそれを蒐集するため、男は女たちを惨殺し続ける。 愛娘を手に掛けたときに現れた、究極の顕現とは?(「枷」)。 オンナをさらっては殺して埋めていた俺とシゲ。ある日、証拠回収のため掘り出した死体には、とんでもない罠が死掛けられ...続きを読むていた (表題作)。 魂を鷲掴みにされる、史上最凶の七編を収録。 衝動買いした一冊 描写がそりゃあもう露骨にグロいので耐性のない人は読まないように でも、そのグロさに時々挿入される比喩表現が ブラックユーモアをつけたしてるから グロくても別に平気、って人はぜひ読んでほしい 解説に、「彼は鬼畜系作家」 うむ、確かに
意外にあっさり読めました。 本書は、短編集ということもあり順不同に読んでみました。 順序としては書評などで「キツ目」とされているものを後に回してみましたが、、、意外に大丈夫でしたね。 電車で読むのはツライのかと予測してみましたけど。 SF、ホラー、エログロが程良く詰まっていて読み応えのある本でした。
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